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足捌きの変更
日時: 2012/08/30 01:24:37
名前: キース

皆様、いつもお世話になっております。

良いタイトルが思いつかずいささか解りにくいタイトルとなってしまいました。

6月に肩を痛めてしまい約2カ月強の間、見取稽古と足捌きのみを稽古しておりました。
そして先週やっと防具をつけての簡単なお稽古迄ドクターからお許しが出た訳ですが、それまでの間、所属する道場のお師範様からどうせ長引くのなら基本的な足の捌き方、特に打突時の動作を変えてみては如何かとご提案頂き、それではとひたすらお教え頂いた足捌きを稽古しておりましたが、防具をつけて稽古をしてみた所、びっくりするぐらい気剣体が一致しません(苦笑)

ご提案頂いた足捌きはどの様なものかと申し上げますと、細かい所は割愛させて頂きポイントのみ記載させて頂けば、
 @.大きく踏み込まない(怪我と無駄な動きを防止)
 A.今迄が打突と同時に右足を踏み込んでいたのに対し、左足から腰、上半身への流れは変えず、打突の寸前に右足をすっと出す。

表現が難しいのですが、基本形であり通常瞬時に行っている右足・打突・左足の引き付けの順番を変えずに、打突と同時ではなく寸前に右足を出す、これにより打突の際には既に間合いが詰まっており、極端に書くと踏み込みがいらなくなるという物です。

言うは易しで初めは体がバラバラになりながらも二週間経った頃には、なんとなくそれなりに形になってきておりました。

しかしながら極めて当然ではありますが、この変更により今迄試行錯誤しながらも形にしつつあった「攻め」が全くと言っていい程かみ合わず、結果初めに書かせて頂いた気剣体がバラバラになるという状態を招いております。

ここで諸先生方にお伺いしたいのが、攻めや基本動作の見直し・変更は修錬を積んでいくしかないと思いますが、そもそもこの様な足捌きをされていらっしゃる方はおいでになるのでしょうか。
又、この足捌きの醍醐味(極める事ができた際の利点等)はどの様な局面で体感出来るものなのでしょうか。

正直、あまりにも先が見えず戻そうかとも考えており、なんとか行き着いた先をイメージする事により、折角お師範からご提案頂いた変更を価値あるものにしたいと考えております。

非常に分かりにくい説明で恐縮ですが、そもそも論でも何でも構いませんので、アドバイスを頂ければ幸いです。

宜しくお願い致します。

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Re: 足捌きの変更 ( No.1 )
日時: 2012/08/30 08:22:29
名前: いもむし

キース様

 おはようございます。

 「打突の寸前で右足を出す。」 これは攻めの1つでしょう。相手への攻めには
色々他にも方法がありますが、右足を出すのは一段上の剣道への入り口のようなものだと思います。

 私は、剣道再開したとき40歳を過ぎていたので、当然若いときのように飛び込めませんから、再開当初からこの足さばきをご教授頂いて、現在も試行錯誤しています。

 右足は攻め足ですから、程度は色々ありますが、自分が中心にいる時にスッとだして、色と言っていいのかわかりませんが、それを相手に見せて相手を引き出す(打たせる)若しくは、いつかせるのです。相手が打ってくれば、その打とうとする瞬間が隙になりますので、そこを打突します。
 相手が飛び込んできますから、踏み込みがいらなくなるというよりも、場合によっては、攻め足で出した右足の位置で打突できます。

 ポイントは、左足のかかとにグーと力を入れて(床ぎりぎりまで押し込む感じ)ひざの裏を曲げないようにします。そして全体重を左足に乗せます。
 最大のポイントは、構えた上体の姿勢を変えずに、腰から前に出す。というところでしょう。前かがみになったり、後傾にならないようにすることです。
 場合によって、そのまま捨て身で打突するか、溜めてから打突します。 

 私の先生なんか、ヌリ壁がぶわっとせまってくるような感じできます。「えっ!!」と思った瞬間には打たれています。こっちは「あわわわ」てな感じで竹刀振り上げていますから、先生からすれば隙がそこに立っているようなものでしょうね。イイ鴨ともいいます。

