Re: 道場の異動について ( No.1 ) |
- 日時: 2010/07/12 01:30:35
- 名前: 凛美優
- 『チェキ』先生。
私は地方の田舎の出身で、今はたまたま東京におりますが、私の剣道人生の中で経験則からコメントしますと…。
まず、同一区域での異動についてですが、私は、全くもって剣道を学ぼうとする人の自由だと思います。私も過去そうしてきましたし、むしろ周囲の子どもや父母の方には、サッカーや野球と違って、剣道は対人競技であり精神的な面で剣道の理念を追求するものですから、どこに引っ越しても、どこの学校に進学しても、どこに就職しても、生涯剣道、本人の気持ち次第でずっと継続することができる素晴らしい武道なんですって紹介してます。
従って、2つ目の質問の一つの道場をやめたらあらたに別の道場にいくことは出来ないか、という点も、出来ないなんて、普通はないのではないか、と思います。出て行くのもダメ。出て行ったとしても他に行くのもダメ。これって今の日本では常識的に変でしょ…。私はそう思いますけど。私設の塾のような道場で、他の道場と勝手に交流するのはダメっていうのは、むかーし、聞いたことがありますけど、だとすると2つ道場に通うのを禁じているようなものですからね。私の考えではちょっと理解し難いし、逆にもしそうなら、そこには初めから行かないですけどね。
今私のいる東京で私が見て接している範囲でものを言っていますが、私の知らない別の地域や地方では、排他性や差別性や支配性の高い地域文化があるかもしれません。その場合には、正誤問わず、現実としてかかる歪んだあり方が存在するのかもしれません。だとすると、剣道初心者や剣道を学ぶ子どもの保護者の方々には、葛藤されたり苦悩されたり我慢したりして、嫌な思いをしている方もおられるかもしれません。でも現代の社会常識に鑑み、そういうモンだよねって理解しろと言われても、私の感覚ではちょっと難しいですね。
私の剣道の考えは、剣道を学びたいと思う人(大人も子どもも)を排他したり選別したりして、学ぶ機会を学ぶ以前の初めから与えないというのは、ちょっと尋常ではないと思います。常に門戸は開かれていてしかるべきと思います。もちろん、合わなければ、やめる自由、選択する自由があっていいと思います。本当に剣道を学びたいと思うならば、道場を換えても必ずどこかで落ち着くはずだし、昇級昇段していけば、自ずと求道心も大きくなってくるはずですから。
剣道は『生涯剣道』。剣道をして剣の道を歩めば、子どもも大人もみんな剣道人。私は、中学1年からは積極的あちこち出稽古に勝手に行っていたし、許可なく何しに来たぁっ!って怒られたこともありましたけど、怒られても、お稽古そのものを許さず排他されたことはないですね。あるとすれば、警察署に突然行った時に警察署は民間施設ではないので民間人が許認可なく出入りするのはダメと言われたことはありますが、それ以外はないですね。排他するほどスゴイ秘伝の剣道、門外不出の奥義を伝承されているのならば別なのでしょうけど…。でもその場合は、その道場でその門下生が学ぶ間は少なくとも、剣だけでなく一般生活に至るまですべて保証して、あらゆる面倒を見る、ということ位はあって初めて語れるもののような気がしますケド。
『チェキ』先生の仰ることは、主語を『剣道の道場ってものは…』と表現するのではなく、実は『いま私の関わりのある道場は…』であって、剣道の道場という問題ではなく、そのいま関わりのある道場の固有な問題なのではないかと率直に感じました。私の知る限り、剣道の道場ってそんなにヒドイもんじゃないと思いますけどね…。
他の先生方、いかがでしょうか。
PS. 私の道場には、剣友として高校生や大学生もたくさんいます。進学や就職で離れていく者も多いです。私は、離れていく彼らには、『剣道は生涯剣道。一時やめたとしても必ずまた復帰復活できる。進学就職したとしても、転勤したとしても、結婚したとしても、子どもが生まれたとしても、家族や親族に不幸があったとしても、離婚したとしても、一人ぼっちになったとしても、それでも必ずこの道場にまた戻って来て剣道を一緒にやろう。この道場は存在する限り必ず君らを受け入れてくれるから。』って言っています。
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Re: 道場の異動について ( No.2 ) |
