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最後に出来る事
日時: 2013/03/24 10:17:06
名前: 飛龍

はじめまして。飛龍と申します。

去年の5月から剣道を始めました初心者です。なので11ヶ月ぐらいという所です。
現在17歳でもうすぐ高3になります。初段を11月の半ば過ぎにとらせていただきました。

ところで先日、関東私立高等学校選抜剣道大会というものがありました。僕の学校は高校の部員が少ないので僕もレギュラーで出されることがたくさんあります。そこでは副将として(何故に副将笑)出場しました。
剣道は大好きなのでこうして試合ができるのはとっても嬉しいのですが、少々勉強面に厳しい進学校のため、稽古はあと二回、引退試合で大会に行って現役が終わります。

そこで関東私立高等学校選抜剣道大会の時の試合を後輩にとってもらってYoutubeにあげました。限定公開です。これをここの掲示板の先生方に見て頂き、意見してもらいたくここに書き込ませてもらってます。
自分としては小手から面への速度が遅いとか、若干剣先が高いなどということを感じていて、一本取られた瞬間は、流石にあそこで面を打つのはアホだなと思いました笑。顧問の6段の先生にはムキになるなと言われ、7段の先生には大したもんだと言われました。
正直攻め方、攻めたあとの技の出し方など全然わかりません。しかしあと残る二回の稽古を有意義にするため、自分の欠点をもっと沢山知りたいです。初心者がほざいてごめんなさい。動画は下記のURLからご覧になって下さい。

http://m.youtube.com/watch?v=FL9mcRRFtc8

僕は左で、赤です。途中僕が思いっきり下がる場面がありますが、引き逆胴を打っています。これは7段の顧問の先生にやってみろと言われました。練習試合で一回逆胴とったことがあったからだと思います。また人が前に来てしまって移動してる部分がありますが気にしないでください。自分の名前と、お相手のお名前も記載されていますがそれもあまり気になさらないでいただければと思います。

長文乱文失礼します。動画以外でも、文の書き方、礼儀でもコメント頂けると幸いです。

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Re: 最後に出来る事 ( No.1 )
日時: 2013/03/26 19:51:51
名前: 飛龍

たびたび失礼します。飛龍です。

高校現役最後の稽古が明日の午前中にて終了します。

まだ返信をいただけず、動画の再生回数もほとんど増えておりません。
先生方、先輩方には目に留めて頂けたでしょうか。
今返信を考えて下さっているのであれば、これから申し上げることは失礼となってしまうかもしれません。
そうであるとすれば申し訳ありません。

 まず、タイトルがよくありませんでした。二日で出来ることでなくてもよいです。
ただ稽古中に意識できることがあれば出来る限りのことを意識したい、であるから自分の欠点を多く知りたい、と思ったのです。
今出来なかったとしても、大学受験が終わればまたこの掲示板を読み返し、続く稽古に生かすつもりでございます。

 もう一つは、動画が見にくくご迷惑をおかけしました。僕が下手すぎて指導しようがないということでしょうか。そうであると思います。
そうなのならばそう仰って下さって結構です。自分は初心者です。下手と言われ、指導しようがないと言われてもへこむ余裕などありません。
稽古に熱心に取り組むだけです。そのようなことで他の部員に迷惑はかけません。

画面上のやり取り故、返信が頂けないと不安でどうして良いか分かりません。
生意気言って申し訳ないです。ただそれだけ剣道が好きだと言うことをご理解ください。試合だけではありません。
人間形成も含め、それをしている方に強い憧れがあります。先生方、先輩方返信お待ちしています。