 最初にも書いたように、この剣道をやり始めると一段上の剣道になると思いますので、迷路に入ることになると思いますが、ここからが本当の剣道になると思います。

 言葉悪いですけど、かなり高段の先生でもこの攻め足ができない方はたくさんいるようです。自分から攻めて打たせるのではなくて、相手が打ってきたのに合わせて打っている、後の先ですか?それが多いですね。 

 失礼かもしれませんが、怪我の功名ですね。私も偉そうに書いていますが、試行錯誤の迷路から脱出できません。一生無理かも知れません。でも、その試行錯誤が楽しくってしょうがないです。

 簡単に書きましたが、非常に奥が深く難しいのですが、決まった時の爽快感ったらないですよ。自分が相手の心を動かして打たせているのですからね。勝って打つ剣道です。

 お互い試行錯誤楽しみながら、がんばりましょう。
Re: 足捌きの変更 ( No.2 )
日時: 2012/08/31 23:41:37
名前: キース

いもむし様

ご回答ありがとうございます。返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
むう、なるほど。。ですね。
右足での攻めは今までも先の先の攻めとして多用しておりましたが、それが今回の足捌きを指していたのですね。

それでは、足捌きを変えた後に今迄の攻めが使えない事がとても納得がいきます。(二度、右足を出そうとしていた様なものですから)

ただ、今迄の攻め足での右足の出し方は半歩程でしたので、これを大きくする様に変えていくか、小刻みに二歩にする必要があるのかな?と考えています。

左足を残したままでの右足での攻めは、道場ではなく市県連が運営している武道会館の稽古(四段以上対象)で、対六段、七段の審査用に毎回訓練を受けています。
(中々先の先にならず後の先になってしまい苦労しています)

今度武道会館のお師範(85歳で九段)に教えを請うてみようと思います。

引き続き宜しくお願い致します。
Re: 足捌きの変更 ( No.3 )
日時: 2012/09/01 16:48:55
名前: いもむし

キース様

 おはようございます。

 キース様も右足で攻めていたのですね。

 大きく右足を出すか、小さく出すかはお相手によるのかなと思いますが如何でしょう。

 今までの小さく右足を出す攻めは、それはそれで使えますよね。
 小さく右足を出す攻めと、大きく出す攻めでは意味合いがまったく違うのかなと思っています。(まだ、修行中ですので正しいかどうか保証はありません。)

 私の先生も2派に分かれておりまして、小さく(半歩から一足長)出して、剣先は触刃から奥に入るなと言う先生もいらっしゃいます。
 この場合は、色を見せる意味が大きいと思います。お相手が反応しない場合溜めが必要な場合があります。

 大きく出す攻めは、すーっと3足長ぐらい入りますかね。この場合は、いつの間にか近づいているといった感じでしょうか。お相手が慌てて打ってくる。若しくは居着くのを狙っていると思います。ですから姿勢が大事です。(全部そうですが)幽霊のようにす−っと攻めるイメージです。
 そして、お相手が打ってくる前提ですので、溜めたりしません(溜められません)捨て身で打突です。
 反撃されて打たれたら、攻めが出来ていなかったと言うことですから、攻め入り方を工夫するといったところが修行のしどころだと思います。
 理論的には、右足を打突位置付近まで出していますから、これから打とうとするお相手よりも、1動作早いので勝てるはずですが、そうは問屋がおろしてくれませんね。

 それから、私なんか面を打つといったら左足でけって、飛んでいって打つというのが常識だと思っていたので、その概念を捨てました。
 右足で攻めて打突の瞬間、あと1足長ぐらい出して右ひざをグンっと伸ばせば左足が引き寄せられますから、今はほぼすり足状態で打突します。

 そしてこの訓練が中3A君のコメントにもかいた方法です。以下にコピーします。

 「私も攻める時、自分で思っているほど右足がでていなかったらしく、今防具つける前にズーっと右足を前に出して(左足の裏が見えないギリギリまで)その姿勢から打突。というのや、素振りで振り切った時に左ひざが床につくくらい右足を前に出して腰を落とす。というような稽古をしています。」

 ずらずら書きましたが、私もまだ修行中です。間違いを指摘するつもりで稽古して頂ければよろしいかなと思います。

 9段のお師範とは素晴らしいですね。是非、教えて頂いた事をこっそり私だけに教えて下さい。
 

 
 
 

