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暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。
日時: 2010/07/26 01:23:09
名前: 凛美優

皆さま。大変暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。最近の東京は猛暑で、めまいがするほどですが、昨日と今日、またまた標記大会に審判員として参加させて頂きました。今年の大会は、いつものように感動の連続ではありましたが、私的には例年に比べ若干問題意識が強く残るものでした。

私の担当した会場とその周囲の会場に限ってのお話しですが、今回の最大の問題意識は、審判の質です。全剣連の指導者講習会や審判講習会にあまり参加せず、現在の統一ルール等を十分に理解されていない我流化した審判所作が目立っていたと思います。

まず、審判の服装。これは審判規則に詳細規定されており、更に、全剣連指定ネクタイや徽章装着等、審判申し合わせ事項でも事前に定めたことがありますが、十分に守られていなかったです。私的には、審判辞退して欲しかったですけれど、その人の意識の問題ですね。

あと審判所作。審判の立ち格好、旗表示、表示指示動作、立ち位置、移動の仕方、審判旗の扱い等、全部、こと細かく具体的に統一規則として決められています。審判講習会でも申し合わせ再確認された事項でもありましたが、だいぶ守られていかったですね。私も100%完璧には出来ませんが、ただ規則と申し合わせ事項程度は、努力して出来ているつもりなんですけど。一応、私、毎年この大会に備え、直近の別の指導者審判講習会に何回か参加し、地元の大会や道場の審判をして直近経験を積み再確認して臨んでいるんですけど、明らかに今日、久々の審判ですか?っていう人いましたね。これも個人の意識の問題でしょうか…。

最後に何よりも判定の仕方、審判基準の仕方です。判断基準がズレている感じがしました。基本技試合も一般試合も。例えば切り返しと打ち込み。いろいろ細かく規則はありますが、最終的には各審判員の経験則に照らした総合評価という申し合わせでした。ざっくり大雑把に言えば、着装、礼法、足捌き、腕の振り、姿勢、物打ちでの打ち、手の内の状態、気勢等。選手との距離や見える角度等の要因もありますが、うーん…それって…っていうのも、ありました。

一般試合では、試合場が一般規定よりも狭く、隣接設定なので、危険防止から直前で止めの励行、なるべく中央で試合展開するよう口頭指導、といった申し合わせがありましたけれども、選手の試合場境界線ギリギリの所での試合展開を審判員立ち位置が適正でないまま継続させたり、それでいてよく見えず見極めが不十分(判定を棄権・不能という表示をするとか)となったりで…。もっと強く頻繁に審判主任が申し合わせ事項を徹底させる必要があるのかなって思いました。(続)

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暑いですね。A 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.1 )
日時: 2010/07/26 01:24:09
名前: 凛美優

(続き)選手の有効打の技で、私的にとても問題意識の強かったのが引き技です。特に引き胴です。子どもでもしっかりと当る(いい音がする等)のですが、それだけをもってすぐに一本とする判定が多く、どうなってるんだろと、正直思いました。
私の理解では、規則にもありますけど、やはり最重要基準は刃筋と残心だと思っています。どう見ても刃筋曲がってる(腕の向きを返すのが不十分で、右手親指が内側に入らない状態)、あるいは腕や肘や姿勢が大きく曲がっている、残心(有形または無形)がない等といったことは、木刀による基本稽古法をやっている限り、小学生であっても認てはいけないと思ってます。音で判定するのはどうかと…。

逆に引き小手ですが、有効と判断されるべきものが認められない、といったケースが多く、これまたうなりました。鍔競り合いから相手の力加減を利用した方向転換しながらの引き小手技。きちんと筒の部分に物打ちで打っている、姿勢も崩れず残心も十分、といったケースがたくさんあったと思うのですが…。

つまり、当ったか当らなかったかで判断されている場合が多く、剣道の技や理合として有効かという判断ではない場合が多かったと思いました。たまたま相手が面を打ってきたからそれに事後的に反応して小手を打ち、当った直後に斜め下に流れた、というのと、自分が攻め入り溜めてから相手に面を誘発させ、その面技の起こりを打って当った小手と、たとえ当った同じ小手打ちでも、意味は全然違います。見ているポイントが違うのかなって…。

審判の質はどうであれ、規則上は審判の判定は絶対です。私の見た範囲では、審判の不十分さは少なからずあったことと思います。

試合の最後に、私と知り合いの若い助教の先生が、たまたま監督として出場されていて、開口一番言われましたのが、『審判講習会や指導者講習会受けずに経験も浅い人間が審判している。一体、何回受けて何回経験して来てるんですかね。もう、私のチームでは、子どもに、試合になったら敵は4人いると思って試合しろと言ってますよ…。相手の選手と審判3人だと。自分の技を取ってくれると思うなと。更に相手優位に取られるぞと。その中から自分の一本を取ってくる気持ちでやれと。そう言ってます。』って。笑いながら仰っていましたが、私にとっては相当重い言葉でした。ついにそんなことまでと、正直思いました。私自身の審判技術についての一層の反省も含め、一層の向上をと気持ちを引き締めました。