長文乱文失礼致しました。




Re: 最後に出来る事 ( No.2 )
日時: 2013/03/26 23:14:12
名前: いもむし

飛龍様

 こんばんは。

 動画を再生させようとすると、エラーになってしまうんですよね。
 
 わたしのパソコンだけかも知れませんが、もしかしたら皆さん見られないのではないでしょうか。

 ほとんど再生回数が増えないとの事ですが、このトピの参照件数は今現在69件ありますね。

 再生の仕方を書いて頂ければよろしいのかなと思います。
Re: 最後に出来る事 ( No.3 )
日時: 2013/03/26 23:22:50
名前: まむし

たった7カ月で初段を取り、11か月でそのレベルまで持っていったの?
相〜当なセンスと努力をされたんですね。



すごいすごーーい。
Re: 最後に出来る事 ( No.4 )
日時: 2013/03/26 23:50:15
名前: 飛龍


こんばんは。みなさん返信ありがとうございます。

 いもむし先生へ

失礼致しました。ipadからのupだったからかもしれません。
改めてパソコンの方からURLをのせてみます。

http://www.youtube.com/watch?v=FL9mcRRFtc8


 まむし先生へ

ありがとうございます。僕の欠点も教えて下さると嬉しいです。

Re: 最後に出来る事 ( No.5 )
日時: 2013/03/27 00:26:04
名前: いもむし

飛龍様

 動画見させて頂きました。細かいところまで見えないので、全体的なことしか言えません。無責任な事言えませんもんね。

 11ヶ月で初段ということですが、とてもそんな風には見えませんね。いい動きしていると思います。果敢に打ちに行く姿勢は見事だと思います。7段の先生の言われるのも納得です。何本かはいい打ちがあるようですが、よく見えませんね。

 ただ打ちすぎかなと思ったのと、正確性にかけるのかなというとろでしょうか。打突本数の割りに旗上がりませんもんね。

 でも、それはこれからの稽古でなんとでもなるでしょう。今は初段ですからあのように果敢に打ちに行く姿勢が大事で、それが今後の攻めの稽古に繋がると思います。

 文章や礼儀もしっかりしているのではないでしょうか。私は好感触です。

 明日で稽古が最後ですか。精一杯稽古して下さい。
 そして、気持ちを切り替えて受験勉強も精一杯がんばって下さい。受験の試練もまた剣の道だと思って。
Re: 最後に出来る事 ( No.6 )
日時: 2013/03/27 00:50:35
名前: 飛龍


いもむし先生へ

遅くまでご迷惑かけます。
動画見て頂いて嬉しく思います。

打ち過ぎと言うことですが、改めて見ると確かに無駄な打ちが多いみたいです。
6割くらいは何も考えず小手面や面を打っていた気がします。明日の稽古は相手を崩してから打つ事を意識してみます。

一つ質問させてください。
相手が引き技を打った際は、素早く間合いを詰めるのと、
じっくり少々遠くから間合いを詰めるのとどちらが良いのでしょう。
自分は間合いについて全然理解できていないため、今回の試合でもそうでしたが、
素早く詰めると出鼻を取られてしまい、かといってゆっくりすると相手の心に余裕を与えるような気がします。

到底真似することは不可能だと思いますが、
いもむし先生が、お相手が引き技を打った際に間合いをつめるとき気にしているポイント等教えて頂きたいです。


今年度剣道に力を注いだ分を今度は受験勉強に注いで頑張ります!


Re: 最後に出来る事 ( No.7 )
日時: 2013/03/27 09:50:49
名前: いもむし

飛龍様

 何も考えず打っていたとのことですが、これがかなり重要なのです。今は失礼ですがほぼ初心者なので「何も考えず」に打てるのだと思います。これが稽古を積んでくると、色々知恵がついてきてあーでもない、こーでもないと色々考えてしまって打てなくなるのだと思います。

 そして稽古を積んで技が自然に体に染み込んできて心が練られてくると、また初心者のような心境「何も考えず」に戻ると言われています。8段になってからの話でしょうね。

 同じ「何も考えず」でも質はちがいますが、それでも今は何も考えず果敢に打っていくことが必要だと思います。その勇気を今養っておくと、今後攻めの剣道で大変役に立つと思います。

 引き技については、私なんぞはおっさんなんで今はもうほとんどやりません。鍔迫り合いもほとんどないですからね。
 ただ、相手を引かせるように攻めることはします。その場合は、相手が引こうとした瞬間に打突します。間合いが遠い場合は片手突きか、片手面ですね。何しろ相手が引いた瞬間は隙になりますので、逃さないように稽古しています。

 間合いについては、人それぞれです。よく一足一刀と言いますがこれも人それぞれで、相手より遠い間合いから打突できれば有利ですね。ですから剣道は足さばきが大事なのです。
 私は基本的には触刃の間合い(先皮のところ)より奥には入りません。相手によりますけどね。
 間合いは普段の基本稽古等で、自分の間合いを認識するしかありません。そして相手より遠い間合いから打てるように、足を鍛えるのがいいと思います。

