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審判の問題について
日時: 2007/11/14 02:10:18
名前: shusaku

このホームページの主旨が一人でも多くの剣道人を増やすということにあることを読んで、書き込みました。
昨日、千葉県のある地域の高校新人戦予選を観戦してきました。
どの地域でもあることだと思いますが、審判の判定に疑問を持たざるを得ない内容でした。
何故このことをこの掲示板に書いたかというと、審判の先生方は単なるそのときの一過性の一試合かもしれませんが、やっている選手は必死に戦っていて、その結果如何によっては『剣道が嫌いになる』『もう剣道を辞めたい』という子どもが出てくることもあり得ると思ったからです。
それほど見ていて疑問を持った試合でした。
先生方がいい加減にやっているとは思いません。本当です。
でも、昨日のあの試合は観戦者のほとんどが内心あれはおかしいと思ったはずです。
誤審は100%なくすことは不可能だと思いますが、なくす努力をしているという真摯で、公平な姿が見たいだけです。
剣道は他のスポーツと比較すると、技術や勝負の他に精神的な道、ある意味哲学的な要素を多く含んでいるように思えます。
勝負にこだわり、本来の心技体のバランスを無視した打突を優先して、旗をあげてしまうことも、長い目で見れば剣道人口に影を落とすことになるのではないでしょうか。
昨日の試合は、一観戦者として残念で見苦しい試合でした。
たった一つの誤審ですが、それを勇気を持ってそれを指摘あるいは疑問を持つ先生も見受けられない。とても残念でした。
三人の審判が見えていたならば、審判の資格はありませんし、見えない位置にいたならば、いずれも技術的にお粗末といわざるを得ません。
読まれて不愉快な思いをされたならば、お許し下さい。
ひょっとしたら剣道人口の減少は、少子化に加え正しい剣道と公正さの欠如が大きな要因かも知れません。
少なくとも最近私はそのように感じています。

by shusaku

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Re: 審判の問題について ( No.1 )
日時: 2007/11/12 15:49:18
名前: 剣道一本

shusakuさんへ

私はその場面にいたので、何も言えませんが、

すくなくとも書いてあることだけを読むと

高校の新人戦で?という疑問があります。

場所も千葉県とありましたので、特定できる

ということもあり、今後、コメントしてくださる

人も出てくるのではないかと思います。

一般的なことで言えば、

以前に「不公平な審判について・・・」でも

ありましたので参考になるかもしれません。

現場におられた方の意見聞いてみたいですね。
Re: 審判の問題について ( No.2 )
日時: 2007/11/14 02:06:17
名前: 剣道人口< >
URL: http://kendojinko.com/

先ず第一に、地域を特定されているので、その部分をこれから修正させていただきます。本掲示板のポリシーに反すると判断しました。

審判をするレベルでもなく、その場にいたわけではないので、誤審等については何とも言えないですが、shusakuさんの書き込まれている「『剣道が嫌いになる』『もう剣道を辞めたい』という子どもが出てくることもあり得る」ということは、とても気になります。

もし、とても悔しい思いをしたとしても、大人であればこれも何かの試練だと捉え、更に自分を高める方向に意識を持って行くことが出来る謙虚さを備えている人が多いと思いますが、子供の場合は、そこまで切り替えが出来ない事もあるはずです。
そのような試合がキッカケで、剣道を辞めることになれば、とても悲しいことです。

剣道は勝敗よりも大切なことがありますし、一時の勝ちにこだわりすぎることにより、長い目で見た場合では、マイナスになることがあると思います。
私は指導者ではないですが、指導者の先生方は、「綺麗な剣道」と「勝てる剣道」のバランスについて、いつも考えているのではないでしょうか? 綺麗な剣道を少年少女にはしてもらいたいし、試合にも勝って欲しいと。

試合で賞状をもらえるのは、勝負に勝った1位、2位、3位だと思いますが、勝敗に関係なく、「綺麗な剣道賞」や「積極的賞」とか、そんな賞があっても良いと思っています。この場合、人数を制限する必要もないですし、試合に勝てない子供でも、「自分のこういうところは良いところなんだ」と感じ、そして認められることにより向上心を芽生えさせることができて、それが剣道を楽しく思わせ、続けることにつながるのではないかと思います。
剣道が楽しいと思えたら、勝負にこだわった本来の心技体のバランスを無視した打突を優先した一本を取られても、剣道が嫌いになったり、辞めたりすることは減るような気がします。(心技体のバランスを無視した打突を優先した一本を一本とするかという議論もありますが)
Re: 審判の問題について ( No.3 )
日時: 2007/11/14 04:27:01
名前: shusaku

