Re: 上段で剣道をしている人に質問です ( No.1 ) |
- 日時: 2010/02/12 00:46:45
- 名前: 凛美優
- 『ゆうき』さん。はじめまして。
右手で片手上段で剣道をされているなんて、素晴らしいですね。初めは辛かったり厳しさや違和感もあるでしょうが、ずっと剣道を継続して修練すると、片手でも両手でも、剣を一刀として持つ限り、剣道の技の追求には格差はないと思います。私は上段を取りませんが、上段の選手とはかなり頻繁によくお稽古をします。
右手で片手上段で構えられると、中段の相手は、初め少し見構えるというか、様子を伺うと思います。左小手を狙えないからです。ですから、多くの人は、いきなり面とか飛び込み胴とか、先の技を繰り出すのではなく、上段の相手の打ちを受けて技を出すような後の先を優先するのだと思います。あとは鍔競り合いからの引き技でしょうか。右手で片手上段なら、私なら自分の右側(相手の左側)に体を斜めに斜めに少しずつ攻め入りながら、少し右斜め(相手の左斜め)から諸手突きを狙いますが、中学生は突き技は禁止ですから、突き技のお話しは省きます。
上段は、どんな形でも、相手の動きや攻めに動じない気構えの確立が必要です。とても勇気が要りますし、中途半端だと、やられるのではないかと怖くなるものです。しかし上段を取る限りは、相手との一刀一発勝負、紙一重で勝ちを収める必要があります。自分の技が効かなければ自分の負け、という覚悟をもって相手と対峙する必要があります。上段を構えて、相手が接近してくると、それに応じて引く人をたまに見かけますが、それではダメだと思います。自分の間合いに入ったら、打突の好機ですから、それを見逃さないことです。
何となく何回か打ち合って、たまたま当たって勝ったというのではダメです。相手が掛かって来た、自分もそれを迎えに行った、そして自分が勝った、という展開でないといけません。
そのためには、相手を威圧する攻めが必要です。そして自分から一方的に打ちに行くのではなく、相手を自分の威圧する攻めによって反応させ、相手に技を出させるように引き出すことがポイントです。相手に技を引き出させる、例えば面技を打って来させるように誘導するって言った方がいいのでしょうか、その面技の出頭を上段からの技で仕留めるということです。面でもいいし、小手でもいいし、胴でもいいです。相手が面に打って出てきたなら、それに応じて自分も打つというのでは遅いです。相手が打って出ようとするその兆しというか先駆けを一拍子の振りでズバッと狙うのです。そして一拍子の瞬間一発の技で仕留めるのです。そのためには、相手に面を打たせるべく、自分が威圧的に間を詰めては少し間を取り、それを小刻みに繰り返し、微妙に隙をチラつかせて、相手の技の繰り出しを誘発させるのです。よくよく相手の心を観る眼が必要です。もちろん、残心も、居付いた処や技の尽きる処を再び狙えるような体勢の充実も必要です。
握力は、竹刀を触れる力があれば大丈夫。握力以外に、自分が勝ちを収めるための打ちをどう繰り出すか、その一瞬の機会を捕える訓練を、若いうちから積極的に反復してみてください。
私は、逆に上段の選手には、先に打って来させるように、相手の打ち間の射程距離の境界線に少し入り込んだ処で攻めを効かせるようにして、出頭技や応じ技を狙ってお稽古しています。
頑張ってください。是非、剣道を継続してください。きっと、あっこれか…っていう技の極意を体感できる瞬間が来ますから。
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Re: 上段で剣道をしている人に質問です ( No.2 ) |
- 日時: 2011/08/01 12:37:52
- 名前: 上段使い
- 初めまして!すんごい頑張っていますね!
これは六三四の剣からのアドバイスですが、不動明王が地面にずっしりと立っている様子を再現するそうです。(僕はまだ無理ですが・・・・・) あと、攻めるタイミングをずらしてみてはどうですか?地面をダンッと踏んで相手に攻めるように見せかけて、相手に行動を見て動くことをしてみては?
お互い上段使い、頑張っていきましょう!
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Re: 上段で剣道をしている人に質問です ( No.3 ) |
- 日時: 2011/08/01 14:58:40
- 名前: つまようじ
- こんにちは、つまようじです。
片手上段ですか!こないだ県大会の女子団体でやってる人がいました。初めて見たのでびっくりしましたが、勝利をおさめていましたよ!その人は左手の片手上段でしたが・・・ゆうきさんは右手の片手上段ですよね。
まず、速く振り下ろせたらすごく良いと思いますね。稲妻のような一撃は上段ならではだと思います、そのためには握力はもちろん、腕の筋肉もつけた方がいいと思います。トレーニングとしては、手を開いたり握ったりするだけでもいいと思いますが、腕の筋肉も必要だと思うので、日本酒の瓶(?)一升瓶って言うのかな、それに砂を入れて上下に振り下ろす、これだけでものすごく鍛えられると思います。それに慣れてきたら、砂に水分を含ませ、重くして振るといいらしいです。
次に攻めですが、中段の僕でも苦労しますね・・・(泣)相手を崩す、または動かすことが大切だと思うので、急に間合いに入ってみたり、時には下がり相手が詰めて打ってくるのでそこを狙ったり、色々と試した方がいいです。上段のいいところは(特に片手)いろんな方向から面が打てる所ですね。右から打てば、出小手は打ちづらいでしょうし、左側からうてば相手にとって裏となるので、当たりやすくなるかもしれません。
こんな少ししかアトバイスができませんが、応援してます^^
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Re: 上段で剣道をしている人に質問です ( No.4 ) |
- 日時: 2011/08/02 19:19:26
- 名前: キース
- ゆうきさん
こんにちは。キースと申します。 高校から顧問の先生に進められて上段を取っております。 私も15年前に左手の肘を壊し(伸びない回らない)、その後は創意工夫により独自の攻めを試行錯誤しています。
さてご質問についてですが、私の場合先はまず取りません。 基本的な攻め方としては、まず左拳(右拳)でぐいぐい威圧します。 この際、小手を恐れて気弱になったら打突が遅れます。
次に足捌きについては、前足を前後にすばやく動かし相手の間を伺います。 上段の場合、中段よりも間合いが長くなりますので、相手が不用意に打ってきた所を上段からずばっと打ち落とします。
剣捌きについては、相手の剣を叩き落とす動作をおりまぜながら相手の隙を見つけます。
最後に打突ですが、大きく分けて前足(私の場合左足)で小さくシャープに打ち込む場合と、後足(右足)でドカッと打ち込む2パターンを使い分けます。 片手上段だと後足での打突がメインではないでしょうか。
とにかく上段の場合は、相手がちょこまか動いたりフェイントをかけてきた場合でも、動じずずっしりと構えていられるかが勝負と考えます。
尚、私が一番多く一本取れる形は、相手の小手を見切って(場合によっては一瞬半歩下がって)一気に上から片手面を叩きこむケースです。
後は二の太刀無しで、片手小手を狙う場合も有ります。 この場合注意している点は、外した場合でも剣先を下まで落とさずに、相手の喉元に向けて片手突きに移行すれば必ずしも一本取られる訳ではありません。
あくまでも私見ですので上段の基本に合っていない部分もあるかもしれませんが、ご参考になれば^^
一緒にがんばりましょう!
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