 私は、相手が触刃の間合いよりこっちに入ってきたら「小手打ってやる」つってやっていますが、逆に小手抜き面を女子大生からよく打たれます。踊らされちゃって。

 追加です。

 相手が引き技を打った際ですね。私の場合は基本的には、打ちにいっちゃいますね、すりあげ面か打ち落とし面が多いと思います。
 打ちにいっちゃったほうがいいと思いますが、先生はどのように指導して下さいますか。
Re: 最後に出来る事 ( No.8 )
日時: 2013/03/27 07:41:42
名前: 飛龍

いもむし先生へ

 おはようございます。遅くまで返信ありがとうございます。

>これが稽古を積んでくると、色々知恵がついてきてあーでもない、こーでもないと色々考えてしまって打てなくなるのだと思います。そして稽古を積んで技が自然に体に染み込んできて心が練られてくると、また初心者のような心境「何も考えず」に戻ると言われています。8段になってからの話でしょうね。

 「打てなくなる」のですか。いつ頃そうなってしまうのでしょう。また打てるようになる8段とはあまりに遠く実感がわきません。
では今はこの無鉄砲さを生かして頑張ってみようと思います。

>その勇気を今養っておくと、今後攻めの剣道で大変役に立つと思います。

 ありがとうございます。大変励みになります。

>相手を引かせるように攻めることはします。

 僕には引かせるような攻めとは皆目見当がつきませんが、お相手が下がるときを意識して稽古してみます。

>間合いは普段の基本稽古等で、自分の間合いを認識するしかありません。そして相手より遠い間合いから打てるように、足を鍛えるのがいいと思います。

 足はやはり大事なのですね。普段はかかとをおしこんで、ためるくらいしかしていません。
受験中でも全く運動しないということはないと思うので、そのときは縄跳びなどをしようと思いますが、何か他に良い運動はありますか。

>相手が引き技を打った際ですね。私の場合は基本的には、打ちにいっちゃいますね、すりあげ面か打ち落とし面が多いと思います。打ちにいっちゃったほうがいいと思いま すが、先生はどのように指導して下さいますか。

 すりあげ面ならまだなんとか出来るかもしれません。すりあげ技を稽古し始めたのは最近です。
学校の先生からは追い打ちの稽古はあまり指導がありません。最近、「相手が抜けていった際の振り返り際の追い打ち(うまく表現できません)」みたいな物はやりました。
後は相手が引き胴や引き小手を打ったときは、小手面打て。と指導されましたが、引き面に関してはあまり指導がありませんでした。

ご指導本当にありがとうございました。たくさんのお言葉、ひとつひとつ心に留めながら稽古に行って参ります。
Re: 最後に出来る事 ( No.9 )
日時: 2013/03/27 09:48:20
名前: いもむし

飛龍様

 すみません。引き技ってほとんどやらないんですよね。あと私たちの地区だけかも知れませんが、一本になりにくいのです。ですから道場で子供達と引き技の稽古をしますが、本筋ではないような感じなのです。
 一本になりにくいので、引き技出されたら打っていけという感じですね。 

 受験中のトレーニングで縄跳びはいいですね。他にはランニング、水泳なんかもいいと思います。

 それと何と言っても素振りです。たかが素振り、されど素振りです。私も素振りで気付かされることは沢山あります。
 
 色々なバリエーションの素振りがありますからね。例えば右足を大きく出す、左足を大きく引きながら、上半身、腕の力を抜いて一本一本真っ直ぐ一拍子で素振ると100本やると息切れします。これだけでも1年毎日やれば、受験後の復帰が楽だと思います

 6段、7段という立派な顧問の先生がいらっしゃるので、受験中の稽古対策をお伺いして見て下さい。
 「勉強だけやっとれ!!」と言われますかね。言われないと思いますが。

 勉強第一ですからね。それに支障が出ない程度にがんばって下さい。たまには防具をつけて稽古に参加するのもありだと思いますけど。甘いかな。
Re: 最後に出来る事 ( No.10 )
日時: 2013/03/27 14:01:38
名前: だみ声< >

飛龍君
 多少荒削りで、角のある立ち会いですが、お若いのだし、まだ1年未満の剣士として見れば、結構い
い立ち会いだと思いますよ。
僕が良く言っている事ですが、「始めから上手な子はいない」のです。  二本打ちも何度も出来てい
るし、立ち会いそのものも打ち負けているとは見えません。 立派な物だと思います。

と、最後の稽古が終ったあとのコメントなんて、何の役にも立たん!! のお気持ちもあるかと思いま
すが、長い目で見れば来年、受験が済んだ頃、読み返してみるのも良いのではないでしょうか?

