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誰か教えてください
日時: 2014/01/24 22:46:44
名前: 茄子剣士 < >

私は高校一年生で剣道部に入部しています。去年の五月の試合で左手首を怪我してしまい、それが原因で左手で竹刀を振ることが出来なくなりました。剣道をやめようか悩みましたが、周りの友達が支えてくれて何とか続けることが出来ました。なので現在は右片手上段に構えて日々稽古しています。
右片手上段になってから負けることは少なくなりました。全体的に引き分けが多くて、ポツポツと勝つくらいです。
一昨日に顧問の先生と今後について話をすることがありました。その時先生から
「君はほとんど負けることはないが、同時に勝つこともない。そのような選手は残念ながらチームとしては使えないし、試合にも出すことは出来ないだろう。」「片手上段では昇段試験もかなり難しい。」と言われました。同級生は強い人ばかりで、その人たちの編成で十分チームは組めます。
その言葉にレギュラーを取る!!という目標は消えました。その途端に、すべてのやる気が消えました。自分はどうすればいいのかわからなくなりました。剣道を続けたいが何のために?何を目標として?

こんな時皆さんはどうするのでしょうか?誰か教えてください。

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Re: 誰か教えてください ( No.1 )
日時: 2014/01/25 09:58:03
名前: 風車の矢八

まずは、紙に今の現状を書いてみては
どうですか?また、自分の今の気持ちを口に出す
前に紙に書いて読み返して見て下さい。

これから話す事は、私、個人の意見ですので
聞き流して構いません。
勝てないからレギュラーは無理、右手片手上段だから
昇段も難しいと言われたならば、更に何十倍も努力して、
、チームで一番強くなって、選手に選んでもらい
剣道も上達して、昇段してみせると考えてみては、どうでしょうか?
勿論、並大抵の努力では、難しいですが。
自分が頑張ってやってきて追っていた信念や目標が、
誰かに、ちょっと言われた言葉で、心が折れたり傷ついたり
潰されたりするなら、所詮はその程度のものだったんです。
本当に好きな事なら、ちょっと言われても、
それをバネにして更に努力し頑張る人もいますし。
現状を打破するも、諦めて切替て竹刀を置くも自分次第です。

あと試合に勝つ事や昇段も、きにしなければ、剣道は、ずっと
続けられる武道であり修行です。
段位が低くても人に尊敬される剣道で
素晴らしい先生も沢山います。

用は頭をどう切り替えてこれから、どう
前に踏み出すかだと感じました。
あと私なんかは、昇段受ける前に、合格は無理と
先生に言われましたが気づけば四段になりましたから。

乱文失礼しました。

Re: 誰か教えてください ( No.2 )
日時: 2014/01/25 16:55:16
名前: だみ声< >

茄子剣士さん (その1)
僕からの返信も、基本的に風車の矢八さんと同じです。 視点を変えていくつか書かせていただきます
が、まず昨年5月の試合で傷められた左手は、重点的にどの部位になるのでしょう?
左肩なのか、左ひじなのか、左手首なのか、左手の指なのかによって、右片手上段に於いても検討する
部分が異なると思います。
しかも高校生になってすぐの試合での事故との事ですが、どのような顛末だったのでしょうか? 指導
者として伺っておけば今後の指導に役立つと思うので、お尋ねします。 もちろん差し支えが無ければ
…です。

そして茄子剣士さんは少なくとも中学校も剣道部だったと言う事でいいですね?

実は僕の剣道仲間に、右片手上段の剣士がおります。 現在剣道五段で、結構強いです。
小さいころ小児麻痺によって、左半身が少し不自由になったそうです。 左足が右より少し短いそうで
すが、杖を使うほどではないですが、歩き方には障害者と分かる癖があります。
それでいて中学時代は柔道部だったそうです。 これはお兄さんが柔道部だったから、そうしたそうで
すが、高校では剣道部に入ったそうです。

当初から右片手上段だったそうですが、ほとんど独学です。 しかも就職後仕事中機械に挟まれて、左
手の手首から指に掛けて多少不自由です。(と言いつつ、小中学生相手の稽古では、正眼に構えていま
す)
こう言う方なのですが、剣道には大変熱心で、しかも大変な努力家です。 まず始めに面紐を結ぶのが
難しいようですが、周囲の人に「結んでくれ」という依頼は一切なさいません。 僕らが気付いた時は、
後ろに回ってしっかり結んであげますが、一人でも多少時間を掛けながらですが、やっておられます。

