Re: 中1女子 小さい面と踏み込みが・・・ ( No.1 ) |
- 日時: 2015/09/26 11:32:52
- 名前: 一言
- たまごさん、まず、お伝えしなければならないのは、
私たちは、質問文でしかあなたを知りません。
顧問の先生が初心者なら別ですが、 有段者であるなら、実際に的確なアドバイスは、 先生のほうが必ずできます。 そして、先生の指導方針などもまったくわからない私たちは、 アドバイスをすることによって、 先生の指導と違うことを言って、 かえって混乱させてはいけませんから、 本当はしないほうがいいのです。 武道とは本来そういうものなのです。
たまごさんは、外部から来た先生が、 あまりアドバイスをしてくれなかった経験はありませんか? それには、このような理由があったのです。
さて、今回はそれほど難しい課題でもないようですから、 ご質問にお答えしますね。
まずは、姿勢を崩さないように、 距離をもっと近いところから面を打つようにしてみてください。 姿勢を崩さないようになってから、 少しずつ距離を遠くするようにすれば、 ずいぶん改善されると思います。
手と足を合わせる技術は、 実はとっても難しいのです。 焦らず稽古してくださいね。
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Re: 中1女子 小さい面と踏み込みが・・・ ( No.2 ) |
- 日時: 2015/09/26 13:28:33
- 名前: 風車の弥八
- 小さく打ちたいけどなかなか上手く打てない。
ならば大きく振りずらくて小さく打つしかない身体の体勢を作ってみるのも一つの手段では。 一つの手段として書くので、こんなやり方もあるのかな思って聞いて下さい。 まず、一足一刀の間合いから右足を前に出していきます。 この時に左足は 引き付けずに右足のみ前に出して行きます。こうすることで足幅は自然と前に 開いていきます。 この右足を出すやり方ですが、すり足で右足を出して行くのも良いですし、左足に体重を乗せて右足を浮かせて前に出すのも良いですしとにかく、左足を引き付けずに右足を前に出して行ってみてください。 右足を出して行くと足幅が広がって大きく打ちずらくなると思います。 ここから竹刀の振り方の話になりますが、右足を前に出して行って打とうとするときに相手の突き垂に突きを打つような感じで竹刀を前に出していきそこから手首のスナップで打つと小さい面打ちになると思います。 あくまでも一つのやり方と手段です。 他にもやり方や方法は沢山あると思うので色々自分で調べたり聞いたりして考えながら稽古で研鑽していってください。
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Re: 中1女子 小さい面と踏み込みが・・・ ( No.3 ) |
- 日時: 2015/09/27 09:14:28
- 名前: だみ声<
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- たまごさん こんばんは。
質問の書き方が、大変上手ですね。 国語の成績はかなり上位なのだと思います。 文章の理解力もしっかりして いるはずです。 さて… いま中学1年生で、初心者ということは、剣道経験は5月からとして、ようやく5ヶ月です。 小学校ではなにか運 動をしていましたか? そして既に剣道の3級か2級を受けたでしょうか? あるいはまもなく受けるという段階 でしょうか? このへんがわかると、たまごさんの今のレベルがある程度想像できて、回答しやすくなります。
普通の部活時間はこれから冬になって行き、11月から2月の間は、30分程度しかないと思います(北の地方ほど 短くなります)。 この期間にどんなことをやって上達するのか? 特に初心者にとっては、今後の上達を大きく左 右します。(後述参照)
今回の質問(悩み?)は、中学生初心者には普通に訪れる上達段階の一部なのです。 心配せずに先生の言うことを 繰り返しやっている内にできるようになってくると思います。 問題は、どれだけたくさん、どれだけ真剣に繰り返すのか?です。 特に剣道では、構えたとき右足、右手が前にあります。 前進するとき、右足が前に出ると同時に、右手も前に出ま す。これを「ナンバ歩き」と言います。(普通に歩くときは、右足を前に出す時、左手を前に出す動作なのはわかり ますね) しかも構えたまますり足で前進するとき「竹刀をゆするな、固定しろ!」「構えを崩すな!」と言われるとおり、中心 に置いたまま一直線に進むという動作を要求されるのです。 そのためにも竹刀は、左手小指・薬指・中指だけで持 てと言われ、右手は鍔の所に添えるだけで「握るなっ!」となります。 しかもこの後、打突のための竹刀操作が必要となり、同時に当てる為に前進動作が必要になるのです。 しかも普段 と違って、「ナンバ動作」という複雑なことが必要なのです。 すぐ出来るわけないのです。
実は中学生初心者を、「戦える選手」に仕込むのに「基本動作の繰り返し」に大きな時間が割けないのです。 どうし ても防具着用させて、戦い方を仕込みながら基本動作も仕込むという方法を取らないと間に合いません。 小学生低学年から道場やスポ少などで剣道を習いはじめると、長いところでは足さばきだけで、1年以上みっちり基 本動作を仕込みますが、中学生は少し大人になっているし、同時進行で仕込むのです。(僕はこれを『促成栽培』と呼 んでいます)
僕の回答の結論は、部活時間をしっかり真剣に集中して有効活用し、指導者の言うことを繰り返し・繰り返し・繰り 返し・繰り返しやってみる事、見てもらう事とします。
そして…(後述) 稽古時間を増やせっ!!! です。 学校で、有名進学校へ行きたい、そのために「成績を上げたい」という目的で、「塾通い」する子は多いと思います。 あるいは授業だけでは、ついて行けないから「塾通い」するのかもしれません。 いずれにしても、学校の勉強以外 に、「塾で勉強する」子は大勢います。 ならばっ…… 剣道だって「塾通い(道場通い)」すればいいじゃんかっ!!! 同学年の子に、小学校から剣道をやっていた子はいませんか? その子は今でも道場通いしていませんか? いたら その子に頼んで、一緒に道場へ連れて行ってもらって稽古することをお勧めします。 やはり上達には稽古時間を増 やすのが一番いいのです。 しかも冬場の部活時間の極端な減少を補うには、これが一番です。 しかも塾ほどお金 はかからないのが剣道の特徴です。 僕の道場では「タダ同然の年間800円(スポ少保険)」です。
道場に通う子がいない場合、とにかく稽古できる道場なりスポ少なりを探してください。(顧問が知っているのか、試 合会場で仲良くなった子から情報を貰うのか様々です。 市役所に尋ねる方法もあります。このサイトの『剣道教室 を探す』から見つけることもできます)。 要はもっと上達したいなら「道場の門を叩けよ!さらば開かれんっ」を実 行してください。 当然道場に行けば、学校での指導と違う事を教わるかもしれませんが、いま目の前にいる指導者の言うことを素直に 聞くことが大切です。「学校ではこう習いました」とか「あっちの先生はこう言いました」は言わないことです。 そ の内、どの先生も表現は異なるけれど、言っている事は「同じだっ!!」と気づく時が来ます。 これこそが本当の 「上達」なのです。 それを感じた時、たぶん最高の気分になれて嬉しいですよ。
僕が関わった子で、中学で初心者で剣道を始め、卒業までに二段取って行った子が、5年間で4人います。 その気 になって言う事聞いて、くじけそうな時も頑張り、涙と汗にまみれてきた子には、こう言う「ご褒美」もあるのです。 (中学生でもらえる最高段位が二段です。 簡単な事ではありません)
たまご剣士よっ!! せっかく取り組んでいる剣道です。 苦労しながらその「結晶」を自分に対するご褒美にするべく、青春をしっかり 燃え上がらせて駆け抜けてくださいっ!!!
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