これから受験体制になるのでしょうか?  インターハイ後ではないのでしょうか?
まあ詳しい事は抜きにして、受験勉強の息抜き程度に、時々防具付けて剣道やるのも、気分転換にもな
っていいと思います。

剣道で鍛えて来た精神力で、受験を乗り越え、進学後改めて剣道に没頭する日々をお送り下さい。
Re: 最後に出来る事 ( No.11 )
日時: 2013/03/27 21:15:30
名前: 飛龍


少々用事があり返信遅れました。いもむし先生、だみ声先生貴重なお言葉ありがとうございます。


いもむし先生へ

 引き技自体の練習はあるのですがその後の追い込みの練習が一年間通して少なかったように思います。
 少し話がずれますが本日部内戦をした際に、中1(経験者)の後輩に引き逆胴と引き面、高1(上段)の後輩に相面で1本取れました。高1の後輩には結果的に2本取られ負けてしまいましたが、明後日引退試合なので良い練習になったと思います。

>それと何と言っても素振りです。
 いもむし先生の仰るメニュー、やってみようかと思います! 10分もかからなそうですし、勉強の合間の気分転換にやってみます。素振りのために勉強するのが楽しそうです。
素振りの際は竹刀が良いのでしょうか。特に何もなければ重い素振り用の木刀でやりたいです。

>勉強第一ですからね。それに支障が出ない程度にがんばって下さい。
 7段の先生に「時間があれば週1から月1くらいで稽古に参加して良い」と言われました。いっそ暇が出来るほど勉強し、3週に一度くらいは稽古に参加してみようかと思っています。



だみ声先生へ

 なんの役にも立たないなんてこと全然ありません。ここで頂いたお言葉はきっと受験中の僕の支えになります。
また大学で剣道を再開するとき、はじめに気をつける部分が具体的にあると取り組みやすいです。励ましのお言葉もありがとうございます。
やはり雑な部分があるので、明後日の引退試合ではその部分に注意してみます。試合中は結構頭に血が上ってるので、冷静になれるようにも努めてみます。

>これから受験体制になるのでしょうか?  インターハイ後ではないのでしょうか?
 はい。受験体制になります。なにしろバスケットボール部が高2の10月で引退するような学校で、引退しなくても部活に参加して良いのは7月いっぱいまでだそうです。
 今日後輩に「どうせ週2くらいで部活くるんだろ?」って言われてしまいました。 さすがにそこまではしませんが、7月までは時々部活に顔を出します。


 試合は29日です。また報告致します。

Re: 最後に出来る事 ( No.12 )
日時: 2013/03/27 23:53:21
名前: いもむし

飛龍様

 こんばんは。

 明後日の試合、悔いの残らないように精一杯がんばって下さい。(残るけどね。)

 勉強をダーとやって、素振りをして下さい。メリハリをつけて受験勉強するほうが捗ると思います。

 素振りは木刀がいいと思います。楕円ですから手の内、手の使い方のひらめきなんかがあると思います。

 重いの使うか、軽いの使うかは目的にもよります。普通の木刀がいいと思います。重いの振ったら手がブルブルしてしまって、その後の勉強に支障をきたすと思われます。
Re: 最後に出来る事 ( No.13 )
日時: 2013/03/28 01:19:51
名前: 凛美優

『飛龍』さん。はじめまして。

つい先程、動画を拝見しました。剣道経験1年未満の高校生とのこと。幾つか私が気付いた点を以下に記します。はじめに、剣道の教えは、先生毎に言うことが異なります。同じような技でも説明もアドバイスもあっちこっちと全然違うのが普通です。それは、その先生方が歩んできた剣の道とその技を習得に至った背景(偶然にすぐ出来た人や苦労してやっと出来るようになった人など)が全然違うこと、それからその先生方の個々人で持っている心身上の属性(背が高い低いとか、体が大きい小さいとか、運動神経がいいとか悪いとかなど)が異なることに起因しています。ですから、一人の先生が言ったことは、決して全てではなく、他に別の表現で言われる先生も必ずいるということを是非覚えておいてください。この点は、受験勉強のように必ず解は一つということではありませんので、そのつもりで以下の点を眺めてください。

@高校生ですから体力は十分です。なのでほぼ100%体力に依存した剣道をしていると思いました。高校生でも小中学生でも普通に出来る技があります。技(剣技や体裁きや機会を見る眼など)を使った剣道を目指して、剣道の質を高めて欲しいと思いました。