地域など配慮が足りず大変失礼しました。
観戦中に率直に思ったことなので、審判の先生方を個人的に中傷するようなつもりはありません。誤解がありましたらお許し下さい。
こうしたことは、どこでもよくあることで仕方のないことも承知しています。ただ、審判問題は絶対に100%は避けられない永遠のテーマだと思いますが、その場にいらっしゃった先生方が、もしその試合をご覧になっていた場合、『これは仕方のないこと』と思われたら、それは少し違うのではと思っています。その時点で、審判技術や判断の向上が見込めなくなるからです。
このようなことを思い書き込みました。

一方で剣道人口さんがおっしゃるように、勝ち負けだけにこだわらず剣道を通した人間形成を目指している先生方もたくさんいらっしゃいます。
そのときには厳しく、嫌なことでもあとで振り返ってやはり剣道を続けていて良かったと思えるような道に先生方が導き、そこを生徒が歩んでいくということができればすばらしいと思うのですが・・・夢物語でしょうか?
Re: 審判の問題について ( No.4 )
日時: 2007/11/14 11:41:09
名前: 剣道一本

shusakuさんへ

やはり、クレーム来ましたね。特定できる地域については

まずいですね。剣道は試合のみにあらずですから、

剣道人口の増減は試合だけではありませんが、試合も審判も

大切ですよね。試合の後のホローがどうかも心配です。

こちらの県の全日本を決める試合の時のことですが、

A選手とB選手がつばぜり合い、A選手が引き面をB選手が引き胴を

同時に打ちました。旗はB選手の引き胴が三本あがり、延長だったので

それで、勝負がつきました。

翌日、A選手とは同じ職場のひとだったので、その話をしたら

A選手は「自分の引き面がはいったと思った」と言っていました。

回りの応援していた人たちも「なぜ」とか「どうして引き胴」という

声も聞きました。あえて私はA選手と同じ職場でありながら

「あの時の引き面も良かったが、それ以上に引き胴が良かった」

「それを見逃さない審判はもっと素晴らしい」と話をしました。

回りの応援していた人たちに、私は「普通はあそこで、引き技と

いうこともあって、相打ちとして見逃してしまう審判も多いと思うよ」

と言いました。

ここで言いたいのは、この試合の場合、A選手は「勝った(取った)」

と思ったといいますから、もしかして誤審、そして剣道人口の減少

となりかねない場面でもあったのかな と思います。

しかし、A選手はまた更に修練を積み重ね、次はと心を燃やしています。

つばぜりから引き面と引き胴で試合がきまるなんて始めて見たので

私自身も勉強になり、場所も大会も違いますが、「試合後のホローは

どうなったかな」と少し心配しました。

ですから、高校の新人戦? となるとこちらではある程度、審判技術も

向上し、誤審の少ない試合と多少解釈しています。

別の話にはなりましたが、そちらの大会がレベルの高い試合で、

審判の基準についてわかりにくい試合であったのではないかと

また、私も審判をする立場から、少し弁護もしています。

詳しい場面が想像できませんが、

<観戦者のほとんどが内心あれはおかしいと思った>

とありますので、こういったコメントがある以上、審判は

試合者に対して、観客に対しても納得のいく審判を心がける

ことは「剣道を良くしていく」ということにつながるので、

今後も貴重な意見として、審判員には試合前に常に徹底すべきだと

思います。

最後の一文 <夢物語でしょうか?>のところは、私も一番

剣道をしていて、大好きなところです。

<そのときには厳しく、嫌なことでもあとで振り返ってやはり剣道を・・・>

「夢を追い続けている道場が、○○県の××剣道クラブというところが

やっているよ」と胸を張って言いたいです。

また、そんな道場も結構あると思いますよ。

どうか、shusakuさんも、嫌にならないでほしいです。

試合後のホローやその後の様子など分かりましたら

また、コメントしてください。
Re: 審判の問題について ( No.5 )
日時: 2007/11/14 16:47:33
名前: 宮木

こんにちは。息子が剣道をしている宮木と申します。

レベルの高いお話で、私など出る幕ではないと思うのですが、
剣道一本さんの引き胴と引き面のお話で疑問に思ったので、
お答えいただけたら、また剣道に対する理解も深まると思うので、
よろしくお願いいたします。

