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踏切りの際に滑る
日時: 2018/01/09 21:47:23
名前: 姿

明けましておめでとうございます。

さて、本題ですが先生から稽古いただく際に出頭や間合いに入ってくる機会を打突できるように取り組んでます。ただ肌で「あっ来た」、「来そうだな」と感じて踏み切ろうとしますが、滑ってしまいうまく打突に力が伝わらずに機会を捉えることができません。左足はすぐ踏み切れるように床を指でかむイメージでかかとは土踏まずが見えるくらい上げてます。ただ踏み切る際に滑ってしまいます。そもそも踏み切る準備の仕方、考え方じたい間違っているのでしょうか。参考までに教えていただけないでしょうか。

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Re: 踏切りの際に滑る ( No.1 )
日時: 2018/01/13 01:47:41
名前: だみ声< >

姿 さん、開けましておめでとうございます。
僕は「剣道場の床が滑る」原因は、必ずしも一つではないと思っております。
原因1. 昔ながらの純木製の床で、稽古の前後に水と雑巾で「拭き掃除」するような床は「摩擦係数」が低いので
     滑りやすい。 古い道場などには、こう言う所があると思います。
     濡れぞうきんを数か所に置いて、足の裏を湿らせる事があると思います。

原因2. 世にいう「脂足(あぶらあし)」の人は滑りやすい。
     汗腺が足首より下に多い人なのだと思いますが、かつてそういう中学生がいました。 打ち込もうと床を
蹴るのですが、左足が後方に滑って体が前に出ず、前のめりに転ぶ子がいました。 特に夏場の汗をかく
時期に良く発生しておりました。 この道場は、近代的な体育館の床材と同じでした。
足袋(踵が開いている)を勧めましたが、卒業頃には転ばなくなっておりました。

原因3. その人の年齢や体調によって滑りやすい時期がある。
     年を取ったり、健康状態によって、「皮脂」が少なくなり、新聞がめくれないとか、お札を数えられない
とか、指を舐めてから作業するとかあると思います。 足の裏も潤いがなくなり、滑りやすいと感じる事
があります。

姿さんの場合が、上のどれかに当てはまるのか? 別の要因があるのかは定かでありません。

ただぁ〜〜しっ…
道場の床に「豆をまいて稽古する」と言う話をお聞きになった事があると思います。 言い換えれば滑る道場で滑ら
ないように動くことが上達する上で重要だと言われております。
人によっては足袋(普通の)を左右に履いて稽古する人がいますが、わざと滑りやすい環境で、体のバランスを取る
稽古を取り入れていると聞いております。

姿 さんの書き込みで一つ気になるのは「>かかとは土踏まずが見えるくらい上げてます」の所です。
左右の踵は、床に触れない様「紙一枚」が抵抗なく入る程度浮かせておけばいい。 と言う指導があると思いますが、
姿さんの場合、いささか「上げ過ぎ」ではないでしょうか?
見てないので何とも言えませんが、この状態だと左足の「ひかがみ(膝の裏側)」は結構な角度で曲がっているので
はないでしょうか?  その結果左足の床に触れている面積が少なく、しかも踏み込む時にひかがみがクッションに
なり、力強い前進エネルギーが床に伝わりにくい事もあるのではないかと思いました。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.2 )
日時: 2018/01/12 17:42:02
名前: せいちゅうせん

長文失礼します。

私は、つま先で蹴って動くということをしないので、左足かかとも踏んでますが、
一般的な足さばきであっても、左足かかとは床から数ミリ以上上げない方が良いと思います。

推測するに、姿さんの構え(または打つ直前の姿勢)は、右足に体重を乗せすぎているのではないでしょうか。

現代剣道で多用される一般的な踏み込み足は、右足に加重してブレーキをかけて構えている状態から、
打突の際にそのブレーキを外すと同時に右足に乗ってた重さを一旦左足に乗せ替えるために右足を高くあげ、
その瞬間に左足つま先で床を蹴って体を押し出す結果、
右足の踏み降ろしはバンッと大きな音を出して右足を着床させることになるのではないかと思っております。


少し前まで、日本の陸上界も前足の太ももを高くあげることで、
後ろ足に体重を乗せ、後ろ足のつま先で後方に蹴るということに拘ってたので、
なかなか世界と戦えませんでしたが、
膝を高くあげず、足首の角度を固定して、
膝と股関節をうまく抜いて動かし、地面からの反力で重心が前に出続けるようにすると勝手に足が前に出ます(あたかも坂道を下るがごとく)ので、
この走り方に変わって、ようやく昨年9秒台が出た感じです。


語弊はありますが、体重計は自身の重さを計っているのではなく、体重に対する反力を計っているといえます。
たとえば、70kgの体重の人が立っていることが出来るのは、床から70kgで押し返してくれてるから、
±0になり、その場で立って静止していられるのです。

