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剣道試合はこれでいいの?
日時: 2007/09/30 22:11:33
名前: 初心者

今日、剣道大会見てきたんですが、剣道の理念とはかけ離れたものとしか思えません。竹刀の打突の速さとフェイントの掛け合い・・・全くがっかりでした。これでは剣道で人格形成なんて全く絵空事では?試合前後と会場外でのマナーも最低だし、剣道する人が少なくなるのも当然と思いましたがどうなんでしょう?

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Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.1 )
日時: 2007/10/01 22:59:13
名前: 初心者

 皆さん、全く反論がないのはどうしてなんでしょう?試合は勝てばいいので、負けてしまう剣道より勝つ剣道ほうが自分も親も気持ち良いですからね。
 今日、国体の少年部の試合でも、とにかく竹刀操作が決め手で、とにかく勝てる剣道を身に着けてから、心を養成すればいいと言う人もいます。

 以前、古武道の道場主から「うちは剣道なんかじゃないから」と言われた意味が今になって分かる気がします。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.2 )
日時: 2007/10/02 02:15:25
名前: だみ声< >

初心者さん・・・(とても剣道初心者とは思えませんが)

反応した書き込みが、やりにくい書き方なので、皆さんは書き込み方を考案中ではないかと思います。

まず、「剣道の理念からかけ離れた」と感じられたのは、試合のどのような場面をご覧になってのものなのかを、お書きいただかないと、われわれはその場面を見ていないので、コメントしにくいです。

「打突の速さとフェイント」の応酬による試合の、どこががっかりの要因なのでしょう?

「剣道で人格形成」が絵空事なのかどうかは、取り組み方の問題です。表面には現れにくいし、試合を見て感じる部分は少ないのではないでしょうか?

「マナーも最低」と言う表現は何かと比較してのものでしょうが、どういった場面を見てそう思われるのかを書いていただかないと、こっちの文章が成立しません。

古武道をたしなまれる方のせりふとして、「剣道なんかじゃない」とおっしゃったとしたら、その方は、まだ本当の武道を認識しておられないレベルではないかと推察します。

山頂を目指す道筋は、数多くあると思います。どの道を選ぶかはそれぞれです。

ただ頂点と言うべき山頂は一点でしょうし、本当にそこに到達することって、永遠にないのではないかと思いつつ、自己研鑽するのが修行と心得ていますが、いかがでしょう?

試合中の一本の打突について、あなたが「これだ」と思われるものを記述していただけると、かなり盛り上がった検証を行うことが出来ると思いますが、書いていただけませんか?

ちなみに僕が理想とする一本とは、
対峙した相手に対して、周囲すら気づかぬ内に「一足一刀の間」におり、静かに振りかぶり、静かに前進し、静かに振り下ろしたら「面」で決まり。この間相手は、ただ構えたまま「棒立ち」です。

こういう一本が僕の理想です。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.3 )
日時: 2007/10/02 06:26:40
名前: しま< >

中体連の新人戦なんかを見ると、「試合に出るなら礼儀作法をちゃんと教えてもらいなさいよ」という子が大勢いますよ。でも私、いろんな試合を観戦、審判した中で、初心者さんがおっしゃるような試合はありません。書き様がないなぁと思っていたらだみ声さんが代弁してくれました。同じ日曜に明治神宮の試合に子供の応援で行ったけれど、開会式の時、私のすぐ前にK士館中学の子が二人並んでいて、ちゃんと気を付けの姿勢で君が代斉唱してました。たまたまうちのチームと同じ会場だったので二人の試合も見ましたが、礼儀作法は言うまでもなく、剣道も立派でしたよ。ついでに頭はスポーツ刈りで着装もきちんとしていて後輩の小学生をちゃんと面倒みてリードしている。あぁうちの子もこんなふうに成長してくれるといいなぁと思った一日でした。応援は拍手のみ。声援はなし。いい試合を見せてもらいました。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.4 )
日時: 2007/10/02 08:36:17
名前: tiki

