Re: 一瞬早く! ( No.1 ) |
- 日時: 2017/10/10 12:32:40
- 名前: せいちゅうせん
- 極意というより、ちょっと遊んだ「なぞなぞ」のような気がします。
一瞬早く打つ・・・・・一瞬遅く打たれていいなんてのは、おかしい。 勝ったと思った瞬間 打たれれば本来相打ちでどちらも死にます。 剣道をスポーツとしてとらえることを範士がわざわざ言うだろうか。
一瞬早く打突動作を始める・・・・・こちらが先に動けば打太刀になりますので切られます。
一瞬早く攻め入る・・・・これは相手を動かすことにつながるので、仕太刀になれますね。
一瞬早く、相手を動かす・・・これも仕太刀になれます。
私の場合「相手より一瞬早く」と思って構えますと、手元が浮きやすくなります。「一瞬早くと早さを競うことなかれ」なら、面白いですね。
ちなみに酒類には「お酒は二十歳になってから」と書いてますが、「楽しむ」「冷静に考える」「一旦やめてみる」と如何様にも言葉を足すことが出来ますが、いかがなものでしょうか(笑)。
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Re: 一瞬早く! ( No.2 ) |
- 日時: 2017/10/10 18:29:28
- 名前: うーん
- 我々今の瞬間の連続を生きています。「今」と言った時「い」はすでに過去です。
一瞬早くというのは、何事も人より早くということですが、人より未来を生きろ。 先を読め。という風に解釈すると面白いですね。相対性理論をみているようです。 一瞬早くと言うのは実は大変難しいことなんだと思います。
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Re: 一瞬早く! ( No.3 ) |
- 日時: 2017/10/11 03:23:02
- 名前: だみ声<
>
- せいちゅうせん さん、 うーん さん
早速のコメントありがとうございます。 考えれば考えるほど、底なしの話題になりそうで、正直持て余しております。 最終的にはいまだ解明されないアイ ンシュタイン提唱(でいいのか?)の「統一場」理論を研究する感じです。(ボンクラ頭で何を言う…)
高度な物理学理論を持ち出さなくとも、「剣道の立ち合い」と言う場面で考えればいいのだから、何か語れそうなの ですが… 実はここには「自分と相手」と言う、紛れもない相対する「個体」があり、お互いが虎視眈々と「打突の機会」を探 り合っています(影響し合っている空間が存在している。よって相対性理論が適用される。)。 たぶん、せいちゅうせんさんは、この場面に時間の概念も消し去り、いわゆる「無」の境地になることを目指してお られる… そして打たれることを恐れず、しかも相手が動く刹那に反応するのではなく、やはり「相手を動かさせる」仕掛けを こちらから発信する… ような高度な研究をしておられる… ハズ…。 そうでなければ「手元が浮き」相手にその 場を支配されてしまう… 「一瞬早く」がすでに煩悩にとらわれた結果である… とお考えではないのか?
うーん さんに至っては… 「今の瞬間の連続」なのだから、「今」の「い」を言った瞬間既にそれは「過去」である。 やはり何となく時空を見 据えた悟りの感じがします。 般若心経で言う「色即是空、空即是色」見たく… そして >人より未来を生きろ。 先を読め。 という風に解釈すると面白いですね。 まさに相対性理論ですねっ!!
