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余裕が出て来て感じる事
日時: 2019/12/10 00:00:37
名前: 蒼月

お久しぶりです。
インターハイでは最大の課題であった片手面を使いまぁまぁ、自分らしい試合が出来ました。
今日は、引退して、自分の気持ちに余裕がある状態で稽古を見ていたり、剣道というものに接していて感じた事を少しだけ。
引退して見てみると、思いの外自分の視野が狭まっていた事を実感させられます。
こうしないといけない、ここはこうするべき、に囚われすぎると、打てる所、出せる技が狭まるような印象です。
先生はずっと私に、「こうしないといけないという形は無い。お前らしい剣道をしろ」と言っておられましたが、ずーっと上段らしい、に拘っていたせいで中々上手くいかなかったのでは、と思い始めています。勝てばいい、と言うのはスポーツのようなもので、あまり剣道らしくない、とは思いますが。基本をつくりあげていく中で、相手が思いもよらない機会で出せた技、しっかりした土台がある上で、発展をつくりあげていく大切さ、の様なのを感じた気がします。


話は少し逸れますが、この間剣道を見た!という人に話を聞きました。
県総体の応援に来てくれた生徒だった気がしますが、どうやって勝敗がつくのかわからない!と。
もう少し、見る機会や、知る機会が多ければ興味を持って始めてくれる人も多いのかな、と思いますが、1本の判定の基準はあるものの、ここからが1本、というゾーンが明確ではないため、取っ付き難いような印象もあるのではないかと思いました。
何か良い手はないだろうか、と思いつつ、どうしようもないかなぁ、とも思う毎日です。

インターハイが終わり、入試も終わって一段落ついたので、世間話?報告?の様な、感想文の様な、何が言いたいのかわからない文になってしまいました。特に質問!という文章でもないので、興味がある話題だったら食いついていただければな、と思いました。

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Re: 余裕が出て来て感じる事 ( No.1 )
日時: 2019/12/14 03:11:17
名前: だみ声< >

蒼月さんっ!!  お久しぶりぃ〜。 食いついたよぉ〜〜(4日目ではおそぉ〜〜いっ)
受験体制に入ったのだろうとは思っていましたが、昨年12月10日の投稿で上段を取る選
手になったと知り、今年2月7日の僕の返信以来、どうしているかなぁ〜 と思っていた
所でしたよ。
進学先も決まって、少し異なったスタンスで剣道を眺めることに気付いたと言う所ですね?

>インターハイでは最大の課題であった片手面を使いまぁまぁ、自分らしい試合が出来ました。
   それなりに納得してインターハイを終えたようで何よりです。 進学後も剣道やるのかな?

>引退して見てみると、思いの外自分の視野が狭まっていた事を実感させられます。
   えらいねえ… こんな発想を高校3年生にして会得しているとはっ!!
恥ずかしながら僕なんか、高校3年生の時は「文化部」でした。 大学で本格的な剣道を
習った気がします。 それまでは中学1年の1学期だけ剣道部と言うお粗末さでした。
尤もあの頃(60年前)の剣道は、竹刀競技の名残もあり、防具も今の形態ではなかったです。

>どうやって勝敗がつくのかわからない!と。
   これも良く言われますが、なかなか未経験者にはわかりにくいですね。 経験者で
   も迷う事があるのですから厄介です。
そこで登場するのは一本の条件と言われている6種類の内容です。
充実した気勢、正しい姿勢、竹刀の打突場所、相手の打突部位、刃筋正しく、残心ある物。
書けばこうなりますが、充実した気勢とはどのような事なのか? 更にこれら6つの条件
を一瞬にどうやって見極めるのかと言う議論が生じます。
さらに最近は「一億総カメラマン」と言われ、ハイビジョンが当たり前の、鮮明な録画が
普通に記録出来ます。 再生も瞬時に出来ます。 得てして当たってないのに旗が上がっ
ている事も見受けられます。

ここには審判の「経験則」も判断基準になっていると思います。 「条件を満たしてない
ではないかっ」と映像確認して言う人もいますが、全ては後の祭りです。 当たってなか
ったから「今の一本は取り消し」「試合続行」と言う場面はありません。 しからばなぜ
旗は上がったのかっ?  この辺が解かりにくい所ですねえ。 あるいはその逆で、素人
目には当たっているのに旗は上がらなかったりします。 「当たっていると思うけれどな
ぜ一本じゃないの?」と言う質問もあります。 答えとして「姿勢が崩れている」なども
あります。 「刃筋正しく」と言われるけれど円形の竹刀断面の「どれが刃筋なの?」と
言う疑問もあると思います。 竹刀の打突場所とはどれなの? 刀は切っ先から鍔元まで
全て切れる部分です。 しかも極めて鋭利な「刃」です。 これが竹刀に変わった時点で、
「勝敗」の行方は大いに「曖昧にならざるを得ない」のだと思います。 でも試合は勝敗
を決めなければなりません。 審判は自分の信条において責任をもって旗を上げます。そ
こに「確実」を求めることは不可能です。

なぜならば…
竹刀で戦う限り、双方とも「生きている」からではないでしょうか?  真剣勝負なら、
どっちかが切られて死んでいるか、相打ちでどちらもが死んでいる事が多いと思います。
勝った方が「無傷」という事は極めてまれな事ではなかったんじゃないでしょうか?