Re: 足捌きの変更 ( No.4 )
日時: 2012/09/01 21:28:51
名前: キース

いもむし様

非常に解りやすいご説明ありがとうございます。
基本、私も右足での攻めは触刃の間合いから入らない程度で行っていました。これに今回の足捌きを組み込み攻めを昇華させたいと思います。

攻めてお相手が色を見て居ついてくれればその後打突へと移行できますが、攻めてこられる場合は更に先を取る為に「心」を読め、とご指導頂きます。
これがなかなかに難しい。

武道会館の先生はご高齢で腰も曲がり絶対的な体力は厳しいはずですが、その分足捌き、剣捌き共に全く無駄がございません。

気が付いたらぱこぱこ打たれている次第です。

今度じっくり改めて観察(見取)させて頂きたいと思います。
Re: 足捌きの変更 ( No.5 )
日時: 2012/09/01 22:32:39
名前: いもむし

キース様

 こんばんは。

 今日は剣道連盟の稽古に行ってきて、ボコボコにされてきました。毎回勉強になります。あと5時間ぐらい稽古したかったんですけど。

 「心」を読めなんて難しいですよねぇ。私なんか読まれっぱなしのようですが。

 「お相手は自分を写す鏡」とどこかで読んだ気がしますが、なんか大事な意味が隠されているような気がしませんか。
Re: 足捌きの変更 ( No.6 )
日時: 2012/09/01 23:54:45
名前: キース

いもむし様

こんばんは。
お稽古充実してらしたようでお疲れ様でした。
私も明日市剣連の合同稽古に参加させて頂きます。といってもまだリハビリ中ですので互い稽古は見取専門ですが。

お相手は自分を写す鏡、子は親の鏡ではないですが私も良くお師範からいわれますのが、どんどん強い相手と互い稽古をして自分より良いと思う部分があれば躊躇なく真似するように。又、お相手から真似されるような剣道をしなさい。そうすればお互いに高め合えるでしょう。という事です。

自分が出来ている事、お相手が出来ている事、自分が出来ていない事、お相手が出来ていない事を常にふり返りを行っていきたいと思います。


まずはこの足捌きをなんとかものにしなければ稽古にもなりませんが。

足捌きを含めた体捌きが落ち着くまでは、先生のご要望が無い限りは中段をひたすら取り続けたいと思います。
(上段を取る剣士が少ない為、対上段剣士用にご要望を頂く場合があります)

話はそれますが、上段と中段の使い分けは本当に難しいですね。。。
Re: 足捌きの変更 ( No.7 )
日時: 2012/09/02 00:43:02
名前: いもむし

キース様
 
 仰るとおりですね。上手の先生方とバンバン稽古して、勉強せねばなりません。

 ちなみに足さばきの私の意見は、聞き流す程度にしておいて下さい。わたしもコロコロ考え方が変わりますので、明日起きたらまた「悟った」とかいって変な実験とかするかもしれませんし。

 上段は私も、稽古する時がありますが(師範の命令で)、姿勢とか威勢はいいようなのですが、左手が頼りにならなくてだめですね。右手の介護がないと何もできないのか。という状態です。本当に勢いだけです。今のところ中段でいっぱいいっぱいですね。

 片手跳躍早素振り300回かぁ。挑戦してみようかな。普通の跳躍早素振りは300回はルーチンなんですけどね。道場にいらっしゃる小学3年生のお母さん剣士も跳躍早素振りは300回ルーチンなんですよ。(不気味です。)さそってみようかな。

 
Re: 足捌きの変更 ( No.8 )
日時: 2012/09/02 01:52:27
名前: キース

いもむし様

お母様剣士も300回がルーチンですか。私の所属している道場では100回です。
片手跳躍早素振り300回は、基本的に諸手での振りが右手を添えるだけの方であれば一見簡単そうに思えます。(私がそう思っていました)

但し、難関がありましてそれは剣速です。右手の冴え無しで左手だけで剣速を出すには純粋な左手握力、手首から肩にかけての腕力が必要となり、片手指立てふせを毎日50回2セットを朝と夜にやっていた記憶があります。
(高校時代です)
また、正しく止める為には手の内が重要ですよね。お陰さまで左手でリンゴが潰せるようになり社会に出てから宴会芸でこまった時はいつも使わせて頂いていました^^