今日の試合で、休憩中に、場外の廊下で、岡山県と兵庫県のあるチームの子どもたちと接する機会がありました。私の担当会場とは異なるチームでしたので、少しお話ししました。皆、いきいきとして眼も輝き、本当にかわいい。新幹線に乗ってここに来て、今日は試合に勝ち進んでいるんだとか。
子ども同士でもおしゃべりしていて、笑顔の絶えない純粋で快活な少年たちでした。その微笑ましさと剣道している時の真剣さとの違いの格差をイメージして、自分が子どもの頃、こんなだったかな…?この子たちは、明らかに自分の子どもの頃よりレベルが上だって、思いました。自分が子どもの頃に持っていた可能性よりも、この子たちの持っている可能性の方がずっとずっと大きい、だから一生懸命に審判しようと思いました。たくさんのエネルギーと透明な心を見せてもらい、その子たちには本当に感謝一杯です。こんな子どもたちと剣道をしている監督の先生たちも保護者の方々も本当に幸せだなぁって思いました。羨ましい限りですね。(おわり)
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.2 )
日時: 2010/07/26 10:04:04
名前: kenoken< >

凛美優先生、

練成大会お疲れ様でした。
こちらは日本の暑さほどではないのですが、稽古場所(教会の体育館)なんですが、気合の声で近所子供達が泣き出すとの事で、窓を閉め切ってやるので、ほんと、毎回倒れそうです。

審判の難しさ、身にしみます。去年審判デビューしましたが、所作を頭の中で考えならが、目の前の試合に集中、一瞬で有効打突であったか否かを見極める・・・。試合をしているほうがよっぽど楽だと思いました。みんな一生懸命練習をしてきているわけですから、間違った判定をしないように、こちらも一生懸命(選手以上に)審判をしないといけないと思いました。

かの持田先生は、自分が1週間も稽古をしていないときは、勘が鈍っているので審判を辞退したとか。

剣道もそうですが、審判も上達できるよう頑張ります。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.3 )
日時: 2010/07/26 22:08:57
名前: 風斗 碧
URL: http://kazatomidori.web.fc2.com/main.html

 凛美優先生、審判お疲れ様でした。
審判をなさる先生方同士は色々ありましょうが、お陰で子供達は良い経験をさせて頂くことが出来ました。 有難うございました。

 私の感想です。
何より感動致しましたのは、開会式後の、「木刀による剣道基本形」演武の素晴らしかったこと!
今回1本目から9本目までを3人の子供が分けてやったのですが、特に最初の女の子の構え方といい、気合といい、凛と張り詰めていてとても気持ちの良いものでした。

 さて、今回武道館に赴いたのは息子が選手として出たからです。
福島の選手と当たったのですが、みんなほぼ同じ学年なのに、頭半個分あちらの方が背が高い。
うちは我が子も含め、一人を除いて今年は特に豆揃いなんです。
うちとしては悪くない内容だったのですが、体力的なものが圧倒的に足りていないのを感じました。
「来年までに、ご飯を一杯食べて元気な身体を作りましょう」 が目標になりました。

 あとは個人的に、今漫画の題材にさせて頂いている先生の娘さんにお会いすることが出来ました。
目を見て、ゆっくり丁寧に話す、というこれだけのことなんですが、とても品と美しさを感じました。
日本一美しい剣道をしたという人の娘さんとはこういう方なのか、と自分の至らなさをなんだか恥じると共に、「剣道と所作事について」をそれ以降ずっと考えている所です。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.4 )
日時: 2010/07/28 13:31:39
名前: 剣道一本

凛美優先生へ  初老おじさんへ
参加しました。初出場です。出場にむけて色々教えていただきありがとうございました。おかげで準備は万端でした。準備万端でも1回戦は勝てないし、午前中に荷物をまとめて、午後から遊ぶ計画を立てていました。
凛美優先生は審判だろうと思っていましたので、なんとかお会い出来ないかと考えましたが、団体名や道場名もわかってしまうので、やめました。
結果は3回戦でした。試合内容と審判のことは、またコメントします。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.5 )
日時: 2010/07/29 01:11:48
名前: 凛美優

『kenoken』先生。お元気でしょうか。

早速に返信頂きましてありがとうございます。試合会場で審判として試合を判定するのと、観戦者として試合を見るのと、全く違いますよね。審判がしっかりすると試合も盛り上がりますし、充実しますよね。『kenoken』先生は、貴重な剣道指導者なのですから、いろんな人にいろんなことを教えてあげてくださいね。また様々なエピソードをお聞かせください。


『風斗 碧』先生。先生もお元気ですか。

開会式の後の演武は、私も審判控室のTVモニターで見てました。本当に上手ですね!私はあんなに上手く出来ません。しかも人前で。スゴイですよね。
なんと、ご子息が出場されてたんですかっ…。何か同じ武道館のどこかにいたなんて連帯感を感じますね。確かに先生の言われる通り、小学生でもでっかい子がいっぱいいましたね。成長早っ!身長格差があると、技に精通しない限り剣道はツライですね。でっかい人には、一発で繰り出す面抜き胴技が効きますよ。試してみてください。


『剣道一本』先生。先生もお元気そうで何より。

3回戦まで行ったって、すっごいじゃないですかーっ!基本稽古の試合の中での勝ち抜きは、相当すごいですよ。もう自慢してください。審判にも少なからず問題はありますけれど、勝つということは、それだけ支持されたということですから、選手の子どもたちをいっぱい誉めてあげてください。試合の内容も臨場感込めて、また今度教えてください。私の会場にはたぶん広島県チームはいなかったと思いますので、私、先生のチームは見てないと思います。楽しみにしてます。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.6 )
日時: 2010/07/29 13:44:05
名前: 保護者より

