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息子中3最後の試合
日時: 2010/10/10 03:27:06
名前: わちゃ〜

皆様こんにちは、わちゃ〜です。
久しぶりにスレを書かせて頂きます。
ただ、徒然なるままに書かせて頂きます。ご勘弁を。

今日、上の息子(中3)の最後の試合でした。
地区大会を3位通過出来ましたので県の秋季大会参加でした。
学校の部としては過去初めて秋季大会出場のようです。

息子らは、既に1回戦の対戦相手が超強豪校と判っており…
(オイオイいきなりあそこかよ…)
1回戦で地区大会3位通過校と1位通過校が当たるって少し殺生に思いますが…
それも雑誌にも上位入賞や昇竜旗優勝者として写真掲載された者で組まれた団体メンバー。

そういうものなのか運なのか。

前の日、学校から帰ってきて話を聞いたのです。
キャプテンEと息子の意見が分かれていました。
キャプテンは「勝つぞ」で次鋒B君(3年)と副将D君(3年)には、いつも通り、押さえに徹してくれという考え。
それに対し息子は、「最後の試合だから、みんな稽古の成果を思いっきり出していこう。悔いは残したらダメだと思う」でした。
それは、過去の試合で今まで勝ちを得れたのは、B君とD君が押さえに徹してくれていたおかげ。という思いからのようでした。
しかし、キャプテンがそう言うなら…そうしないといけないのか…

私は、息子に「自分の考えをもう一度B君とD君に伝えてあげたら」と言いました。
「当然キャプテンのいないところでな。」

その言葉を聞いたB君とD君は喜んだそうです。

そして試合
先鋒A君(2年)
相手(2年)は同じ道場、で学生時昇竜旗優勝・武道館優勝者。
A君前に出ようとした所を上から面で早々と2本負け。

その状況を正座で見ていた残りメンバー4人はホントに吹っ切れたというかキレてしもたとか…

次鋒B君
打って粘るも負け。

中堅息子
相手は雑誌には必ず上位入賞していた道場のレギュラー。
「始め」と共に打ち合い合戦になるが、どちらも旗揚がらず。2分経過後相面に。どちらも左足からドンと飛ぶ。相手に旗が3本揚がる。
見に来ていた高校からの指導者や親たちも先に当たり、ちゃんと打てていたのに…と話すが、後の祭りか。その1本で残り時間切れで負け。

副将D君
打って、立ち回って相手を翻弄。相手はその対応に戸惑ったか有効打を取れず結果引き分け。

大将Eくん
相手は中堅と同じ強豪道場出身。試合開始後、Eくん先に小手を入れるも、すかさずも小手を返される。お互い小手を狙い合うような感じ。さらに小手を入れられ…チームは1回戦完敗。

決勝戦を見ることなく顧問の指示により解散帰宅。
みんな、どこかいつもよりすがすがしい顔。
負けたのにみんな充実感があるという。
各自、あらためて足らない所と次につながる「何か」を感じるという。
勝ち負けも大切だけど、仲の良い仲間との楽しかった剣道生活。楽しい剣道の限界も理解しつつ、これでよかったと納得しているようでした。

息子、帰宅して近づくテスト勉強もせず風呂に入って眠りこむ。
寝ている姿を見て体が大きくなったんだなあ、そういやこれでもう中学校剣道が終わったのかと親の方があらためて思いました。

高校で剣道は続けようか、やめようか少しの迷いがあるようです。
理由はなんと「坊主頭になるのが嫌」とか…
たかだか長い人生の仲の3年の事で、何を言っているのか…

でも待てよ、私も高校の時は坊主頭だった。
入学前に「坊主頭は嫌。絶対嫌」と言っていた30数年前を思い出した。

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Re: 息子中3最後の試合 ( No.1 )
日時: 2010/10/11 00:42:49
名前: 凛美優