相面などは素人目に見るとほとんど同時で、
相打ちとして本数に取らない審判もいらっしゃいますし、
2−1と赤白別々の選手に旗があがることもあります。
子供の試合では、背の高い選手、名前のあるチームの選手に
あがることが多いような気もします。
(だから不満だということではありません。仕方ないと思っています。
体格の小さい息子は、今、「相面を打つな、打つタイミングを考えろ」と
指導されています)

ただ、同時に技が入った場合は、上を打っているほうに
旗があがるのだと聞いてきました。
つまり、引き面を打たれた場合、こちらが引き胴や引き小手を
どんなに綺麗に決めていても、「面」に旗はあがる、と。


打突部位は、同時の場合、実は「面」>「小手」>「胴」というのは
ないのでしょうか?
また、全日本の代表を決めるようなすごい試合の選手が
「自分の引き面が入ったと思った」というような快心の面が打てているのに、
それを見ていた剣道一本さんが、「いやいや、相手の引き胴のほうが
素晴らしかった」と判断されたのは、どういう点が引き胴に旗が
あがると思われてのことでしょうか?


(横に反れた書き込みだと思われたら申し訳ありません。
でも、気になったので、、、)
Re: 審判の問題について ( No.6 )
日時: 2007/11/14 18:03:53
名前: 剣道一本

宮木さんへ

shusakuさんのスレッド名からそれるかもしれませんが、

レベルの高くなる質問なので、こちらも真剣になります。

まず、質問事項が多いので困りました。

@相打ちは一本にならないので、旗はあがりません。また、どちらの
打ちも入っていないので、あがりません。

A2−1と赤白別々の選手に旗があがることがあるのは、3人の審判が
それぞれ、違った位置からその打ちを判断し、一本と認めるわけなので
基本的に@と同じで、たまたま2−1になっただけです。

B<子供の試合では、背の高い選手、名前のあるチームの選手に
あがることが多いような気もします。> は気のせいです。
有利、不利はあっても打突とは基本的には関係はありません。
ただ、<名前のあるチームの選手>にありがちなのが、
その子にプライドや風格があり、剣道としてみた時に、明らかに
姿勢・態度が良いなどといった一本になる要件の一つを満たしている
ということで、旗があがる可能性が高くなります。

C<「相面を打つな、打つタイミングを考えろ」>は良く言えば
試合に勝つ為の作戦ですので、指導者の方針が見えます。
先ほどの背の高い方が有利で背の低い方が不利という点に当てはまります。

D<上を打っているほうに、旗があがる>もCと同じです。作戦と有利・不利
に近い解答と、やはり上を取られるケースが多いということです。
しかし、これは小学生低学年までのことで、高学年や中学になれば
「上だろうが下だろうが・・・」と子どもがいつかお父さんに答えて
くれる時がきます。

E審査の時に、姿勢が崩れやすくなるので、「面」>「小手」>「胴」の
割合で打った方が良いという指導者もいますが、この質問の場合も、
Dと同じ解答で、上を取られるケースが多いということになろうかと
思います。

F<全日本の代表を決めるようなすごい試合>だから@〜Eの
理由で、「上だろうが下だろうが・・・」ということになろうか
と思います。

GA選手は「自分の引き面が入ったと思った」とあるように
B選手の面を、当然一本となる打ちをしています。
その瞬間、B選手は、同じく一本となる胴を打ちました。
私は、心ではA選手を応援していましたが、試合中は、審判として
見ていました。自分がAだったら・・・自分がBだったら・・・
と重ねてもみました。「やはり胴です」

H前にも書いたように、その一本を見逃さなかった審判に感動もしました。

審判講習会の時にある先生から審判は「旗をあげる勇気がいる」という
話をきいたことがありますが、3人が勇気を持ってあげた旗が、一本ですね。
旗の数が3−0だったり、2−1だったり、2−0だったり、1−0だったり
しますが、それはあくまで結果です。