それにしても「時」とはいったいいかなるものなのでしょう? それこそ時々刻々宇宙を流れているようですが、 実体はなく、しかも感覚としては極めて具体的であり、自分も生まれて以来、その時間軸に乗っかっているわけです。 そこで語る「一瞬早く」は大変奥の深ぁ〜〜い、しかも大変むつかしいテーマのようです。
このテーマ、更に進めて行く書き込みを期待しております。
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Re: 一瞬早く! ( No.4 ) |
- 日時: 2017/10/11 10:04:34
- 名前: うーん
- 物理的には一瞬早くというのは、同じ地球上では無理なんだろうと思います。ただ私は宇宙規模で見れば時間というのは変わるので、人もそれぞれ時間というのは変わるのではないかと思います。訓練次第で。
剣道はその訓練のいい場ではないかと思います。 その先生は、この言葉を禅の公案として書かれたのかも知れません。このように色々考えることが大事なことだと思います。
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Re: 一瞬早く! ( No.5 ) |
- 日時: 2017/10/11 17:52:15
- 名前: せいちゅうせん
- >このテーマ、更に進めて行く書き込みを期待しております。
敢えて範士の術中に、はまってみようというわけですね(^^) こうやってあれこれ考えさせるための罠だと思ってます。 楽しい罠ですから「なぞなぞ」と書いた次第です。
私は「一瞬早く」という言葉は早さを競うイメージがありますので「打とう」とする意識が芽生えて、打たれる覚悟を決めにくいです。 相手と反発し合うように立つことになり、結果「遅く」なります。
>「一瞬早く」がすでに煩悩にとらわれた結果である かっこよくいえばそうなりましょうか(^^:
>「自分と相手」という紛れもない相対する「個体」
相手と私は、あたかも同根の竹だと思えるようになりたいのです。 そうすれば相手が打とうという意図を持った瞬間(こちらの先がきっかけで意図を生じる)、脳から発せられた電気信号がこちらにも伝わる。
と同時に、相手は筋肉に力を込め、筋肉を伸展させて飛び出そうとします。 こちらは同時に筋肉の力を抜いて重心落下が始まるので位置エネルギーが運動エネルギーに変わる。
ボールを投げようとするか、ゆるめて落とすだけにするかの差になりますかね。 でもボールと違って体は繋がってますので、相手は足、腕、手というように筋肉を順番に力を込めて動かしていく。 こちらは股関節が抜ければ同時に関節でつながった全身が連動完了しています。 また、筋肉に力を込めて動く相手は途中から動きの方向を変えることは難しいですが、こちらは動き続ける重心の向きを変えるだけで動きの方向が変えられます。
そのためには体が離床している瞬間があってはならないので、現代剣道の踏み込み足は使わないです。 体に染みついた厄介な動きが時々出てしまって踏み込んでしまうのがなかなか直らないのですが・・・。 すり足だと前足を「バン」と大きな音を立てるように強く踏む必要がないので、剣先同士が5cm離れた距離からでも十分面にも届きます。 まあ、そんなところから打っていくことは、相手を動かさないので面白くないし、剣道の醍醐味もないし、消える動きにもならないので、ほとんどやりませんが。
前述のボールは、武道の達人が言う下丹田、中丹田、上丹田にある球ですね。 体の中にあるボールですね。
今は、この球がソフトボールぐらいに感じてますが、重さは変わらずビー玉ぐらいに感じられるように精度が上がれば、体全体を最小限に捌けるのではないかと試行錯誤中です。
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Re: 一瞬早く! ( No.6 ) |
- 日時: 2017/10/12 16:08:42
- 名前: せいちゅうせん
- 「一瞬早く」は、もしかしたら小中学生に向けての言葉なのかもしれません。それなら十分うなづけます。
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Re: 一瞬早く! ( No.7 ) |
- 日時: 2017/10/13 04:49:05
- 名前: だみ声<
>
- うーん さん
>その先生は、この言葉を禅の公案として書かれたのかも知れません。このように色々考えることが大事なことだと思います。 いろいろ考える最初のきっかけが「時間」の概念の捉え方から始まり、それぞれの個人が持つ時間の感覚をど の様に動作の中で感じるのだろう? となりました。 着面の前、面手ぬぐいをつける時、この文字を読み、気持ちを引き締めて稽古に没頭するのは、意味のある事だろう と思います。 前回も書きましたが、明らかに運動神経の鈍化を感じておりますので、尚更深く考える事となりました。 恐らく体が動かなくなるまで考え続ける事になると思います。
せいちゅうせん さん >こちらの先がきっかけで… >ボールを投げようとするか、ゆるめて落とすだけにするかの差になりますかね。 こちらの「先」を感じて(この瞬間が大切)、相手の打つ意思が生じる。 こちらは「重心落下」を起こす…
そして筋肉の連係プレーではなく、位置エネルギーが運動エネルギーになる… と表現なさっておられますが、この 運動エネルギーが、打突を可能にするのでしょうか?
>そのためには体が離床している瞬間があってはならないので、現代剣道の踏み込み足は使わないです。 >剣先同士が5cm離れた距離からでも十分面にも届きます。 この内容には長年研究なさったものがぎっしり詰まっているのを感じます。 とは言え、具体的な部分は不勉 強もあり、僕には十分な理解に至っておりません。
たぶん、以前書かれた「石井久先生の面」あたりにヒントがあると思います。 Youtubeはいまだに何度も見直して はおりますが、あんなにうまくはなれません。(あたりまえじゃっ!)
