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子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。
日時: 2009/09/28 15:19:01
名前: ゆきこ

剣道のまったく分からない一児の母ゆきこです。
剣道をやってらっしゃる方々にご意見を聞きたく書き込みさせていただきました。

私の息子(小学校4年生)が友人の剣道を見て自分でも挑戦してみたいと言い出しました。
子どもが今まで習い事を自らやりたいと言うことがなかったので、私はちょっとうれしかったりしております。
剣道の事を何も知らない私は友人にとあるブログを教えてもらいました。
(友人のネット友達で剣道をやっていて、剣道界では結構有名で、ブログも書いているとの事でした)
そして、わたしはブログを読んだのですが、その記事の中に過去の話として、
「試合で負けた時に監督からタオルを口に噛まされてそのあと頭をパイプ椅子で殴られた」と書いてありました。
その方はブログの中で「それも愛情」のように書かれていました。
私は怖くなって色々調べたのですが、そういう行為(パイプ椅子までは行きませんが)を受けている側の人たちが「それは体罰ではなくて愛情」みたいな事を書かれていました。

私は自分の息子がそんな事になるかも知れないと思ったら、剣道を習わせるのが不安になりました。

多少のしごきなどは私にも理解できますが、剣道をなさってる皆さんが考える愛情行為というのはどのくらいなんでしょうか?

長文、説明下手で申し訳ないです。

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Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.1 )
日時: 2009/09/28 22:25:26
名前: 凛美優

『ゆきこ』先生。はじめまして。

先ほど、別の書き込みにも返信しましたが、愛情行為のレベルは人それぞれで、本当に愛情かどうかも一見分からない場合もあります。

まずは、保護者としてその剣道指導者が愛情のこもった指導をしているか否かをしっかり見極めることです。そして適正に見極めるために、いろいろ情報を集めたり勉強したりすることも必要です。

またその場の前後の状況や背景等のあり方によって、パイプで殴っても愛情という場合もあるだろうし、何もしない何も言わないことが傷付ける場合もあります。ですから、見極めというのが大変重要になってくると思います。
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.2 )
日時: 2009/09/28 22:48:51
名前: 風斗 碧
URL: http://spoma.jp/

ゆきこさま

 始めまして。 うちにも小4の悪ガキがおります。
私は剣道やって20年程度ですが、「パイプ椅子」、なんてのは始めて聞きました。
確かに、団によっては試合に負けたことを試合場で叱る指導者がおります。
しかし、子供が負けたのは、指導者の責任です。
「負けを責めるのは情けない指導者の態度と心得よ、
試合の質を誉めてやれ、」といわれるのです。

 剣道を全く知らない方に、難しい注文かもしれませんが、
剣道とは人間形成をする為の場です。
是非、入門したい道場を直接見学され、
指導陣や、既に通われている先輩お兄ちゃん達とおしゃべりしてみて下さい。
人間同士、相性の良さそうだと思われた所があなたや息子さんを求めていらっしゃる道場だと思います。
指導者も、子供達に「ああいう大人になりたい」、と思って貰えるように
日々努力している所です。

 ネットやブログは大変便利なツールですが、大きな誤解を生みがちなものでもあります。
是非、直接見てみることをお勧めします。
剣道、楽しいですよ。

 あと、恐縮ながら。
上記URLで、私の描いた漫画を配信しております。
剣道を知らないお母さん・お父さんに、こんなことしているんだよ、って
知って頂ければ、と思って描いているものです。
ご一読頂けましたら幸いです。


Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.3 )
日時: 2009/09/29 00:22:24
名前: だみ声< >

>私の息子(小学校4年生)が友人の剣道を見て自分でも挑戦してみたいと言い出しました。

4年生のご子息は、友人の剣道の「どこ」を見て自分でも挑戦したいと思うようになられたのでしょうか?
友人は何年生から剣道を始めたのでしょうか? 4年生だと、すでに道着袴に防具をつけて道場仲間と剣道をやってたのだろうと思います。

普段学校では見ない、そう言う友人の隠れた一面を目の当たりにし、イッチョマエに剣道やってる姿を見て、あいつがあんなにカッコいいなんて許さんっっ!! 「俺も!!やるぞ!!」ではないでしょうか?