『わちゃ〜』先生。

中学校の剣道の最後の試合は、私もよく覚えています。
私は、団体戦ではなく個人戦で市の代表で県の大会に出場させて頂いた思い出があります。私も一回戦負けでしたが、当時、何かこれで中学も終わった…っていう、淋しさとこれから進学する新しい世界が到来するという期待感が混ざって、何とかして勝ってやろうというより、納得する自分の姿で自分の中学剣道の部活をしめくくろうと思ってやりました。

ご子息もきっとそんな思いで、深く複雑なそしてこれからを期待する気持ちをもって試合に臨んだのだと思います。きっと大きな大きな思い出になったのではないかと思います。しかも団体戦ですから。団体戦は、個人戦と異なり、選手の思いが本当に重要なものとなりますし、深く刻まれますしね…。大きな大会に出場して、中学剣道部の最後を飾るなんて、とても素晴らしいことだと思います。誰でも出来ないことを、自分は経験させてもらったって、自分で気が付いていけば、もっと大きな力になりますよね。よかったです。ほんとに。

高校になってしっかり剣道を続けるかどうか、どうするか…。私の中学時代は、あまり選択肢がなく、剣道やったことがあるんなら、それだけで自動的に剣道部へ、みたいな感じでしたけど、今の子は、時代も豊かになり、たくさん選択肢があるのが当たり前という様子なので、悩みますよね。

その解決方法は、高校生剣士が欲しがるカッコイイ新品の防具一式と二重の剣道着と綿袴のセットを、ジャーンと買ってしまうこと、です。ちょっとお金がかかりますが…。もう買っちゃったんだから、辞められないって、意図的にもっていくと。この防具でせめて四段までは行ってくれと、ハッパをかけると。
そうすれば、剣道を続けるかもしれません。
ちなみに、私も高2年で新しい防具を買いました。その時は、嬉しくて嬉しくて、学校で部活やった後、ゴハンも食べず、道場に自転車で行ったのを覚えています。皆に見てもらおうと思って。その時買った防具を付けて、昔六段を取りました。かれこれ勝手から当時で十数年使ったってことですかね。相当ボロボロですが、今でもお稽古でたまに使ってます。

『わちゃ〜』先生のご子息のご活躍のお話しを伺い、自分の中学生の頃や高校生の頃の剣道生活をしみじみと思い出しました。ありがとうございました。
Re: 息子中3最後の試合 ( No.2 )
日時: 2010/10/11 16:51:41
名前: わちゃ〜

凛美優先生、早々の書き込み誠にありがとうございます。
剣道に対して真っ直ぐでひたむきな先生の学生時代を感じます。
やはり、凛美優先生は剣道を真に楽しんでおられ、大好きなんだなあと思いました。

凛美優先生が仰る通り当時は、経験があれば自動的に継続するみたいな風潮がありましたね。広くから深くへ進化するみたいな。
今は選択技は、なまじ多くなったものの上澄み液みたいに散漫になってるのではないかと思う時があります。逆に深さが感じられにくい環境になって本当に豊かなのかどうか首をかしげたくなります。
変わったといえば「本人次第」という風潮が強くなったということでしょうか。

息子が中学入学時に防具一式ひと揃え新品を与えましたが、今でもその面小手はそのままで無駄になってしまいました。
腕を上げた時、面垂れが引っかかるだの、パタパタ面垂れが動くのが気になるだの、小手の手首の動きが悪いだの…
贅沢な…。
…でも、そんな「無駄」もあってこそ「良い物は良い」と解るのかなと投資と思っております。結局、面は小学生高学年で購入したものを中学3年間も続けて使用してました。
買う時は一寸、金額的に痛かったけれど良い物は使うほどになじむのですね。
ここぞの時。与える時はドンと与えてやらないといけないのかなと親として考えさせられます。

私は、何をするにも、ある一定の「無駄」「アソビ」は必要な存在であると考えてはおります。
今は、政治でも会社でも何かとギスギスして結局首が締まって上手く立ちゆかない様な気がします。
大きく羽ばたきにくい世の中ですよね?