右腕の太さと筋力は、十分鍛えられている事を伺わせますし、何しろ打突が早いです。 普通に胴は開
いているのだから、打てるはずですが、面と見せかけて胴を打ちに行くと先に面が襲って来ます。

やはり高校でも試合ではレギュラーに成らなかったとおっしゃいますが、それでも大いに楽しんだと言
われます。
やはり勝つのは多くなかったけれど、負けも少なかったとのことです。 つまり引き分けが多かった事
になりますが、この事からも弱小選手でなはなった事が分かります。

>君はほとんど負けることはないが、同時に勝つこともない。
   他にもっと強い選手がいるのだと思います。 だから顧問としてもレギュラーには他の子を、と
   言う事だと思いますが、はっきり言って僕のチームなら、負けない選手ならレギュラーにします。
Re: 誰か教えてください ( No.3 )
日時: 2014/01/25 16:56:04
名前: だみ声< >

茄子剣士さん (その2)
>片手上段では昇段試験もかなり難しい。
   僕が先の右片手上段の剣道仲間も審査を見て感じた事は、崩れる(単に姿勢が)事が多かったと
   感じております。
   確かに昇段審査では、障害者加算なんて一切ありませんし、攻め、溜め、機会、打突、冴え等が
   段位にふさわしいかどうかが見られる訳ですから、足運びも不安定な彼には大きなハンディーで
   した。 でも決してあきらめない彼の審査への情熱は十分僕らを反省させ、それこそ心を入れ返
   させてくれました。

>レギュラーを取る!!という目標は消えました。その途端に、すべてのやる気が消えました。
   こう思うのは、あなたが若いからです。 剣道の価値は、試合に出て勝利することだと信じて疑
   ってないからなのです。 剣道の試合が修業の中に占める割合は、20%程度だと僕は思ってお
   ります。
   若い内はそれ(勝利する事)がすべてだと思っているものです。 僕もそうだったと思うのです
   が、実はそれは単なる若者の「浅知恵」なのです。
   かと言って、あなたが剣道をどれだけ好きなのか? あるいはどれだけ情熱を入れているかが分
   かれ道である事は確かです。

本当に好きな物からは、どんな抵抗や反対があっても、あきらめないでかかわって行く物ではないです
か?
一例をあげればタレントの「おさかな君」など、小さい時から周囲があきれるほどの「さかな博士」だ
ったそうです。 学校の先生もこの子に魚以外の勉強をさせようとする事は「出来ない」とまで言わせ
たそうですから、普通の「好き」ではないですね。

こうではないまでも、あなたが本当に剣道が好きであるなら、「やる気が消えた」その先で考える物が
あるはずです。 当事者でない僕には、それが何かを具体的に言えないのですが、本当に好きなら自然
に何か出て来ると思います。
一言僕がアドバイスするとしたら、この怪我は、あなたにとって「チャンスなのだ」と考える事です。
何のチャンスなのか? が思案のしどころですね。
そして、そのチャンスと思う発想から、何を生み出すのか? を真剣にお悩み下さい。必ず出て来る物
が… しかもあなたにしかできない何かになるはずです。

失敗から学べっ!! これは開発を主とする会社の「社是」にもなっています。
たとえばエックス線の発見は、実験に失敗したレントゲン研究員がその失敗の原因を探る中から生まれ
ました。 原因は「反射板の向きが狂っていた」だったのですが、そのおかげで彼は博士となり、この
業界の第一級の先駆者となったのです。

最近の失敗からの学びの代表は、「青色発光ダイオード」の開発です。世界でしのぎを削った開発戦争
は、一人の間抜けな研究者が、添加剤の量を1000倍間違えた事によって成功につながったのです。
このおかげ(赤、黄色、青 が揃った)で、今や交通信号機はあちこちで発光ダイオード製に切り替わり
つつありますね。

大きなけがを「チャンス」ととらえて、自己研さんに励んで下さい。 もちろん「いばらの道」である
ことは間違いないですから、くじけそうになるものですが、それこそが修行だと思って取り組んで下さ
い。 「人生は捨てたものじゃない」と思える日が必ず来るはずです。

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