そうだとしたら、素晴らしい事です。 これぞ「目覚め」なのです。 お始めになれば、とにかく「あいつに追いつけ、あいつを追い越せ!」で必死に取る組ませてあげてほしいです。 何しろ早く「カッコ良くならねばならない!!」と暗示をかけて通わせてあげてください。

余談ですが、波及効果として成績も上がること請け合います。かっこいいと言う事は、剣道だけでは片手落ちで、「成績もトップになってこそのもの」と言う洗脳をするとたいていこうなります。(預言者「だみ声」の大予言)

そこでお母さん、恐ろしいブログを読んで驚いたこともあるようですが、普通にはそんなことないですし、どうせそのお友達と一緒の道場に行くことになるのじゃないですか?
ならばその友達のご両親から、道場の情報は聞けるでしょうから、その辺から入門へのプロセスを取って下さい。

入門すれば、初心者ですから最初は、摺り足、バランス、素振り等ですが「追いつけ追い越せ」でやっておれば、5年生前に防具着用もあるでしょう。(道場責任者が決めてくれます)

こう言う動機で入門した子は、上達が早いですし、先を行ってたはずの子がいつしか後ろにいるなんて事も起こります。

親子で、家族でしっかり取り組んで、剣道がんばれば、更に固い絆が生まれてきます。

実は僕が出稽古する隣の道場にも、同じような子がいて、その子は4年生の時、クラスで剣道を自慢する子の向こうを張って入門し、いまでは(中学2年)学年じゅうで一番上手になってます。

しっかり親子で頑張って、試合会場も選手でなくても見に行って、同じ道場の選手を応援して下さい。モチベーション一気上昇請け負います。
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.4 )
日時: 2009/09/29 09:26:03
名前: ゆきこ

凛美優様。

お返事ありがとうございました。

またその場の前後の状況や背景等のあり方によって、パイプで殴っても愛情という場合もあるだろうし、

とありましたが、私としては、前後の状況や背景等のあり方によってそれが愛情とは思えませでした。

しかし、凛美優様はその場の前後の状況や背景等のあり方によってそういう方法もありだと思われていると読み、実際はそういう行為も剣道界でありえない行為ではないと言う事がわかりました。


Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.5 )
日時: 2009/09/29 10:13:06
名前: ゆきこ

風斗 碧様

お返事ありがとうございます。

漫画、息子共々、拝見させて頂きました。
息子は漫画をみて益々、剣道に興味を持ったようです。
息子の友人の通っている道場は我が家の近所にあるのですが、
子どもたちはいつも笑顔で楽しそうに道場から帰宅する姿を見ます。
なので私は剣道に良くないイメージはもっておりません。
むしろ息子が始めて自ら望んだ習い事。
しかし、私は剣道の事はまったくの初心者なので、
たまたま教えてもらった、剣道界では有名と言う方のブログを拝見し、
パイプ椅子の言葉を目にし、不安になってしまいました。

そして、そのようなことが、本当に当たり前のように行われているのか確かめたく(近所の道場ではそんな噂も聞いたことがなかったので)
偶然、この掲示板を見つけ色々なご意見を伺いたいと思いました。

風斗 碧様の言う通り、しっかり道場などに見学に行きたいと思います。


Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.6 )
日時: 2009/09/29 10:28:15
名前: ゆきこ

だみ声様

お返事ありがとうございます。

息子に剣道をどうしてやりたいのか聞いたところ、
「○○君がやっていて、普段はそんな風に見えないけど、凄くかっこよかった。」と言っておりました。

私は(親ばかだとは思いますが)息子が興味を持ったものはなるべく経験させてあげたいと思っております。
だみ声様が書かれているように「あいつに追いつけ、あいつを追い越せ!」と思ってくれれば親としては嬉しいかぎりです。

私は剣道をやることに反対はしていないのですが、教えられたブログであのような事がかいてあり不安になってこちらに質問させていただきました。

通わせたいけど、自分の子どもがたとえ自分でそれが愛情だと思ってその痛みを受けていても・・・・・・
私には耐えられないと思ったのです。
しかし、皆さんの返信を読ませて頂いて私がブログで見たような光景はごく稀なのだと知りました。

家族でしっかり話し合い、道場や周りの人にも色々聞いてみたいと思います。
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.7 )
日時: 2009/09/29 17:01:03
名前:

こんにちは。心と申します。

>試合で負けた時に監督からタオルを口に噛まされてそのあと頭をパイプ椅子で殴られた

剣道会の全部がそういうことをしているかと言ったら・・・違うでしょう。
少なくともうちの道場はやってませんよ。
確かに厳しい道場もあります。
試合に勝ったのに叱られている剣士もみかけます。
強さを追求すると・・・そうなっちゃうのかな?