I指導者の方がCのように言われる気持ちはよくわかります。私も子ども
には勝ってほしいので、あらゆることを考え、様々な指導をしています。
したがって、今は指導者の方針に従ってください。
間違いはありません。指導者も必死なのです。有利・不利を考え、
有効打突になりやすいケースを想定して教え込みます。

Jたまに指導者を批判するコメントを見かけますが、その都度、色々考え
させられます。一言だけ最後に「出藍の誉れ」という言葉を知って
おられるように、剣道には「守・破・離」と言う言葉があります。

宮木さんのような真面目で、求道心のある質問には力が入りました。
人のふんどしで相撲をとってますので、ゴメンナサイ。では・・・
Re: 審判の問題について ( No.7 )
日時: 2007/11/14 18:11:58
名前: 剣道一本

宮木さんへ

いま「剣道の乱」スレッド読みました。

なんか、指導者については少しあるようですね。

それから、お父さんではなく、お母さんでしたね。

ゴメンナサイ。少し勘違いして答えている所も

あるかもしれません。

全体が見えていない剣道一筋でなく、剣道一本でした。(笑)
Re: 審判の問題について ( No.8 )
日時: 2007/11/14 22:22:06
名前: 宮木

>剣道一本 さんへ

詳しく教えていただき、ありがとうございました。
息子の見取り稽古しかしていないので、トンチンカンな疑問も多く、
丁寧なお答えに感謝しております。

> shusaku さんへ

スレッドをお借りいたしました。ありがとうございました。



Re: 審判の問題について ( No.9 )
日時: 2007/11/15 00:52:04
名前: shusaku

剣道一本さん、宮木さん、書き込みをお読みして心が洗われる想いです。
私は子どもが剣道を始めた関係上、はじめは嫌々見ていたのですが・・・
こうした掲示板で、真摯に質問され、また真摯に答えられている姿を見て大変感動しています。
こちらこそ有り難うございました。
Re: 審判の問題について ( No.10 )
日時: 2007/11/15 13:29:19
名前: 剣道一本

shusakuさんへ

私の通う道場に小学校3年生の女の子が剣道を習いに来ています。

小2の秋から始めてちょうど1年を過ぎましたが、一年前に始めた時は

「慣らし」ということで、最初の30分(長くても1時間以内)で

帰らせていました。本格的に稽古が始まって、最後まで(90分)ですが

帰らせるようにしたところ、父親から反対されて剣道をやめるといわれました。

帰宅時間が遅いことや土曜・日曜は家族中心の日というのが理由です。

「自分の子だけ特別扱いなどしたら、ご迷惑をかけますから」というので、

指導者の方でまず、「やめた方が迷惑です」といい(やめさせない為)

「土曜・日曜は家族を中心にしてください」「稽古も週3回もあるので、

できる時に来てください」といって、続けています。一年前の合宿では

泊まらずに2日間、日帰りし、今年8月の九州遠征も欠席でした。

父親はおいといて、何とか子どもを泊まりの生活などに馴染ませたいと

思い、9月に無理に合宿を設定(1泊)しました。

これは父親も反対しませんでした。しかし、本人が「合宿に行きたくない」

と言ったので、これは指導者のマジックで即、参加参加となりました。

1年前の合宿の時の父親の態度は、合宿にお迎えに来られた父親に挨拶しようと

車まで行ったのですが、車から降りて来られず、母親が何とか言って、

ウインド−だけ開けて、座ったままの挨拶でした。

試合に見には来ても遠くで眺めるだけで、他の親や指導者とは話しもしません。

今は、この子がもっと強く(人間的に)なって、父親を説得できるだけの

力量をつけれる様、母親との2人3脚で頑張っています。

母親とは「こどもが2人いますね」と言って、とても信頼されています。

やめるのは簡単ですし、難しい親は1人でも少ない方が指導者には

都合が良いです。しかし、難しいことほど面白いし、達成感もあり、

実績にもなります。どんな困難にも打ち勝つことが、剣道の本来の

意味と思い、ただ技術的よりも精神的に鍛えることも大切と思っています。

shusakuさんは(理解するのに)早いですよ!