白けてしまうのでこれ以上はやめておきますが、剣道の試合は竹刀でやる限り「模擬」で
しかありません。 でも竹刀だからこそ「繰り返し」が出来て、腕を磨いて、打突を研究
できるのです。 そして打突の面白さに気付いてしまうと「剣道中毒」と言われるまでに
のめりこむのです。 結果として打突出来た時、打てたことが面白いのではなく、そのプ
ロセスを組み立てて、異なる相手ごとに、異なる組み合わせをもって「工夫」して行く事
の面白さを感じるのです。
と言うような「僕の持論」を書いてみました。

蒼月さんも、上段の構えで、がら空きの突き、胴、小手だって左右共が見え見えですが、
簡単に打たせないよう、大いに工夫したことだと思います。  剣道って楽しいよねえ。
Re: 余裕が出て来て感じる事 ( No.2 )
日時: 2019/12/24 21:57:02
名前: せいちゅうせん

だみ声さんにお返事するべきかと思います
Re: 余裕が出て来て感じる事 ( No.3 )
日時: 2019/12/28 10:04:19
名前: 蒼月

だみ声先生
お久しぶりです。
そういう事です、受験勉強等のため、剣道から離れたところで自分がやってきたこと、高校3年間を振り返ってみたり、先生によく指導頂いていたことについて、動けない分考える時間は沢山あったので、考え始めると、どうも、あぁ、表面しか見えていなかったのだなぁ、と思う事が増えました。
大学から.......、それもまた一つの形ですよね。土台固めの期間が過ぎて、発展、若しくは自分なりの道を模索していく期間が大学から上では無いかと。
違うスポーツの指導しておられた先生と少し話しましたが、やはり、高校も含まれることではありますが、そこまでの段階は基礎固めだよなぁ、と言われたので。あぁー、と納得したり。

閑話休題


経験則での審判でもあるから、難しいんですよね。
確かに、ビデオ判定をすれば誤審、当たってないのに1本になる、は減るかと思います。
が、その度に試合を中断してジャッジする訳ですから選手の方も【なんかなぁ、】となるかもしれません。
やってみるしかない、と言うのも変かもしれませんが、剣道に関しては、見ていても知識があった方が楽しい様に、やってみれば分かるものなのかも知れません。

やはり、前身である真剣での勝負の頃よりも、曖昧にならざるを得ない、でもだからこそ切磋琢磨、工夫ができる。
面白いし深いものですね。

突きは、最終的に、狙われたら合わせる、相討ちという形に落ち着きました。
打たれないように、こちらから仕掛けるのを増やしたり、色々試しましたが、怖いものは怖い!動作がわかりにくい技でしたから打たれるかも?で片手を出すようにしました。

小中、の頃の能力ゴリ押しの頃では分からない楽しさでしたね。今の高校に進学できてよかったと、そして今の顧問の先生方の元で剣道ができて本当によかったと思います。

また、色々ばたばたとしていて、大変返信が遅くなってしまったことお詫び申し上げます。
Re: 余裕が出て来て感じる事 ( No.4 )
日時: 2020/01/06 16:36:54
名前: だみ声< >

蒼月 さん
あけましておめでとうございます。 いよいよ4月から大学生ですね! 大いに青春して
ください!! 家元を離れての生活になるようなら、いわゆる「一人暮らし」だと思いま
す。 親のありがたみを実感する貴重な体験になります。
ところで…
年末に返信をいただきながら、こっちからの書き込みが今日になってしまいました。 定
年退職者なのだから、しっかり書く時間もあってしかるべきですが… 何かと忙しくて延
び延びになっています。
その忙しい内容の一部に孫もやってきて一緒に遊んだりしましたが、殆どが剣道がらみだ
という事も事実で、定年退職者だからこんな事も出来るのです… とまあ言い訳も含めて、
言い訳しておきます。
元日は10時から所属剣連の初稽古、2日だけお休みで孫とお付き合い。3日は行きつけ
の高校の初稽古にいつものように参加、4日は所属道場の初稽古で、ひと汗かきました。
昨日は15q離れた隣の剣連の初稽古に参加してきました。 6日も所属道場の夜稽古に
なっています。
こういう状況の中で、自分の剣道をどのように高めて行くのか? と考えるとお粗末なも
ので、ただ道場で立ち合っているだけと言うのは「違うだろう」と思うわけです。
まあ、口だけ達者なオジンになって行くのも面白くないし、動ける間は何とか動いている
体を維持しつつ、頑張りたいと思っています。

>突きは、最終的に、狙われたら合わせる、相討ちという形に落ち着きました。
   幕末の剣士、千葉周作と高柳又四郎だったっけ? 上段からの「面」と「突き」の
相打ちと言う試合記録があります。 きっと真剣だったら二人とも即死でしょうねっ?

>今の高校に進学できてよかったと、そして今の顧問の先生方の元で剣道ができて本当に
>よかったと思います。
   なかなかこういう感想をもって高校を卒業して行く子も少ないかもしれません。 
何しろインターハイで何らかの記録を残すとなると「勝利」だけしか見えなくなり、
剣道の奥深さなどを感じることなく卒業する子も結構いると思うからです。

蒼月さんはこれから大学での生活設計をなさると思いますが、選挙権もあって、人生のあ
らゆる選択肢が自由と責任の下に、いいい〜〜〜〜〜っぱいあって、迷いも悩みもすべて
が青春の「特権」という事です。 頑張ってくださいねっ!!

最後になりましたが、せいちゅうせんさんもいろいろありがとうございます。 今年もよ
ろしくお願い申し上げます。

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