別途私の試合における使い分け方を別スレッドを立てて書かせて頂きます。
お時間が有る時に皆様にご助言頂けると大変光栄です。

それでは失礼致します。
Re: 足捌きの変更 ( No.9 )
日時: 2012/09/02 02:38:58
名前: 凛美優

『キース』先生。ご無沙汰しております。

恐れ入ります。相当注意して何度も拝読したのですが、先生の言われる
『基本形であり通常瞬時に行っている右足・打突・左足の引き付けの順番を変えずに、打突と同時ではなく寸前に右足を出す、これにより打突の際には既に間合いが詰まっており、極端に書くと踏み込みがいらなくなるという物』
がどういう動きなのか分からず、具体的にイメージ出来ません。どんな動きで打突するのかが把握出来ず、伺うものです。

日本剣道形の小刀三本目の打太刀の一振り目の技のようなものなのでしょうか?あと、先生の言われる『打突』とは、相手の打突部位に、自己の竹刀の物打ちまたは切先(打突部)が当たる時点を示しているのか、打つまたは突くの技を出そうとする時を示しているのか、どちらなのでしょう?

先生の打ち方に興味があり、書き込みしました。よろしくお願いいたします。
Re: 足捌きの変更 ( No.10 )
日時: 2012/09/03 02:08:34
名前: キース

凛美優様

ご無沙汰しております。ご質問ありがとうございます。

私の文章表現能力が乏しく、中々うまく説明できず申し訳ございません。

より極端に表現致しますと、
 ・右足を前に出すタイミングと打突の「起こり」、打つ又は突くの技を出そうとする時がほぼ同時で、
 ・その後物打ちまたは切先が当たり、
 ・最後に左足を引き付ける
というものです。

これらの動作は瞬時に行われており、私が基本形と勝手に書かせて頂きました、今迄の打ち方は、
 ・起こりが有り、
 ・物打ちまたは切先が当たるタイミングで右足を踏み込み、
 ・左足を引き付ける
との違いとなります。

日本剣道形の小刀三本目の打太刀の一振り目の技のようなものなのかと言われれば、非常に近いのではないかとも思います。

振りかぶって打つタイミングで右足を踏み込んでいたものを、一段階早く動かす様なものと表現すれば宜しいでしょうか。
中々うまく表現できず申し訳ありません。

イメージが湧かれますでしょうか。

宜しくお願い致します。
Re: 足捌きの変更 ( No.11 )
日時: 2012/09/04 23:46:26
名前: 凛美優

『キース』先生。お返事遅くなり申し訳ありません。

なるほど。何となくイメージが沸いてきました。有り難うございます。
つまり、右足(前足)による踏み込み足がないバージョン、ってことですかね。あるいは、すり足による一拍子の一挙動打ちと言う感じでしょうか。

そうだという前提で、当初のご照会の私なりの意見は、まずあまりそのような足裁きを実戦の試合やお稽古でやっている人を見たことは、あまり記憶にありません。たまに、技に失敗してやむを得ず、踏み込み足を伴わず腕と身体と足裁きだけで打っている人は見たことがあるかもしれませんが、到底『有効打突』には成り得ないものだったかと思います。

これが近いかな…とイメージするものでも、引き技は別にして、前に出る玄妙な技として想定するならば、飛び込み胴、抜き胴、面返し胴、逆胴、面抜き逆胴、面返し逆胴、片手突き、位かな…。前に出る小手技や面技において、このやり方で十分な気剣体一致の技を体現することは、かなり難しいと思いました。小手と面への技では、相当にしっかりと十分にボッコリとど真ん中に打たないと『有効打突』認定は厳しいのではないかと…。更にあとは、体現された小手や面技に関する刷り上げ技や応じ技における技の玄妙度合いかなと…。

このやり方を行うメリットは、あくまで玄妙な技として行うことを前提とすれば、ありふれた技が主体となった試合を打破し、積極的な試合展開やお稽古展開にリフレッシュさせること…、くらいしか思い付きませんでした。もちろん、その技には当然、玄妙さ故に、上手くいかないリスクと、技の失敗の際に出る隙を相手に狙われるリスクも看過出来ないものです。

実戦の試合やお稽古において、技として上記の他にどんなものがあるのか、もしご存知ならば、あらためてご教示頂けると大変幸いです。
よろしくお願いいたします。
Re: 足捌きの変更 ( No.12 )
日時: 2012/09/05 01:15:51
名前: キース