もっと指導者を困らせる親を演じてくださいよ(笑)

指導者も大変ですよーーー。以上

Re: 審判の問題について ( No.11 )
日時: 2007/11/16 03:14:42
名前: shusaku

剣道一本さんへ

私は指導者どころか、ド素人の代表のような人間です。
自分ではできませんが、評論家のような人、そのたぐいです。
剣道一本さんは指導者として正直立派だと思います。
私も前に書き込みましたが、子どもの剣道に付き合い10年が経過しました。もう送迎はありませんが、そのときは大変でした。剣道と学業、生活の基盤をどこにおくかで、だいぶ子どもも親の生活も変わってくると思います。
剣道一本さんの書かれているとおり、今のほとんどの親は自分の都合で(もちろんこんな時代ですから大変なのは十分に承知の上ですが)、子どもが大変だとか、朝練や夜練は無理だとかということになりがちです。
子どもより、ある意味で親の教育の方が必要なくらいだと感じますけど(またクレームになってしまうかも)。
確かに軽々しく、根性だとか気合いだとかとはいいませんが、少なくとも私が育ってきた時代背景とは違いますから、親が児童化しているような気がしてなりません。これも時代背景ですね。
この調子でいくと学校教育と一緒で、ほどほどの練習しかできなくなって、素質のある、やる気のある子をなかなか伸ばしきれなくなると思います。

いちばん難しいのは、一つ間違えれば『剣道』を時代の価値観に合わせていくのか、生徒を『剣道』に合わせるかによって、大きく剣道そのものが変わってしまうということだと思います。(既に変わりはじめているような気がしてなりませんが、これも素人の思い過ごしでしょうか?)

よく観戦していて、『昔は・・道場の剣道は・・だった』というのを耳にしますが、その方から見れば今の子ども?たちの剣道を見ると物足りなさなのか、剣道自体の変貌なのか分かりませんが、何か違うといったようなニュアンスを感じます。
私個人としては、剣道は普遍的なものであり、その理論や心は不変でなくてはならないと思っています。(頭固いですか?)

生意気なことをいって失礼とは思いますが、剣道一本さんはどのようにお考えですか?

Re: 審判の問題について ( No.12 )
日時: 2007/11/16 10:46:58
名前: 剣道一本

shusakuさんへ

<『昔は・・道場の剣道は・・だった』>の・・の部分が分からないと

昔と今の違いが分からないので答えにくいです。(想像は、できますけどね)

<『剣道』を時代の価値観に合わせていくのか、生徒を『剣道』に合わせるか>

ですが、時代は変わるも、剣道は不変とするとその潤滑油が指導者ですかね?

それから、保護者や後援会や地域ですかね?

私は、ずっと昔、「剣道は普遍的なもの」を優先するあまり、自分の考えや

自分のスタイルと違った剣道は受け付けませんでした。

(私の小・中学生の頃の指導者がそうでした)

@一人変わった剣道をする小学3年生の登場でした。
(基本からちゃんと教えたつもりだが)

A小学5年生の子が毎日ないていたので、すぐに剣道を辞める
と思っていた所、高校では私以上の力をつけたこと(私が弱いから?)

B剣道をする子が少なくなり、親の要望に応えることが道場の発展につながること

C親からのクレームで剣道を辞めたいと3回、思ったことがあるけど我慢したこ と。(そんな時って、親もいっぱい私に我慢していたにちがいないですね)

まだ、たくさんありますが、とりあえず、この@〜Cで、

なんとなくわかりませんか?

<その理論や心は不変でなくてはならないと思っています。(頭固いですか?)>

の答えです。((指導者ですね))
Re: 審判の問題について ( No.13 )
日時: 2007/11/16 16:32:32
名前: み〜

shusakuさんへ

はじめまして!
高校生と中学生の母です。

出遅れた意見ですが聞いてください

先日、中学の息子の試合でとっても納得のいかない審判で負けてしまったんです。
夕食時に高校の息子の前で夫婦で審判の批判をしていました。
突然!高校の息子が怒り出し出て行ってしまいました。てっきり夕食の内容が気にいらなくて怒り出したのかと思って・・・
落ち着いたころに話してみましたら「親が審判の悪口を言っているのがすごく嫌で腹が立った。だからアイツは弱いんだ」っと叱られてしまいました。

