Re: 指導者の方にお伺い ( No.1 ) |
- 日時: 2016/07/08 18:05:23
- 名前: だみ声<
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- 結論から言えば、どんなものであれ、組織の長には、その組織で生じる「いい事」も「悪い事」も、かかわり(責任、
名誉、褒章、処罰)があるのが常識です。 例を挙げればきりがありませんが、スズキ自動車のデータ偽装で社長は退きましたが、果たして社長は偽装に関与し ていたのでしょうか? でもその事実に関係なく、経営者には責任が問われます。 「部下がやった事だ」「私は当事者でない」は「組織の長」は言って見たところで、責任を免れられるものではあり ません。 今回の事情もその通りだと思いますので、「組織の長として私の責任です」と言い、「以後気を付けると共に再発防 止に努めます」ぐらい言うのが筋でしょうね。
でもそういう社会通念をご存じない、あるいは認識しても自分とは別世界、と言う勘違いをしている人もおり、今回 それが表面化したという事だと思います。 サラリーマン経験者はこの点は、自然に身に付けますが、自営業の方に はえてして未経験のため、こういう事態もあり得ますね。 幸い、大事故でなかったのだから、「謝罪と今後の注意」を表明し、指導者同士で対応策ぐらいは話し合うべきでし ょうね。 ところで当事者である指導者はその時、その後どのようにその子やご両親に対応しているのでしょう? そこも気に なる点であります。
> 幸い、その子供はすぐに回復しましたが 状況が「熱中症」の場合、指導者としての稽古の「さじ加減」は、昨今ものすごく気をもみます。 大袈裟に休憩をはさんだりすると、子供は頑張らなくなります。 あるいはすぐ頭痛い、調子悪い、で「おさ ぼり」の味を覚えます。 今回がどの程度なのか、熱中症なのかわかりませんが、「稽古時の負荷」のかけ方には苦慮しております。 えてして昔より「甘く」なったことは否めません。 だから指導熱心のあまり、更に自分の経験だけの判断で 「負荷」のかけ方を間違えると「たおれる」子も出てしまいます。
当事者でないけれど責任を追及された一例(実話です) 秋祭りの山車が昼休み後に移動を始めました。 午後のけん引役の子供たちに、移動情報がうまく伝わらず、山車の 前に群がってしまう一瞬が出来てしまい、その中の一人の左足が山車にひかれてしまいました。 幸いけがの程度は、爪が3枚剥げ落ち、再生まで3ヶ月ほどかかりましたが、後遺症もなく元気にサッカーをやって います。 この怪我の直後、祭りの指揮官の「区長さん」は、警察の事情聴取を受け、「業務上過失傷害」の責任者として、この 事故の顛末書と再発防止策提出を命じられ、次年度の祭典委員会では、再発防止の具体策を立て、計画通りの祭典を 実施しました。 次年度区長さんは、「事故ゼロ」を全員に流布してお祭りに臨みました。 この区長さんは事故の時、宮司さんと祭典終了後の段取りを確認していました。 事故を見てないし、「移動」号令も、 祭典委員長の発令でした。 それでも第一責任者なのです。
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Re: 指導者の方にお伺い ( No.2 ) |
- 日時: 2016/07/10 06:48:39
- 名前: ヤンヤ
- だみ声さん、はじめまして。返信ありがとうございます。
>「組織の長として私の責任です」と言い、「以後気を付けると共に再発防止に努めます」ぐらい言うのが筋でしょうね。 私も上記のような対応をするのが当たり前だと思っていたので、今回の先生の対応がとても信じられなく、おかしいと感じている私がおかしいのか? と思ってしまいました。
子供の状況は熱中症ではありません。詳しくは書けませんが、だみ声さんが記されている「たおれる」に近い状況。それもかなりの力です。 当事者である指導者の対応は?ということですが、形だけの謝罪はありました。しかし、再発防止のための努力等は全くありません。
子供たちのために熱心に指導をしていただき、感謝の気持ちはたくさんあるのですが、今回の出来事を通して、 剣道の前に大切な事をないがしろにしているように思え、今後、子供を通わせるか悩んでいます。 よくよく考えて、答えを出したいと思います。
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Re: 指導者の方にお伺い ( No.3 ) |
- 日時: 2016/07/10 22:47:33
- 名前: だみ声<
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- ヤンヤさん
>「組織の長として私の責任です」と言い、「以後気を付けると共に再発防止に努めます」ぐらい言うのが筋 一般論としてこう言うのが筋だろう、と言う意味で書かせていただきましたが、指導者側の目線としては、「こ れぐらいの負荷には早く耐えるようになってくれ」の願望もあります。 とはいえ「負荷」の内容が分からないのでこれ以上はコメントできない所です。 察するに力加減が子供の筋力を超えた状態があり、子供は耐え切れずに不安定な状態になり、周囲で見ている 者には「危険行為」と感じた場面のようです。
昨今の子供は、運動会で、ピラミッド禁止、騎馬戦禁止、棒倒し禁止などの話題があります。 ゲーム機で育ち、ス イッチの押し方が上手になって強くなったと思っている子供達、野山を駆け回って真っ黒に日焼けして育った我々と は、根本的な日常負荷への対応能力に落差があります。 しかも能力のある子は、我々の頃より優れた対応能力があ ります。 こう言う格差の大きい集団で、どのレベルで上達を促進するのかは、その集団の持つ潜在能力を見極める必要があり ます。
言い訳かも知れませんが、指導者側には自分が経験した稽古内容が基本にあり、今目の前にいる子供にいろいろと上 達を促進するための最短コースの指導法を模索していると思います。 そう言う中で、今回の状況は一方的に指導者 を責めて済ませるものなのかどうか、それこそ指導者、保護者、本人の意識の疎通も大切だと思います。 もちろん今回の様な「事故」につながるようなことがあって良い訳はありません。
この辺の「認識の差」もあると思います。 普段の稽古やお付き合いの中で、コンセンサスを構築しておくことも重 要ではないでしょうか? 試合、忘年会、懇親会などで三位一体となった参加環境の中から一定の方向性も見えてく るのではないでしょうか?
正直「うちの子もっとシゴイてください」と言う親がいます。 少しシゴイて号泣するまでやらせた後で、「あれは やり過ぎでは…」の批判も出る事があります。 指導者としては「上達させるいいチャンス」と思って負荷をかけて 見るとこういう有り様もあり、指導のさじ加減も昔と異なっていると感じます。
あるいは道場への「送迎」以外、子供の成長や上達具合を見ていない親もいると思います。 いろんなケースがあって、複雑ですが、要は「三位一体」の風通しの良い稽古環境が重要ではないでしょうか。 指導者側の目線で書くと、こういう内容もあると思って書かせていただきました。 気に障ったらご容赦ください。
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