しかし・・・パイプ椅子で殴る行為が『愛情』と言われても 下手したら死にますからね。
頭ですよ、頭。
親としてそういう所に自分の子供を送り出すのは不安だと思います。

うちの子供たちは伸び伸びと剣道をしています。
確かに練習はしんどいし、辛いこともあります。
それは野球もサッカーも同じ。

剣道は日本の代表的な武道です。
剣道会に是非おいでください。
息子さんが「やりたい!」と言われているならなおさらです!
・・・うちに来てくださるなら もう皆で万歳です―!!
残念ながらうちの道場じゃないんでしょうけど・・・

頑張って下さいね。

Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.8 )
日時: 2009/09/29 21:07:18
名前: 凛美優

『ゆきこ』先生。他の皆さま。

念のため申し添えますが、私は、パイプで殴ることを正当化したり慫慂したりするものではありません。私が指導者なら別の方法を取ります。現にそんなことはしたこともありません。

しかし、その行為を『愛情』と感じた保護者がいたということは、一概に全部否定出来ないということを申し上げたかったのです。『愛情』と感じない人からすれば、それは単なる暴力や傷害です。『愛情』と感じているならば、感謝されるものになってしまいます。要は、保護者がその価値を決めているということです。

また、『殴る』といっても、骨が折れるほどぶん殴るのか、叩いたものがパイプでも威力は無くかすった程度なのか、でだいぶ違います。逆に、強くぶん殴っても笑っていられる子どももいれば、かすっただけでも精神的ダメージが大きく大騒ぎになる子どもだって、いるかもしれません。言葉だけを表面的に見て、そのよしあしを拙速には判断できない、ということを言いたいのです。つまるところ、それを見た保護者が、よしとするか、あしとするか、の判断の問題であり、よしとするなら、そのまま子どもを預ければいいでしょうし、あしとするなら、打てる手立てのすべてを尽くすべきだと思います。

要は、保護者の見極めと何を目標とするかの総合判断とが重要ということです。

ずっと何年も前にテレビで『女王の教室』というドラマがあり、それを見て私もいろいろ考えたことがあります。私なりの最終的な意見は、結果的に子ども異常な暴走を全くコントロール出来ず、親としての不完全さを棚に上げたまま、子どもの教育と職責を果たそうとする学校や教師に全部否定と批判と粗探しで向かって行くのは、いかがなものかということでした。金融の世界に生きる私に言わせれば、世の中は完全ではないし、あらゆる意味で完全完璧な社会は、資本主義を踏襲する限り、少なくとも我々が生きている間には絶対に実現しない。であるなら、その不完全さや自己の不満を訴えるだけで何もしないまま逃げるのではなく、その不満の解消のために自己の力で何とかするという方法を模索するべきだと思っているのです。例えば、対象となる事象について理解をより深めるとか、より詳しく知るとか、見方を変える、あるいは価値観や判断基準を変えてみるとか、いろいろあるかと思うのです。私は、あらゆるものが現実社会における自分との闘いだと思うのです。それはまさに剣の道と同じです。

限られた文章で私の考えのすべてをお伝えすることは困難です。また誤解をされるかもしれませんが、可能な限りお話ししたいと思います。
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.9 )
日時: 2009/09/29 22:08:03
名前: たくママ

息子さんのことを心配するのは親として当然ですよね。
パイプいすは見たことありませんが私と息子が通う道場でも子供はよく先生に竹刀で頭を叩かれて怒鳴られています。叱られた子供は面の下で悔し泣きしていてでも面が邪魔で涙をぬぐえません。私たち親はそれは愛情と思っていて、中には稽古のあと先生にもっとどんどん叱ってやって下さいと頼んでいるお母さんまでいます。で、それを見ていた他の先生が「自分で叱れないから人に頼っている」とかぼやいたりもしていますが。
息子さんを道場に通わせるのでしたら息子さんが叱られたり怒鳴られたりすること(中学3年生くらいだと稽古で床に倒されたりするかもしれません)は覚悟しないといけないでしょうね。でも私のまわりの先生は、ちゃんと子供の様子や実力を見ながら叱ったり倒したりしてると思いますけどね。のん気な私などは中学生の息子が先日稽古の最後に皆の前でしごかれて倒されたりしても先生向かっていくのを見て、うちの子も大きくなったなあと感動して少し涙でした。(少し自慢になってしまいましたね)
ゆきこお母さんの息子さんも剣道を始めてたくましく育つといいなって思います。
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.10 )
日時: 2009/09/29 23:21:19
名前: だみ声< >