- 日時: 2010/07/13 00:55:28
- 名前: だみ声<
>
- チェキさん、こんばんは。書き込みはいつも拝読させていただいております。
以前からいろいろ書かれている事は、普通に稽古するお子さんをお持ちの親御さんのお気持ちの表れと思っておりました。
そしてついに「道場を辞める事にしました」の書き込みをなさいました。 剣道教室でも、道場でも同じですが、剣道に関しては「剣道を教える」所と「剣道で教える」所があるようです。 本当は両方をバランスよく仕込むのが良いと思うのですが、両方やるには時間がかかります。 「試合重視」の道場では前者、「試合は修行の一環」の道場では後者の姿勢が見られます。 後者では、剣道を教えながら、実は社会生活で重要な人間関係や、思いやりや、責任など精神面の成長を教えます。 指導者には年配者が多く、対話が多くなります。 いずれも一長一短あるのですが、チェキさんが書かれる内容から推察すると、通っておられた道場は前者の感じがします。
でもお子さんにもチェキさんにとっても、後者の道場の方が性に合っているのではないかと感じます。
闘争心旺盛で、気が短く負けん気強く、暴れん坊の子で、早く強くなりたい子には、後者の道場では物足らなくてやはり長続きしない場合も有ります。 こんな子に礼法を説いても、それこそ性に合わないのです。
前者の道場では、強くなれば礼法は後から仕込んでもいずれ同じになる。という論法などで、とにかく試合に勝てる子を仕込みます。 従って「勝利」が最優先されるので、負ければまず負けた事を叱りとばして、闘争心をあおるのです。
この方針に疑問を感じ、やめて行く子に、普通はその後の制限など付けないのものです。 所がお通いだった道場は、やめた後の子が他の道場に行くのを嫌がっているのか、妙な制限を付けているようですが、少なくとも公式には拘束力はありません。 敢えて想像するに、やめて行かれると生徒数が減って、チームが組めなくなるのを阻止しようとしての事ではないでしょうか?
もう一つ懸念される事は、別の道場に行かれても、いずれどこかの試合会場で、出会う事があると思います。そこで何らかのイヤミめいた事は言われるかもしれませんが、それこそ「馬耳東風」を決め込んでおれば実害はありません。 特に負けた後など、へドの出そうなことを平気で言って来るかも知れませんが、「ハイハイ」と聞き流しましょう。 これこそが大人の対応です。 人間形成のための修行の一環です。
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Re: 道場の異動について ( No.3 ) |
- 日時: 2010/07/14 00:27:12
- 名前: 凛美優
- 『だみ声』先生。
先生の書き込み…。
『剣道に関しては「剣道を教える」所と「剣道で教える」所がある』
いやー…。感銘いたしました。恐れ入りました。もの凄いことを的を突きさらりと言う所が、やっぱり先生は、剣道指導者として模範となる人ですね。
ホントに凄いことを言いますね、先生は…。素晴らしいです。先生の下で剣道を学んでいる子どもや保護者の方々は幸せですね。
私もここ数日いろいろ悩みがありまして…。つい書き込んでしまいました。 『チェキ』先生。すみませんでした。
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Re: 道場の異動について ( No.4 ) |
- 日時: 2010/07/14 20:08:26
- 名前: チェキ
- 凛美優さま、だみ声さま ありがとうございます。
凛美優さまの仰るとおりだと私は常日ごろから思ってました。しかし剣道のしきたりから同じ区域の道場の異動は禁止と思っていたのです。それは道場主からキツク言われていたのもあり、そういうものだと思っていたからです。今回のスレについて気を悪くなされましたようで申し訳ございません。お詫びいたします。
確かに当方が通っていた道場が閉鎖的だったのか、今となっては理由を確認するつもりはありませんが、ただ一つ確認できた理由としては、
・同じ地域で道場を2度3度変えるような事を許してはいけない
という事は話していたと思います。
確かに2度3度は優柔不断な態度かと思いますが、このようなことから1度でも許してしまうと何度でも異動してしまう。という考えだったのでしょうか?
