四戒と三殺法 |
- 日時: 2021/04/01 11:57:39
- 名前: だみ声
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- 剣道の立ち合いにおいて、その心理面における戒(いまし)め4種類として、恐・懼・疑・
惑が示されています。 一方同じ立ち合いにおいて、勝利につながる攻め方として、三殺法が示されています。 前者は、相手を恐れたり、体躯や動作に懼(おどろ)いたり、疑問を生じたり、惑わされ たりしてはいけないと言う教えです。 後者は、相手に対して攻める内容を、まずは相手の「気」を殺し、「剣」を殺し、「技」を 殺すことにより、勝利を引き寄せる事だと言う教えです。
いずれも立ち合いにおける「気」の攻防を言葉にしたものではないかと思いますし、心静 かに「平常心」を基盤として、これらを意識しないでも常に備えるべきものなのだと思い ます。 しからば、これだけの事をどれだけ常時表現できる立ち合いが出来ているかと考えた時、 考えながらやっているわけではなく、稽古後に立ち合いを振り返って自分の動きや感じた 事を思い出しながら確認したり、反省したりするものではないでしょうか? そして何か 感じ取った物を次の稽古に反映させるのがいいのだと思います。 その感じ取った「何か」 を具体的な言葉にするのは極めて難しい… と言うか「これで良しっ」と結論付けられな いのだと思います。 だから死ぬまで研究を継続するという事になるのだと思います。 剣道に限らず、何事も、 追い求めるというのは、一朝一夕で会得できるものでなく、無限に奥が深い物のようですね。
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