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子どもの指導法について
日時: 2009/09/27 20:13:54
名前: 一般会員

子どもの剣道指導法で皆さんのお考えをお聞かせ下さい。
当会の指導者で非常に厳しい指導をされる先生がいます。
勿論、厳しい指導は大歓迎なのですが、その先生の場合は
常に怒りモード全開で子どもが怯えてしまっているようです。
(我が子も毎回の練習前は行きたくない!と大変です)
最近は休会する子どもや練習に来なくなった子どもが
目立ってきました。
武道ですから厳しいのは当然なのですが、これでは剣道嫌い
の子どもを増やしているだけなのでは、と感じています。
他方で、当会の稽古はまだ甘い!と論ずる方がおられることも
事実です。
その会その会でのやり方の話なのかもしれませんが、皆様は
どう思われますか。

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Re: 子どもの指導法について ( No.1 )
日時: 2009/09/27 21:04:40
名前: 凛美優

『一般会員』さま

『厳しい』という状態が人によって様々ですので、もしできれば、事例を幾つかご教示頂きたく。あくまで一般に方の見識の範囲で見た場合での感想などもあると分かりやすいです。

休会や休む子どもたちが何故そうなったのか、『怖いから』の他にこういう出来事があったからなど、いくつかサンプル的にご教示ください。

よろしくお願いいたします。
Re: 子どもの指導法について ( No.2 )
日時: 2009/09/27 21:27:35
名前: 一般会員

凛美優 様
早速のご返信ありがとうございます。
質問の性格上、あまり具体的にに述べられない
ところがあり申し訳ありません。
勝手を申しますが、私のスレへのご感想という
ことで結構ですので宜しくお願いします。
Re: 子どもの指導法について ( No.3 )
日時: 2009/09/27 23:43:20
名前: だみ声< >

武道としての剣道を指導するのですから、「厳しさ」は必要です。 問題はその「内容と程度」なのです。
しかも厳しさの内容も、時代とともに変化しており、平均して「甘く」なっております。

学校では、子供達は先生は絶対叩かないし、叩けばクビになると言うご時世を逆手にとって、好き勝手をやっても、先生はせっかくの指導的躾としての行動すらできない状態にあります。

このような学校状況の今日、子供達が人生の「厳しさ」を体感するには、武道教育と言う異なった社会の中で、「厳しく」指導されることに驚くとともに気付いてくれれば、それなりの意味はあると思います。

要は程度問題であり、指導者側のポリシーの明確な存在なのです。
この道場(剣道教室)では厳しい指導をなぜやるのか、どんな時、どのようにやるのか、が明確でなく、指導者の間で方向性が一致してない等と言う事があれば問題でしょう。
そして厳しい指導の根源に「愛」があるかどうかだと思います。

ただし残念なことですが、指導者の中にはときどき「指導=叱ること」と短絡的に勘違いしてる方がおられます。(自分がそう言う指導を受けて今日まで来た…らしい?)
逆に父兄の中に、怒鳴って叱ることはしないでください。と言う事もあるそうです…

そこで全日本剣道連盟では、「指導者の心構え」を制定してます。 「指導の心構え」とは別ですのでお間違えなく。
1. 自分が学ぶこと
2. 教育的観点
3. 指導技術の向上
上記3点が、骨子となっています。

1. はいくつかの項目になっており、
@ 確固たる信念と情熱を持って、指導に当たること。
A 人格を養い、上手に指導する事を研究する。禅を学び理合いに通じること。
B 指導を受ける者と共に、自分も修練する事。
C 審判技術に熟達する事。
D 自分以外皆「師」であると言う謙虚な気持ちで真剣に指導に当たること。

2. には教育には「愛」が不可欠であり、
@ 愛情を持って、誠心誠意指導に当たること。
A 指導する事に喜びを持つこと。
B 指導を受ける者が持つ良い点を伸ばし、必ず出来るようになるまで、長い目で根気良く指導する事。

3. には文字通り指導技術として
@ 能率的、合理的な指導方法を研究工夫し、理合いを教える。
A 自分の教えをうまく表現できる能力(話術と、実践)を養う。
B 指導を受ける者の優れた点を見出し、才能を引き出す事の出来る指導者としての見る目を養う事。
C 指導を受ける者の「興味」を喚起し「打たせ上手のほめ上手」を心がける。
D 自己の健康管理、全体の用具管理、道場管理を心がける。

全部が満点の指導者も少ないでしょうが、少なくとも指導者を観察して上記項目を当てはめてみれば、おのずとその指導者の「質」は見えてくるのではないでしょうか?

いちいちあてはめなくても、指導態度や言葉の節々に「愛」があるかないかで、かなり分かるんじゃないでしょうか?

もう一つ、(議論の尽きないテーマですが)剣道を通じて「良い人間」を育てる教えを取り入れている道場なのか、単に「礼」は教えるが「試合に勝つ」事以外あまり重視してない道場なのか等を見るのも、親としての選択肢の一つだと思います。
Re: 子どもの指導法について ( No.4 )
日時: 2009/09/28 12:56:39
名前: tacktack!