>「一瞬早く」は、もしかしたら小中学生に向けての言葉なら十分うなづけます。 深読みして、あれこれ考えたのが僕の書き込みになりましたが、範士先生は道場の子供たちが稽古の時に早く 動いて「機敏な剣道をしなさい」とのお考えだったと思います。
この範士八段先生の講習会(技術講習会、審判講習会、指導者講習会、形講習会)は何度も受けておりますが、一貫 して「気」の在り方と、そのための安定した動作が語られております。
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Re: 一瞬早く! ( No.8 ) |
- 日時: 2017/10/13 12:23:45
- 名前: せいちゅうせん
- だみ声様
>「機敏な剣道をしなさい」
私の捉え方は異なります。
どんなスピードの相手にも相打ち覚悟の「一瞬早く」です。 つまり、動きの早い相手だけでなく、動きの遅い相手に対しても「一瞬早く」です。
小中学生に「先をかけろ」「相手より先に」と言いますと打ち急ぐ傾向があり、よーいドンでガチャガチャとスピード競争になりますが、相手より歴然と早くではなく、どんなスピードの相手にも相打ち覚悟の「一瞬早く」ならば、 自然と、攻めや溜め、さらには合気も生まれるように思います。
ある段階に達すれば「一瞬早く」はう〜んさんのおっしゃるように禅問答になってしまいますが、そこに行くまでの人達の指導としては「剣道らしい剣道」に導くための納得のアドバイスであると感じます。
石井久先生の動画は何度見ても楽しいですね。 身体の使い方、間合い、機会、心のあり方などなど何度見ても飽きません。
>この運動エネルギーが、打突を可能にするのでしょうか?
そうです。筋肉に力を込めてやろうとしますと、運動エネルギーは繋がらず、1つの動作でも体の各部分が止まっては動き、止まっては動きを繰り返すことになりますが、落下により動き始めた重心(球)の運動エネルギーを止めることないように私は邪魔をしないようにするだけです。
丹田にある球が動き出せば足が滑り出そうとするのはもちろん、腕も跳ね上がろうとしますので、腕は多少止めてやらねばなりませんが、いよいよ腕を動かすとなったら、その腕のブレーキをはずせば自動的に振り上げ、振りおろしになります。
「心技体」といいますが、縦書きがいいですね。
運動エネルギーをとめないで動ける体が一番の土台。 その体が勝手に動くようにする術(技)。 その二つが成立するように心を揺るがせておく。 いいかえれば、二つを成立させないと心は伴えない。 相手に対して意図を持つと、これが成立しなくなってしまう。 そんな感じです。
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Re: 一瞬早く! ( No.9 ) |
- 日時: 2017/10/13 16:30:47
- 名前: うーん
- 一瞬早く。抽象的ですので、それぞれのステージで解釈が変わってくるでしょうね。小学生、中学生機敏な剣道もあるかも知れません。小中学生でも早熟な子供には、技前を一瞬早くと指導できるかも知れません。
又は、稽古には誰よりも早く来て、掃除、先生の防具の準備をすれば、稽古がより多くの時間出来るとか、その時が一瞬でも毎日の積み重ねで、とてつもなく早く上達に差が出る。結果が出るなんて指導ができるかも知れません。 社会人であれば、例えば場合によって会議の前はあらかじめ根回ししておけば、ダラダラ時間の無駄遣いしないで済みますね。こんなことにもつながるかも知れません。 高段者で本質が解って来ているような方は、宇宙にまで思いが巡るかも知れません。 なんにしても、こう言う言葉などに出会った時は、ただ眺めるだけでなく、ちょっと深読みしてみるのも楽しいものです。
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Re: 一瞬早く! ( No.10 ) |
- 日時: 2017/10/17 11:54:46
- 名前: だみ声<
>
- せいちゅうせん さん うーん さん
僕の「機敏な剣道をしなさい」には、 >どんなスピードの相手にも相打ち覚悟の「一瞬早く」です。 のような返信があるだろうと言う感じはありました。 以前からの書き込みから推測されました。
悲しいかな、自分で心掛ける「一瞬早く」と、やった時の感覚が大きく異なっており、最近は自分の限界のようなも のを感じております。(剣道関係者には黙っておりますが…) そんな時に出会ったこの言葉なので、余計大きく反応したのだと思います。
でもこの「どんなスピードの相手にも」が、くせ者で、中学生相手でも簡単でないことを痛感します。