凛美優様

こんばんは。先生のご理解に基づくご経験及び想定される所作等をご教授頂きありがとうございます。

お恥ずかしい話、当の私が今一つ実践もさることながら理解できていない所も有り、「攻め」なのか「打突」なのかも疑わしくなっている状態です。

言わんとしている所は解る(様な気がする)のですが、それを具体的に説明できません。

先週末の市剣連のお稽古でも質問の機会が無く、どんどん深みにはまっている状況です(汗)

もう少しお時間を頂ければ、「なるほど」というタイミングが来る事を願い稽古を続けております。それまでしばしお待ちください。


いもむし様(勝手に呼ばせて頂きます)
ご助言等頂ければ光栄です。

宜しくお願い致します。

Re: 足捌きの変更 ( No.13 )
日時: 2012/09/05 07:59:02
名前: いもむし

キース様

 おはようございます。

 なかなか文章で説明するのは難しいですね。(私の説明は上記でいっぱいいっぱいです)高段の先生の足裁きをご覧頂ければ、なぁーんだこのことかとご理解頂けると思いますが。
 とにかくお師範、市剣連によくご教授頂いてください。今後のキース様の剣道のためにもなると思います。

 補足で少しだけ。右足を出す幅(距離)ですが、まっすぐ立って、前に倒れ込んで下さい。「もう倒れるー」というところで右足を前に出して体を支えて下さい。
 その位置が右足を出す幅と思って頂ければよろしいのかなと思います。
 
 恐らく、今気剣体が一致しないのは、体の重心が前に移動するからだと思います。稽古で下半身強化が必要ですね。

 それから、踏み込みがないということではありません。踏み込みますが、恐らく今までと違うのは、右足を上げないことでしょうね。上げても5cmぐらいでしょうか(正確に測ったことはないです。)せっかく右足を前に出しているので足の上げ下げの時間が無駄なのです。(お師範の言われる怪我防止にもなります。)
 
 飛び込み面ですと、上から勢いよく右足を踏み込んで、右足を伸ばし左足を引きつけますが、この場合ですと、上から勢いよくというのがありませんから、すーっトンという感じです。その分右足膝の上の筋肉の強化が必要だと思います。
 スーットンと踏み込んだら、若干上にジャンプする感じにすると左足が早く引きつけられます。

 あと、姿勢も構えたままと書きましたが、右足を出す時若干前かがみ(倒れ込む感じ)にすると自然な動きが出来ると思います。(ちょっと表現難しいです。)

 お互い迷宮探索楽しみながら、頑張りましょう。気付いたことがあったら是非教えて下さい。私も気付いたことがあったら書き込みます。

 追加:有効打突になり得ないような剣道を、お師範がご教授されるはずがありま    せん。最初はうまくいかないかも知れませんが、信じて稽古して下さい。
    (わかっているとは思いますが。)

 
 
Re: 足捌きの変更 ( No.14 )
日時: 2012/09/05 23:10:21
名前: キース

いもむし様

こんばんは。
書き込みありがとうございます。私も文章ではこれが限界です。動画でも付けられれば良いのですが。

踏み込みの件、お師範も全く同じ事をおっしゃっております。私の表現が不適切でした。「踏み込みがない」ではなく「強く踏み込まない」が正しいと思います。
歩幅につきましても、私の場合大体4足程を出せば良いとアドバイス頂きました。

とにかく、まずは教えをあれこれ考えるのをやめ、まずは言われた事が出来る様になってから考えたいと思います。(悩んだ時は私はいつもそうします)

またまた話は大きくそれますが、私は若い方等に仕事や人生について相談された時、「やりたい事」を追い求めるのは良いが、まずは今「やれる事」からやってみては如何か、という事が有ります。
皆がやりたい事を出来ればよいのですが。