はじめまして。

だみ声さんの言われる通り、何度か書き込みをしようと思ったんですが良い答えが見つからず断念した次第です。

概ねだみ声さんとしまさんに順ずるような答えになってしまいますが、試合がすべてではなく、勝利がすべてでもありませんよね。

ただし剣道の理念とは1日やそこらで理解できるものではありませんよね。

順序は多少違っても長い目で見る、ということも必要なのかな?と思います。

応えになっていなかったらごめんなさい。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.5 )
日時: 2007/10/02 22:05:26
名前: 初心者

ご意見ありがとうございます。
私もまったく修行が足りず、教本を読んで勉強しているんですが、公式試合を初めて見て驚いたもので。
「うちは剣道なんかじゃない」と古武道の道場主の方に言われた時は、私もあまりに酷いんじゃないかと思いました。でも、頭曲げて避けたり、竹刀をすぐに三箇所避けみたいにするのは、剣道の基本ではやってはいけない、また、むやみに打ち合いするのも良くないと本に書いてありましたので・・・やはり理想と現実は違うのが当たり前ですね、そんなことしてたら負けてしまいますよね。
「剣道試合に勝つ方法」とかいう販売ビデオのコメントに「一回戦で負ける子供見るより、決勝戦で戦う子を見たいでしょ?心なんかは後からやればいい・・・」とありましたが、それもありかなと考えさせられました。

Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.6 )
日時: 2007/10/03 02:46:33
名前: ママ

初心者さん、こんばんは。

私は、だみ声さんやしまさん、tikiさんなんかより経験年数もまだ浅いのですので、このコメントは難しいです。

さて、失礼ですが初心者さんはお年はお幾つですか?

私は、お恥ずかしながら高校生の部活で初めて竹刀を握りました。ですから、道場できちんとした礼儀作法を習ったわけではなく、他校の礼儀作法も無我夢中で真似て覚えました。そして、部活では当然「勝つための剣道」の稽古です。

学生時代の試合では、フェイントや打突の速さの競い合いです。元々初心者集団だった私たちが、ほんの3年間で強引に作り上げた剣道ですから、形も何もあったもんじゃありません。それでも、みんな必死でした。

それから、ブランクあっての今、私は「あれはあれで良かった」と信じております。もちろん、今はあの無茶苦茶なフェイントの掛け合いの剣道や打突の速さの剣道が、段が上位の方には通用しないと言うのを痛感しております。ですが、あれがなければ、息子が剣道を始めたからと言って再開していないと思います。

現在は、切り返しの方法がどうやら間違って認識していたらしく、調整中であったり、フェイントのお陰で、自分の心も動揺してしまい、手元が上がりやすくなっていたのを、手元を上げないように調整したりと、まあ課題が山積みです。

そんな私ですから、時には子供たちの敷居を高くさせないようにと努力してみたり、ご父兄の方々の相談相手になったり。そんな事が、正しいのか間違いなのか、ちっともわかりませんが、少なくとも剣道は好きなのは間違いありません。そして、先日嬉しいことがありました。始めて4ヶ月の女の子、何とかスピードで教え込んで1級に合格してくれました。次は、5ヶ月くらいで初段の審査。4ヶ月ですから、面打ちは何とかできるようになっても、引き技が十分になるには時間が足りず、ここでも高校時代の要領よく稽古する方法を考えました。

私が出した提案は、「実技審査中、引き技はかけず、相手が引くところを狙え」だったのです。審判の先生から、指導を頂いたそうですけど、結果それでその子の見栄えの悪いところが露呈せずに良いところだけがクローズアップ。

道場のほかの先生は、頑なに引かなかったのかを聞いて驚いていましたが、結果オーライだったという訳です。
その子は、自信がついたようで、上の学校へ上がったら、部活でも剣道をするそうです。残り5ヶ月、初段へ向けて引き技の練習と引き技の掛け方なども含めて、試合の駆け引きなんかも教えていかないといけません。もちろん、礼儀作法も含めてです。こういう教え方をしている私は、他の先生から見たら、とんでもない指導者になるかな?