何も言い返せませんでした。

私もshusakuさんの意見に同意する部分がたくさんあるのですが・・・
10年近く剣道をやってきた息子には審判の問題は大きな問題ではないようです。

あとで中学の息子には「忙しい中、審判をしてくださっているんだから先生には感謝しようね」と自分に言い聞かせながら話ました。

反省反省・・・

読んでいただいてありがとうございました。

Re: 審判の問題について ( No.14 )
日時: 2007/11/18 09:33:46
名前: 大根ママ

こんばんは。息子達が過去に剣道していました。

ずっと読ませていただいています。
み〜さんのカキコを読ませていただきとても共感しました。
子供達の方があっさりしてるのかもしれません。
試合は大事だしそれに向かって本当に頑張る子供達です。
確かに審判はきちんと見て欲しい。
正しく審判して欲しい。
試合となれば勝ちたい。その1本は非常に大切な1本です。
その1本を審判が取ったか、取らなかったかで
剣道を嫌いになると結び付けてしまうのも短絡的だと思いますし
また勝ちにこだわり過ぎて正しくない剣道をするべきではない。
と思います。
審判も大事な立場ですが、指導者ももっと大事な存在です。
当たり前の事ですが。。
確かに若いご両親の中には「困った」と言う方がおられるのも
とても分かります。ほんとに痛感します。
かと言ってどうやったらそういう保護者を変える事が出来るのか
皆目見当もつきません。
その人口を増やす事のために剣道があるべき姿から
変わってしまうのも反対したい。本当に反対したい。

初めて剣道に触れたのは部活の練習試合でした。
その時の試合を見てて下手なんだけどすごいと思いました。
そして相手校のコーチの話を聞いて「ふ、古い!!」と
正直思いました。
「髪を染めたりしたら立派な剣士にはなれない。etc」
今時オリンピックの選手でも茶髪にピアスの時代です。
とても驚いたりしたのですが 当面茶髪にピアスに縁遠そうな生徒ばかり
でしたから「へぇ〜」で帰ってきました。
でも礼節は心地良いものが有りました。。

次男が高校で剣道をする気まんまんでした。
ところが部活の決まりではないものの顧問の姿勢で皆坊主。
次男はまったくかっこうを気にしない子ですが頭だけは
縫い傷があり「坊主だけは嫌だ」と顧問に随分お願いしに行っていたようですが駄目でした。自身も「俺一人坊主じゃなかったら統率は取れんだろう」
といいつつ顧問のところを尋ねていました。
親子でほんとに泣く泣く剣道部を諦めたのです。
周りからは「髪なんてどうでもいいじゃないね」と慰めの言葉を
頂きましたが私は「そういう世界があってもいいかな」と思っています。
完全に剣から離れられずフェンシングをしています。
なんだか剣道部に入れなかった悔しさもあるのでしょう頑張っています。

剣道には剣道のなくして欲しくない部分があります。
きつい稽古もその一つです。
古くっても大事にして欲しい部分が。
曲げないでいて欲しい部分が。
そして変えて欲しい部分も有ります。

今から指導者になられる方も含めてお願いいたします。
どうぞ生き残るために変化する部分を持ちながら
尚且つ剣道の剣道らしいところを保ちながら生かしつつ
人としての大切なものを教えていただける剣道をご指導ください。
とても難しい事言ってるようで申し訳ないです。。

長くなりました。読んでいただいてありがとうございます。

追伸 親はたかだか坊主と思っています。でも子はそう思えなかった
     ようです。
Re: 審判の問題について ( No.15 )
日時: 2007/11/19 04:02:04
名前: shusaku

剣道一本さん有り難うございます。
私は正直そんなに難しくは考えていません。
どうしても文章を書くと、理屈っぽくなってしまうのかも知れません
私がお聞きしたかったのは、単純に剣道に人を合わせるのか、人に剣道を合わせるのかといったところです。
ただ、道場と地域の剣道クラブ(任意の団体)では剣道一本さんのいうように、辞める子を最小限にするために妥協しなくてはならないということもよく分かります。また、前にも書きましたが今は親の教育も必要なくらいだと思います。(私も偉そうなこと言えませんが・・・)
ご苦労お察しいたします。
でも、最終的には指導者の先生方には、生徒(子どもの場合ですが)を育てたいという愛情さえあれば、最終的には生徒がついて行くものと考えています。子どもは、その気持ちを見抜くのは敏感で早いですからね。
クドクドといつもすみません。