凛美優さんへ
暑いですね。私も日本武道館へ行かせていただきました。会場はクーラーが効いているものの、熱気ムンムンでかなり暑かったです。凛美優さんはどの会場におられたのでしょうか?子どもたちの頑張りを報告します。私の子どもが出た剣道教室ですが、こんな結果でした。
1回戦   基本判定
先鋒 ○ 3−0
次鋒 ○ 3−0
中堅 ○ 2−1
副将 ○ 3−0
大将 ○ 2−1
      一本勝負
先鋒 ○ コテの1本勝ち
次鋒 ○ メンの1本勝ち
中堅 ○ メンの1本勝ち
副将 ○ メンの1本勝ち
大将 ○ メンの1本勝ち

2回戦   基本判定
先鋒 ○ 3−0
次鋒 × 1−2
中堅 × 0−3
副将 ○ 2−1
大将 ○ 3−0
      一本勝負
先鋒 ○ メンの1本勝ち
次鋒 ○ ドウの1本勝ち
中堅 ○ ドウの1本勝ち
副将 × コテの1本負け
大将 ○ メンの1本勝ち

3回戦   三本勝負
先鋒 × メンとコテの2本負け
次鋒 × メンの1本負け
中堅 × コテの2本負け
副将 ○ ドウの1本勝ち
大将 × コテの2本負け
1・2回戦は勝ったのですが、3回戦で負けちゃいました。もし3回戦も基本判定の1本勝負だったら・・・なんて負け惜しみです。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.7 )
日時: 2010/07/30 00:28:33
名前: 凛美優

『保護者より』先生。はじめまして。

詳細なデータありがとうございます。一回戦目は完勝だったのですね。子どもたちには、たぶんそれだけで大きな大きな自信につながったのではないですか。2回戦目もほぼ完勝ですね。大きな経験をしましたね。本当に良かったですね。保護者の方々、皆さま本当に遠路引率をされお疲れさまでした。事故もなく無事で何より良かったです。きっと子どもたちは、その日のことを大きな思い出として忘れないと思いますよ。

実は、当時、私も子どもの基本稽古試合の審判をしていて、悲しい気分になって涙が出そうになったことが何度かありました。子どもたちの動きを見ていると、すぐにその指導者が子どもたちに伝授した、あるいは教えようとした指導内容等が、ほぼ全部分かります。特に竹刀の振り方、腕の伸ばし方、打ち方、掛け声、技の種類などなど一杯。
子どもたちは、その指導者が教えたことを一生懸命になって守ろうとして頑張って切り返しや打ち込みをする訳です。もう本当に一生懸命に。
でも、腕の伸び、振りの大きさ、足捌き、蹲踞の仕方などが不十分で、このままだと、どうしても優勢と判断出来ないよって、始めの5秒位で分かってくるのです。
きっとこのチームの指導者は、子どもにここの部分を強調して伝えていないんだなって。まさにこの試合は、子どもの判定試合ではなく、指導者の判定試合なんだって、私は思っています。
それでも40秒間、子どもたちは一生懸命に打ち込んでいるのです。そんな一生懸命さが本当に心を強く打ちます。でも判定試合ですから、赤白いずれかを判定しなければなりません。心苦しく、胸が痛くなる時もありました。
どうか指導者の先生、その子たちにこの部分を教えてあげてと。そんなに難しくないよって。言ってあげて欲しいと願うばかりです。

審判員も総合判断という大会主催者からの強い指示があり、優劣を判定することになっていましたが、審判の位置(主審・副審)によっても、かなり試合者の見栄えが異なりますし、何よりも審判の資質も大きな要素になります。ですから、勝敗の判定結果は、本質的な意味でその子どもたちの優劣を決めるものではないと思いますので、負けたからといって子どもを攻めることのないように、また勝ったからと言って敗者よりも優れていると驕ることのないように、しなければいけないと思います。

一般試合は、ハッキリ言って運という要素も大きいです。そのときの体調とか気持ちとか、一瞬の判断とか、いろいろありますけど、試合者本人が、どこがいけなかったんだろうって否定的に見ることよりも、どこをもっと良くすれば良かったんだろうと建設的に見た方がいいと、私は思います。

どうか次は更に上を目指して頑張ってください。
私も広島に帰った時、いつかその子どもたちともお稽古できたらいいなって夢見ています。きっと、私が当日出会った兵庫県と岡山県のチームの子どもたちのように、キラキラと輝いているんでしょうね。大きな可能性を秘めて持っている子どもたちのために、先生方も一杯愛情を注いであげてくださいね。

私も判定する子どもに負けないように、2日連続であるこの大会の前々日も当日も、夜に道場へお稽古に行って、切り返しを練習してきました。100点満点ではないけど、私が見た子どもたちよりかは、ちょこっと私の方が上手いかなって、勝手に一人で自画自賛していました。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少 ( No.8 )
日時: 2010/07/30 09:02:06
名前: しま< >

