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踏み込み足の悩み
日時: 2013/02/12 22:34:51
名前: あすなろ

当掲示板の先生方へ、


こんにちわ。
社会人初心者のあすなろ(男)です。


ただいま、足さばきに悩みがあります。


最近、友人に稽古中のビデオを撮ってもらいました。
そこで、判明したことですが・・・


相手の打突部位を打つときの踏み込み足が、

「右足を後ろに引きながら、右膝を高く上げ、そのまま真下に落ちる」

感じになっていました。(防具着装)


なんとかこの悪い癖を改善していきたいのですが、
何か矯正方法があれば、教えて頂けないでしょうか?


本当は、同情の先生方に直接お尋ねするのが一番良いですが、
仕事の都合でしばらく稽古には行けそうにないです。


どうぞ宜しくお願い致します。

















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Re: 踏み込み足の悩み ( No.1 )
日時: 2013/02/13 06:21:55
名前: いもむし

 あすなろ様

 こんばんは。
 足を高く上げてしまうのは、恐らくお相手の例えば面布団(面の頂点)を叩こうという意識から体が上に飛び上がってしまうと思うのですが、如何ですか。
 ビデオ見ておわかりと思いますが、前進しているようで前進していませんよね。足の上げ下げがとても無駄な動きなのがおわかりいただけると思います。(皆その道を通るのですが)
 面打ちは、押し切りを意識されて、頭を前方に平行移動する感覚で打突されると足が上がらなくなると思いますが、簡単ではありません。

 ポイントとしては、左足ヒザ裏を伸ばして、打突時に踵に力を入れ踵と床の隙間が紙一枚分ぐらいまで押し込みます。(バネになります。)そして腰からお相手にぶつかる様に打突します。頭平行移動です。左手水月の位置、右腕肩の高さで、お相手の面がねと面布団の境目で竹刀を滑らせるイメージで打突して見て下さい。
 (意識的には、大きくすり足で打突するイメージでやると丁度いい足の上がり具合になると思います。)
 
して見てください。て言ったって結構難しいと思います。バランスが崩れますからね。私が思うに稽古を積んでインナーマッスルを鍛えないと体を支えられないのではないかと思っています。

 道場にいけないとのことですので、ご自宅で素振りをするときに、ヒザ裏、踵、左腰から前進を意識され右足をすり足で大きく踏み込んでやってみてください。(ケツが痛くなります。)(ならないかも知れません。)
 
Re: 踏み込み足の悩み ( No.2 )
日時: 2013/02/13 16:50:34
名前: だみ声< >

あすなろさん
 ビデオでご自身の動きを確認する事は、恥ずかしい(特に複数の人と見るとき)のですが、欠点の改
善にものすごく役に立ちます。 何しろ「あのへたくそは誰だ?」と思ってよく見ると自分なのですか
らね。

そこでご自身の足の癖がお分かりになったのだから、気にしながら職場でも修正作業しながら動いてい
ると、案外早く修正出来るものです。
とはいうものの、やはり稽古は集中して、出来るだけ多くなさる事が大切です。

以下にいもむしさんの書かれた一文 >頭平行移動です。(これがキーポイントです)について僕なり
の説明を書かせていただきます。

打突の際、頭が平行移動すると言う事は、頭を上下動、左右動させてはいけないと言う事です。
上下動させないためには、頭を構えた時のままの「高さ」を保つと言う事です。 つまり腰も上下動さ
せてはいけないのです。しかも腰と頭を結ぶ線は常時「垂直」でなければなりません。
頭を左右に振っても、「垂直」を保てませんから、結論として「頭平行移動」なのです。

頭を平行移動させるためには、構えた時左足すね裏(ひかがみ)を伸ばしておかねばなりません。結果
として左足かかとは、「床に触れる」でもなく、「隙間が出来る」でもない状態になるのです。
腰と頭を結ぶ線が垂直のまま、打突動作を終了するためには、右足が床から大きく上がる事もしてはな
らない訳です。 しかも前進しないと相手の打突部位を捉えられないから、右足は床すれすれに射程距
離まで前進せざるを得ません。 前進させるために左足つま先は、床をつかんだようになり、全身を前
へ押し出すのです。この時ふくらはぎの筋肉(ひらめ筋)がそのパワーを生みだします。

まあ理屈を述べて行くと以上の様な事なのですが、こう言う事を意識しながら稽古をたくさんやると言
う事が修正作業なのです。

勤務中でもトイレに立つとき等、「構え」の姿勢を作り、ひかがみを伸ばし(力を入れて硬直させては
いけません)、つま先で床をつかみ、その力で身体を垂直のまま押し出し、右足は床すれすれに大きく
前に出す、と言うような動作をやるといいのではないでしょうか?
これが出来ると「左足引きつけ」も自然と素早く出来ているはずです。

「よくよく鍛錬あるべし…(たくさん稽古しろ)」(宮本武蔵の「五倫の書」の解説部分の最後に何度も
書かれている言葉です。)

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