うーんさんのおっしゃる >小中学生でも早熟な子供には、技前を一瞬早くと指導できるかも知れません。 理解できているかどうかは分かりませんが、小中学生には、この「技前」での駆け引きには当然「気」の作用 があり、打突に至る一連の動きの事は良く説明しております。
いずれにしても、剣道においては「一瞬早く」の捉え方には多くの内容が含まれており、研究テーマとしては一朝一 夕にはいかない奥深さがあると感じております。
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Re: 一瞬早く! ( No.11 ) |
- 日時: 2017/10/17 12:29:15
- 名前: せいちゅうせん
- 持田十段の稽古の心構えで
「私は初段の者が来たら私も初段と同じように、五段の者が来たら五段と同じように、九段の者が来たら九段と同じように、互角に使いたいと思っている」
という言葉を思い出しました。
>最近は自分の限界のようなも のを感じております。
私は剣道再開して1年ほどで、限界を感じました。 そこから限界をつくらない体の運用を勉強し始めた次第です。
「楽(合理的)でケガをしないで勝ち続ける」というのが戦場でも生き延びる武士の体の使い方ではないかと思い、今の方向性になっていきました。
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Re: 一瞬早く! ( No.12 ) |
- 日時: 2017/10/17 16:07:01
- 名前: うーん
- 石井先生はスピードはそんなに早くないですよね。動きも少ないし。でも早いですね。私なんか打たれまくりでしょうね。どこを早くするか、それも各自のステージで変わってくるでしょうね。限界、、、あるのでしょうか?まだまだ探求するところはあると思うのですが、せいちゅうせんさんの言われる合理的な体の使い方も、まだまだ探求し続けられると思いますが。
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Re: 一瞬早く! ( No.13 ) |
- 日時: 2017/10/18 12:18:13
- 名前: せいちゅうせん
- うーんさん
剣道再開後1年で限界が見えたのです。
「このまま体力、筋力、スピードに磨きをかけても不老の剣にはならない。これではだめだ」と考えたわけです。
で、今があるということで、日常生活がおくれる健康があれば、強くなり続けることが可能であるという方向性になったというわけです。
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Re: 一瞬早く! ( No.14 ) |
- 日時: 2017/10/18 17:59:12
- 名前: うーん
- はい。わかります。わかります。おっさんになってきたら誰もが感じるところでしょう。再開組は特にそうですね。若い頃の動きが脳に残ってますから、こんなはずじゃない。と無理して怪我しますね。
何をもって、限界を感じるかと言うところですが、剣道の稽古は常に限界ギリギリのところまでやるものじゃないですか?私は、自分に負けたくない、言い訳したくと言うところで踏ん張るのですが。 例えば素振りですが、前進後退と早素振り300から500本づつやります。合計1000本ですね。最初はきつかったです。道場の全員で最初に早素振りをやった時は、途中で挫折しないで最後まで振り切ったのは、私と女子高生の2人だけでした。女子高生がどういう気持ちで振り切ったのかわかりませんが、私は負けたくないという気持ちというか、それこそ無心だったような気がします。 これ一回だけなら精神力でなんとかなりますが、毎稽古で実施するとなると腕がおかしくなります。そこで色々本なんか調べたら、効率的に体を使った素振りと言うのがあったのか?ちょっと忘れましたが、そういうのがあったんです。腕、肩、背中を使って振ると言いますか。そのようにやると楽に振れる訳です。恐らく2000本でも3000本でも振れると思います。飽きさえしなければ。 剣道だけではないと思いますが、こういった体の使い方を研究しながら稽古するのも楽しみです。昔の人はこういったことも稽古していたようですしね。 あとは自分に負けない。というところでしょうね。息子に言うのは掛かり稽古でちょっとでも休もうと思ったら、お前死ぬぞ。と言ってきました。関ヶ原の戦いに参戦してると思ってみろ、前から何千人も敵がくるぞどんどん斬っていかないと、ちょっとでもため息ついたら斬られるぞ。と。まあ小学生だったんで、「うん、わかった。」とやってましたけどね。 自分、こいつが一番手強いです。怠ける気満々ですからね。試合でお相手に勝っても、ボスキャラの自分に勝てないと終われませんよ。 限界、、、考え方、どこに基準を置くかでしょうね。だみ声さんにも限界などと思わず楽しんでもらいたいと思います。