議論がずれて行きますが、突き詰めた所での暴力と愛情の「差」は紙一重ではないでしょうか? 立場、見方、見え方、感じ方によって暴力とも言えるし、愛情とも言える。

僕は凛美優先生を弁護するつもりはありませんが、先生の「見方によってそれも有り」の感覚は理解できます。(彼も僕も、パイプ椅子で殴ることを肯定するものでは決してありませんよ!)

指導者としてあらゆるスポーツ(特に格闘技)の指導者は、実は「負け方」が気になるのです。
初めから勝つ気のない試合をしたり、相手をなめてかかったり、反対に逃げ回ってばかりだった時「怒り」が出ます。 互角試合で死力を尽くした選手が負けてきても、そこは自分の指導力不足を感じて、次につながるねぎらいになります。 ここでパイプ椅子など出したら、指導者失格です。

先の「パイプ椅子事件」のブログの内容も、そのような前後談があってのことではないのでしょうか? または前後のいきさつの説明は全くなかったのでしょうか?

それでも僕なら、ほっぺたつねって、お尻を叩いて「後は反省会で言うぞ!!」とその場は締めますね。


まあ今時パイプ椅子を持ち出すパフォーマンスで闘志を燃やしてくれる選手がおれば、それも「有り」かも知れませんが、残念ながら「巨人の星」の時代(〜昭和40年代)で終わってると思います。

情報の洪水の現代社会の中で、大人不信の今の若者の心に火をつけたければ、パフォーマンスでもなく、暴力でもなく、彼らが最も欲しがっているものを示す事だと思います。

僕はそれが、「愛」だと思って指導にあたっております。 大した効果はまだ感じませんが、剣道でかかわった多くの若者が、卒業後も少なくとも試合会場でない所で出会ったりした時(剣道もやってない)でも、気付いて近づいてきて挨拶してくれた時、僕から何かをくみ取ってくれたのじゃないかとうれしく感じております。
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.11 )
日時: 2009/09/30 05:25:04
名前: ゆきこ

お返事をくださった皆様へ

沢山のお返事ありがとうございます。

皆さんのお返事を読ませて頂いて色々考えました。
私が説明下手なため上手くは伝えられないですが、
私は決して剣道界全体ではそのような事(パイプ椅子で殴るなど)が行われているとは思ってはおりません。
そして、暴力と愛情の「差」は紙一重と言うのも分かる気がします。
極論を言えば、軽く平手打ちをされても人によっては暴力ですものね。

話はそれてしまいますが、だみ声様のコメントに前後談と言う話がありましたのでその方のブログの記事の内容を少しだけ載せさせていただきます。

書いた方は私も詳しくは知りませんが、剣道界では有名な方だそうです(本名は伏せていらっしゃるようです)

※※※
きつかったのは、×××という大会に行った時にあまりに動きが悪く、
試合後に、面や防具をつけたまま、先生に引きずり回され、
口にタオルを噛まさせ、控え室で同期や後輩たちが見てる前で、パイプ椅子で頭を思いっきり殴られたことですかね。
今の時代だったら、確実に問題になるだろうけど、うちの高校は余裕であります。
俺が昨日行った際も、後輩たちが先生から恐ろしい鉄拳をくらってましたね。
※※※

私はこの記事を読む前に友人の紹介でチャットで彼とお話をしたのですが、私は剣道のことはまったく知らない素人で、息子が剣道に興味を持っているとお話したところ
「剣道はそんなに甘い世界じゃない!死ぬ気で練習できない奴は剣道をして欲しくない」と言われました。