大きく話がそれました。今後とも宜しくお願い致します。
Re: 足捌きの変更 ( No.15 )
日時: 2012/09/13 16:27:25
名前: 胴長剣士

キース様

こんにちは。
42歳、リバ剣3年目で現在2段の胴長剣士と申します。

私もキース様のおっしゃる足捌きが体得できるよう、お稽古させて頂いております。

私が書籍等で知り得た、この足捌きで重要であろうと思われるものを書き込みます。
慣れない書き込みですので、わかりにくいかも知れませんがご容赦ください。

「竹馬が歩く様に」
竹馬には足首がないので、人間の様につま先で蹴って前に進む事は出来ません。
左足荷重で左手を前に出すことで重心が前に移動し、同時に前に出した右足に
荷重をかけて引っ張りあげる事で前進します。
剣道の場合、左足荷重で左手を前に出すかわりに、左の腰を前に出して重心を前に移動させます。
右足は重心の移動に伴って膝から前に進め、右足に荷重をかけて引っ張りあげると同時に左足を引き付ける。
この際、前に出した右足にいつ荷重をかけるかで、踏み込みの距離を調整出来ると考えています。
階段を一段飛ばして歩いて昇る場合も、自然とこの歩き方になるようです。

「打突のタイミング」
剣道では右足が移動している間を「陰」、左足が移動している間を「陽」と考えられているようです。
陰を夜、陽を朝に置き換えて、日の出のタイミングで打突を開始する、
つまり左足荷重で重心を前に移動させ、膝から右足を前に出すあいだに
三殺にて打突の準備を整え、右足荷重に変わり左足が引き付けられる瞬間に打突動作を開始し、
左足の引きつけが終わるまでの間に打突を完了する。
また理由は定かではありませんが、お相手の裏側、つまり右胴などを打突する場合は、
陰陽が逆になり、左足の捌きで打突の準備を整え、右足の始動と共に打突を開始
右足が着地すると同時に打突完了となるようです。

間違っていたり、解釈に違いがあれば申し訳ございません。

長文失礼いたしました。


Re: 足捌きの変更 ( No.16 )
日時: 2012/09/14 07:49:23
名前: いもむし

キース様
胴長剣士様

 おはようございます。

 胴長剣士様の仰られる、「竹馬が歩くように」はまさに的を得ています。
 私が書き込んだ「右足を出す時若干前かがみ(倒れ込む感じ)にすると自然な動きが出来ると思います。」がこの竹馬の動作に近い感じです。
 前かがみと言うと、上半身だけ前に倒すイメージですが、竹馬ですと左足を支点にして足から上半身全体で前かがみ(倒れ込む)感じがイメージし易いですね。

 打突のタイミングですが、現時点の私のタイミングは、右足を3足長ほど出しますが、構えの時点で左腰、左肩を若干前に入れておきます。右足始動時はお相手の喉下を突くつもり(私の場合左目を突くつもり)で左腰、左肩、左手、丹田、剣先を一体化させる感じで、右足をスーと出していきます。
 上記状態で右足をスーと出して、機を見て竹刀の振り上げ、振り下ろしを実施します。(竹刀振り上げ時も右足スーの状態)打突と同時(若干遅れて)右足踏み込み、左足引きつけになります。
 ゆっくりやってるように書いていますが、これを瞬時に行います。

 恐らく飛び込み面ですと、竹刀の振り上げと同時に右足を上に上げていると思いますので、振り上げ時の感覚が今までと変わってきます。これも気剣体が一致しない原因と思われます。

 心静かにスーと入って行って、心静かに振り上げ、打突する感じですかね。打突後は勢いよく、抜けるのは言うまでもありません。

 
Re: 足捌きの変更 ( No.17 )
日時: 2012/09/14 15:11:11
名前: 胴長剣士

いもむし様 

こんにちは。 胴長剣士です。

打突のタイミングについては、右足の踏み込みと左足の引き付けの間に打突動作を完了させることは至難の業です。
振り上げると間に合わないので刺すような感じになり、とても打突とはいえません。
打突と同時に左足の引きつけが完了してる訳ですから、次の動作にすぐ移れるという事で
理にかなっていると思いそのタイミングで早く大きな打突ができる様お稽古してまいりましたが、
いもむし様の書き込みを拝見し、私の今のお稽古は現在の剣道では間違ったお稽古ではと思いました。

気剣体の一致が一本の条件ですが、それを「発声」「打突部を打つ」「右足を踏み込む」とするならば、
右足を踏み込んでから打突を開始する打ち方は、どんなに早く打とうが
一本の条件を満たす事はないと気がつきました。