初めまして。剣道歴1ヶ月の超初心者の母です。我が子が通う教室の先生は稽古が厳しいと自他共に認められる方です(厳しさゆえに小さい子供は見学した段階であきらめてしまうこともあるようです)。書き込みさせていただくには経験が浅すぎるかもしれませんが、よろしくお願いします。

大きな声で出来ていない部分をビシビシ指摘されますが、怒鳴り散らすとか、人格否定するとかいうのではなく、あくまでも出来ていないことを厳しく言われていると言う感じです。
でも、指摘するときは必ずそばによって、子供が正しい姿勢になるまで根気よく何度でも手を添えたり、例を見せたりして下さいます。子供は最初先生の声に怯えていましたが、教えてもらえて出来るようになることが嬉しいらしく、すぐに怖いと言わなくなりました。

稽古が終了すると、厳しい大声は何処へやら、多くは語られませんが、よくやったという風ににっこり笑って子供の頭をくしゃくしゃと撫でてくださったり、ちょっとした話題を振ってくださったりします。これは我が子がまだ小さいからかもしれません。もし、このようなことが無く、上記のような厳しい指導だけだったとしても、ひとりひとりの子供へ目を向けてくださる細やかな根気強い指導には、だみ声様がおっしゃられるような「愛」を感じています。もし人格否定や単なる感情の爆発のような指導であれば、素人の私は剣道に偏見を持ってしまっていたかもしれません。
Re: 子どもの指導法について ( No.5 )
日時: 2009/09/28 21:58:43
名前: ケンケン< >

だみ声様、感動しました!
やっぱり人間は愛!!ですよね。
人間は、厳しく言う事の方が難しいです。
やはり、相手もしくはその関係者には、良く思われたいと思うのが人情ですよ。そこを、あえて厳しく言ってくれると言うのは、愛以外の何物でもありません!
私も職場では、新人の指導にあたる立場なのでよく解ります。
(ただ、言葉の遣い方には気を遣いますが。言い方一つで、捉え方って違ってきますからね。)
でも基本は、その相手の成長を願うからこそ、心を鬼にして言っていることがあるんですよね。
甘いこの時代、本質を見極めましょう!
Re: 子どもの指導法について ( No.6 )
日時: 2009/09/28 22:08:34
名前: 凛美優

『一般会員』さま。

いろいろ諸事情がおありのご様子。深く詮索はしないようにします。
私もいろいろ書き込もうと考えておりましたが、『だみ声』先生がお話しいただいております。私も『だみ声』先生のお考えと同様です。それ以上、申し上げることはないです。

ただ強いて言うならば、『先生』と呼ばれる剣道指導者が『厳しい』と言う前に必ず、それが『愛情』と『信念』に基づくものなのか否かを、保護者は見極める責任があるということです。

剣道指導者の『厳しさ』に保護者が疑心暗鬼になったなら、ど真ん中でその先生に聞いてみるということ、そして膝を詰めて徹底的に冷静に話し込んでみるということが必要かと思います。その上で、一般的な見識と子どもの育成に如何なる形を目指すのかという目標とを総合的に見て、最終的に保護者として決断すればいいと思います。何も話さずに、一見してただ『厳しい』と言うと、一方的な批判だと言われてしまうので、注意が必要です。

現実に私のような剣道経験者から見ても疑問視せざるを得ない異常な厳しさを徹底する剣道指導者もいることは事実です。それらのあり方を議論しても、多くの場合、上手く解決に導かれるケースが少ないです。改善変化しない場合には、最終的には、保護者とその指導者との一対一での合意か不合意かしかないので、その英断を下すのは保護者ですから、そのためにも、『愛情』と『信念』に基づくものか否か、しっかりと見極めることが必要です。

当然、このサイトに立ち寄る有識者にもいろいろ意見を伺うことも得策です。否定的に考えず、前向きに頑張っていきましょう。
Re: 子どもの指導法について ( No.7 )
日時: 2009/09/29 17:17:52
名前: 手拭王子

「剣道指導者」であって「教育者」ではない所に多少なりとも問題があると思う事はあります。(ま、教育者でもピンキリですが…)教育的視点のみに注視した場合、疑問符が付く指導者は多いと思います。
「子供の為」を思って叱ったり躾けたりすることでも画一的にはできませんよね。
例えばアスペルガー症、高機能自閉症、ADHDやLD等の知識を全く持たずに自分の理念を押し通せば、せっかく剣道に縁した子供もふるい落とすようなことになります。
厳しさの中に優しさは…的な理想論だけでは難しい部分もあるな〜と
何年か色々な子供たちと接して「知識」は大事だと思いますね。
Re: 子どもの指導法について ( No.8 )
日時: 2009/09/29 22:18:25
名前: 一般会員

皆様 本当に貴重なご感想とご意見を頂きありがとうございます。
愛を持って、信念を持って、そして厳しさを持って指導してくれているのなら良いのですが・・・
その先生は普段は大変朴訥な方だけに、子どもへの接し方には大きなギャップを感じています。
先生也のお考えがあっての指導方法なのか、やはりいずれはご本人と膝談判をしてみようと思います。

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