つまり、立ってるだけで自分の体重分の反力を地面からもらってるのです。
そこで、股関節と膝関節の支えを抜いて、動きたい方向に重心移動できれば、反力を味方にして動けるはずです。
これが、自分の重さを利用するということです。

また、本来、土踏まずは、体重を足裏全体に分散させることで足裏全体に反力をもらえると同時に、素早く動くために地面との摩擦を減らす効果もある素晴らしい構造です。
ですから、立って静止してるときの重心は土踏まずの真上、つまり、くるぶしの真下にもってくるべきだと思っています。
身体構造上そうなってると考えます(重さを母指球にもってくるとつま先を床に釘で留める感覚に私はなります)。


やや横道に逸れましたが、現代剣道の踏み込み足を多用するにしても、左足かかとを土踏まずが見えるくらい高く上げている構えは、右足から左足に体重を乗せ換える量が増えるので、動きが遅くなり合理的でないと思います。

姿さんの左足が滑っているのは、現代剣道の踏み込み足を使うのにもかかわらず、右足から左足への体重の乗せ替えという手間さえ省いて前に出ようとするからだと思います。
いわば、左足の上に重さがないので床からの反力がもらえてないのです。
いくら、つま先に力を入れても効果がないわけです。

しかし、床からの反力を多くもらおうと意図すると、無駄に左足に加重することになり、筋力で無理やり体を前に押し出す必要も多くなり、前に出るのが遅れますのでご注意を。



ここからは余談ですが、相面となる際に、右足をその場で上げ、元の位置に右足を着くように踏み込み足を使い、同時に左足を後ろに跳ね上げ、一瞬で超前傾姿勢になって面を打つ方法も全日本選手権の映像でも数多く見られ、しかも有効打突として一本となっています(全日本選手権推奨ズッコケ打ち、または、パタリロ流クックロビン音頭打ちとでも言いましょうか)。

前進さえする必要のないその場足踏みの踏み込み足の打ち方なんで、これであれば姿さんの構えからでも打てるでしょう。
個人的には体勢が崩れた打ちだと思っていますので、おすすめはしませんが。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.3 )
日時: 2018/01/12 21:45:18
名前: 発想

飛ぼうとするから滑るんですね。すり足で踏み込む(表現が良くない)感じでやれば滑りません。すり足で打突する方が早いです。発想の転換が必要ですね。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.4 )
日時: 2018/01/14 21:13:03
名前: 姿

だみ声様>

原因1〜3、おっしゃる通りですね。参考になります。

かかとは上げ過ぎだと自覚してます。その経緯になりますが、「かかとがベタリ着いてるぞ。それじゃ素早く動けない」とよく言われていました。それから徐々にスピードが高まってくる剣道の年代(高校あたり)になるにあたって「かかとは常に上げなくてはいけない」と過剰に意識した結果、今の癖になっていると思います。踵を下げてしまうと打ち遅れてしまうのでないかと不安があり、少し矯正するのは時間がかかるかもしれません。

でも、ひかがみと踵を意識しながら次回の稽古に取り組んでみようと思います。

ありがとうございます
Re: 踏切りの際に滑る ( No.5 )
日時: 2018/01/14 21:38:58
名前: 姿

せいちゅうせん様>

ありがとうございます。

まず、右足に重心が乗り過ぎているというのはおっしゃる通りですね。相手が打ってきそうという際に自分も踵を上げて打つ体勢を取ろうとします。ただ、フェイントだった場合、右足に体重がのっているので相手に逆に崩されてしまうということがあり、悩みでもあります。

現代剣道の踏み込みと私の滑っている現象を指摘されるまで自覚がありませんでした。おそらく滑る原因に一番近いかもしれません。ありがとうございます。

「股関節と膝関節の支えを抜いて〜」というのはなかなかイメージができませんでした。腰を中心に体重移動するイメージでしょうか。

最後に「床から反力を多くもらい過ぎる、左足に重心をかけ過ぎる」という点ですが”床以外から反力をもらえるのか”、”筋力で無理やり前にでる”という点、私は床から力をもらう筋力で前にでるという考えしか持っておらず具体的にどうすれば素早く前にでれるのでしょうか。

可能な限り教えて頂けないでしょうか。

Re: 踏切りの際に滑る ( No.6 )
日時: 2018/01/14 21:42:53
名前: 姿

発想様>

ありがとうございます。

一つ伺いたいですが、すり足のようにしながら強く踏み込みにはどうしていますか。すり足のようにすると踏み込みが弱くなり打突も弱くなってしまいます。私の技術不足ですが、なにかご助言いただけないでしょうか。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.7 )
日時: 2018/01/15 12:22:19
名前: せいちゅうせん

>「床から反力を多くもらい過ぎる、左足に重心をかけ過ぎる」

う〜ん。
姿さんは、自分なりに解釈しようとして他人が書いた文章をまるっきり変えてしまう癖がおありなのかもしれません。
微妙なニュアンスも注意しながら書いているのですが、読み飛ばされているようにも思います(たとえば「重さ」と「重心」は全く別の言葉です。私は「体重をかける」は使いますが「重心をかける」は使いません)。