これは、確かによろこばしくない事ですが、本人に合った稽古をして下さる道場を探し、そこに決めてしまえば2度3度という事はないと思うのですが?
皆様はいかが思いでしょうか?
だみ声さま、確かに仰るとおり我が子は剣道で、たたかれ・投げ飛ばされ・叱られという「剣道を教える」という教えで剣道が嫌になっているという事で辞めました。ですが、月に1度通っている剣道教室では一つ一つ丁寧に教えて頂、その分かりやすさから納得できると子供は言ってました。 まさにだみ声さまが仰っていたと「剣道で教える」という教室です。
これから探すところは丁寧に教えて頂ける所を探します。
ただ、ここで難点が・・・
ここに来てが、「人を叩くのってやっぱりいやだな・・」と言ってきたのです。 どうしてと尋ねると、「叩かれると痛いし、自分が叩いてもいい気はしないんだ。相手が痛い思いするでしょ。剣道は防具あるけどやっぱり叩くから同じだよね。」 絶句してしまいました。
剣道は技を競う物でその技が綺麗に決まることで、素晴らしいと私は感じていたのですが子供にとっては叩く事は同じととらえてしまったみたいです。 何か説得できる方法は無いかなと頭を悩ましています。
話が反れてしまいました。すいません。
他の方々で何かご意見有りませんでしょうか?宜しくお願いします。 では、
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Re: 道場の異動について ( No.5 ) |
- 日時: 2010/07/14 23:37:23
- 名前: だみ声<
>
- チェキさん たぶんこの先の説明は凛美優先生がお上手ですが、僕が書くなら以下のようになります。
>「人を叩くのってやっぱりいやだな・・」 小学生にはきついかもしれませんが、終局の所、我々剣道家は叩いているのではあ りません!「切っている」のです。 余計よくないと思われるのか、だからこそ一本が大切である、と思うのかが剣道の捉え方であり、奥深さなのです… (小学生には理解しにくいよなぁー)
ただし、実際に「切る」なんて事は、戦国の世でも、江戸時代でも、きわめて稀な出来事であり、一生に一度も起こらないのが普通だったのです。 戦場にいても案外そんなものではなかったのでしょうか? そして経験者であっても、たぶん死ぬまでに「1回」こっきりの人が多かったと思います。 しかもその人は勝ち残った人です。負けた人はすでに亡くなってこの世にいないのがほとんどです。
これが実際の真剣勝負であり、戦いの真の姿です。 そこでの命の攻防を竹刀と防具に託して、繰り返し必死になって一本を奪い合い、繰り返し稽古できるのが「剣道」であり、「修行」であり、決して叩いて相手を痛めつけるなんて意味合いの動作ではないのです。 叩くだけなら、防具のない所を狙って叩く方が与えるダメージは大きいですが、そんな事は決して、していないのです。
しかも最終的には、打突技術が多少うまくても、それ自体には大した意味がある訳じゃなく、そう言う技術を身につけるために、どんな修行を積み、どんな人とかかわり、どんな本を読み、どんなことを教わったかと言う事が重要なのであり、それこそが「剣道で教える」につながる「人間形成の道」だと考えるから、剣道の魅力の奥深さを感じて日々修行するのです。
この文章を、お子さんが理解できる言葉に置き換えて、ゆっくりと説明してあげていただきたいです。
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Re: 道場の異動について ( No.6 ) |
- 日時: 2010/07/14 23:56:51
- 名前: 凛美優
- 『チェキ』先生。
