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中段の構え時の剣先は・・・
日時: 2010/07/21 04:23:54
名前: わちゃ〜

お久しぶりです。
お聞きしたい事があるのですが、宜しければ教えて下さい。
中段に構えた時、剣先は、
押さえぎみに構えるのがよいのでしょうか?
それとも若干上げ気味がよいのでしょうか?
道場で、指導者によって指導が違うので子供が少し迷っています。
押さえ気味と言うとだいたい剣先の延長線上には胴の上あたりになっています。
上げ気味と言うと、いわゆる喉元か面辺りとなっているのです。
間合いの事もあるのかなと思いますが。
私としては押さえぎみに構える方がよいと考えているのですが・・・
しかし、上げ気味と教えて下さっている指導者との時間中に押さえ気味の構えをさせる事も出来ず。
子供を預けた以上自分の考えは捨てないといけないものでしょうか?
しかし、別の曜日では押さえ気味と指導する先生もおられ・・・。
押さえ気味と上げ気味、メリットとデメリットはいかがでしょうか?
皆さまは、普段、剣先の向きをどう指導されていらっしゃいますか?

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Re: 中段の構え時の剣先は・・・ ( No.1 )
日時: 2010/07/21 11:43:17
名前:

おはようございます。杏です。最も一般的とされる五つ中段の構えには現在は’五つのせい眼’があります。”せい”の文字にはいくつかの象徴的な漢字が当てはまれます。
剣先のつけどころにより、せい眼を五つに分けて区別するのが、五せい眼の基本的な考えです。
かつては明確な使い分けが会って、流儀、流派を分けるものでもあったが、今は"正””晴”“青””星””臍”の五せい眼の総称して中段の構えという。
正眼の構え:
剣先は相手の咽喉につける。最もベーシックな構え方で、初心者の導入として最適。

晴眼の構え:
両目を月日になぞらえて、その中間につける構え方。正眼よりやや高剣先が高くなる。

青眼の構え:
相手の左目につける構え方。ほんの少しだが、竹刀の剣先が開き気味になある。

星眼の構え:
天上の星になぞらえて、相手の額の真ん中につける。最も剣先が高くなる構え方。

臍眼の構え:
相手の臍(へそ)につける構え方。現在剣道の一般的な中段の構えとやや異なる。

このように中段でも様々あります。
指導される先生方は守破離の離のかたが多いので、独特な個人に合った構えが多いのですが。相手から見てどこにむ隙がなく、同時に自分からはいつでも自由に動き出せる構えでいることは大切です。

力むことなく、自然体で構え、攻防一致の心構えでありながら、リラックスして、自分に合った構えを試してみてください。
ちなみに、私は、相手によって少し構えを変えてます。
Re: 中段の構え時の剣先は・・・ ( No.2 )
日時: 2010/07/22 02:04:17
名前: わちゃ〜

杏様、はじめまして。こんばんは。

中段に構えを詳しく教えて頂きありがとうございます。
剣術の世界ですね。
杏様に教えて頂いてあらためて思い出したしだいです。
指導して下さる先生は居合道もされています。
なので、きっとその辺りも含めて一歩上級の事を教えて下さっているのだろうと思うのですが・・・。

しかし、小学生相手の剣道指導ですと正直どうなんだろうと単純に思ってしまいます。
竹刀を高めに相手に向ければ面が早く届きやすいとの説明を頂戴しているのですが、小学生の試合ですと相手も打ってくるとタイミング的に小手を取られてしまう場合があるように思います。先日、そんな場面で負けてしまい、つい原因を結びつけてしまいます。

子供の中には、剣道をされているお父さんもおられ自分の子供には「その先生の時だけ上向けで稽古をして試合では抑えぎみで行け」と外野で裏指導。
私は、この状況は、あまり好ましくないと感じています。
これはこれで剣道をしており疑問に思うならば堂々と話なり質問ということですればよいのにと思いますが、その先生の教え方だからと話す場もなく。

曜日によって指導者の言葉が違うと子供も迷ってしまいます。
先生同士で話をしてもらい統一してもらうしかないのかなあ。
しかし、どの先生も譲りそうにないし・・・(笑)

Re: 中段の構え時の剣先は・・・ ( No.3 )
日時: 2010/07/22 20:14:29
名前:

先生同士で指導統一させるのはまず無理。。(笑う)
指導者の指導は最後までなっとくいかないところがあっても、とりあえず稽古の時間に従いいろんなやり方を学ぶ。。。柔軟をもちながら、自分に一番合った剣道を選ぶ。
自分の考えをしっかり持つことは大切。

小学生と稽古するときには、彼らの身長にあった構えをし、合わせると良いと思います。が、隙をみせない。
小学生、中学生、初心者の多くは、相手をちゃんと見ないで、自分の好きなタイミングで打ってくる。。。言葉の通り、勝って打て、打って勝つな。。まず相手を攻めて、攻めあいに勝ってから打つのが正しい。
勝手に打ってくる相手に対して、どじないでただただ構えれば良いの。。。竹刀が突につく、有効だとつにはならない。

