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20年ぶりの剣道
日時: 2012/01/07 23:48:52
名前: 名刀正宗

 皆様はじめまして。昨年暮れより20年ぶりに剣道はじめました37歳の
中年おやじです。娘(小4)の入門を期に再開したのですがはじめてみて気づくことたくさんありました。
@足さばきがかなり鈍い(小学生以下 汗 )
A地稽古をするとすぐ息があがってしまう(ハァハァ・・)
B打ち込む距離が短いため出ばな技ばかり・・・。

特にAについては体力不足を感じます。
小中高と剣道を続け2段までとっていました。私は現役時代は体がさして大きい方ではないため、足さばきなどの動きで相手を翻弄して打ち込む剣道スタイルでした。そのためその感覚が今でも残っており??現役時代は良かったでしょうが・・今となっては、無駄な動きをして体力を消耗しているのかな?と感じております。
先輩剣士のアドバイスでも「中高生みたいに動くともたないよ〜」
とご教唆いただいたりもしております。剣道スタイルを動から静へとかえなくてはもたないな〜と自覚してはいますが・・。
日々の練習で無駄な動きをしないよう心がけておりますがついつい・・・。そこで、静からの打ち込みや駆け引きの鍛練で何か良いアドバイスを先生方にいただけましたらと思い書き込みいたしました。よろしくお願いいたします。
ちなみに今は昔よりも心底剣道が楽しいと思い稽古してます。

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Re: 20年ぶりの剣道 ( No.1 )
日時: 2012/01/08 01:02:48
名前: いもむし

名刀正宗様

 私も同じく息子の小学校入学と共に20年ぶりに再開したリバ剣組みです。

 37歳の中年おやじと申されますが、私の道場の先生方から言わせるとまだ小僧のようですよ。(私なんざ40半ばですが、「まだ若いからいいよなー」とかしょっちゅう言われてます。膝とか痛いのに。)

 さて、アドバイスというほどでもないですけど、頭に学生時代の感覚がまだ残ってると思いますので、まずはそれから脱却することが必要です。身体を故障させる原因になります。

 あと、焦らないことと、経験者だからと見得を張らないこと。初心者ですという気持ち(謙虚に)で稽古することが必要だと思います。

 >>静からの打ち込みや駆け引きの鍛練

   これについては、話だすと恐らく1昼夜かかってしまうと思うので、簡単にポイント(になるかどうか?)だけ。

   静からの打ち込みは、必ずしも静ではないと思います。外見上静に見せて心は攻め(くるなら来い)ていることが必要です。駆け引きについても攻め合いですから、中心を外さないようにとか、上半身の力を抜いてとか色々ありますが、これはもう打たれて体得するしかないと思います。

 打たれて体得するのにも、地稽古で打ってやろうとか早く打とうとかうまく打とうとか思ってはだめです。「先生お願いです。私のこと打って下さい。打って私の弱点を教えて下さい。」という気持ちで稽古するようにならないとだめだと思います。(これが難しいです。)

 あとは基本打突をみっちりやることです。遠い間からの大きい面打ち、触刃からの刺し面、大きい小手面打ち、小さい振りの小手面打ちを自分の限界プラス5本やる。残心、構えもきちんとやること。これで無駄な力が抜けると思います。

 兎に角あせらず、無理をしないでがんばって下さい。剣道が心底楽しいと思われているとのことなので、怪我などして剣友の稽古を見学なんてことになったらつまらないといったらありゃしないですから。
   
Re: 20年ぶりの剣道 ( No.2 )
日時: 2012/01/08 01:23:34
名前: 名刀正宗

 いもむし先生 様

 お返事ありがとうございます。
いもむし先生おっしゃるとおり37歳は修行の足りない小僧かもしれません。
お言葉ありがとうございます。

 いもむし先生のアドバイス・・。まさに私の心の中を見透かされた思いです。見栄を張っているつもりはないのですが中途半端に体が動いてしまいついつい無理をしているのかなと思われます。たしかに経験者という意識がどこかにあり謙虚さに欠けるものがあったかなぁ・・と感じました。

>>静からの打ち込みは、必ずしも静ではないと思います。外見上静に見せて心は攻め(くるなら来い)ていることが必要です。

なるほどなぁと思いました。今までは「突き崩す! 攻める攻める攻める!」という事を稽古中に考え体を動かしてました。ある意味若い学生さん剣士には必要な事でしょうがやはりこれではもたないよなぁと思いました。山の様にどんとかまえてつつ攻めの心で「くるなら来い」 でも攻めの姿勢で明日の稽古に臨んでみたいと思います。

基本打ちも悪い点がないか見直してみます。

>>打たれて体得するのにも、地稽古で打ってやろうとか早く打とうとかうまく打とうとか思ってはだめです。「先生お願いです。私のこと打って下さい。打って私の弱点を教えて下さい。」という気持ちで稽古するようにならないとだめだと思います。(これが難しいです。)

目から鱗のお言葉です。稽古に臨むにあたり心得るべきことなのかも知れないと思いました。

いもむし先生、本当にありがとうございます。大変勉強になりました。
明日、稽古の報告させていただきます。



Re: 20年ぶりの剣道 ( No.3 )
日時: 2012/01/08 09:11:07
名前: 風斗 碧
URL: http://kazatomidori.web.fc2.com/main.html

名刀正宗さま>

 38歳、私もリバ剣組です。
私も、「中高生のようにちゃかちゃか動かない!」と、再開当初よく言われました。
心の「溜め」が足りないのだそうです。
「あなたの剣は、剣で攻めて、心で攻めている。それじゃあイカン。
剣で遊んで、心で攻めなさい。
そうすれば、溜めもゆとりも出来るのです。」
と言われました。

 今年、再開して7年目になるんですが、やっとちょっとその意味が見えてきた所です。

 リバ剣組再開当初で最も怖いのは怪我です。
よくストレッチして、怪我の無いように頑張って下さいませ。
こちらも寒稽古、こどもたちが頑張っていますよ。

Re: 20年ぶりの剣道 ( No.4 )
日時: 2012/01/08 09:54:44
名前: 名刀正宗

風斗 碧先生 様

お返事ありがとうございます。

「中高生のようにちゃかちゃか動かない!」
・・・私もこの注意を受けました。心の溜め→剣で遊んで心で攻める なるほどなぁと思います。

やはり剣道は奥が深く技術や体力のみならず心のありようも重要であるとあらためて感じ入ります。

 先生おっしゃるとおり怪我に気をつけ厳しくも気持ちににゆとりある剣道
を目指して頑張っていきたいと思います。

 良いお知恵を頂戴させていただきました。ありがとうございます。

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