私、先生の書き込みを見て、嫌な気分になったりしてませんよ。ご安心ください。あと2度3度変わると優柔不断っていう所ですけど、見方によってはそうかもしれませんが、自分らしくしっかり剣道を学びたいという強い気持ちがあれば、何らおかしくないと思いますよ。常識的に見て、裸足になるのがイヤだからとか、試合に出させてもらえないからとか、いわゆるワガママでなければ、いいのではないですか。少なくとも先生の場合は、剣道の技や口頭指導が一種の暴力のように誤って眼に映っている(痛いとか、たたくとか、内面的にダメージを来たすとか)ご様子なので、それが理由と背景であり、真剣な熟慮の末に下した判断であるので、決して優柔不断ではないと私は思います。
また、後段でご指摘の『人を叩く』の所ですが、私の師匠の教えでは、私流に要約すると、次の通りです。
剣道では、相手を打つのではなく、自分を打つ。自分に対峙し向かっているのは常に自分自身。その自分自身を形として身代わりになって頂いているのが自分の対峙している相手の方。その相手の方に自分の隙を打突して頂く。弱い自分に攻め込んで頂く。それを自分が無心になって打ち破り、勝ちの体現を目指す。この認識で、自分と対峙する相手とが共に、お互いに相互に共通の認識に立って剣道の修練を行うのだから、相互に礼を尽くし、気持ちとして、打たれて感謝、打って反省の念しか生じ得ない。相互に自己の人間形成の修練のため、相手にその協力をして頂いている。剣道実技は常に対人競技。相手が自分の前にいて頂けるからこそ、剣道の技能の向上およびそれを通じた精神修練が可能となる。
まだ幼少年の子どもには、理解が難しいです。私もこれが分かってきたのも、やっぱり5段になった頃かなって思います。その分、保護者の方がいろいろな形で子どもを支援していけばいいのではないかと思います。
叩くことを目的に修練するのではなく、どうすれば怖いと感じる自分に自分で打ち勝って有効打を打てるようになるか、を目的にすれば、ご父母の方々も見方が変えられるのでは…って思います。
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Re: 道場の異動について ( No.7 ) |
- 日時: 2010/07/14 23:55:29
- 名前: 凛美優
- 『チェキ』先生。
ちなみに、少し前に『だみ声』先生が書き込みされていたご説明は、まさに先日、私が全剣連指定の剣道指導者・審判講習会に参加した時に、講師の範士の先生が説明していたことと全く同じです。
その講師は、全剣連の役員で全日本の選手権者に過去数回なったことのある上段の名手C先生でした。
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Re: 道場の異動について ( No.8 ) |
- 日時: 2010/08/09 18:13:09
- 名前: チェキ
- だみ声さま、凛美優さま、いつもご心配かけまして申し訳ございません。
長い間、スレ出来ず大変心苦しく思っていました。 剣道についての子供への説明と説得、妻への説得が上手く行かず、結論から言うと子供は剣道から離れる事になりました。
だみ声さま、凛美優さま、の仰っていた内容を子供に伝えなのですが、「それって先生が言ってて知ってるよ。でも剣道はやだなぁ〜」と・・・ 本人自体はもう剣道自体に未練は無く強くなりたい上手くなりたいという思いは消えて無くなってしまったみたいで、むしろ投げ飛ばしや怒鳴りつけ、押し倒しが剣道だと思っている様子。 また、道場を離れたことにより呪縛から開放された気になり腰が重くなっている事は確かで、剣道どころか運動すらやってない。いつもソファーに寝ころがりゲームをしている。そんな息子を見て本当に情けなく思えてならない。
私は道場を変えて、もっと剣道が楽しくなれる!上手になれる!という思いをもって欲しかったから道場を去ることを了承したのに、子供と妻にまんまとはめられた状態です。
妻も「剣道ばかりがスポーツじゃないでしょ!なんで・なんで!そんなに剣道にこだわるワケ?!!それに本人がやる気無いのに無理にやらせても上手くなる訳無いでしょ!!!」と言われ何もいえない私。 私が剣道にこだわる理由は竹刀を持った時に伝わってくる緊張感と集中力を子供に理解してもらいたいと思ったからなのですが。親のエゴでしかないのでしょうか?
