Re: 面の打ち込みと元立ちの構え ( No.1 ) |
- 日時: 2016/04/11 18:32:09
- 名前: せいちゅうせん
- 田楽様
失礼いたします。せいちゅうせんと申します。 お気を悪くされるかもしれませんが、私の場合を書かせていただきます。
結論から申しますと、私は、基本稽古(打ち込みも含む)では、指導をする立場でない限り、相手がやりたい稽古が存分に出来るように相手の要望に極力応えた稽古をします。 フニャーっと構えて欲しい要望があれば、喜んでそうします。 そのような立ち方が出来るかどうかも自分の稽古になると信じています。
基本稽古は自身の動きを十分に錬るためにあると思っています。 それを元立ちの都合で出来ないのは非常に残念に思います。
私は、基本稽古で掛かり手が何の要望もない場合は、相手の間合いの入り方を見た上で、パッと構えを崩し、剣先を相手の体から僅かに外します。剣先を左右にふって外すか、剣先を浮かせて外すか、剣先を下げて外すかは相手のやりたい稽古を感じて選択します。
打つべき機会というのは、構えが崩れたところなので、パッと打つべき機会を演じるようにしています。
基本稽古で元立ちが一切構えを崩さないということは、打つべき機会になった場合の体の使い方の稽古をしようにも出来ません。要望を言っても分かって貰えなければ、そういう方だとあきらめて仕方なく別の観点の稽古をしますけど本意ではないです。
しっかり構えたままでいて欲しいときはそういう要望をしますし、相手からも要望があるでしょう。 基本稽古でしっかり構えたままでいて欲しいという要望は、居ついた相手や膠着状態などを想定して、刀でいう鎬部分を相手の竹刀に刷り込んで相手を崩す打ちや、払い技、二段技などの稽古でしょう。または、自分からギリギリで避けていく体捌きの稽古でしょうか。この打ち方は相手の竹刀と自分の竹刀をからめたりする方法ですから「渡ってから打つ」になりますので、どちらかというと応用技だと思っていますし、打ち込み台相手にも出来る稽古ですから、要望を聞いてからやるようにしています。
あくまで私見です。 失礼しました。
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Re: 面の打ち込みと元立ちの構え ( No.2 ) |
- 日時: 2016/04/12 03:13:42
- 名前: 田楽
- せいちゅうせん 様
詳しい説明有り難うございます。
自分の解釈が必ずしも正しいと限らない事は承知しているので、むしろ様々な角度から意見を聞かせて頂く方が幅が出て良いと思います。
補足ですが、これは回り稽古の打ち込みで、個人個人にそれほど時間をかける事の出来ない状況です。
約束稽古や列に並ぶ元立ち稽古のように一対一で時間をかけられる打ち込みなら、せいちゅうせんさんの仰るように対応できますが、回り稽古でどんどん周囲が動いているのに、技術的に必要なのかもよく分からない事で毎度毎度細かく注文を付けられるので腑に落ちない訳です。
またこの人の言い方が「そんなんじゃダメだ」と高飛車なのも自分が気になる原因だと思います。
自分のやりたいことを説明して元立ちの仕方を理解させてくれた上なら対応も出来ますが、この人と当たる度にろくな説明も無いまま迷惑そうな顔をされるので、こちらとしても気分良く対応しかねる状況です。
とは言え、自分の知識不足で相手を逆恨みするのでは馬鹿馬鹿しいので、確認のためにこちらに質問させて頂きました。
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Re: 面の打ち込みと元立ちの構え ( No.3 ) |
- 日時: 2016/04/16 05:06:49
- 名前: 田楽
- 皆様
まとめ的になりますが、自分から経験の長い人にも直接この質問をする機会があったので補足的に記載させて頂きます。
その方曰く、そのように決まった方式というものは無いが、掛かり手が神経質な人なら気になるのだろうから、言われるように緩く構えたらいいんじゃないか?と言う事でした。
この辺はせいちゅうせん様と似た反応でした。
相手の力に対して押し返したり、竹刀を上から押し込むような動きは意識してしないように気をつけているんですが文句を言われますと言ったら、こちらの中段が(技術不足により)そもそも曲がっているから相手には押しているように感じられるのではないか?と言う事でした。
注文を付けて来る人の本来の動機かどうかは知りませんが、自分の中段が曲がっている可能性は大いにあるので、そこは気をつけようと思っています。
とにかくも「元立ちが緩く構える方式は一般的でない」と分かったので落着と思います。
この人にはそんなことも出来ないのかと言うような調子で注文をつけられるのであまり気分は良くないですが「そういう高飛車で神経質な人なんだろう」と思って流すことにします。
この件でうっかり経験者の意見を伺ったら、結局自分の中段の構え方や竹刀の持ち方を延々と治されてしまいましたが、それはそれで得るものも多くあったので、これで良しと自分では思っています。
ご意見を寄せて頂いたせいちゅうせん様には重ねてお礼申し上げます。有り難うございました!
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