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賛否両論
日時: 2018/07/09 17:12:11
名前: だみ声 < >


剣道の試合では、誤審騒ぎが多く、特にビデオで多くの人が撮影している昨今、審判批判
が数多く語られますが、剣道の審判ほど難しいものはないと痛感します。
それはさておき…
サッカーワールドカップの日本の第3戦、決勝トーナメントへコマを進めるには、引き分
け以上の成績が必要でした。 ところが手痛い1失点があり、もはやこれまでか?のとき、
別会場での試合結果が知らされ、日本がこれ以上の失点がなく、反則もないまま残る試合
時間を過ごせば、決勝トーナメント進出と言う条件がおとずれたのです。
日本チームにとって初めての出来事でした。 残る試合時間は十数分。

勿論得点できればそれに越したことはないのですが、相手が得点する場合もあれば、反則
を取られる場合も出てきます。 そうなれば決勝トーナメント出場もなくなり、いわゆる
予選敗退です。 日本の監督が指示した作戦は、相手チームにボールを持たせず、パス回
しで残り時間を経過する事でした。 この作戦にルール違反はなく、このままで勝利でき
る相手チームが無理にボールを奪いに来ることもなく、淡々とパス回しが行われ、試合は
1-0で負けたのですが、日本チームは決勝トーナメントへ駒を進めることが出来ました。

この作戦が実行された瞬間から、日本チームのこの作戦には多くの批判が発生しました。
擁護する賛成派、批判する反対派、未だにその議論は行われているのではないでしょうか?

同じような状況は、かつて高校野球の甲子園大会で松井秀樹選手が5連続敬遠策により、
一度もバットを振れないまま、敗退したという出来事がありました。 強打者の松井選手
に一振りでもさせれば、逆転の可能性があり、徹底的に敬遠すると言う相手チーム(すで
に得点している)の作戦だったのです。 普通敬遠策は、ランナーがいる時にとられるこ
とが多いのですが、この時はランナーがいない松井選手の打席場面でも敬遠策が取られた
のです。

いずれもルール上の問題はありません。 多くの議論はありますが結論は出ていません、
と言うか出せません。 賛否いずれの論理にも納得できるものがあります。
問題は、ルールとその運用には、温度差があり、幾つかの選択肢があり、ゲーム当事者が
目標とする立場があり、悩ましい所ですが、第三者がヤンヤと騒ぐのとは別に、最終的に
は「これでいいのだっ!」(赤塚不二夫「バカボン」のパパ)なのだと思います。

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Re: 賛否両論 ( No.1 )
日時: 2018/07/10 23:42:20
名前: クーガ115

だみ声様

ご無沙汰しております。
年末に再開して以来、ほぼ週一ですが稽古は通い続け、何とか稽古に付いて行けるようになりました。(ほぼ全力で辛いですけど)この年齢になっても体力って付くんだなとちょっと感動しました。
まだまだ注意される事が沢山あり、自分は下手だったんだなあと痛感している所です。

ワールドカップの日本のパス回しの件ですが、私は策であり作戦だと思って見てました。確かに点を取りに行って取れれば良し、取れなければ潔く散ると言うのも分かりますが、生き残りに賭けたのではないのでしょうか。
結果、負けたとは言え、ブラジルさえ破ったベルギーに善戦していた日本を見る事ができました。
あそこで終わっていたらもっと後味悪かったんじゃないでしょうかね。
門外漢からの戯言ですけど。

翻って、剣道では許されないでしょうね。これがスポーツと武道の違いではないでしょうか。
Re: 賛否両論 ( No.2 )
日時: 2018/07/11 11:28:31
名前: せいちゅうせん

倫理面や武道精神から見れば、あれはないなあ、と思います。

しかし、戦ということであれば、納得の戦術。

五輪書での考え方でも、生き延びる兵法としてあれでいいのだと思います。

木を見た状態でなく、森を見た戦術と言え、全体の戦況を見落とさなかったということだと思います。戦となれば、人を楽しませる、感動させることは全く目的ではないからです。

ただ、やはりスポーツ観戦としては、非常に残念な気持ちでした。


追伸

高校野球につきましては、プロスポーツではなく、あくまでも教育手段としての野球のはずですから、一生懸命努力くして磨いた技の試合ということで、大人の教育者であるべき監督の指示で、それを全く無にする方法が教育と呼べるかが一番の問題点でしょう。
Re: 賛否両論 ( No.3 )
日時: 2018/07/11 14:47:16
名前: だみ声< >

クーガ115さん お久しぶりです。
>この年齢になっても体力って付くんだな
   そうなんですよねえ。 幾つになっても使っている部分は成長するそうですから、
   特に筋肉は上手に強化していきましょう。

>自分は下手だったんだなあと痛感している所です。
   これって大切な考え方だと思います。 「俺は強い!」と口に出す人は最高に強く
ないし、若い子の場合上達が鈍ります。挙句の果てに剣道やめちゃう子もいます。
逆に「自分は未熟」と言う人の中に、本当に強い人がいますね。しかもここで言う
強さとは、「あらゆる面」で強いですね。

>ブラジルさえ破ったベルギーに善戦していた日本を見る事ができました。
   結果論なのですが、あの善戦ぶり(2点先取)も今回の議論をさらに盛り上げまし
た。世界3位のチームに前半は完全優位にいたのですから、驚きでもありました。


せいちゅうせん さん
>五輪書での考え方でも、生き延びる兵法としてあれでいい
   一条寺下がり松の一戦では、総大将吉岡又七郎(12歳?)を一瞬にして打ち取り、
この時点で勝利を得ました。 幼い子を切ったという批判も反省もありましたが、
武蔵としては、生き延びると同時に、勝利を得る最大の手段だったと思います。

>戦となれば、人を楽しませる、感動させることは全く目的ではない
   日本チームは、まさに「戦」をやった。 そういう覚悟で試合に臨んでいた。
   第三戦のあの場面は、観衆にとってはハラハラドキドキのレベルは低下し、勝って
も負けても感動させろっ!の意見と、初の決勝トーナメントへ進めっ!の意見があ
りました。

ショー的要素の強いプロレスとプロボクシングが、かつて異種試合の真剣勝負をしたこと
がありました。
プロボクシングのモハメド・アリとプロレスのアントニオ猪木がやったガチンコ勝負。
15ラウンドでしたが猪木が寝そべり、その周りをアリがフットワークしながら回り続け
ただけと言う印象でした。 それぞれのゲームのマジな威信をかけた真剣勝負と言うのは、
こんなにもつまらないのだなぁ〜と言う記憶しかありません。 結果はドローで幕。

今回のサッカーワールドカップ、僕としては日本チームの4試合とも、とってもいい試合
だったと総括したいと思います。 サッカーの技術は十分に向上していると思うし、体格
差をチームワークでしのいで戦う戦術も見る者を引き付けるものだったと思います。
オフサイドトラップなど、見事なチームプレーだったと思います。

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