文章を頭だけで理解しようとしても無理があると思います。

実際に体を動かしたり、書物を熟読したり、試行錯誤を繰り返し「ああ、こういう意味だったのか」となるまで、やるしかないのです。

まあ、「誰も、そう簡単にはできない」とも思ってるので、長年研究してきたことをあっさり書いてるんですけどね(^^)。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.8 )
日時: 2018/01/15 17:42:41
名前: 発想

打突の機会っていうのがありますね?それを捉え、剣の理法を研鑽していけば、強く踏み込む必要もないし、強く打突する必要もありません。スッと前に出て、ポクっと打てばそれでいいんです。
おかしいと思ったことありませんか?素振り、すり足でやりますね?剣道形、すり足でやりますね?面かぶって竹刀を持ったら、すっ飛び回ってガチャガチャやるのおかしいですよね?
すり足で、打突してみてください。多少右足が上がります。上に飛び上がる力と時間が無駄なんです。そのまま前に出るにはすり足で前に出るのが、合理的だと思いませんか?
Re: 踏切りの際に滑る ( No.9 )
日時: 2018/01/18 12:21:23
名前: 姿

せいちゅうせん様>

せっかく内容の濃いレス頂いたのに理解不足で申し訳ありません。もう一度熟読させてもらい、実践したいと思います。
ありがとうございます。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.10 )
日時: 2018/01/18 12:28:57
名前: 姿

発想 様>

「剣の理法を研鑽する」という点まだ理解できてないので勉強します。少年時から先生からも指導いただいてます。どうしても、強く打突する意識すると踏み込まなくてはいけない先入観にとらわれてました。
今度面をかぶった状態でも合理的な動きができるようにしたいと思います。
ありがとうございます。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.11 )
日時: 2018/01/18 12:50:32
名前: せいちゅうせん

姿様

いえいえ。
体得できてないことは想像さえ難しいものです。

動きを実際に見ても誤解することも多々あるわけです。

私は五輪書の内容を本当に理解したいと思っていますが、
自分の知識と経験をもって解釈をしようとすると間違うばかりです。

「私には分かっていない姿があるはず」と思いながら、数多くの失敗を繰り返して、やっと一行だけ解釈の正解にたどり着く。

その正解さえも「間違っている可能性もある」とも思い続けながら、失敗を重ねてます。

失敗を数多くやらねば、正解にはたどり着けない。
自分の体を通した科学実験が稽古だと思っています。

Re: 踏切りの際に滑る ( No.12 )
日時: 2018/01/22 12:25:57
名前: 姿

せいちゅうせん様>

頂いたコメントを一つひとつ実践しようと思います。先日は、左足の踵が地面に着くぐらい落としてみました。以前より足の筋力で床を掴めた感覚でした。また、床をよく見ると雑巾がけ等で摩擦係数が低くなっていて滑る原因の1つだったかもしれません(※だみ声さんコメント参考)。

また、踵を落とすことで自分の構えた時の安定感もでてきた感覚でした。もう少し掘り下げて稽古しようと思います。

ありがとうございます。
Re: 踏切りの際に滑る ( No.13 )
日時: 2018/01/27 10:47:54
名前: 剣之介

姿 さん

皆さんがいろいろアドバイスされているので、特に追加はありません。
個人的な話をさせていただくと、わたしも発想さんと同じような考え方です。
素振りの延長線上で考えています。
踏み込み足と言いますが、踏み込み足で強い打突を出しているわけではないと考えます。
よく足で打つといいますが、踏み込み足のことではなく足さばきと身体全体を使った動きで打つと考えています。

最終的に構えになってきます。
アドバイスになるかわかりませんが、構えで踵が上がりすぎているということは左右の足の間隔も広くなっていませんンか?
私も試合になると足の間隔が広くなり、かかとが上がり近間の攻防になります。

足が開くと前に出て打てておらず、その場踏み込みになっています。
正しい構え、右足の踵近くに左足のつま先があると、左の踵は上がりません。
左の踵は手の指先分ほど上げるようにします。その構えから、腰を押すように
左の足球に力を溜め、右足を軽く浮かせると前の推進力になると思います。
そのまま、押し出しかかとがある程度(直角の半分程度)上がった段階で、引付打ち切る感じになります。
右足を浮かせた前に出るときに竹刀を上げ、降ろすと同時に面当たる感じで打ち切った感じで、左の足の引付を完了し、即座に抜けると姿勢が崩れずに打てます。右足は上げすぎてはいけません。
理想形ですがなかなかできません。
素振りに近い感じになると思います。

あと、だみ声さんも書いていましたが冬場の体育館は乾燥して滑りやすいので、濡れ雑巾も有効です。(体育館の許可がいります。)

参考にしてみてください。


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