A『打突の機会』という言葉をご存知ですか。剣道には幾つかその機会があります。それを見極めて打突を展開して欲しいと思いました。

Bこの動画の試合だけなのかもしれませんが、それに限って言うと、無用な二段打ちが目立っていました。何のために二段打ちをするのか、という点もしっかり考えて欲しいと思いました。この動画の中では、ご自身のほぼ全ての二段打ちが相手に悟られ、全部、避けられているように思います。つまり二段打ちのうち、一回目の打ちによって二回目の打ちを事前に相手に予見され何なく避けられ、時折、それを悟られ相手から技を打ち返される部分もあり、単に二回打っているという単調さがあったのではいかと思います。剣道は、一本技で決めるというのが王道です。むやみに攻めと理合なく二段打ちを繰り出すのは、一本技の展開に自信がないことの裏返しになります。二段打ちには意味があります。その意味を理解して欲しいと思いました。

C同様にこの試合だけかもしれませんが、ほぼ全ての技について『攻め』というものがありませんでした。とりあえず先に打って当たれば一本、あるいはフェイントかけてそれに相手がひっかかりそれで当たれば一本、という感じの打ち込みに終始していたのではないかと思いました。中学高校生でも『攻め勝った後に打突する』という原則を追求しなければいけないと思います。その『攻め勝った』と『打突する』との間には、時間的には数秒のものもあれば、0.何秒という極めて短い瞬間的な勝負の局面もあります。

Dあとはやや技術的なことですが、『踏み込み足』をもっとしっかりやる、つまり後ろ足(左足)を十分に利かせた踏み込みを高校生ならば是非ともやって欲しいと思いました。それと打ちですが、画像から察するに相当弱いと思いました。と言うのは、打ちの全てが下から上に流れるような展開となっており、剣の切っ先の振りが実現していないので、打ちというより当てるという感じになっているので、そこは高校生なのですからしっかりと『打ち』を体現して欲しいと思いました。

E最後に相手の打ち抜けに対し相手の背後を追って打ちに行く体術ですが、相手が振り返り相手の打突部が空いたと同時に、自分の剣の物打ちがその打突部を捕えるようにしなければなりません。そのためには、相手に背後から追われていることを悟られないこと、一足一刀の間を相手が振り返る直前に確保すること、相手の振り向き際を見極めること、その見極めと同時に一足で踏み込むこと、です。もちろん、振り向いた後にわざと技を一呼吸置いて、相手にどこを狙われているのか惑わして、完全な防御態勢にさせてから打突するというのもありですが、高校生の場合、前者の方が決まる確率が高いと思います。繰り出す技は、当然、面(正面/左右)でも小手(左右)でも胴(左右)でも突きでもいいです。

以上です。取り急ぎ、思ったことを色々記しました。分かりにくい部分があるとは思いますが、返信書き込みではやや限界があるので、ご容赦頂ければ幸いです。追返信もやぶさかではありませんので、どうぞご遠慮なく。『飛龍』さんは、まだ若く、これからも限りなく、どんどん剣道が上達していく選手だと思います。受験が一区切りしたら、また積極的にお稽古して頑張ってください。応援しています。
Re: 最後に出来る事 ( No.14 )
日時: 2013/03/28 14:46:17
名前: 飛龍


いもむし先生へ

 こんにちは。
明日の試合、今までやってきたことすべて出し切ります。
>素振りは木刀がいいと思います。楕円ですから手の内、手の使い方のひらめきなんかがあると思います。
わかりました。木刀は今まで学校のものを使っていたので、今度買ってみます。
ありがとうございました。


凛美優先生へ

はじめまして。丁寧なご指導ありがとうございます。大学になってからの剣道で役立たせます。

>技(剣技や体裁きや機会を見る眼など)を使った剣道を目指して、剣道の質を高めて欲しいと思いました。
 自分が相手と互角に戦える部分はパワーだと思い、パワーで押し崩そうとしていた部分はたくさんありました。

>『打突の機会』という言葉をご存知ですか。
 打突の機会と聞かれて最初に思いつく言葉は出鼻で、12月頃から今までは先生に地稽古で出鼻面を指導して頂いていたのですが、
出来たこともあれば出来ないこともたくさんありました。
試合中はお相手が出てくる瞬間をよくよく見極めないといけないとは思うのですが、我慢できず、打ちにいってしまいました。