子供の近い将来の剣道の復帰は諦めました。親として剣道を嫌いにさせてしまったという思いがいつも駆け巡り、自分が情けなく悔しくてなりません。もっと早くケリを着けられなかったのか?もっと上手く説明できなかったのか?後悔ばかりが残ります。
そんな中で、私自身は・・・ 会社帰りに本屋で「剣道日本」「剣道時代」を立ち読み、帰り道に気がつくと「すり足」で歩き、エレベータ内で素振りの真似事をし、買うわけでもないのに防具屋を覘き、バンブーブレードを読んで目頭を熱くしている。 こんな事をしている自分自身、ふと我に帰って「ヤッパリ俺、剣道やりたい!」と思ってしまいました。
以前にも緒先輩方に「何か熱いものを感じるのでしたら始めたほうが良い!!」と言われたのですが、その頃は子供、妻に反対され諦めていたのですが、子供が剣道を離れたことで子供の反対は無くなり妻も反対する理由は無くなった様に思えます。 先日、妻と子供に「剣道、始めても良い」と聞いたところ子供からは了承してもらい、「自分の小遣いから月謝出してね!」という事で何とか了承を得ました。 近々知っている道場を見学させていただこうと思っています。本当は子供が剣道を離れた事で許しを得て始める事は心苦しいのですが、どんなことにせよ始める事ができると考え、これから励みたいと思います。
さて、前文が長くなりまして申し訳ございません。 先日、道場を去った方にお話する機会があり、道場の異動の事を聞いたのですが、やはり父母の会との摩擦、指導者からの注意があり、なかなか他の道場への異動は考えづらかったそうです。 そのうちに剣道自体がどうでも良くなり剣道を離れてしまったという方が多いとの話でした。 ただ、他の道場の指導者の方から、「○○先生に話しておくから、続けたかったらいつでもおいで!」というお話を頂いていた方もいらっしゃいました。
タイトルとは関係ない内容を長文で書き込んでしまい。大変失礼いたしました。
失礼いたします。
チェキ
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Re: 道場の異動について ( No.9 ) |
- 日時: 2010/08/10 19:09:00
- 名前: だみ声<
>
- チェキさん
詳しい内容の書き込みありがとうございました。 今の時点でお子さんに剣道を継続させるのは、ご子息の精神衛生上も却ってよくないと感じます。 奥様も剣道と他のスポーツの違いは簡単には理解なさらないと思いますので、ここは現状でよろしいのではないでしょうか?
その代わりと言っては失礼ですが、お父さんご自身が燃えておられる点に、大変興味があります。 普通、子供に剣道を習わせると、ご両親はあくまで「親」としてかかわる方がほとんどなのですが、チェキさんは明らかにご自身が「剣士の目線」を持ってお子様も剣道をも眺めておられたと感じました。(以前書かれた内容などもそう言う目線だったと思います。)
あるいは、お子さんの送迎などで道場に出入りする内に、少し遅れて入門と言う方も有りますが、多くはありません。 確かお子さんは現在5年生かな? いろんないきさつの中で今回おやめになるに付き残念な思いはぬぐいきれませんが、お父さんはむしろご自身の剣道に対する思いをお子さんに託しておられたような事はなかったでしょうか?
ここにきてその思いが初めてご自身の物になり、「剣道始める」と言う事ではないかとも考えられます。 きっかけは様々ですから、これでよろしい訳ですが、当分の間は黙々と道場通いをなさってください。 御子息、奥様は、現時点では、冷ややかに見ておられるはずですから、あまり「剣道」を前面に出すと、かえって反発があるやもしれません…
楽しそうに稽古に通っておられたら、案外「僕、もう一度」なんて事も起こるやもしれません。 とにかく今誘いこむのは、逆効果だと思います。 奥様も簡単には理解されないと思いますが、夫婦でかつてどのような剣道の会話があったのでしょうか?