み〜さんへ

み〜さんのおっしゃているとおりだと思います。
私も今では書かなかった方が良かったのかなと思っている位です。
審判は剣道でも野球でも絶対、100%はありません。それはよく承知しているつもりです。
ただそういう100%の理想を追って行かなくてはならないのではということだけです。
先生方に感謝する気持ちもとても尊い物で、お子さんにそうしたことを常々はっきりと言える保護者の方はとても偉いと思います。

私もそうなれるよう頑張っていきます。
ご意見有り難うございました。



大根ママさんへ

私の個人的な意見ですが、もしその先生(指導者)が坊主になることが条件であればそれは守らないといけないのではないでしょうか。
確かに坊主は古いといえば古いと思いますが、その指導者にはお子さんを含めた生徒を育てる手段や方法があってのことだと思います。
文字だけですとその現場のニュアンスやいきさつが分からない部分もあり、難しいですけど・・・・
坊主が嫌で部活に入らなかったという話は前にも何回か聞いたことがあります。
剣道やることよりも髪の毛を選択すること、私はそれはそれで決して間違いだとかおかしいとは思いません。
現に今フェンシングを一生懸命やられているわけですから。
ただ、その剣道の指導者を弁護するわけではないですが、その先生の場合は剣道やるからには髪の毛のことかまう暇ないから、その覚悟で来なさいという指導方針のひとつだと思います。
こればかりは、そのこと自体を古いとか新しいとかは正直言うことができません。
それこそここで書いていた、私が剣道一本さんに聞いていた、剣道に自分を合わせるのか、自分に剣道を合わせるかですね。
私個人は、前者で剣道は普遍的なもので、そこに人が合わせて精神的な鍛錬をしていくと思っています。
これもいろいろなご意見があって当然で、正しい意見というのは無いと思います。あくまで個人がどう捉えるかだと思います。

長くなりました。勝手なこと書きましたが、フェンシングでの活躍祈っています。有り難うございました。




Re: 審判の問題について ( No.16 )
日時: 2007/11/19 22:03:16
名前: たくママ

いきなりすみません。審判の件で私も思ったことがありました。
うちの中学の息子は、小学校から道場に行って、中学でも剣道部でがんばってます。私自身は剣道の経験はありませんが、息子の道場通いに付き添ってきました。先日大会があってうちの息子のチームは惜しくも負けてしまったのですが、その後学校の指導者の先生が本当はこちらが入っていたのに審判が悪かったと子供たちや私たちの前で話してみえました。惜しいところで悔しかったのと、子供たちががっかりしないよう元気付けようということだったかもしれませんが、私としては、何となく子供の前では言って欲しくない言葉に思えました。その数日後、道場でも試合の話になって、そちらの先生は子供たちにどんな審判に見られても一本と認められるような剣道を目指せを話していました。私としてはそちらの話に感動してしまいました。私などは試合を見てもどれが一本なのかもわからないような素人ですが、スポーツである以上またせっかく子供の頃から剣道をやらせている親としては、勝ち負けより審判に従うという姿勢を子供に身につけさせたと思います。
Re: 審判の問題について ( No.17 )
日時: 2007/11/20 00:52:00
名前: 大根ママ

こんばんは、たくママさん

>何となく子供の前では言って欲しくない言葉に思えました。その数日後、
 道場でも試合の話になって、そちらの先生は子供たちにどんな審判に見ら れても一本と認められるような剣道を目指せを話していました。私として はそちらの話に感動してしまいました。

同感です。
審判を納得させることの出来る正しい一本を子供達は学ぶべきです。
今の周りがどうであれ今後を変えることのできる一本をせめて子供達は
学んで欲しいと願っています。
良い道場の指導者に出会えて幸せな息子さんですね。
 
息子達のチームのとある日の試合もそうでした。
 その一本になかなか旗の上がるの物がそろってなかったのでしょう。
 打てども打てども決着はつかず、3分の間に何本打ったのだろう。
 と言うほどの一方的な試合でした。
 それでも、これでもか!これでもか!息子は入れ続けました。
 その姿に大変感動しました。
 それでも結局引き分けでした。
 私には入れ続けた息子に、大将に引き継ぐ時に「後は頼む」と
 繋がれた無言の小手と小手に涙でした。
 剣道のすばらしさの一部に触れた気がしました。
 私にとって勝敗より大事にしたい部分です。
 
shusakuさん
前の自分のカキコを読んでおりましたら、剣道に初めて対峙した時の感想「古い」=坊主と感じられても仕方のない書き方をしていました。
言葉にしても文章にしても思っている事を適切に
相手に伝えるって難しいと思っていますが
ただ私の文章力が不足しているだけなんです。
お詫びいたします。