小学生の相手に小手を取られるのは、相手が早く出ばな技ができる、もしくは自分の打ち方には隙がある。また、よく見られる小学生の打ち方ですと。。真っ直ぐに打たず、体をねじりながら横から打ってくる。。。
実際見ないと何とも言えませんが、原因を分かるために、自分の試合、稽古のvideoを撮ったらいかがですか?携帯、iphoneの動画機能で充分です。

対して役に立った返事ができず、すみません。。。
Re: 中段の構え時の剣先は・・・ ( No.4 )
日時: 2010/07/27 00:07:12
名前: 凛美優

『わちゃ〜』先生。ご無沙汰しております。

小学生の場合、構えは、押さえ気味と上げ気味どちらかと言えば、やっぱり押さえ気味、つまり剣先低く構える方がいいかと思います。位置的には、相手の竹刀より微妙に下で相手の右拳くらいの高さがいいのではないかと思います。

剣道の教えでは、『せいがん』という概念で、切先延長線が相手の眼にと言われていますが、小学生同士の実践的な試合では、やはり低めがいいと思います。たとえ低く構えても、小学生ですから、避けようとしたりして、すぐに手元が上がります。ですから初めから低めに設定した方が、ちょうどいいような気がします。

平常時の構えの時も重要なのですが、小学生の場合、すぐに相手の動きに反応して、いちいち左拳を中心から外して、拳と腕を上げてしまいますので、通常時の構えと合わせて、相手と張り合っている時の中段の高さを低めに維持すること、それから切先の一点に意識を集中した竹刀操作を、子どもの言葉で教えてあげれば、かなり違うような気がします。

何もない平常時は、キレイな構えですが、いざ試合はじめとなると、すぐに相手のフェイントや攻め込みや気当り等に反応して、構えが崩れ、避けたり打たれてしまうことが多く散見されます。低め中段を維持し、足を使って間合いを切ったり詰めたりといった足捌きで攻防することを知ると、子どもでもかなり見違えるレベルになると思います。

小学生には、突き技を教えないのでやむを得ない部分もありますが、私的には、小学生でも突き技を、試合では禁止するものの、教えてあげた方が、将来的にはいいかもしれないと思っています。
Re: 中段の構え時の剣先は・・・ ( No.5 )
日時: 2010/07/28 03:02:05
名前: わちゃ〜

杏様(先生かな?)ご返信ありがとうございます。
>指導者の指導は最後までなっとくいかないところがあっても、とりあえず
稽古の時間に従いいろんなやり方を学ぶ<
やはり「とりあえず」ですか。了解です。

>柔軟をもちながら、自分に一番合った剣道を選ぶ<
息子自身に選択する様には話して見ます。

>自分の考えをしっかり持つことは大切<
まだまだ小学生の子供なので「自分の考えをしっかり持つこと」は、なかなかでして・・・むしろまだ基本の繰り返しです。すみません。

>小学生の相手に小手を取られるのは・・・<
わ、私ではありません。
もし、私と小学生の稽古の事と解釈されてましたら、すみません私の文章の書き方がよく伝わっていなかったのですね。申し訳ありませんです。

●小中学生、初心者の多くは、相手をちゃんと見ないで、自分の好きなタイミングで打ってくる。
●よく見られる小学生の打ち方ですと真っ直ぐに打たず、体をねじりながら横から打ってくる。←正に私の息子の事ですわ。
本当に試合ではよく見る光景ですね。
理屈と体が結びつくまで時間が必要ですが、たゆまぬ努力と稽古で←(言うが安しですが)本人が会得してくれたらなあと思っているんです。

「勝って打て、打って勝つな」
まず相手を攻めて、攻めあいに勝ってから打つのが正しい。
コレは大切なキーワードです。ありがとうございます。
Re: 中段の構え時の剣先は・・・ ( No.6 )
日時: 2010/07/28 03:32:45
名前: わちゃ〜

凛美優先生、ご無沙汰しております。ホント暑くなりました。お元気ですか?
「全日本少年少女剣道」はお疲れ様です。さぞ大変でしたでしょう。
道場の子供が一人「優勝」頂いたってメールがあったようです。試合ではありません。基本の部?

さて、実践に沿ったご指導誠にありがとうございます。

>小学生同士の実践的な試合では、やはり低めがいいと思います<

杏様、凛美優先生からもご回答も頂き、なんだか迷いが吹っ切れてキター!って感じです。

○低く構えても小学生ですから、避けようとして、すぐに手元が上がる。
よって初めから低めに設定した方が、ちょうどいい。
○小学生の場合、相手の動きに反応して、いちいち左拳を中心から外して、拳と腕を上げてしまう。
実は私も、こう言う事があるので・・という事で少し迷ってました。

稽古と試合との「違い」もチョット教えておいてやらないといけないようですね。
しかし「竹刀は少し上向きで行けー!」と堂々と教えて下さる子供大好き先生もおられる環境がある事を喜んでおります。


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