僕は反対されてはいなかったけれど、「剣道とゴルフを比べてみい」防具一セットとゴルフクラブ一セット、金額では防具が安い。 「プレー代見てみい」剣道はほとんど「タダ」、ゴルフは安く見て「一回一万円」。 「交通費見てみい」ほとんどご近所が剣道、早朝バタバタ遠くまで行くのがゴルフ。 「時間見ろ」激しく動くから、剣道は長くて3時間、ゴルフはたっぷり一日もの。
と言う話をすると、「いずれも健康維持には良いけれど」「家計を思えば剣道に軍杯」だし。 子供と遊ぶ時間を取りやすいのも、短時間稽古の剣道の方が有利です。 しかも、世に「ゴルフウイドウ」は居ても「剣道ウイドウ」はいません。
共通点は、どちらもかなり高齢になっても「楽しめる」ものだと言う結論と言うか、合意のようなものでした。
剣道の性格として存在する「武道」の側面は、スポーツのくくりでは説明も理解もしがたい内容を含み、大人として取り組むには、その深遠なることを追求すると言う楽しみも同時進行します。
お宅においては、現時点では剣道人口「+−」の現状維持という事にして、無理をせず「遅剣」(ネット上ではメジャーな呼び名)で、ご活躍いただきたいです。
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Re: 道場の異動について ( No.10 ) |
- 日時: 2010/08/20 16:40:24
- 名前: チェキ
- だみ声さま、いつもありがとうございます。
再度スレが遅れまして大変申し訳ございません。
私自身、スポーツをやってきて(数多くは有りませんが・・・)と一緒に遊んだり体を動かして教えたりすることが出来たのですが、剣道だけは、どうしても一緒にやったり教えたり出来ず。そのことが、親としてどうにもしてやれないという気持ちが、どうしても悔しいという思いから剣道をもっと知りたい。始めたいと思った事がきっかけです。
結局子供は、剣道を離れることになりましたが、私自身このまま理解しないまま終わるのは不可解と思っています。
そこで、先日良く知っている先生に道場に見学に行ったのですが、ちょっと入門しづらい理由が・・・
一般の方も習えるのですが、見回したところ・・・稽古しているのは主婦の方のみ・・・・・・ その中にイイ・オッサンが入っていくのは少々抵抗がありチョットと惑ってます。「剣道を出来るのだから、」とか「面や防具を着けてしまえば男も女も無い!」思うのですが・・・ちょっと引き腰です。
勿論、妻になんかには絶対!言えません。
あと、登録費や級位審査費など費用をどう工面しようか迷ってます(月にウン千円(四捨五入したら0になる)の小遣い・・・)まぁ月々のジュースをガマンして貯めるつもりですが・・・
こんな険しい道ですが頑張ろうと思います。
では、ありがとうございました。
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Re: 道場の異動について ( No.11 ) |
- 日時: 2010/08/20 20:50:41
- 名前: レンレン
- 『チェキ』様
主婦の方(初心者の方ですよね?)が多い道場への「良いオジサマ」入門。 結構お勧めです。
女性の多い剣友会で、男性の方は何かと頼りにされますし、立ててももらえます。子供達にも、オトウチャン剣士は人気です。
道場に出入りするのは、先生を除いて女性(オカアチャン)が多いからなのでしょうかね。。。
最初のうちは、基本が分からず、オカアチャン剣士の方々に引け目を感じることもあるかと思いますが、 防具をつけるようになると、足腰のバネ、打突力など、男性のほうが強いですから、すぐ追いつけると思いますよ。
どうしても気になるのなら、道場の先生に、ざっくばらんに相談してみても良いかと思います。
あとは、節約…頑張ってくださいませ!!!
PS.私の知り合いに、チェキ様のお子同様、小学生半ばで剣道を辞めてしまった子が数人います。しかし、そのほとんどが、中学入学後、やっぱり経験のある部活に入りたいと、剣道復帰しました。お子様も長い目で見てあげてください。 お父様が前向きに取り組んでいる姿を見れば、きっとまた、やる気になってくれると思いますよ!
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Re: 道場の異動について ( No.12 ) |
- 日時: 2010/12/22 18:43:03
- 名前: たっちゃま
- チェキ様
私の2人の子供達も、今年の夏に同一地域で移籍しました。 以前の道場は、試合重視で、基本の素振りすら指導されず、とにかく勝つ為だけの指導しかされておらず、道場としての実績は常に入賞しています。 先述の道場の指導者に疑問を感じ、小中学生までならその指導方法で実績を上げることができても、生涯スポーツとして剣道を考えたときに、このまま続けさせても将来的にメリットがないのでは?と思い、数件の道場を見学し、スポーツ少年団に入団しました。 少年団の指導は、試合はただの通過点としかとらえず、基本からきちんと指導して頂き、最初の頃は素振りがきついと言っていた子供達も今では楽しそうに通っています。
私も、中学校まで道場に通い、後述のスポーツ少年団のような指導を受けてきたので、全く違和感なく子供達の見学をしていました。 そして、実は私も約20年ぶりに剣道を復活し、子供達と竹刀を握っています。初段合格後、遠ざかっていたいたので、徐々に感覚を取り戻し、2段から受験していくつもりです。
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