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我以外皆師
日時: 2012/07/09 21:06:32
名前: 武士道

どうも、今晩は武士道です。我以外皆師は、心得でしょうか?それとも、自分以外の方全員を実際に、師と仰ぐことでしょうか?教えてください。

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Re: 我以外皆師 ( No.1 )
日時: 2012/07/10 14:07:46
名前: いもむし

武士道様

 こんばんは。

 何か悩みごとでもありますか?

 「我以外皆師」は心得て実践できれば、とてもいいことですよね。
 これは、宮本武蔵が言ったという伝説がありますが、武士道さんは「自分以外の方全員」と言われていますが、本来は人だけでなく宇宙を含めた自然全体を師として学ぶということでしょう。
 
 宇宙即我という言葉がありますが、人は自然の一部で宇宙全体の物理法則の中で生きていますから、他人から学ぶということだけでは、まだ人間中心の考え方にかたよっていますよね。

 ですから、色々な物を見て感じて、物事の本質とは何かを考えることが、本当は大事なんでしょうね。

 話がでかくなってとりとめがなくなりそうなので、まずは、他人から学ぶということを考えてみたら如何ですか。人には色々いいところ、悪いところがありますが、自分の周りの人のいいところを見つけて、自分のものにする。
 悪いところも見て、自分も気をつけるようにする。といったところですよね。

 他人から学ぶというのは結構大変で、誰でも見栄とか、人によく思われたいとか色々思いますよね。このような思いを抱かないで謙虚に学ぶことが必要です。
 他人を見下して、自分のほうが出来る。なぁんて思っていると、せっかくの学ぶ機会を失ってしまいますからね。

 僕なんか、小学生からだって学ぶことがいっぱいあります。心得ていれば色々なものが師となって学べると思いますよ。
 
Re: 我以外皆師 ( No.2 )
日時: 2012/07/27 15:43:37
名前: 武士道

いもむし先生
返信が遅く成りすいません。一気に忙しくなってしまって。我以外皆師を通じて、
他人、世界中から、学び、自分を見つめたいと、思います。
Re: 我以外皆師 ( No.3 )
日時: 2012/08/10 09:41:57
名前: 武士道

いもむし先生
後に、五輪書を読んで見たところ、「地の巻き」の「我に師匠なし」にГ人は師が居ると、師に甘える」と書かれています。綺麗に矛盾しています。
勿論、宮本武蔵に、聞くことは、出来ないですが。
Re: 我以外皆師 ( No.4 )
日時: 2012/08/10 11:21:01
名前: いもむし

武士道様 

 こんにちは。

 「Γ人」って何?若しくは誰?
Re: 我以外皆師 ( No.5 )
日時: 2012/08/10 14:09:49
名前: 武士道

いもむし先生
恐らく、人のさす意味は、全員ではないかと思います。
Re: 我以外皆師 ( No.6 )
日時: 2012/08/10 17:54:09
名前: いもむし

武士道様

 返信遅れていますが、これから稽古に行きますので帰ってきてから返信します。

 Γは「の変換ミスですね。「人は師が居ると、師に甘える」とはどこに書かれていますか?記憶にないので、教えて下さい。

 
Re: 我以外皆師 ( No.7 )
日時: 2012/08/10 23:09:03
名前: いもむし

武士道様

 こんばんは。

 わかりました。「五輪書 鎌田茂雄著」ですね。

 「我に師匠なし」は宮本武蔵の言葉で、「人は師匠があると、師匠にあまえる....云々」は鎌田茂雄さんの解説での言葉ですね。


 宮本武蔵は、30歳で自分の歩んできた人生を振り返って、人に負けたことはないけど剣道を極めた訳じゃないと気付いて、猛稽古したんでしょうね。
 そして50歳で万里一空を悟るに至ったのです。

 万里一空については言葉を控えますが、悟りというのは物事の道理というか、人って何とか、生きるとか死ぬとかって何とか、大きく見れば宇宙ってなんなのというようなことが解かると言う事です。

 宮本武蔵は剣道の修行で悟ったのですが、悟ってしまえば物事の道理が解かる訳ですから、絵画とか書道とか彫刻なども師匠がいなくても出来ますよ。

 ということを言っているのです。ですから宮本武蔵の「我に師匠なし」は悟ってしまった人の言っていることなのです。

 それに対して鎌田茂雄さんの「人は師匠があると、師匠にあまえる」は我々凡人のことを言っているのです。この言葉が正しいかどうかは、言葉を控えますが、人は、正師について色々学ばなければ、先に書いたような物事の道理等はなかなか理解できませんよね。

 誤解してはいけないのは正師(先生)は道筋を正してくれるだけです。物事の本質的なところは教えてくれません。それは、武士道君がこれから剣道を含め社会で色々経験しながら自分で理解を深めていくことであると思います。
 ですから、「我以外は皆師」の心得と実践が大切なのです。色々な物から多くを学んで下さい。

 僕も僕なりに、現段階での悟りのようなものはあります。色々な経験をして少しずつわかってきました。でも、これは今は人にはいえません。捉えようによってはとても危険だからです。どうやって説明していいかわからないというのもあるんですけどね。

 でも、このようなことに興味をもって考えを深くすることはいいことだと思います。剣道の稽古をしながら、色々な本を読んだり、先生の話を聞いたりしていくとモヤモヤがすっと晴れるような経験をたくさんすると思います。
 

 
Re: 我以外皆師 ( No.8 )
日時: 2012/08/11 01:00:09
名前: いもむし

武士道様

 再度、こんばんは。

 僕が最初に書いた「宮本武蔵が言ったという伝説がありますが」と矛盾していると言うことですね?