凜美優先生、お疲れさまでした。我が家に小学生がいなくなった今、錬成の審判は春のみです。夏は選抜の子供達が、特練して出てきますから、審判も大変ですね…それにあの人数ですから、コートも変型だし…うちの剣友会は三回戦まで行ったようです。
ずっと以前、地元の大会で審判した時、準決勝で次男とその友達が対戦し、一本ずつ取った後、合面となり、主審は次男、副審は相手、もう一人の副審、私は、私の位置からは次男の面、と思ったんですが、私は相手の旗を上げてました。審判として公平に冷静になれなかったことをとても後悔し、暫く審判から遠ざかろうと思いましたが、先生方のご配慮で、自分の子供の審判はしない、と決めていただいたので、拙いながらも審判を続けてます。
夏の錬成は物凄く大変でしょう。心身共にズタボロですよね…でも、審判がビシッと決まっていると試合・試合者が締まってきます。私も審判としての着装は元より、有効打突の見極め、試合全体を見るゆとり、美しい審判を目指して、講習会に足繁く参加してます。慣れることも必要かもしれませんが、剣道と同様、初心忘れるべからず!で、頑張ります!!
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.9 )
日時: 2010/07/30 14:03:17
名前: 保護者より

凛美優さん
 結果だけの報告、失礼しました。今、昼休憩中です。
 私は2階席(3階席)で見ていました。なんと1回戦の相手がすぐ右側に陣取り、2回戦の相手が左側にいて、この広い会場、たまたま隣り合わせになりました。応援のしにくい中、まったく気にせず新しく購入したハイビジョンビデオで撮影しました。特に2回戦の時は涙が出てきました。
 ふと思い出したことがあります。撮影のない時間に同じ剣道教室の隣の保護者と判定について話しました。他の剣道教室の判定試合を、私が観客席から見て「赤よね」と思っても、判定は「白」だったりしたので、責任のない観客席からの判定は、あてにならないと思いました。したがって判定(審判)は絶対であると思いますので、判定に不服はありません。ただ隣の保護者が言ったことに、副審が自分に近い方にあげるケースが多いので、近くで見るほうが少し(ほんの少し)[甲乙つけがたいとき]有利なのかな?と言われました。私は別の解釈をして[甲乙つけがたいとき]は副審が1対1に分かれ、主審の判断で2対1のぎりぎりの勝敗にするのかなぁと思いました。ぜんぜん違いますよね。だって3対0の試合も多いし、赤が60点で、白が59点(100点満点として)だったとしても、それは2対1にはならないわけですから、審判が同じ観点、同じ視点なら、必ず100パーセントに近い確率で3対0になりますよね。そこで2対1の判定に、私なりの解釈「副審が1対1に分かれ」を思いつきました。変なこと言ってすみません。凛美優さんが言われる審判の判定とは違う親の視線でコーヒータイムを楽しみました。
>もし3回戦も基本判定の1本勝負だったら・・・なんて負け惜しみです。<
と言ったのも、観客席からの目線です。・・・やっぱり負け惜しみですね。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.10 )
日時: 2010/07/31 02:11:15
名前: 凛美優

『保護者より』先生。

緻密な分析をされ、とてもいいですね。模範となるような保護者の方ですね。

審判は、主審と副審がありますが、基本試合も一般試合も共に、審判権は主審も副審も同等です。見る角度の違いだけです。ただ主審には、判定ではなく、試合の運営責任を負わせているので、試合中の宣告や口頭注意は、すべて主審により実施されます。基本試合の場合、主審は、選手の後姿がよく見えますね。副審は腕の振りや伸びがよく見ますね。ただ副審は、自分の近い方を優勢と見るケースがあるというのは、どうでしょう、気合と竹刀の打ちの音でそうなるのでしょうか…。私自身は、無いと思っていますが…。私は、やはり自分の位置から遠い選手を良く見ました。少し見にくい分、しっかり凝視して見るようにしてました。だから格差はないと思っていますが、他の審判はどうでしょうかね。

この基本試合は、対峙する赤白の二選手の相対比較なので、どちらが判定要領に照らし優勢か、という視点なので、点数的な概念ではないです。

もし基本試合だったら3回戦も勝っていたかもって、そう思えるっていうことは、とても基本がしっかりしていた少年剣士だったようですね。つまり決して負け惜しみではなく、それだけ基本をしっかりやってきたっていう自信と実績の足跡ですよ。試合に勝つとは、当れば一本で、それが2回ってことです。要は結果だけの世界であって、質を見る所は全くないです。基本の試合は質の勝負です。昇級審査や昇段審査も同じです。たまたまその時の当った結果ばかりを追求するのではなく、勝ち方や勝つまでのプロセスという質を追求することの方がいいと私は思いますケド…。

またいろいろお話しをお聞かせください。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.11 )
日時: 2010/07/31 11:26:46
名前: 初老のおじさん

凛美優さんへ

毎年の事とはいえ、本当にご苦労様でした。
色々と問題点はある事と思いますが、毎年この大会を楽しみに、また励みにしている、全国の少年少女の為、今後とも宜しくお願い致します。

疑問に思われる点について、観覧席から見ていても、「うん〜」「あれ〜」という事がままありますが、判定について、凛美優先生の様なお考えの審判員が増える事を、切に望みます。そのためにも頑張っていただきたいと思います。


剣道一本さんへ

初出場おめでとうございます。
>結果は3回戦でした。<
すごいじゃあないですか。
私は個人的には「一回戦、二回戦は、指導者の指導程度の判定」とも言えると思っていますので、子ども達にしっかりとした基本が身に付いているのだと思います。
三回戦からは、試合巧者が勝ち上がる事が多いと思いますので、指導者としては一応の合格点が頂けたと考えて良いのだと思います。
また来年も、ぜひ参加していただきたいと思います。