私は剣道が好きです。今家族の誰も竹刀を持つ事もないのですが
近場であれば中高の総体の剣道を観戦しに行きます。
始めは考え方の古さに驚きましたが今はそうは思っておりません。
道場では茶髪にピアスの大学生も稽古に来ます。
それを快く先生は受け入れてくださいます。
坊主の事もなれなかった息子の責任で顧問に対して問題意識を
持ってはおりません。「そういう世界があってもいいよね」と
思っています。
ただ息子の気持ちを代弁すれば「大きな円形脱毛症のある女性が髪を『ベリーショートにしてください』」と言われている状態に似ていると
思っていただけたら幸いかと思います。
ただそのことで大好きだった剣道を部活として続けられなかったことは
辛かったろうなとは思いますが、それはけして顧問の考えを否定するものではありません。

また、坊主の事(今時坊主とは思っておりません。高校野球他、坊主と部活は切り離せないものです)と剣道に初めて触れた時の感想とはまったく別ものだと解釈していただけたら幸甚に思います。

いろいろと大変失礼をいたしました。
 

 
Re: 審判の問題について ( No.18 )
日時: 2007/11/20 02:34:32
名前: shusaku

大根ママさん

息子さんのことは詳細まで分からず書きましたが、ごめんなさい。
私も書きましたが文章だけでは限度があります。
大根ママさんのことを間違ってるとも思いませんし、先生の指導がおかしいとも思いません。
人間である以上、最後は主観と価値観で判断するしかありませんし、今回のお話しもそれを善と悪に判断できる問題では無いと思います。
むしろこうして剣道を媒体として、お子さんのことをきちっと考えられる、言えることはすばらしいと思います。
今はどうしても、勝ちにこだわる剣道が優先されているような気がしていますが、勝負よりも気持ちや剣道に対する姿勢、敗者への配慮などの話を聞くとほっとします。

私の書き込みを発端に、ご意見いただいていますが、やはり行き着くところは『誰が見ても一本と思える打突』になるのでしょうね。
私もそれでいいと思います。

この十年ちょっと、剣道を通して価値観や物事の考え方など多くのことを考えさせられました。実際に自分の子どもが剣道に関わっていると、どうしても感情移入が激しくなり客観性が失われるのが怖くなることもありました。しかし、本音を言えば甲子園ではないですが熱くなれる自分もいて欲しい部分もあります。

今柔道の試合をテレビで見ていましたが、勝った選手がほとんどガッツポーズをする時代になりました。数年前の小中学生の試合で、勝った選手がガッツポーズやって取り消しになったのも目の前で見ています。
そういう意味では剣道は、武士道の敗者への配慮を遵守している武道なのかも知れません。

いろんなこと書きましたが、おじさんの独り言と思ってください。
思っていることをお話しできる場がなかなかないものですから、こうした場は大変ありがたく感謝しています。

真摯に剣道を考えている方々がたくさんいらっしゃると思うと、剣道の未来も明くるいかも知れませんね。
Re: 審判の問題について ( No.19 )
日時: 2007/11/21 07:55:24
名前: み〜

shusakuさんへ

お返事ありがとうございました
書かなかったほうがよかったなんて思わないでください
共感する方や気になっている方が多い問題ですから
こうやっていろんな意見や経験談が聞けたと思います。
shusakuさんのおかげです。
感謝しています。
またこれからもいろんな角度からの意見が聞けたらと思います。
ありがとうございました。


大根ママさんへ

共感してくださってありがとうございました。
私も剣道はやりませんが試合も稽古もみるのが大好きです。
クリクリ可愛い坊主剣士もこわ〜い坊主剣士もおしゃれ剣士もみんな真剣に剣道に取り組んでいる姿はみんなかっこいい!!と思ってみています。

いまはフェンシングですか!いいですね〜何かに熱中できることはいいことですね
剣道は大人になってからもできると思いますし・・・
人生で長い間できる剣道ですから!

またいろんな意見やお話を聞かせてくださいね。
ありがとうございました。





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