私は正直、息子が剣道を始めてきちんと続けられるか確信が持てません。
始めは興味があって楽しく行くかもしれませんが、興味が薄れてすぐに辞めてしまうかもしれない。
死ぬ気で練習は息子はしないかもしれない。
もちろん、通わせる事になればその前に息子ときちんと話し合い、少なくとも息子のわがままで辞めるようなことはしないつもりです。
有名な方が言うくらいですから、剣道は息子がやりたいといったからと言って安易に始めてはいけないのかと悩みました。

その話をした翌日に先ほどの記事が掲載され、私はそんなことをされる事を覚悟で子どもに剣道をさせなければならないのか?と思いました。

支離滅裂な文章になってしまいましたが、息子の剣道をしたいと言う気持ちを大事にしたく、その方の考えだけでなくいろいろな方の意見を伺いたく書き込みさせていただきました。
正直私は皆さんがパイプ椅子に匹敵するような行為が当たり前とおっしゃられたら息子が剣道をやりたいと望んでいても反対するつもりでした。
しかし、こちらでコメントを頂き息子に剣道をやはりやらせてあげたいと思いました。

本当にありがとうございます。

Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.12 )
日時: 2009/09/30 10:45:25
名前: だみ声< >

>「剣道はそんなに甘い世界じゃない!死ぬ気で練習できない奴は剣道をして欲しくない」と言われました。

個人のお考えなのだから、上記の言葉はその方のお気持ちとして受け取らせていただきます。

ぼくの考えは、下記のようになります。
剣道を修行したいと言ってこられたとき、その動機が何であれ、「ようこそ!」が第1であり、ここで剣道を習いながら、「りっぱな人になろうね」が僕の第一声です。
みんながみんな死ぬ気で稽古することを求めること自体無理があると感じます。(そう言う気持ちでいてほしいとは思いますがね・・・)
むしろ稽古を重ねている内に、まずは試合に勝てる自分になりたいと思い始めた子に対して、「死ぬ気の稽古」を覚悟させる言葉はあると思います。

剣道を習いにお子さんをつれてこられたご父兄にも「まずは基本動作と礼儀」を指導する事を伝えます(出来るだけ堅苦しくない方法で)。 試合で負けたときも、その「内容に対する指導は僕らの役目ですが、御父兄はとにかく自分の子供を褒めてあげて下さい」と伝えておきます。

こんな感じでしょうか・・・

つまり門戸は最大限広く、大勢を迎え入れ、その中でその子の能力のピークを引き出す稽古を繰り返し行い、上達を確かめながら、「礼儀」を刷り込みます。

ハッキリ言って、運動能力のある子や、闘争心旺盛な子は、サッカー、野球、その他のメジャーなスポーツに行っちゃう子が多いです。
叱られそうですが、球技が下手、何かと出遅れてる、運動音痴な子供さんが剣道を習いに来るケースはたいへん多いです。(もちろん全員ではないですが、そういう傾向にあります。僕自身、その一人だったと思います)

それと僕の思想として、現代社会で、剣道が直接世の役に立つことは少ないと思ってます。有名人といえども狭い「ギョウカイ」内のことが多いです。
然らば、「剣道をやってます」と云う子が評価される場面は、どんな時なのか? それは「さすが剣道家だ」と言ってもらえる人物に育つことだと思います。

簡単なようですが、「大人が驚く」ような「礼」を子どもが見せたとき、子どもが自分の責任を全うしたとき、子供なりに信ずるに値する行動をしたとき、「剣道を習ってる子は違う」と言われるのは、おおきな評価だと思います。

あまり大声で言うと叱られそうですし、オジン臭いと言われそうですが、究極のところで考えると、竹刀で相手をたたく技術だけが上手になっても大した物ではなく、そう言う技術を修行して積み上げるプロセスの中で、仁義礼知信の精神を会得する事が、社会に役立つ剣道の姿だと思っております。(久しぶりに仕事中に書いちゃいました・・メッ)
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.13 )
日時: 2009/09/30 21:20:11
名前: 凛美優

『ゆきこ』先生。

お一人で悩まれずに、このサイトを通じて、色々な方々にぶっちゃけトークでお話しください。ここには、個性的な人がたくさん立ち寄られるので、多面的なお話しが聞けると思いますよ。剣道をするにしても、しないにしても、皆さまにいろいろお聞かせください。よろしくお願いいたします。私も応援しております。
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたので ( No.14 )
日時: 2009/10/01 06:52:50
名前: しま< >