保護者さんへ

試合に勝つためには、勝つ方法があると思います。
三回戦までに団体数の四分の一になってしまうので、その中に入る為には、基本と同時に、対戦する相手との試合感覚や試合慣れも必要になると思います。
私たちの団体でも、なかなか三回戦以上に進ことは難しい状態です。
それには、普段からのたゆまぬ努力でしょうか?
その秘訣、私も知りたいところです。

kenokenさんへ

>持田先生は、自分が1週間も稽古をしていないときは、勘が鈍っているので審判を辞退した<
いい話です。
審判技術の上達、お互いに頑張りましょう。




ところで、我が家では、指導の代表者と意見が合わずに、6月12日から現在まで、ストライキ中で、わが娘もそのあおりをうけて、今年は出場しませんでした。
子どもの為に、じっと我慢をすれば事はなかったのですが、いかんせん腹に据えかねる状態でしたので、娘には寂しい悲しい思いをさせて、親としては身を切られる思いです。
指導者が、子どもに、寂しさや悲しさを感じさせるてしまうのは、もってのほかと思いますが。
その内容はまた別途。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.12 )
日時: 2010/07/31 13:30:54
名前: 凛美優

『しま』先生。

ご無沙汰しております。お元気でしょうか。このサイトで先生の武勇伝は、いつも興味深く拝読しています。

ご子息の試合に審判として立たれ、悔いの残る判定であったことは、確かかつてもお話し頂きましたね。私は、審判する時、試合者がどの年齢であっても、試合者の打突後、事後的によく考えたり思い返したりしないと有効か否か(赤白どっちだったかは良く確認しないといけませんが)判別がつかない場合は、全部、表示なし、または無効の判定にしてます。そう決めています。
先生もご存知の通り、剣道には、観見の目付(かんけんのめつけ)という教えがあります。事実をありのままに把握する眼と相手の内面を見通す眼の複眼で見るということですが、審判も同じだと思っています。試合者と合気となって、試合者の攻防を感じながら判定するものだと思っています。ですから、試合者の攻防の中で、うーんと思うものは、迷いや誤審につながるので、惜しいかもしれないけれど、有効とは認定しないようにしてます。試合者のその場の打突の事実要件以外の判断事由が頭によぎってうーんと迷って、いいかって旗を上げると、有効打を取られた側の選手に不公平になる可能性がありまし、自分以外に2名の審判員がいて、判定はその多数決ですから、私は、迷ったものはすべて表示なしまたは無効としています。

でも先生の場合、試合者がご子息でしたから、複雑なご経験でしたね。剣道人として、ドラマになりそうな多重的な境遇ですね。親子で剣道を通じて、大きなものを学んだ瞬間だったのではないでしょうか。悲観的に見ることなく、それを糧にご家族やご関係のある剣道関係者にいろんな形でプラスに寄与することが出来ればいいのではないでしょうか。

またお話しお聞かせください。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.13 )
日時: 2010/08/03 01:00:21
名前: 剣道一本

凛美優先生へ  初老おじさん先生へ

仕事が一段落したので書き込みます。
いつも拝見はさせていただくのですが、いざ書き込みとなるとスゴイエネルギーが入りまして、時間が夜中しか書き込めないため、寝てしまうことが多いです。
その点、凛美優先生や、だみ声先生はパワーがあり、素晴らしいと感じるばかりです。
初めての日本武道館は楽しかったです。この大会はご存じのように、1本勝負のストレート勝ちよりも、はるかに上回る基本判定のウエイトの高い勝負。
簡単には勝てないだろうし、前にも述べたように午後から遊ぶ計画も立てていたぐらいです。
しかし、そこには別の自分も作っていました。『準備は万端』。この言葉です。別の自分とは、1回戦で負けて、子ども達の前で泣く事でした。「甘くはないし、勝てないだろう」その心が午後から遊ぶ計画と称して、実は基本判定での勝ちにこだわっていました。
切り返しと打ち込みを何度も練習しました。凛美優先生や初老おじさん先生のアドバイスは大変勉強になりました。監督の先生に対する厳しいお言葉や子どもたちにとっての元立ちのあり方。最近は掛り手の選手にとって先輩や女性の方が打ち込みやすいなど。自分にとって、テストされる試合ではないかと感じていました。
まさに先生が問われる試合としてのぞみました。1・2回戦ともタスキは白でした。基本判定中は赤の動きは見えません。感じることはできても自分の選手で精一杯です。緊張することはありませんでしたが、判定の瞬間はドキドキですね。
主審の旗が白を挙げて「3対0」の声で『勝った』と感じました。主審が白で「2対1」これも『勝った』と感じる1回戦でした。1本勝負も全勝で、予定していた1回戦敗退と私の涙はなくなりました。
この1回戦ですが、主審の右手がよく動くのです。特に判定の前に動くと「妙」です。主審の右手ですから、おわかりの通り赤旗が動くのです。結果は先鋒から大将まで、すべて白を挙げられたので特に問題ではないのですが、あの動きは不必要です。副審への合図とも受け取れるし、じっとして「判定」と宣言すべきです。
2回戦の基本判定は大将戦までもつれ勝敗は最後まで、わからなかったですね。でも判定には不服はありません。ビデオで見ても勝つべき相手に勝ち、足りないところで負けてました。1本勝負は有利に進み3回戦進出となりました。
私の元立ちの役目は終了です。私の元たちとしての役目はどうだったのでしょうか?凛美優先生、見ていたら答えてくださいよ。自画自賛するなら、相手チームより、最初と最後の整列と礼が良かったことと基本判定の蹲踞も相手よりも早く待ち、心の余裕もありました。したがって『この切り返しと打ち込みを見てくれ』と言わんばかりの自分の審査並みの勢いでした。
ですから一言で『楽しかったです。』でまとめられます。
3回戦は基本判定はないので、いつもの試合形式で、結果はワンサイド、さすが全国でブロックベスト8を勝ちあがるだけあって試合巧者でした。こちらも勝ちにこだわるなら先・次鋒で1本でも取り、大将まで逃げ切る作戦かな?でも子ども達は精一杯戦い、負けてましたので、それで良いです。その後、決勝戦まで見たので、午後からの「お台場」見学は中止になりました。うれしい残念でした。凛美優先生・初老おじさん先生、こんな指導者なんですよ。私。続きもあります。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.14 )
日時: 2010/08/03 01:51:02
名前: 剣道一本