初心者さんのおっしゃるように、マナーが悪いと言う意味わからないでもありませんが、数ヶ月で身に付く物ではないでしょうし、また数年やっていても、小学生や中学生でもなかなか身に付かない子もいると思います。道場だけでやっていて、家でやっていなければ、自然な振る舞いができないので、競技中はきちんとできても、自分の出番でない時などにひどい状況が起きます。でも、中体連や高体連では、そのようなお姿あまりお見かけしないような気がしています。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.7 )
日時: 2007/10/03 07:55:13
名前: しま< >

以前、開会式の時に来賓でみえた先生が「三箇所避けはするな。見苦しい。」と仰ってました。私もそう思います。剣道を小さい時からやっていると、「大きく打ちなさい」と指導されます。体の成長に伴い大きく早く打てるようになる。そして中学になると部活に入ったりして「試合に勝つための剣道」を身につける。ある日部活の先生に言われる「そんな振りかぶってたら勝てねぇよ!」子供は悩んでしまう(どう打てばいいんだ?)そして更に「避けること」を身につける。長く剣道をやる中で、どうしても学生のうちは勝負に拘り本人も指導者も「勝ちたい勝たせたい」気持ちが強く、不様に避けたり刺し面したりと本来の剣道から離れてしまうと危惧する子もいますが、根底にあるのは変わらないと思います。攻めて打たなければいくら速くても入らないし、きちっと残心を取れば避ける必要はない。それがわかるのはある程度成長しないと…いろんな指導者の先生がいるのでそれぞれご意見があるでしょうが、私は学生のうちは大目に見て、その後に期待します。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.8 )
日時: 2007/10/03 23:27:16
名前: いちわ

こんばんは。私も実は初心者さんみたいな思いになって少し幻滅した時期がありましたよ。でも、そうじゃないって思ったから書き込みさせていただきますね。
「剣道が人間形成だなんて絵空事」・・・とおっしゃる。
私は、「剣道をしてさえいれば即、人間形成」ではないのだと気づきました。←大した気づきではない?!(汗)
だみ声さんの「山頂を目指す道筋は、数多くあると思います。どの道を選ぶかはそれぞれです。」というお言葉は、まさに『わが意を得たり!!」という内容でした。
剣道の「人間形成」とは「剣道的人間形成」では決してないと思うからです。剣道は人間形成の一助なのだと思うと言ったら生意気でしょうか・・・。
剣道を通して、(実技や精神的修行を通して)、内外共に様々なことを教わります。その中で、「知り」「情で納得し」「実践する」ことによって、「人が人として必要なものを身につけてゆく」のかなと思います。
「知る」ことは「知って」も、自分で「悟る」ことが無ければ本当の意味で身に付かないのかなとも思います。(悟りとは気づきだと教わりました)

初心者さんが始めてご覧になった剣道の試合の人たちの現状だけで、全てを判断されるのは残念なことと思います。
人は皆、発展途上の経過を辿っているのですから。
きっとその人たちは皆、「知って」いるんですよ、本当にあるべき姿を。でも多分まだ気づいてない段階なのかも知れません。
ちっちゃな子供のお行儀が悪い姿を見て、そのこの将来もそのまんまとは決して思わないでしょう?
例えはおかしいかもですが、「明日はひのきになろう」と努力するあすなろの精神をみんな持ってるでしょうし、その気持ちこそが尊いと思います。

「いかなることがあっても人の悪口は言ってはならない」と言われた人もいるそうです。そういう心を本物にすることこそ、むしろ技巧上達云々より遥かに難しいことかも知れませんよね・・・。
人は死んだら、取り繕ったものは全て剥ぎ取られる姿になるのだから、善い心を鍛えることって「どんだけ〜」難しいことでしょうね。

剣道に関してはそれこそ初心者みたいな若輩者が生意気書き込み、大変申し訳ありません。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.9 )
日時: 2007/10/04 08:46:39
名前: tiki

いちわさん、はじめましてですかね?

>私は、「剣道をしてさえいれば即、人間形成」ではないのだと気づきました。←大した気づきではない?!

