Re: 昇級審査について ( No.1 ) |
- 日時: 2011/09/26 15:30:52
- 名前: だみ声<
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- 級審査のやり方は、都道府県、更に地域によりかなり違いがあると認識しております。
まず僕の地域での内容を説明します。 3級:4年生の間に取得するのがベスト。 2級審査は5年生になってからです。 2級:5年生の間に取得するのがベスト。 1級審査は6年生になってからです。 1級:6年生の間に取得するのがベスト。 初段審査は、満13歳になってからです。 審査は、その地域の剣道連盟が県剣連の依嘱を受けて実施します。 1年に3回、4カ月 毎に行われます。時期は1月、5月、9月の日曜日です。合格すると県剣連会長名の合格 証書が発行されます。 1級合格をもって、県剣連会員として登録され、終身の登録番号 が与えられます。
3級審査は切り返し、基本打ちで一次合格すると、基本技の1〜3を審査されて、合否が決まります。(注:基本技=「木刀による剣道基本技稽古法」のことです) 2級審査は切り返し、地稽古で一次合格すると、基本技の4〜6を審査されて、合否が決まります。 1級審査は切り返し、地稽古で一次合格すると、基本技の7〜9を審査されて、合否が決まります。 筆記試験はまだどれにも課せられておりません。 上記内容の内、基本技は、いずれ2級で1〜6、1級で1〜9になると聞いております。
さらに、中学から初心者と言う剣士は、2級から受けていい事になっています。 高校生からの初心者は、1級から受けていい事になっています。 大人の初心者では、1級から受ける人、あるいは「みなし合格」として1級合格時の費用を支払って、初段から受ける人もいますが、最近はほとんど1級から受けているようです。
ここでお気づきでしょうが、10級〜4級については、僕の地域には規定がありません。 隣の連盟では、6級〜4級の認定審査のような事をやっているとも聞きますが、詳細は不明です。
県によっては級審査と言わずに、「格付け審査」という呼び名で審査を行い、そこでの出来具合を見て、この子は2級、この子は1級という判断をして、証書を発行しているところもあるようです。 これも詳しい事は不明です。
こんな地域差を考えて来ると、ぷーさんの地域では、いわゆるローカル方式としての10級〜4級の何らかの審査が行われ、合格証書を手渡して、子供たちの励みになるような制度を設けているのではないでしょうか? あくまで推測なので、無責任この上ないと思いつつ想像した事を書いています。
たとえば3年生には、この学年の間に5,4級を取って励みにする。 2年生には、7,6級を取って励みにする。 1年生には9,8級を取って励みにする。 幼稚園児には、10級(10級と言う段階があるとして)を与えて励みにする。 と言うあんばいです。
では、こんなことを踏まえて今回の事を考えてみる事にします。(飽くまで想像です。) 同時に始めた1つ上の子は2年生です。正規なら7or6級のどっちを与えようか?と考えるのですが、1ランク下の8級を与えて、この次7級に挑戦しなさい。と言う事ではないでしょうか?
お嬢さんの場合1年生ですし、初めての審査ですから順当に9級から証書をもらって、順次挑戦して「登って行きましょう」と言う筋書きではないでしょうか? 将来段審査まできちんと9枚の証書がそろっている事は、充実感があると思います。(8級を受けたのに9級なのはなぜ? と思ってしまいますよね)普通に9級から受けておれば、疑問を抱かずに済むのに…
もう一人の子より長くやっているのだから、8級でいいじゃないですか? とも思われますが、剣道を続けておれば「証書がちゃんと揃う」と言うのでいいじゃないのでしょうか?
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Re: 昇級審査について ( No.2 ) |
- 日時: 2011/09/28 00:08:02
- 名前: ぷーさん
- だみ声 様
ご丁寧なご説明とご回答ありがとうございました。
有段者の皆様からしたら「そんな級位あるの?」と失笑されそうですが、女児とは違う級位だと知った娘は、その後も追いつき追い越せの意気込みで稽古に励んでおります。
証書が揃うというのは、確かに充実感がありますね。 何よりも1つ1つ確実に上がって行くことが大事だということを示す良い機会だと思って、今後も娘を応援したいと思います。
地域で異なるとのことでしたが、級審査方法、とても分かりやすかったです。 ありがとうございました。
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Re: 昇級審査について ( No.3 ) |
- 日時: 2011/09/28 13:32:40
- 名前: だみ声<
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- >有段者の皆様からしたら「そんな級位あるの?」と失笑されそうですが、女児とは違う
級位だと知った娘は、その後も追いつき追い越せの意気込みで稽古に励んでおります。
お嬢さんは、上級生相手に試合に挑み、部内戦でも負けたら悔し泣きする子のようですが、 末頼もしい限りです。 そして泣いた後の意気込みも素晴らしいです。 こういうテンションを作れる子は、必ず 伸びますから、上手に応援してあげてください。(同時に勉強も同じテンションで頑張る事 をすりこんで下さい。学業成績上位を保つ子に育ちます。)
そして勝ち数とか勝率はいいものを残して行くでしょうが、一つ気を付けていただきたい のは、強くなっても「おごり」を持たず、大勢の仲間に「好かれる選手」になるよう家族 からも指導していただきたいです。
まだ難しいでしょうが、剣道用語に「勝って反省、負けて感謝」(本当は「打って反省、打 たれて感謝」ですが今はこの方が分かりやすいでしょう。) と言う言葉があって「あなた のおかげで剣道を頑張れます」と言う意味がある事を教えてあげてください。
道場でご指導の先生がしっかり話しておられる? (これはいらぬお節介を… )
一枚一枚合格証書が重なっていくことで、家族みんなで「たからもの」にしてあげてください。
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