凛美優先生へ
 続いて、審判のことなのですが、私も色々な経験をしましたので、話せばきりがないです。ですから、ここでは具体例は避けます。
 私は凛美優先生より、少し年齢が高いと思います。その分、少し審判経験も多いと思います。私の審判の基本に「剣道をよくする」という概念で審判をしています。これに照らし合わせると、本当に凛美優先生が感じることは多いです。
 逆に凛美優先生が「素晴らしい」と感じる審判。「見習いたい」と感じる審判はいませんか?
いると思います。実は何が言いたいかというと、試合場には一般的には審判長がいて審判主任がいて審判員がいますよね。100%の審判が何人いるかですよ。また、100%に近い審判が何人いるかですよ。そのための講習会ですし、日々の稽古ではないですか。そう考えると「素晴らしい」審判を増やすこと、もっと言うと自分は「素晴らしい」か、また、自分を「素晴らしい」と感じてくれる人が何人いるかではないでしょうか?
 高段の先生を前にして失礼を申し上げてすみません。凛美優先生には剣道界が悲観的になってほしくないという個人的な感情がありましたので失礼しました。
 それから、凛美優先生、知っている監督に >私のチームでは、子どもに、試合になったら敵は4人いると思って試合しろと言ってますよ< というところがありましたが、もし凛美優先生がその監督に言える立場であれば、その言葉は悲観的ですよね。
 試合場で、たまたま発展途上の審判員がいたら、それは敵ではなく、自分にも相手にも同じように不利(有利)なため(有効打突の見落としなど)、その条件で精一杯戦うように言ってほしいです。
 しま先生のように相手のチームの審判員が入ったり、好意にしているチームの審判が入って、ひいきがあったりした場合は、その監督さんの言う通りの「敵は4人いる(または3人・2人)、しっかり戦ってこい」と言っても良いと思います。
 一つだけ、大会5連覇がかかった時の大会の決勝戦、審判が相手チームの先生が二人、一人は全く関わりのないチームの審判員。結果は想像の通り。
その日の審判会議で偶然ですが、私は「自分のチームの審判はしないようにしましよう」、「特に決勝戦は・・・」と提案しました。
 その時の言葉は「別にどこのチームだろうと公平にすればよい」でした。
その時、私は「この言葉より勝るものはない」そしてその言葉を信じてこの大会が始まりました。
 私はこの大会のあと、しばらくは落ち込みました。「5連覇できなかったこと」と「朝の審判会議で言ったのに」との二つです。
 相手のチームの先生が審判に入っていなくて負けたのなら納得します。
 特に旗あげの場面で相手チーム二人の先生があげて、関わりのない審判員はあげなかった場面が強烈です。
 その後の私ですが、力が抜けました。それは悪い意味ではなくて勝ちにこだわっていた自分に神様から負けることで無駄な力を抜くように教えてもらえたと思っています。
 これがもう12年も前の話ですから、その後もっと衝撃的なこともありましたよ。今はすべて「剣道をよくする」という立場で、時には厳しく、時には遠回しに審判員には注意しています。続いて失礼しました。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.15 )
日時: 2010/08/04 01:01:18
名前: 凛美優

『初老のおじさん』先生。ご無沙汰しております。お元気ですか。

今年は出場されなかったのですか。残念ですね。指導者との意見が…とのこと、何か問題発生ですかね…。心配です。早く回復されて幼少年剣士のみんなに元気良く剣道をしてもらいたいですね。心から願っています。

子どもたちの現在と将来の両面から見れば、既に実践済みでしょうが、拙速に妥協するのではなく、熟慮された上での対応を追求するべきだと思います。

頑張ってください。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.16 )
日時: 2010/08/04 01:24:41
名前: 凛美優

『剣道一本』先生。

先生の本質を垣間見る大きくて濃い書き込みでした…。拝読して立派だなと思いました。

私は、それほど剣道に悲観的ではなく、幼少年や青少年の子どもたちを危惧していまして、納得できないでずっと悪い思い出になる、といったことが子どもにないようにしたいなぁと思っています。

素晴らしい審判を増やすこと。これもご指摘の通りです。特に異論ありません。

試合になったら敵が4名いると言った監督の先生の件ですが、この先生は、私よりも2歳年下で、本当に立派な方です。東京都の各地区毎で実施される審判講習会・指導者講習会には、毎年ほぼ全てに参加されています。お稽古は、ほぼ毎日されています。ハッキリ言って、審判技術も相当上です。ほぼ完璧です。その先生が監督として出場したチームは、ブロック優勝チームの一つとなりました。そんな先生なので、相手チームと自分のチームの格差がよく分かったのでしょう。私と二人同士のお話しの中で、思わず出た台詞だったのです。