>高校生剣士が欲しがる格好イイ新品の防具一式と…をジャーンと買ってしまう事〜意図的にもっていくと<
良きアドバイス有難うございます。
でも今回は、そこまでしなくても「イケル」という「読み」が私にはあるのです。
息子を取り巻く剣道の世界は、まだまだ凛美優先生の学生時の様な空気があるんです。
既に高校(私学)の指導者先生は、息子の前に腕組をして立ち…
「お前、剣道続けるんだよな!」の一言に「ハイ」しか選択の余地はなく。
答えるやいなや肩をポンポン叩かれ「よし決まったな」で終わり。

これほど、迷う程に選択技がある昨今にもかかわらず、この様に仰って頂ける剣道の世界のありがたさと私は思います。
それに…実は、親としても解ります…血は争えないというかDNAというか…

噛めば噛むほどに味が出てくるアタリメの様な…剣道はそんな忘れかけた世界の様な、でも本当は、特に今の若い人は欲している世界じゃないのかなと思います。
ああ、もっともっと剣道(楽園)の人口増えればいいのに。


Re: 息子中3最後の試合 ( No.3 )
日時: 2010/10/12 09:33:32
名前: 三剣士おかん

  わちゃ〜様


はじめまして、三剣士おかんと申します。

わが家の末娘も中3で、8月に部活引退しました。
女子部員は三年間通して娘一人だったので、試合は常に男女混合チームで
出場していました。

そんな時、顧問の先生から「最後の試合くらい、女子団体で出てみるか」と
言って頂いて、他校との寄せ集めチームでしたが、玉竜旗 女子団体に出場
する事が出来ました。

3回戦敗退でしたが、彼女の顔はどこか清々しく見えました。
(女子相手に戸惑った、とも言っておりましたが・・・)
御子息と同じ感覚だったのかもしれませんね。

娘も「高校で剣道はしない」と言っております。しかし、突然筋トレしたり
走りに行ったり、兄の試合を見に行くと言ったり・・・?!

お年頃なのか、頑固な天邪鬼です。

高校ともなると、練習の厳しさ、学業との両立を理由に辞めてしまう子が
多いとも聞きました。
確かに大変だと思いますが、それ以上の大きなものを得られたと、上の娘
をみていて感じます。

末娘には、挑戦して欲しい!と願うばかりです。

Re: 息子中3最後の試合 ( No.4 )
日時: 2010/10/12 19:37:20
名前: わちゃ〜

三剣士おかん様はじめまして、よろしくお願いいたします。
書き込み下さりありがとうございます。
あっ、でも以前、高3の娘様のお話のスレ読ませて頂きました。
その後、その娘様はどうされたのでしょう。剣道続けられてるのでしょうか。
もう大学2年位じゃないかと思います。

し、しかし玉竜旗 女子団体って高校剣道のハレの舞台ではないですか!
すごいですね。うらやましい。
中3でも条件が整えば出場できるのですか。知りませんでした。

3回戦まで進まれたとは、すごいですね。良い経験されたのですね。
女性一人でもめげずに3年間よく頑張られたのでしょう。
なんだか、顧問先生からのプレゼントって感じですね。
いや実力ですね。失礼。
と同時に高校になっても続けろよという合図でしょうか?(笑)
「女子相手に戸惑った」というのも思わず笑ってしまいましたが逞しいです。

最近、「最後まであきらめず頑張る子」が少なくなったといわれています。
やる前から「無理〜」なんてセリフが簡単に口から出てきます。
TVのお笑い系の真似でしょうか。
まあ、ドリフの時代に育った私も大概でしたが…

子供を取り巻く個々の様々な環境によって格差が出来そうに思います。
混沌とし続けている現代だからこそ剣道から教えられる「何か」によって歯を食いしばって未来に頑張ってほしいと願うばかりです。