これはもの凄く大切な気づきだと思います。私自身、このことに気づくのに剣道始めてから20年くらいかかりました(笑

ただこれは、人に言われたり教えられたりしても簡単に理解できるものではなく、よくよく自分自身や自分と社会との相関関係などを考えないと理解することは大変難しいと思います。

ちょっと本題から道がそれましたね。すいません。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.10 )
日時: 2007/10/04 20:14:53
名前: 初心者

みなさんありがとうございます。
私も剣道は社会人になってから、会社の正課というか仕事の一部ではじめ、子供が始めたので20年程のブランクを経て段取得をきっかけに、初めて剣道教本とか読み、古武道や、剣道理念と試合剣道との差に戸惑っていました。
中学、高校ではやはり勝つ剣道も過程として必要で、それを経て違う剣道にいければ良いということですね、息子にはそれをわかってくれることを願いたいですね、(そこまで続くかな?)がむしゃらにやる時期がなければ、其の上にも行けないでしょうね。

Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.11 )
日時: 2007/10/07 01:40:00
名前: おかん

初心者さま
自分は剣道をしないのに、息子の姿を通して剣道を見て参りました。
どんなスポーツでも、言える事でしょうががむしゃらにやって、
先ず、勝つ喜びを知る事は大切な事だと思います。
特に、子供のうちは尚更でしょう。其の自信が、次のステップに繋がると
思います。そして、周りの大人や、仲間との触れ合いがな精神的なものを
つくって行ってくれるものだと、実感しております。

現に、息子は一度は離れた剣道を、仲間のおけげで再び始められました。
確かに、初心者様のおっしゃる通り、がっかりする行いもあります。
が、もっと大きな視野で、見ていただきたいとおもいます。

息子の追っかけを続けて思うのは「剣道ほど、きびしいスポーツはない。」
というこことです。
三分間の間に勝負を決する事が出来ず、延長になってしまったら、見ている方でさえ
心臓が痛くなるくらいの緊張が続きます。しかし、それは一瞬で全てが決まってしまいます。
どんなに、長い時間戦っていても、一瞬で勝負がついてしまいます。
柔道はポイント制になりましたが、剣道は違います。
そんな世界で、勝負を続けている人口が減ってしまうのは、或る意味仕方の無い
事かもしれませんが、変わらずに居てほしいとも思っております。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.12 )
日時: 2007/10/07 02:03:43
名前: 凛美優

私、当初『初心者』さんの書き込みを見て返信しようと思ったのですが、仕事の都合でここ数日繁忙がきつく、書き込み出来ませんでした。しかし、多くの先生方がきちんと返信されていて安心しました。先程お稽古から帰り、今やっとPC見てます。『だみ声』先生。私のような者が言うのも大変僭越ですが、剣道人として大変素晴らしいお考えだと思います。感銘しました。『しま』先生。真摯なご指摘はご尤もです。私の今までの経験(後述)は、先生のおっしゃる通りでした。『tiki』先生。そのもの凄く大切な気づき、私は六段頂いてからなので25年かかってますね。きちんとそれをご指摘される姿勢は、本当に立派だと思います。『ママ』先生。先生の姿勢は、生涯剣道の観点からも剣道人としての見地からも全く間違っていないと思います。謙虚な姿勢はきっとどこかで誰かが見ていてそれを真似して学んでいる人がいると思います。『いちわ』先生。決して生意気書き込みではありません。先生のご意見は、核心を突いたご意見であり、私は全面的に大賛成です。私も勉強になりました。