自分のチームは審判しない、というのは、ごく当り前のことかと思っていました。当然、試合者の他、周囲の応援者等も見ていますから、冤罪リスクを最小化する意味でも、当然かと思いますが。
ちなみに、警視庁剣道連盟の皆さまは、それを徹底しておられるようです。

『剣道をよくする』という先生の理念は、素晴らしいと思います。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.17 )
日時: 2010/08/04 10:15:53
名前: 初老のおじさん

凛美優さんへ

ご無沙汰しております。お元気そうでご活躍なによりです。
本論からはずれてしまい申し訳ないです。

ご心配をおかけしています。

>拙速に妥協するのではなく、熟慮された上での対応を追求するべきだと思います。<

アドバイスありがとうございます。
この機会に、剣道のことや。指導者のあり方。剣友会の在り方。自分の身の処し方。色々と考える良いチャンスと思い、前向きに行きたいと思っています。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.18 )
日時: 2010/08/04 18:14:21
名前: 保護者より

凛美優さん
 いつも返信ありがとうございます。また、登場しました。聞いてみます。初めて行った日本武道館。観客席から見ていて、やはり決勝戦まで、基本判定と1本勝負にはならないですかね。2つの問題点があることを承知で提案です。
 @監督も大変です。たかが「切り返しと打ち込み」されど「切り返しと打ち込み」となるでしょう。
変なたとえですが、ものまねグランプリなどのテレビを見ると勝ち上がると、違うものまねで勝負しますよね。そうなると勝ち上がるたびに「切り返しと打ち込み」が高度になるなんてことないですかね。先鋒から大将までどこのチームも同じ「切り返しと打ち込み」でしたが、変えてくる作戦なんてどうでしょう。
A審判が大変です。1・2回戦の試合は基本判定の割合(ウエイト)が大きいです。判定が勝負を決めると言ってよいでしょう。道場連盟が主催する大会にしても、どこに行っても有効打突の勝負ばかりなので、日本で1つだけ武道館で決勝戦まで行う試合というのはどうでしょう。当然、決勝戦(準決勝)の審判は「審判長による指名」ということになります。
 この「審判長による指名」ですが、よくわかりませんが、指名する側(審判長)は、審判の中の審判(模範となる審判)を指名すると思います。また、指名された側は、当然されなかった人と何が違うのかという使命感(一種名誉なこととして感じる)もあると思います。
 指名する側は大変です。でも大変な大会であるだけに大変な仕事(審判)と思います。ただローテーションで回る審判と違いますので、凛美優さんが心配していた審判の資質の部分を多少は解消する役目を果たすのではないかと考えました。3回戦敗退の負け惜しみを含めた、凛美優さんへのエールでもありました。おじゃましました。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.19 )
日時: 2010/08/04 23:59:35
名前: 凛美優

『保護者より』先生。

ハンドルのお名前から察するに、『剣道一本』先生と同じ道場の方ですか。
保護者として道場を盛り上げるのは大変なことですが、それは直接的にお子さまの思い出や経験や勉強、それだけでなくその子の人生にまで影響していくとても大切なものです。先生からご教示頂いた内容を拝読しますと、相当に道場に貢献し良好運営に寄与されているんだなぁって感じます。是非とも頑張って頂きたいと思います。

また、子どもが卒業したりするとそのご両親も道場から関係が希薄化する場合が散見されますが、どうか子どもが卒業しても、若いご父母の方に、保護者としての道場や剣友会への関わり方を、理屈ではなく経験として、先輩の立場から伝授していって頂きたいと思います。そうすれば、保護者同士でも道場や剣友会を通じたつながりが太くなっていくのではないかと思います。お話し察するに大変貴重な経験ノウハウをお持ちのご様子なので、自分の代でおしまいにしないで、これからの若い方々に伝えていって欲しいと思います。

ご指摘の事項、ごもっともだと思います。かかる意見は、大会運営役員に近いお立場の方がおられますので、お話しはしてみようと思います。
基本試合の全量踏襲については、おそらく大会運営の時間的な問題ではないかと思います。夕刻遅くまで大会を長引かせると、参加チームに別の支障を来たす可能性もありますし、小学生は遅くとも16時迄には解散させないと事故が起きてもいけないので、恐らく緻密に時間的配分を計画しているのではないかと思います。あとは会場を増やすということもあるのでしょうが、人件費や費用面のこととか運営サイドで諸々事情があるのだと推察します。