今後、いもむし様の打突のタイミングを参考にさせて頂いて、
お稽古励みたいと思います。

足捌きはこのままでお稽古続けます。
左足のつま先を上げて踵を踏む事で重心移動を加速できるという事なので、
それが自然にできる事と、右足太ももの筋力アップが課題です。

ありがとうございました。
Re: 足捌きの変更 ( No.18 )
日時: 2012/09/14 15:49:22
名前: 胴長剣士

キース様

こんにちは。胴長剣士です。

No15で「打突のタイミング」の書き込みをさせていただきましたが、
現在の剣道で一本の条件を満たす打突をするのは難しいのではという考えに至り、
撤回させて頂きたいと思います。

昔師匠に「自らが体現出来ないことを他の人に伝えるべきではない」というご指導を思い出し、
大変恥ずかしく、また申し訳なく思います。

今後も質問等、書き込みさせて頂きたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。

すみませんでした。
Re: 足捌きの変更 ( No.19 )
日時: 2012/11/27 15:10:17
名前: とんろう

キース 様
はじめまして。
たまたま、調べ物をしているときに、この項にめぐり合いました。
これも何かのご縁と思い、記述しております。
私は、剣道のルーツの一つと言われています北辰一刀流をやっています。
剣の理合である”気剣体の一致”は私も剣道を始めた当初よりの一貫した課題であります。
早速ですが、本題に入ります。
足捌きの要領を説明する言葉の中に、”踏込み足”という言葉をよく使います。
長年、古文書に記述されている文言を頼りに、剣の理合いを探っている中で、よく出てくる”踏む”という文言ですが、この意味について興味深い内容が含まれていることに気がつきました。
明らかにされている動作について表現されている文言、
例えば、現代風にいうと、”踏み込んで飛ぶ”という場合の文言が、
ただ”踏む”という文言のみで表現されている。
この”踏む”という文言に対して”飛ぶ”という文言があってもおかしくはない、”飛ぶ”動作は現実には行うものですから。
しかし、この言葉はどこにも見つかりません。
ということはこの”踏む”という言葉には”飛ぶ”も含まれているのではないか。
現代人が”踏む”を解釈した場合、足を地に下ろし体重を乗せることです。
しかし、昔の人は、
”踏む”とは”足を体を地に確実に置き、そこから目的に向かって上に前に体を移動する飛ぶ”ことまでを意味するものではないか。
このことに気がついてからは、今までに胸につかえていたものが一気に晴れました。
昔から”踏み込み足が肝要だ”と言われています。
この意味は、
という前に、もうひとつ肝心なことがあります。
剣道で言う”打突の瞬間”、すなわち斬る瞬間に体は上に伸びるという事。
これは剣の理合いですが。
据物斬りで、体ごと下に斬りおろすより、体は伸び上がるようにして斬りおろすほうがよく斬れる。
以上のことから、打突の瞬間は伸び上がる時に行うことになる。
(素振り時に、左足をひきつける瞬間という人がいますが、断じてありません。)
剣道雑誌でよく見かけますが、面が決まった瞬間の写真には決まって右足がまだ中に浮いています。
これは、本来、右足で踏み込むのが遅れたときに、とっさに行う左足踏み込みの打ち方です。
これでは”気剣体の一致”が出来ていません。
一般的に、足捌きは、上体の動きに対して遅れがちになってしまう、と言われています。
このことがご理解いただければ、相手よりも素早く動く可能性への道筋が開かれるはずです。
頑張ってください。
すみません少し長くなりすぎました。
お役にたてれば、うれしい限りです。
Re: 足捌きの変更 ( No.20 )
日時: 2012/12/16 00:20:37
名前: キース

胴長剣士様
とんろう様
いもむし様

長い間書き込みもできず大変失礼致しました。
現在剣道を満足にできる状況になく、今も異国の地から書き込みをさせて頂いております。

非常に興味のある内容ですので、しっかりと時間をかけて理解した後にまた書き込みをさせて頂きたいと思います。

今後とも宜しくお願い致します。
Re: 足捌きの変更 ( No.21 )
日時: 2012/12/16 01:03:29
名前: いもむし

キース様

 こんばんは。(日本は、こんばんはの時間です。)こっちで返信します。

 海外出張お疲れ様でございます。お忙しい仕事の合間を縫っての稽古感服いたします。中々思うように行かないのが人生ですね。

 道場の話ですが、酷い話ですね。稽古中に突きがはずれての怪我でしたよね。
 それで追い出されるんですか。なんか納得いきませんね。
 怪我は完治されたのでしょうか?