>無用な二段打ちが目立っていました。剣道は、一本技で決めるというのが王道です。
 前日の練習試合で出鼻小手を何回も取られてしまい、面1本でいくことにかなり迷っていたような気がします。
ですから試合前は
「小手面をたくさん打って、途中小手打って相手が面を隠したら胴にいけば胴が入るかも」
等と考えていました。(実際に動画の方では2:30頃に小手胴を打っています)。
まだまだ甘いです。胴も自信がなかったため、あまり良い音がしませんでした。

>二段打ちには意味があります。
 ごめんなさい。わかりません。稽古中の指導も相小手面くらいしかしていません。
二段打ちの意味とはなんでしょうか。

>中学高校生でも『攻め勝った後に打突する』という原則を追求しなければいけないと思います。
 まだ攻め方がよくわかっていないので、攻め勝った瞬間というのがよくわかっておりません。

明日の試合では払ったり、巻いたり(下手ですが)うまく攻めることが出来れば良いとは思います。

>『踏み込み足』をもっとしっかりやる、つまり後ろ足(左足)を十分に利かせた踏み込みを高校生ならば是非ともやって欲しいと思いました
 これも気が短く早まった結果かもしれません。明日の試合では左足に気をつかってみます。

>それと打ちですが、画像から察するに相当弱いと思いました。
 確かに稽古中に「お前は顎が上がっているから、剣先に力がのっていない」といわれたことがありました。
今でも後輩に指摘されたりするのですが、なかなかなおせず悪戦苦闘しています。

>相手に背後から追われていることを悟られないこと、一足一刀の間を相手が振り返る直前に確保すること、相手の振り向き際を見極めること、その見極めと同時に一足で踏み込むこと、です。
 昨日の指導でお相手の振り返り際の打突をしまして、自分の間合近いということはわかりました。相手の振り向き際は見極められそうです。
では背後から追われていることを悟られないようにはどうすればよいのでしょうか。
例えば「相手が打ち抜けた後に半時計回りに振り向く人だったとしたら、自分は相手の視界に入りづらいよう、少々右寄りに追う」等でしょうか。


よろしくご指導お願いします。
Re: 最後に出来る事 ( No.15 )
日時: 2013/03/30 03:00:19
名前: 凛美優

『飛龍』さん。
素早い返信ですね。順を追って、追加の意見です。長くなりましたので、斜め読みでお願いします。

@『パワーで押し崩そうとしていた』とのこと。確かに剣道では一定の力強さは必要です。しかし、その力は、崩れない構えと姿勢、円滑で微細な脚(足)裁き、気そのものと気力、打突時の瞬間的な腕と手と手の内の強さ、などに使って頂いて、意味のない身体移動をしたり、相手と変にぶつかったり、押しもみ合ったり、打突時に余計な強調ポージングをしたり、などに使わないことです。剣先を相手中心にしなやかに付け、自己の剣先の位置取りが相手の心に『あっ、今、自分が狙われているなっ…。』って強く直感させるように、胸を張って、おなかが少し前面に突き出るように構えて、剣先から自分の気力が出て、それが相手に伝わるように『気攻め』でじりじりと押し出るようにして、剣先を十分に生かして相手の攻防を制するようにしてみてください。崩れない充実した構えをもって行う『気攻め』は、構えている自分の身体全体には力は入っておらず、自然体のような身体の力の入れ加減です。崩れない堂々とした立ち姿で気攻めをしてください。

A『打突の機会』の種類には、いろんな表現でありますが、簡単に言えば、相手が、『出ようとしたところ』、『引こうとしたところ』、『止まったところ(居付くところ)』、『(相手の)技が尽きた瞬間』、『防御の態勢に入った(入ろうとした)ところ』等々です。要は、自ら攻撃してこない(出来ない)ところと、相手からの攻撃を防ぎきれない、避けきれない、または逃げ切れないところを捉えるということです。

