Re: ネガティブ思考・・・? ( No.1 ) |
- 日時: 2010/08/09 00:12:05
- 名前: だみ声<
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- キラちゃん(冒頭から「ちゃん」で呼ぶことお許しください)
フム… フム… 稽古がうまく出来て、集中できたと思える日は嬉しくって、きつい稽古も大丈夫。 でもいつもそういう事ばっかりじゃないから、家に帰ってからも落ち込んでいて、翌日までクヨクヨしてしまい、稽古に行く気が起きない、そんな自分が嫌になる…。
そこでなんとか、毎回稽古に行くときは、いつもモチベーション高めてガンガン積極的に取り組む方法はないだろうか? と、ここで質問してみた訳ですね。
僕はね、別の所でもたくさん書かせていただいていますが、町道場と地元中学校剣道部の外部指導員をやっています。 でもね… 他の事が忙しかったり、体調がちょっと不調だったり、気分がバッチリしてない時もあるのです。
そんなときでも「稽古予定」は巡ってきますよね。 「今日は気が乗らないから休もう」と思う日も結構あるのですよ。 そして休むのか休まないのかで考えます。 その結果、休んだ事は病気の時以外ありません。
休まない理由は、「稽古しないでいると、上達しない」からです。 そしてこう思って休まず稽古した時期は、若い時も今も変わりません。 稽古場に行って、着替えている間に次第に「その気」が高まってきて、「やるぞ!!」という気分になれば問題ありません。 つまり「稽古場まで行く」事が重要です。
稽古内容について、うまく出来た時と、そうでなかった時とで翌日の「やる気」のレベルが上下するのが問題ですね。 気持は解るのですが、それって神経質すぎるんじゃないですか?
僕は、稽古を始める時、しょっちゅう言う言葉があります。 それは「初めから上手に出来る子はいない」です。 上手に出来る事なら、指導者はいらないのです。 程度差はあってもみぃ〜〜〜〜んな、初めは「下手くそ」なのです。
そして上手になるまでの期間は個人差があって、大勢の人が繰り返し繰り返し、あきらめないで稽古、稽古、稽古を繰り返すのです。 だからある日の稽古は、案外簡単に出来て嬉しかったり、全然できなくて落ち込んだりする訳ですが、それも当り前ですね。
剣道のすり足なんて、簡単と言えば簡単ですが、左足はいつも右足を「追い抜かない」すり足を徹底的におぼえこむのは、そう簡単ではないでしょ。 更に竹刀を振る右手左手の役割分担なんか、10年かかってもまだ出来ない人が大勢いる訳で、落ち込んでいたら、剣道がつまらなくなります。
「いつかは出来る!」と思って稽古稽古稽古を続けるから、みんな上達するのです。 上達した自分が確認できた時、嬉しいですよね。 その嬉しい気持ちを味わいたいから、苦しい稽古も頑張るのです。 短期間の間の「出来た」「出来ない」で、一喜一憂する暇があったら、稽古を重ねる事です。
余談ですが: 「歩く」のは誰だっていつの間にか出来ている訳で、稽古した事はないと思っているかもしれませんが、ハイハイから、掴まり立ち、伝い歩き、独り歩きと赤ちゃんは猛烈な稽古をしているのです。しかも何日も何日もやってきたのですよ。 だから赤ちゃんだって一人で歩けた時って猛烈にうれしい訳ですが、小さいので記憶に残っていませんねえ。
同じ「歩く」でも、「ムーンウォーク」なんて、それこそかなりな期間一生懸命やらないと出来ないと思います。やれる人は落ち込んだり喜んだりして稽古を重ねて、次第に出来るようになって来たのだと思います。
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Re: ネガティブ思考・・・? ( No.2 ) |
- 日時: 2010/08/09 01:05:59
- 名前: 風斗 碧
- URL: http://kazatomidori.web.fc2.com/main.html
- キラさま>
だみ声先生のおっしゃる通りです。 最初から上手な人はいません。 私なぞン十年やっておりますが、上手くいかなくて投げ出してしまおうかなんて考えるのはしょっちゅうです。
でも続けたことだけが真実です。 こんなのは上手くいかない、恥ずかしい、と思っていても、一生懸命やっていれば、誰かが必ず見てくれています。
竹刀を振ることが八方塞になったら、所作に気を付けてみましょう。 所作にも自信がなかったら、着装や、剣道の歴史や、坐学について目をむけてみましょう。 案外、突破口は開けるものです。
暑くて気持ちが萎えそうなことも沢山あるでしょうが、折角始めた剣道、是非楽しんで下さい。
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Re: ネガティブ思考・・・? ( No.3 ) |
- 日時: 2010/08/13 01:55:42
- 名前: キラ
- だみ声さん、風斗 碧さん、とても丁寧なアドバイス、本当にありがとうございます。おかげでとても気が楽になりました。
返事が遅れてしまい、申し訳ありません。
この前の稽古では、切り返しがなかなか出来なかったのですが、いつもならそこでくよくよしてしまうところを、「練習を重ねればきっといつか出来る!」という気持ちで練習を続けところ、まだ上手くできなかったものの、その日の稽古を気持ちよく終えることが出来ました。
こんなに丁寧にアドバイスをしてもらえて、とても嬉しく思っています。これからの稽古も頑張っていこうと思っています。 本当にありがとうございました。
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