皆さんのお話を読んで、今更ながらですが私の子供の事を書かせていただきます。私は子供の頃から剣道をやっていて、結婚・出産・育児の為剣道を離れ、でもまた再開したくて、長男が入学と同時に、有無を言わさず入会。翌年に次男も入会。更に長女も入会。後に長男が作文に「僕は、剣道ってなんだろう?わからないうちにやらされていた」と書いたほどです。三人の子供を見ていると…剣道は決して強くありません。うまくもありません。楽しくもないみたい。でも、稽古が終わった後の顔は、親バカですが最高です。暑い時、寒い時、何となく気乗りしない時も、その都度乗り越えていく姿を間近で見られるのは幸せです。長男は「試合に勝てなくても、じいさんになるまで剣道やりたい。いつか母さんを追い越すよ」次男は「俺、今、強くなりたい」長女「二段を取るまで頑張る♪」と言います。子供の意見も聞かずに無理矢理やらせたことを後悔した時もありました。鬼先生の道場に出稽古に行かせて怪我をさせたり壁に叩きつけられたり足蹴にされたりした時は「あんたのやり方は間違ってる!!」と、私がキレて、逆に子供に宥められた事もあります。その事は、今では「あれは剣道じゃないよな。あの先生にはついていかない。俺らは自分の信じた先生についてくよ」などと言ってます。高校生の2人は剣道部に所属し毎日部活で、もう私と一緒に稽古する機会もないですが、心身共に成長した息子らは私の自慢です。
剣道も他のスポーツも練習がキツいのは同じでしょうが、剣道は、真冬でも最初から裸足ですし、忍耐・辛抱、と今の時代忘れ去られた、でもとても大切な物が身に付くと思います。お母さんが剣道を知らなくても、いつも「親は子供の応援団長」ですから、親子で頑張ってください!頑張る姿を誉めてあげてください。もし、剣道を始めたけど他の事がやりたい、という時は、当面両立させたら?うちでも、長男は弓道、次男は居合・抜刀、長女は装道もやってます。もしみんな剣道ら離れてしまったとしても、3人の心の中には剣道で培った物はあると信じています♪
私は、子供らと同じ厳しさは味わえないけれど、私の剣道に対する姿を見て育ってほしいと思い、寒くても、あちこち痛くても、休まず稽古に行き、ガンバル母ちゃんで居続けようと思ってます♪お子さんの年齢から察すると、私より若いかな?回りの雑音に惑わされず、信じた道を母子二人三脚で進んでくださいね。応援してます!!ちなみにうちには五才の幼稚園がいるので母子五人六脚で、足並み揃えるのが大変ですよ…
Re:子供に剣道んやりたいと言われたのですか ( No.15 )
日時: 2009/10/11 15:35:16
名前: 碧衣


はじめまして。
中学1年の碧衣と申します。
私も中学に入ってから部活、道場をとおして 剣道をやっております。みなさんが言うように
『殴る』とは 愛情の一部だと思います。
熱心に教えていなければ そういい行動にはならないと思います。ですか 殴るなどは 少なくとも私は されたことがありません。
稽古をさせて頂いてる時に
疲れてきたりしてスピードが落ちたりすると先生がたは
竹刀で『頑張れッ』と言うかのように背中を押されたりすることはあります。 そのほかにも 話しを聞いていなかったりすれば 面を竹刀で軽く叩かれたりします。

ですが ほとんどの場合は言葉で怒られますよ
お子さんのこととなると確かに心配になると思いますが 一度 直接話しを聞いたり 見学にいったりなどしてみてはいかがでしょうか
Re: 子どもに剣道をやりたいと言われたのですが。 ( No.16 )
日時: 2010/08/29 19:37:20
名前: まさや。

どうも、中学三年の剣道部員です。
俺も、碧衣さんと同じで殴られたことはないです。(先輩にはありますが)
ただ、剣友会によってはする方もいるようです。
どっちにしろ、あの時は殴られたなぁ、なんて思える日は必ず来ます。自分がそうでした。
ただ、やられている最中は愛情なんぞ分かりません。
半分は怒って逆に頑張るか、自棄になるかです。
自棄になるとまた、怒るまでやってきます。
つまり、がんばらせるための行為だと思います。
がんばってください。

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