 しかしながら、これまた怪我の功名でしょうか。いい稽古の場(剣友会?)が出来てよかったですね。僕も子供達と稽古する道場と、大人ばかりの道場と掛け持ちで稽古させて頂いているのですが、子供と一緒だと稽古の展開が速くて結構きついです。大人ばかりですとじっくり稽古できて充実しますね。

 なんでもそうだと思うのですが、一生懸命取り組んでいると向こうからラッキーなことがやってくることがありますよね。僕も多々不思議な縁とでもいいましょうか、そんなことがあります。今の境遇にも感謝しております。

 肩肘張らないで自然体で、日々精一杯生きていればそれでいいんでしょうね。

 くれぐれもご無理なさらないようにして下さい。掛かり稽古は40過ぎにはきついですよ。
 ゆっくり面打ち20本とか、ゆっくり切り返し5往復とかいいですよ。これもきついことはきついですけど。僕はこの稽古で色々発見がありました。怪我のリスクも少ないですしね。

 個人的な意見でした。道中お気をつけて下さい。
Re: 足捌きの変更 ( No.22 )
日時: 2013/01/10 21:06:39
名前: キース

皆様
大変ご無沙汰しております。日本では年が明けてしまいましたが本年も宜しくお願い致します。

レスを頂いた皆様
大変興味深く拝見し、何度も読みかえさせて頂きました。何れも勉強になる事ばかりです。
個別の返信はできませんが今後とも宜しくお願い致します。

いもむし様
書き込んで頂いたのに放置となりすみません。確かに怪我の発端は道場でのお稽古ですが、追い出された(言い方は良くないですが)事については、その道場の方針という事で納得しております。
小中学生も多く、示しという点で毎回休まずお稽古及び剣連の講習等に参加される方々が多い事から、片手間な感じでの参加は指導がやりにくくなるとの事でしょうし。

子供達とは別の道場となりますが、自分のスタイルに合う所で続けさせて頂きます。
(県大会や区大会で出身の道場に恩返し(勝つ!!)する事を励みに頑張ります^^)

ご報告がございます。
この度本年1月から私の所属する企業に晴れて剣道部が出来ました。場所は本拠地が有る大陸ですが、旧正月までは帰国をせずにお稽古に励みたいと思います。
幸い有段者も3名おり一番年配の私が誠に恐れ多い事ながら部長を務めさせて頂いておりますので、皆様のアドバイスを取り入れて良い運営を心掛けていく所存です。
こちらはお正月が2月という事も有り、大みそかは30日まで、年始は2日から営業しておりますので、はや設立から1週間が経ちました。
約25年ぶりの週6回稽古を行い、精根つきはてようとしておりますが、つきはてた先がスタートと思い、業務終了後毎日足を運んでおります。

大陸の方々は武道の精神が根付いているせいか非常に熱心且つ真摯に打ちこまれますのでこちらも負けずに頑張りたいと思います。

今後とも宜しくお願い致します。
Re: 足捌きの変更 ( No.23 )
日時: 2013/01/11 09:27:47
名前: いもむし

キース様

 おはようございます。

 大陸にいらっしゃったのですね。私も以前仕事で大陸の3都市をグルグルしていた時期がありました。なかなかに大変でした。色々と。お察しいたします。お体だけは、お気をつけ下さい。

 ますます剣道三昧の日々をご満喫のようで、羨ましい限りです。キース様は剣道の稽古をするのには、厳しいような境遇であられたようですが、結果的には週6日稽古できるような環境を招きましたね。しかも大陸で。
 なんか不思議な感じですよね。いや...努力の賜物でしょう。

 私がお世話になっている剣友会でも、海外赴任され現地で剣道指導されている先生が年に1、2回帰国され、稽古させていただきますが、そりゃもう強いです。殺気立っているというか。隙がないというか。一瞬の油断もできません。

 恐らくたったお1人で現地の方々を指導されておりますから、私なんぞとは普段からの心構えが雲泥の差、月とスッポンぐらい違うのではないかと思っております。

 繰り返しになりますが、お体をご自愛いただいて、出来れば日本人の心も大陸の方々にお示し下さい。

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