B『出鼻小手を何回も取られてしまい、面1本でいくことにかなり迷っていた』とのこと。自分が面技を繰り出した際に、相手に小手を打たれる原因は3つです。一つは、『攻め』がないこと、または『攻め』が相手に効果的に伝わっていない(効いていない)こと、二つは、自己が面技を出す際に、自己の一足一刀の間合いが相手の一足一刀の間合いよりも物理的かつ距離的に長い(遠い)こと、三つは、自己が面技を出す際に、手元の位置(特に左手拳の位置)が高い(中段の構え時の左拳の位置よりも上)こと、です。これらいずれか一つでも該当すると、特に中学・高校生の剣道では、自分が面を一本技で打つと、反射的に相手はすぐに小手を打ってきます。中学・高校の剣道では、審判基準も甘いため、打突部位に当たっていなくても、いい音がしたり、小手の筒ではなく拳に当たった場合でも、タイミングが良ければ一本、などという、審判規則を全面的に無視した判定が散見されますが、その甘い判定に付け込み積極的に、いわゆる『刺し』技的に小手を打ってきます。もし『飛龍』さんが受験後も生涯剣道として剣道を継続されるのであれば、その何回も取られた出鼻小手も、察するにその大半は本来の『有効打突』ではないので、あまり気にする必要はなく、間合いと打ち方をきちんと考えて、しっかりとした攻めのある正面からの一本技を練習されるといいのではないかと思います。(つづく)
Re: 最後に出来る事 ( No.16 )
日時: 2013/03/30 03:01:17
名前: 凛美優

(つづき)
C二段打ちは、単に二回打つ技、ではないです。一回目の打ちも、二回目の打ちも、打ったらそれぞれ有効打突として一本になるような打ちであることが理想です。ただ、一回目の打ちを犠牲にして二回目の打ちをより確実にするという狙いや、一回目の打ちをもって相手の『虚(きょ)』を突き二回目の打ちをより確実にするという狙いもあると思います。剣道には、『表』と『裏』という考えがあります。中段に構えた時に、剣を中心として自分の右側が『裏』、自分の左側が『表』です。二段打ちの場合、打つ場所はどれでもいいですが、『表』→『表』とか、『裏』→『裏』とかは、練習でも打ちやすいですから、多くの人がやりますが、『裏』→『表』とか、『表』→『裏』という、相手の防御心理を試すような技の展開は大変効果があると思います。当然、そのためには、しなやかな剣裁きと体(足)裁きが必須です。例えば、『表から剣払い(あるいは張り)』→『裏の右小手』とか、『裏から右小手』→『表から正面』とか、『裏から剣払い(あるいは張り)』→『表から逆胴(相手の左胴)』とか、『裏から諸手突き』→『表から正面』とか。単純に素早く小手→面と、一定のリズムで反復するのではなく、多様な技を修練すればいいのではないかと思います。つまり、一回目の打ちによって、その直後の相手の反応をあらかじめ予見でき、そしてその予見した相手の反応から生じる隙を二回目の打ちで確実に狙うという展開が、高校生の剣道では大いにあってよいと思います。ちなみに、『表』と『裏』という言葉の所以は、昔の武士の刀は左腰に、柄を前、刃を上にして装着していましたが、その際に刀の刃が身体側に面している側の方を『裏』といい、外側に面している側の方を『表』と言っていました。その状態から、刀を抜き、中段に構えると、自分の右手側が『裏』、自分の左手側が『表』になります。木刀で試してみてください。

D『攻め』の実践は、高段者になっても大変難しいものです。しかし、体力も気力も充実している高校生ならば、理合さえ分かれば、高年齢者に比べ、積極的に出きるようになると思います。高校生で出来ない場合が多いのは、理合が体感的に分かっていないことに起因しています。多くの先生が様々な言葉で教えを残していますが、私の経験上から一見解として記すと、攻めとは、自己の気と構えと剣捌きと体(足)捌きなどによって、相手の心中に恐れや不安や疑問や戸惑いや迷いといった心情変化を生じせしめ、相手の攻防を制することです。イメージしてみて欲しいのですが、普通の人なら、突然、誰かに刃物を喉元に突き付けられたら、うっと動けず瞬間的に身体が止まりますね。あるいは、数メートル離れた所から誰かが刃物をこちらに向けて自分の方に突き進んできたら、その光景が一瞬信じられず、えっどうしようって身構えて、一瞬身体がとまりますね。あまりいい例ではないですが、私はそういう心の変化に近いものと思っていて、自分の構えと剣と気位によって相手の攻防の動きを制する、たとえ相手がそれに応じて反撃してきても、心の劣性変化によって僅かにそれが出遅れ、自己の打突の方が間一髪先に相手を制する、そういう展開が『攻め勝った後に打突する』ということだと思います。つまり、相手だって自分のことを攻めて来るのですから、相手との『攻め』合いに『勝って』から『打突する』ということです。その形として現れるのが、打突する瞬間前に必ず相手の中心を取る(相手には自己の中心を取らせない)、ということだと思います。(つづく)
Re: 最後に出来る事 ( No.17 )
日時: 2013/03/30 03:02:05
名前: 凛美優