『剣道一本』先生の書き込みにもありましたが、基本試合では、元立ちとなる監督の先生は、評点に絶対に入れない、つまり元立ちが良すぎて試合者の力量を見誤る可能性も大きいので、元立ちは見ないようにするっていう形で徹底されていましたので、元立ちの監督の先生の所作は、私はあまり見ていませんでした。
ただ、どうしても眼に入る場合があり、その限りで言いますと(既に先生のチームでは実践されていると思いますが。)、やはり打ち込み時には、試合者の動線は直線的行き来であって欲しいなぁとは思います。上手な元立ちの先生は、打ち込んでくる子どもを上手く誘導して、あっちこっち子どもが行かないよう、まっすぐ打ち抜けるようにしていますので、それは正直美しく見えてしまいます。ルールにはないのですが、とにかく元立ちを中心に360度どっからでも、とにかく打ち込んで行くというのもありとは思いますが、それは掛かり稽古の様相を呈するので、打ち込みというなら、打ち抜けも腕を伸ばし真っ直ぐにというのが私は個人的にはいいかなと思っています。
もう一つ、子どもに裏から小手−正面という連続技を打たせる時には、木刀の基本稽古法にもある通り、小手の筒の部分を打たせたら、元立ちは自分の竹刀を左から右に傾け直して正面を打たせるようにして欲しいなぁって思いました。かなりチームで小手面を打たせる時、元立ちの竹刀を左に傾けたままでそのまま正面を打たせているのを見受けました。剣道では、剣の裏からの攻撃もありですが、やはり基本は剣の表からの勝負ですので、正面は表から打つことを教えてあげればなって思いました。剣の表と裏って、何故そう表現するかも子どもに教えると、きっとそっかーって分かってくれると思います。

先生は、『負け惜しみ』と遠慮されて仰っておられますが、3回戦まで行くって、スゴいことなんだと思います。本当は。だって小学生なのに、全く違う遠く離れた都道府県の審判員(審判技術の質は別にして)が、それを共感支持したってことですからね。しかも3−0の連発で。自信を持って次はその上に行くぞって頑張って頂きたいと思います。

私へのエールっと言って頂き、本当に嬉しいです。私も微力ながら、周囲で出来ることを一生懸命頑張ります。皆さまも一緒に頑張りましょう。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.20 )
日時: 2010/08/05 01:04:31
名前: 剣道一本

凛美優先生へ

試合になったら敵が4名いると言った監督の先生の件 大変失礼いたしました。実は勝てばよいと考える指導者の顔が思い浮かびまして、勝手に悲観的だなんて言ってしまいました。>思わず出た台詞<で安心しました。

 予定では1回戦敗退で「面をはずして泣こう」と思っていました。負けた自分の弱さに。これまでの取り組みに。5人の子ども達と一生懸命稽古したことに。これをすべて日本武道館で涙に変えようと思っていました。予定通りにならなかったです。こんな指導者ですが、凛美優先生、保護者先生はどう思われるでしょうか?

ところで、いつも切れ味の良い凛美優先生。ハンドルの名前というのが良くわかりませんが、保護者先生の道場は素晴らしいと感じます。しかし、うちの道場は初老おじさん先生に近いと思います。
>指導の代表者と意見が合わず< という場面がこの大会の前にありました。よほどのバックアップがないと来年は難しいと思います。

 別の話をして良いですか?全然知らない凛美優先生なのに「面をはずしても強い先生」だなぁと(パソコンに向かって稽古のような)感じます。
 私は少し変ですが「面をはずして強い人が一番強い人だ」と教えています。ですから、試合の勝ち負けよりも「面をはずしているときに勝負をします。」今の礼の仕方は負けだ。とか、挨拶の仕方は勝っていたなど。10年前までは剣道だけ教えておけば良かったのですが、最近は剣道以外のことが多くて困ります。『剣道が強い』子ではなく、『剣道も強い』子になれと言っています。そこで、「面をつけては、かなわないと思いますので、面をつけずに稽古(会って話)がしたいと思いました。もしかして、今回3回戦まで行ったので、「(私は)面をつけても強いかもしれませんよ。」暑い日が続きますが、凛美優先生、初老おじさん先生、保護者先生、体に気をつけて稽古(精進)しましょう。
Re: 暑いですね。@ 感想 − 全日本剣道少年少女錬成大会。 ( No.21 )
日時: 2010/08/06 23:43:37
名前: 凛美優

『剣道一本』先生。

『保護者より』先生と同じ道場の方かと思ってしまいました。違うんですね。すみません、失礼しました。

先生の言われる『面をはずして泣こう』とか、『剣道も強い子』とか、立派だと思います。私も小学生の時、試合に負けるとよく泣いてました。悔しいというハッキリした意識ではなく、先生が教えてくれたのに守れなくて負けたっていう罪悪感から泣いてました。すっごい悪いことしたっていう意識というか、周囲の人から何だって言われるのが辛いというか、何かそんな気持ちでした。

剣道を学ぶ子どもたちに寄り添って、一緒に剣道するなんてとても幸せですね。子どもは、みんなかわいいですよね。みんなきらきら輝いていて、透明な感じがします。私もそんな心、童心とでも言いましょうか、そんな心を何歳になっても持っていたい、そんな心を感じることが出来る自分でいたい、そう強く願っています。

それから、私は強くありません。何もかも。公私共に。剣道だって。いつも何かにすがりたいと思っています。特に、人間らしい内面的に不器用だけど温かいものに憧れます。子どもの澄んだ心に魅かれるのも、きっとそんな所から来てるのではないかと。いろいろ最近悩んでいます。幼少年期から青年期まで、結構、孤独に生きてきましたので、自分と対峙する孤独な武道である剣道がマッチしたのかなと。
あと、ちょっと脱線しますが、最近よく思うのですが、女の人って、どんなに苦しいことや悲しいことがあっても、その場一瞬、微笑ましいことがあると、笑うことが出来るんだなぁって。すごいなぁって。本当に強いんだって思いました。私は、苦しい時などは、何を見ても微笑むことが出来ないんですけどね。強いって、どんな時でも、どんな境遇にいても、人としての感情を忘れないこと、なのかなぁ…。哲学みたいですけど。

頑張っていきましょう。

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