審判の作法について(2) |
- 日時: 2017/04/22 20:56:54
- 名前: 剣之介
<
>
- 弱小剣道部さん
元のスレッドが、ちょっと判りにくくなっていたので新たにたちげました。 先日、世界大会などで審判長を務めた太田(友康)先生にお会いする機会がありましたので、審判の作法についてお聞きしてきました。
副審の一人が他の副審が有効打突と認め、旗を揚げたので、審判旗を振っていましたが、このとき、赤、白、どちらが前でもいいのでしょうか?
取り消しの動作は、前で振るので赤、白の前は関係ないということでした。
引き分けのときは、皆さんの提案通り、剣道試合・審判の本にあるように塗りつぶしの赤が前です。
審判が交代するとき、試合場は準備段階ですので選手は、試合場に入ってはいけない。とのことでした。
副審からも合議はかけられます。ただし、試合が止まっている状態です。「やめ」がかかっているか、勝敗宣告などのあと、疑義がある場合、直ちにかけ、確認や申告のみで、試合を滞らせてはいけない。
試合中、副審が止めの旗を上げて「止め」と言い、その後主審がすぐに止めをかけますよね。選手が開始線に戻り、合議の旗を副審が上げるのでしょうか?
合議は、疑義のある審判が行います。主審でも副審でも、疑義のある方が、両方の旗を右手に持ち、高く上げ行うことができます。 副審は、基本的に「やめ」は特定の場合しかかけられません。特定の場合はとは、主審やもう一人の副審の死角で明らかな反則行為や選手の危険な状態の場合のみです。
白が場外に出てしまい、反則の旗表示を主審、もう一人の副審がしていたとします。私は赤の不当な押し出しに寄って場外に出たと判断した場合、私は旗を下で振るのが正しいのでしょうか?
これに関しては、確認していませんが、反則に対しての取り消し動作はないと思います。
過去に受けた審判講習会では、反則の取り消し動作はなかったと記憶しています。よく言われることは、審判は自信をもってジャッジしなさいと言われます。 弱小剣道部さんが不当な押し出しと判断すれば、そちらの反則とすればよいと思います。また、ほかの方のジャッジに疑義がある場合は、「やめ」がかかっていますから、反則のコールをされる前に速やかに合議をかけ、確認してください。
押し出しによる場外反則ですが、ジャッジしにくいと思います。正しいつばぜり合いを行って押してでたのか、押される方も場外に出ない行動をとっているかなどがジャッジの基本になります。 明らかに、場外を狙った押し出し体を押しての行為は、反則とみなして良いと思います。
弱小剣道部さん、これからも日々、研鑽し公平な審判をしてくださいね。 日本剣道連盟では、稽古をしていない人は審判をしてはいけないことになっているみたいです。確かに、自分ができない技の判定はできないですよね。また、年齢の異なる方との稽古もしないといけないとも言われました。きちんと若い方の打突のプロセスなどを認識してないと判定できないと言う理由からでした。
ご参考になれば、幸いです。
|
|