>頑固な天邪鬼<
って、おてんば娘からの進化系になるのですか?(笑)
息子と同じ年ですね。この年の子、チョカチョカよく動きませんか?
子年の特徴って聞いたことあります。
私自信は女子を育てた事ありませんが、女の子を育てるのも大変らしいですね。周りでチョイチョイ聞きます。
なんでもお父さんの存在はゴミ以下だとか…
お年頃の真っただ中のようで、これからもう一つ難しいそうですね。
でも女同士お友達感覚で買い物に行けるのも見ていて楽しそうです

>高校ともなると、練習の厳しさ、学業との両立を理由に辞めてしまう子が
多いとも聞きました<
実は私も悩みの一つでもあります。稽古量からして違うようですし。どうなることやら。
私は、個人的には文武両道は格好いいけれど、つまずけばどっちもつかずのもろ刃の剣になってしまうように感じてしまいます。
それより逆に文武不岐の志の方が強く多方面において応用が利くと考えていますが間違ってるでしょうか?
バランス感覚は自分の肌で勉強し感じてもらわないといけませんもんね。

ところで、末娘様も剣道お続けになるように私、感じます。
下がらないでしょ?

長文失礼
Re: 息子中3最後の試合 ( No.5 )
日時: 2010/10/13 11:26:21
名前: 三剣士おかん

わちゃ〜様 言葉足らずで申し訳ありません。

高校玉竜旗ではなくて、「少年玉竜旗」なる小中学生の大会があるのです。
こちらも夏休み中に開催されるので、そこそこ集まります。
しかし、高校とは規模も歴史も比べ物にはなりませんが。

>顧問先生からのプレゼントって感じですね。
 同時に高校になっても続けろよという合図でしょうか?(笑)

 その通りです。
剣道人口減少の中、女子は特に深刻で、団体5名が作れない所は少なくありません。
彼女にしてみると、周りの大人が決めつけている事に納得いかないのかもしれませんね。

>頑固な天邪鬼
 って、おてんば娘からの進化系になるのですか?(笑)
 
 幼少期はおとなしい娘でしたが・・・
上二人の先輩剣士からは鍛えられ、稽古も試合も相手は男子。
顧問の先生からは「剣道部の中で一番男前です」と言われてしまいました。
確かに、進化しています。(笑)

>個人的には文武両道は格好いいけれど、つまずけばどっちもつかずのもろ刃の剣になって
しまうように感じてしまいます。
それより逆に文武不岐の志の方が強く多方面において応用が利くと考えていますが間違ってる
でしょうか?

個人的には答えに正誤はないと思います。
私の周りでも意見がわかれている様ですが、どちらも子を思えばこその
親心です。
親子で話し合い、本人は何を望むかを確認しておくとよいと思います。
学校まで辞めてしまうような事にならぬよう・・・
「自分で決めた事ならば泣き言いわずにやり通せ」は私が子供たちに贈る
はなむけの言葉です。











Re: 息子中3最後の試合 ( No.6 )
日時: 2010/10/13 20:35:18
名前: わちゃ〜

三剣士おかん様、こんにちは、さっそくのご返信ありがとうございます。
少年玉竜旗ってのがそちらではあるのですね。楽しそうです。
小中学生が対象で旗が付くのは昇龍旗だけだと思ってました…

>女子は特に深刻で、団体5名が作れない所は少なくありません<
実は、中3の息子の剣道部も女子は同学年のひとりだけでした。ですので個人戦しか出られませんでした。稽古も男子に交じってですので強くなりました。最後の個人戦試合では男っぽい試合?で3位入賞で終えました。3年間ですごく成長したなと思いました。

>「自分で決めた事ならば泣き言いわずにやり通せ」は私が子供たちに贈る
はなむけの言葉です<
すばらしいです。ホントそうですね。芯の優しさを感じます。
せちがない事件が多い最近ですが三剣士おかん様の様なお母さまが多い世の中になれば日本も強くなると思います。
剣士だけでなく良き母をも作る剣道ですよね。
ありがとうございます。

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