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Re: 一瞬早く! ( No.15 ) |
- 日時: 2017/10/19 16:03:18
- 名前: だみ声<
>
- せいちゅうせん さん うーん さん
持田範士十段の言葉には、「50歳までは基本稽古、その後が技の研究。60歳ごろが一番強かったと思う」と言うのが あったと思います。 僕の経歴と言えば… 大学で頂いた二段のまま50歳までおさぼり、そのころリバ剣して旨いビールに目覚めて4年、少年指導に間違った事 をしてはいけないと目覚めて受けた三段に不合格。 気合いを入れて少し高い防具を新調、高段者の大勢集まる稽古 場に通って、シゴかれながらアドバイスを受け、二度目に三段合格、四段も2度目に合格。 その後五段にてこずり、 7回目でようやく合格でした。(地元では4ヶ月毎に審査があります) 六段は五段の時の反省もあって、2度目に(71歳寸前)合格しましたが、リバ剣の時、こんな段位をいただけるなん て思いもよらなかったです。 正直全国区段位なんて雲の上の段位と言う感覚でいました。
そして72歳と3ヶ月、坐骨神経痛も出始め、整形外科に通いつつも、「衰えたなぁ〜、限界かなぁ〜」と言う昨今な のです。 それでも合同稽古などで親しくなった高校生からも、顧問を通じて「稽古にお越しください」と声をかけ られることを幸いに、「迷惑じゃないの?」と言いつつ出かけさせてもらっています。
そして出会った「一瞬早く」は、スピードだけじゃない要素として、どのように生かすのか? という事でした。 どうやら「不老の剣」が目指すもののようです。
うーん さんのお言葉通り >だみ声さんにも限界などと思わず楽しんでもらいたいと思います。 「生涯剣道」はもとより念頭にありますので、愚痴っぽいこと言わずに「不老の剣」を求めて精進し、死ぬま で剣道を楽しみたいと思います。
それにしても… >恐らく2000本でも3000本でも振れると思います。 飽きさえしなければ。 1000本振ったのはいつだろう? しかも30分近くかけたと思いますので、平均1本1.8秒です。 決して早 くなかったですが、翌日はやっておりませんので、単発でおしまいでした。
>自分、こいつが一番手強いです。 怠ける気満々ですからね。 図星です! 今夜も稽古です。 しばらく行ってない隣の剣道教室への出稽古ですが、気分は今日の空模様 と同じです。 若い子には、「サボるんじゃないっ!」と激を飛ばしていますが、自分にも毎日ハッパをかけ ております。 怖いのは、心の中に住む「もう一人の自分」です。
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Re: 一瞬早く! ( No.16 ) |
- 日時: 2018/02/26 01:20:59
- 名前: かま
- 相対性理論や運動エネルギーの話まで出てすごく博識ですね。
剣道始めて半年しかたってないのに意見を言うのも申し訳ないですが 自分の中で一瞬早くというのもあるのではないでしょうか。
打突するとき次の打突を考える、竹刀を振り上げたら振り下ろす段階で次に攻撃する部位や次の動き方を考える、というような。 上級者はこういう動きは稽古で身についているのかもしれませんが。
初心者で動きに繋がりがないのでこういう一瞬早くもあるのかなあと思った次第です。
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Re: 一瞬早く! ( No.17 ) |
- 日時: 2018/02/28 15:55:57
- 名前: だみ声<
>
- かま さん コメントありがとうございます。
だんだん年を取って来ると、竹刀スピードは低下してきます。 スピードを数値化しようとして、「打突時間測定器」 なるものを作っても見ました。 ストップウォッチを利用して打突時のスイッチングを工夫して、振り上げ振り下ろ し時間を数値化するものです。 中学生たちと競い合ってみましたが、彼らの方が短時間で打突する子が何人もいます。 しからばオジンは、どうや って彼等を打突しているのか? 一瞬早ければいいのだろうか? と言うあたりが研究テーマになるようです。 従ってそれぞれのレベルによって、「一瞬早く」の感じ方(と言うより扱い方)があるようなのです。
かまさんがお書きになっている >竹刀を振り上げたら振り下ろす段階で次に攻撃する部位や次の動き方を考える 言葉ではそうですが、面を打ちながら「この後は小手を打とう」と言う考えって、出来るのでしょうか? もとより打突しようとする時、「面を打とう」「小手を打とう」「胴を打とう」と言う考えって存在している のでしょうか?