『初心者』さん。正直、あなたの一見挑戦的な書き込みには、だーっと異論反論オブジェクションしようかと思いましたが、時間がなく出来ませんでした。多くの人は、この書き込みには普通返信しないと思います。これらの諸先生の返信をどう思われますか。私は、これらの諸先生には、剣道人として真摯に真心があったから、彼らは胸から物を吐き出すようにあなたに返信したのだと思います。そのお気持ちを感じることができますか。それが分かって頂けることを切望しています。私は、6年前に六段を頂きました。でも人に自慢するような実力はありません。大怪我ばかりの剣道人生で、ハッキリ言ってショボいです。でも精神的に内面的に成長したとは思っています。私も六段を頂くまでは、気持ちの中では『いちわ』先生がおっしゃるような大切なことを何となくイメージ的に分かっていたものの、結局は人と張り合う剣道をしていました。試合に勝つとか、誰よりも早く昇段するとか。六段になってやっと、対峙するのは形的には相手だけれど、本質は自分自身なのだと思うようになりました。相手の方には弱く不完全な私の隙を打突して頂くことで、私は多くのことをご教示頂いているのだと。既に聞いたことがあるかと思いますが、剣道だけでなく多くのお稽古事(『稽古』という言葉の意味も大切です。『いにしへをかんがえまなぶ』ということです。)等に言われている言葉で『守破離』という言葉があります。多くの先人が伝えていますが、利休百首の第百○二首に『規矩(きく)作法 守りつくして破るとも 離るるとても 本を忘るな』という教えです。この言葉の意味を、様々な形で、本質的に、実体感しながら剣道を続けることが大切だと思います。すべてを把握していない段階で、ある一つの局面のみを直視し、すべてを判断することは極めて拙速であるものと、是非、気が付いて頂きたいと思います。そして気付いたなら、他の人が何であれ、自分自身でそれを実践して欲しいと思います。この意味がお分かりになるのならば、『剣道試合はこれでいいの』かと他の人に問いかけることが如何に無意味なものかとお気付きになるはずです。『剣道試合』は、剣道のすべてではありません。剣道は、範士になっても、なお修業をしている道です。剣の道を極めていない方から『剣道なんか』呼ばわりされることは微塵にもありません。剣の道は、自分自身の道であり、他人と比較してどうこう言うものではありません。比較し反省し励行するのは自分自身であり、他人ではありません。現代剣道も完璧だとは思いませんが、批判的指摘をすることにより、剣道をまだ知らない方や経験の浅い方が、剣道を否定的に認識させることは大変悲しいことです。むしろ自ら襟を正して、剣技や生活態度やお稽古の姿勢等における自らの実践励行により、剣道をしている人はしっかりしているなぁと、剣道をまだ知らない方に少しでも思って頂くことで、経験の浅い方にも剣道をしていてよかったなぁと、少しでも思って頂くことで、剣道愛好者が増えていくことを願い、私は、微力ながら剣道人としての道を歩んでいます。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.13 )
日時: 2007/10/18 00:40:28
名前: まる

初心者さんは、剣道が大好きなのですね。だからこそ剣道大会で見てきたこと(物理的速さ、意表をつく技術等が散見された)若者達の試合を見、書籍や教範等での古からの理合い、先人達が培ってきた技術・精神面での駆け引き等に感銘を受けながらも、現実では理合い云々とはかけ離れた光景を見てしまい、幻滅とはいかないまでも負の感情を持ってしまったのではないでしょうか。私もその気持ちはよくわかります。フェイントを多用する者の試合や稽古等を見ると今でも「.....」と思ってしまいますし、本音を言えばそういう輩達との稽古は遠慮したいと考えています。ただそれを表に出してしまうことについては私も疑問を感じます。結局、竹刀を構え防具をつけて剣道をやるのは自分自身なのですから、我が道(己が目標とする先人の残した道?)をいくことが一番だと思います。競技としての剣道はお相手がいてこそ成り立ちますけど、武道としての剣道は、非するよりも自己を研鑽し高めていくという自己完結的な性質が強いと思います。そのうえで、段位経歴等に関係なく、お相手同士互いに高めあった状態での立ち合いは実に素晴らしいものです。竹刀を真っ直ぐに振れない子供達でも時間をかけ、努力し継続していけば必ずその段階に至ることは必然であり、一面だけを見て総論を出してしまうことは、ちょっと短絡的だったかなとも思います。剣道をやるのは自分なのですから、どうせなら楽しくやっていきたいものですよね。私も稽古は楽しみです。稽古直後は葛藤や自分の未熟さに凹んでますがやっぱり次の稽古は楽しみなのです。楽しいからこそ自分の貴重な時間を費やし、家内から苦情を言われても..........長続きするのです。
既出ではありますが、山の頂に至るには多くの道があり、難所もあれば整備された道もある。難所で時間を費やすことは決して無駄ではないと考えます。難所で得られる教訓は必ず己の肥やしになりますし、後からついてくる人への道しるべにも成り得るってもんです。
Re: 剣道試合はこれでいいの? ( No.14 )
日時: 2007/10/24 22:01:05
名前: 剣道ふぁん

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