(つづき)
E『踏み込み足』は、後ろ足(左脚)が最も重要です。一足一刀の間に入り打突する瞬間前には、必ず後ろ足(左脚)を素早く引き付けることです。前足(右脚)と後ろ足(左脚)とが開きすぎて、大きな股裂き状態での構えは、好ましくありません。怪我する可能性も大きく、前攻めと後ろ逃げを同時にやっていることになるので、結果的に、体力ある高校生でも、十分前に踏み込めません。

F『打ち』は、必ず剣先の振りを意識してみてください。剣先の振りの軌跡が、横から見ると円弧を描き扇形にちゃんとなっていれば大丈夫です。いわゆる『刺し技』は、もう中学で卒業して欲しいです。あと『物打ち』(竹刀の竹の部分で切っ先から長さ3分の1の所までの所で、四つ割竹の竹刀の弦のある面の裏側の面)できちんと打突部分を捉えることを強く意識して、取り組んでみてください。

G相手の打ち抜けに対して、背後から追って行く件ですが、ご自身のご指摘も一理ありと思います。私が高校生の時によくやっていたのは、相手の打ち抜けを振り向いて直ちにその背後を追わず、3〜4歩程度の間が空くまで始動せずに待ち、その間が空くや(その頃には相手の打ち抜けスピードが落ちてきているので)直ぐに、すり足で一気に素早く接近して、面(左か右)か胴(右胴)を一発で打っていました。でも決まる確率は25%位でしたけどね…。あまり得意ではありませんでした。

久々にいろいろ書きました。やって見せてあげれば、直ぐに誰でも分かるのですが、文字で記すとやはり無理がありますね。ご容赦ください。受験頑張ってください。誰しも皆、その苦労は必ず人生の糧となりますから。苦しいですが、それを楽しんでください。今しか出来ないことですし。受験が終わったら、必ずまた道場に戻って、剣道のお稽古に入ってください。昇級と昇段を一つ一つ踏めば、そのステージ毎に多くのものが見えてきて、課題に取り組む自分の充実さを感じるようになると思います。(おわり)
Re: 最後に出来る事 ( No.18 )
日時: 2013/08/25 08:24:46
名前: バンビ

最初の質問文しか読んでいませんが、
ここで質問して、得られた回答をどのように稽古に生かすつもりですか?

先生がいるのですよね?
なら、先生にきけばいいのではありませんか?
ちゃんと教えてくださる先生がいるのですから、
ここで回答することはその先生に対して失礼になります。
もちろん質問する方も失礼です。

技の打ち方など、
できないことを聞くのはいいですが、
試合を見てアドバイスするのは、
先生がいるなら、
先生に訊くべきだと思います。
先生に何か不満でもあるのですか?
Re: 最後に出来る事 ( No.19 )
日時: 2014/02/24 04:41:03
名前: 飛龍


先生方ご無沙汰しております。飛龍です。

まず去年の大会の報告をしなかったこと、お詫び申し上げます。
試合の結果が散々で何と申し上げれば良いか分からず、ここまでズルズルと引き延ばしてしまいました。申し訳ありませんでした。

試合の内容はと言いますと、緊張で足がガクガクして、頂いた言葉を活かすことも出来ずに負けてしまいました。
とても悔しく情けない思いをしたのを覚えております。折角のお言葉を活かせず、ごめんなさい。



さて、今日は近況報告に参りました。

進路についてですが、
仲間が大学受験に向けてがんばってる中、この一年間悩み続け
人の役に立ちたいと言う思いから自衛官になることを決意しました。
先日自衛官候補生の合格通知が来たので、今は入隊待ちです。(自分は陸自志望なのですが陸自は候補生が多いらしく、すぐに入隊という訳にはいかないそうです)
入隊に備えて、それまでは剣道やジムに通うことで体と精神を鍛えていきたいと考えております。


剣道については、早速3月9日に高3の送別会ということで部内戦があるようです。受験が終わった高3は皆部活に参加するので、稽古に役立てるためにも、高3として恥ずかしくない試合をするためにも、今必死に先生方のお言葉を読み返しております。まずは基礎の見直しから、といった感じでしょうか。

にしても自分が書いた質問文があまりにつたなくて(今もです。すみません)、とても恥ずかしいです(苦笑)


入隊後も剣道ができる機会は結構ありそうなので、またこの掲示板にお邪魔させて頂きたいです。
今後ともご指導の程よろしくおねがいします!



駄文失礼いたしました。


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