僕の感覚ですが、相手のどこかを打つのは、打った後で「面を打っていた」「小手を打っていた」と言う感覚で、打 つ瞬間、体が動いた結果打突部位に向かって振っていた、と言う感覚で、どこを狙うと言うものでなく、さらに打っ た後の事など一切思考にないように思います。 つまり考えて打っていては、思考速度より早くは打てないと言う事であり、打とうとした時はすでに打たれた後、と 言う事が起こるのではないでしょうか?
こう言う感覚を含めて、「一瞬早く」と言う言葉にはどんな内容があるのかなぁ〜? と思考しているのです。
とは言え、かまさんは剣道経験半年との事なので、最初は誰もが思うものではないでしょうか? 僕など剣道を始 めたきっかけは、「喧嘩で勝ちたい」でしたから、極めて幼稚な発想だったと思います。 早さなんて思考回路に全 くなかったのではないかと思います。 気・剣・体の一致など、未だに「これだっ!」と感じたことありません。
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Re: 一瞬早く! ( No.18 ) |
- 日時: 2018/02/28 22:31:54
- 名前: かま
- ありがとうございます。
初段審査のときにお互いに飛び込み胴を打って、後で笑うようなこともありました、これなど初心者の極めのようですね。
まだ稽古量が少なく殊に小学生相手の稽古が主なので頭の中でのイメージが多く皆さんの域まで達してはいないと思ってはいます。体が動いた瞬間打突部位に向かって振っていたという感覚は私の理想です。
じじいの領域の私なのですが、頑張って一瞬早くができるようになりたいと思っています。 重ねて回答ありがとうございます。
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Re: 一瞬早く! ( No.19 ) |
- 日時: 2018/03/31 10:58:10
- 名前: 風車の弥八
- 一瞬早く⚪⚪⚪。
と考えて、身技体ならば。 相手より一瞬早く、身を前に。(生死の覚悟) 相手より一瞬早く、技を出す準備(技前の) 相手より一瞬早く、体を動かせる準備(技前の) つまりは、段取りと準備を指す意味ではと解釈 させて頂きました。
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Re: 一瞬早く! ( No.20 ) |
- 日時: 2018/05/04 09:33:07
- 名前: だみ声<
>
- 風車の弥八 さん
返信が間延びしており、申し訳ありません。 まあ、剣道教室の創立50周年記念の手拭いの文字ですから、もっと気楽に目を通すだけでもいいのでしょうが、感 じる所を書かせていただいたところ、多くの返信をいただき、勉強させていただいております。
解釈していただいた内容も、立ち合いに於ける動作と構えの事であり、真剣に対峙している時の内容だと思いますが、 果たしてこれをもってどれだけ相手に心理的圧力をかけ得ているやら、成功の確率はどうなのかと思いはせると、自 分としては何とも「未熟」と恥じ入るばかりです。
つまりは言葉で分かっていても、出来てないと言う思いでいっぱいです。 以前からも出来てなかったと思うし、ま して老齢の域にいる今、さらに出来なくなっていると言う感覚の中から、どうやれば上達できる動きになるのかな? と言う課題と感じております。 行きつくところは、下手なりに頑張る、と言う事だろうとお茶を濁しております。
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Re: 一瞬早く! ( No.21 ) |
- 日時: 2018/05/04 13:18:25
- 名前: 風車の弥八
- だみ声様。
ご返信ありがとうございます。 あくまでも私の私見と持論ですが、 今の時代は昔と違い、あらゆる情報公開や情報交換が発達したおかげで、片手で指先をいじりながら、小さな四角い画面で何でも調べて答えを出すことも出来るようになりました。が、身体の使い方や動きはそう簡単には上手く動いてくれません。 つまり、知識の学問は調べて出来ても、 身体の使い方の学問は、アナログで、地道に教わったり自分で考えて動かさないと答えは出ないかと。 けど、昔の日本人は高齢な非力な身体の人が重い米俵を担いだりして身体の使い方を知ってました。 もっと、日本人本来の骨格や身体の使い方学んで動かせれば、何か視野が広がり、上達していくのではと考えています。 古武術とか興味あるのですが、おそわり学ぶ環境がないすねえ
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