 これは宮本武蔵という小説に出てきましたけど、「我以外皆師」という形ではでてきませんでした。

 誰かとの会話の中で確か「剣術の師匠はいないけれども、諸国の先輩、山川などを師として遍歴してます。」というようなことを言っていたと思います。

 その小説がないので、ちゃんとかけません。すみません。

 それで、その会話相手に褒められて、「若い武蔵は顔が赤くなった」となっていたと思いますから、若い頃の修行時代は、「我以外皆我師」の心がけだったのでしょう。

 ただ小説ですからね、本当にこのような会話があったかどうか...ですね。
Re: 我以外皆師 ( No.9 )
日時: 2012/08/11 10:05:14
名前: 武士道

いもむし先生

こんにちは。


なるほど、詰まり、我以外皆師を基本として、鍛錬した。宮本武蔵先生は、(個人的にこう呼びたいのです。)万里一空を悟った=全ての物事の本質をった=師が居なくても、何でも出来るように成ったという事ですね。

すいません五輪書関係でもう一つ疑問が。

同じ「我に師匠なし」の鎌田さんの訳の46ページ12〜14行
「武蔵ですら、一時的には、自己の剣法の後継者を強く望んだのであった。
それは、自我と欲心の延長を求めたにすぎない。」では、なぜ自身の五方の形
などを、詰めた五輪書を書いたのでしょうか?
Re: 我以外皆師 ( No.10 )
日時: 2012/08/11 11:31:49
名前: いもむし

武士道様

 こんにちは。

 今日は仕事も休みだし、稽古も夏休み(いらないんだけど、世間的には必要のようで...)なのでとことん付き合いますよ。

 宮本武蔵先生(こう呼びましょう)万里一空を悟ったのですが、何でも出来るようになったということでは、ちょっと違うと思います。

 例えば、外科的手術が出来るか。とか飛行機が操縦できるか。というとそれは無理でしょう。宮本先生でもそれらが出来るようになるには訓練、鍛錬が必要でしょう。

 でも、道理がわかれば道筋を自分でわきまえられて、無駄なく訓練できるでしょうね。僕らなんかは、道理に理解がもやもやなので横道にそれて無駄なことばっかやってしまって、それで悩んだりしてますからね。

 芸術に関しては、自分を表現するものですから、これらについては他人にあーだこーだ言われることなく表現できるようになったということでしょう。

 人の生きかたについても、芸術と同様でしょう。

 五輪書を何故書き表したのかですが。

 鎌田さんは「武蔵ですら、一時的には、自己の剣法の後継者を強く望んだのであった。
それは、自我と欲心の延長を求めたにすぎない。」と書いていますが、どうなんでしょう。僕は違和感を感じます。
 宮本先生は、細川忠利先生に大変お世話になりましたので、恩を感じているはずです。ですからただ純粋に自分の剣法、五輪書に書き表したことは正しいことであり、国を治める武士に必要なことだと思い書いたのだと思います。
 最期亡くなる時は、薬なんかも飲まないで天寿を真っ当されたようですので欲心なんかはなかったと思いますけど。

 正しいことは、世の中に広めたり、後に残さないといけませんね。これは自我とか欲心ではないと思います。

 僕なんかが剣道で色々学ぶのは80%ぐらいは息子のためです。自分で学んで正しいと思うことは息子に継承してもらって、次世代に繋げてもらいたいと思いますからね。何故かというと、道理がわかって正しいことをしていれば、人生は楽なのだと思うからです。

 武士道さんは、鎌田さんの五輪書を読んだ後、岩波文庫の五輪書をお奨めします。原文ですからちょっと慣れが必要ですが、繰り返し読んでみて下さい。自分の成長具合によって解釈が深まっていきますよ。
Re: 我以外皆師 ( No.11 )
日時: 2012/08/11 11:58:37
名前: 武士道

いもむし先生

有り難うございます。 


岩波文庫の五輪書は、原文ですか!

鎌田さんの五輪書の宮本武蔵先生の書いたであろう文章も、僕には、難しい物でした。

その文章と、岩波文庫の文章は、違った物なのですか?

また、誰が書いたのですか?
Re: 我以外皆師 ( No.12 )
日時: 2012/08/11 12:16:21
名前: いもむし

武士道様

 岩波文庫と鎌田さんの五輪書は、出典は同じです。ですから文章は同じです。鎌田さんが岩波文庫の五輪書(渡辺一郎校注)を参考にしているようです。

 古文は現役でしょ。でも、まあ最初は解説を読みながら読んだほうがいいのかな。
   
 解説も一緒に繰り返し読んで、鎌田さんの本の原文だけを読むように進んだほうがいいかもしれません。お小遣いも限りありますしね。

 要するに、武士道さんは武士道さんなりの成長過程での解釈をすることが必要なのかな。と思いましたので。
 
 鎌田さんの解説はあくまで参考として読んだほうがいいと思います。

 坊ちゃんが海に行きたいとうるせーので、ちょっと海に行ってきます。
Re: 我以外皆師 ( No.13 )
日時: 2012/08/11 16:16:37
名前: 武士道

いもむし先生

行ってらっしゃい。

悩みは解決しました。また何かあったら、スレッド立てます。

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