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面の打ち方
日時: 2007/05/09 10:39:48
名前: 豆剣親父

息子の道場では老先生と若い先生がいます。
老先生は週一で若い先生は週2で来られて週3回の稽古です。
各先生は仕事の都合で別々です。
老先生は面打ちは振りかぶってから前に出て打つ。
若い先生は前に行きながら振りかぶって打つ。
と指導が違ってて息子が悩んでいます。
道場の子は若い先生の指導に合わせています。試合で勝てるからです。
息子は老先生を尊敬していまして、老先生の打ち方でやってます。
それじゃ勝てんと若い先生に稽古のたびに怒られているようです。
素人の私見ですが、小学生のうちは基本が大事だと思うのですが、どちらが基本なのでしょうか?

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Re: 面の打ち方 ( No.1 )
日時: 2007/05/10 00:48:16
名前: オッちゃん< >
URL: http://www.geocities.jp/gionbukenkai/

豆剣親父様、初めまして^^
私は41才で剣道を始め、今年剣道3年生の中年剣士です。

老先生の言う振り方は、1で振り上げ、2で前に出ながら打つ!
つまり、2拍子で打突するリズムです。これは、基本的な打ち方をおっしゃってるのだと思います。

若い先生の言う振り方は、1で振り上げ、と同時に前に出ながら打突。1拍子で振り上げて面を打つことだと思います。

両先生のおっしゃる事は、どちらも間違えではないと思います。試合になれば、若い先生がおっしゃる振り方が有利になると思います。

剣道歴先輩の皆様フォローをお願い致します。私も勉強になりますから・・・
Re: 面の打ち方 ( No.2 )
日時: 2007/05/10 01:18:30
名前: だみ声< >

基本中の基本は、老先生の教えの通りです。 
本当は、これで勝つのが究極の「極意」なのだそうですが、それは長い修業の末の事です。 「攻め」から「居付き」を誘い出され、「いかんっっっ」と思っている内に「ポコっ」だそうです。

若先生の指導は、 若い人の試合で、有効な打突方法の「教え」と解釈しましょう。 
稽古は両方とも「修業」の対象として、真剣に会得する度力をしましょう。

まるで矛盾した指導のようですが、 これが剣道の面白さであり、 修業により、それぞれの到達度で「矛盾」が「理解」に変わっていくのです。

こんな事があるから、剣道は3才児から80才以上までが、同じ道場で相まみえる不思議な「武道」なのではないでしょうか?

Re: 面の打ち方 ( No.3 )
日時: 2007/05/10 05:02:06
名前: しま< >

うちの道場の鬼若先生も、中学生はもっと早くブンブン振れっ!と言います。老先生の仰る基本中の基本を早くしたのが若先生ので、決して別物ではないと思います。小学生低学年はともかく、それ以上なら基本ができて更に一拍子の打ちもできるように望まれるのは、試合に出る以上必要なことだと思います。体格と年令と腕前に相応した剣道ができることを私も修行中です。
Re: 面の打ち方 ( No.4 )
日時: 2007/05/10 10:20:09
名前: 豆剣親父

皆さん、お返事ありがとうございます。

基本中の基本で一拍子に打つのは無理なのでしょうか?
老先生は、これで一拍子に打てと言われるらしいです。
それで、息子は家でも毎日200本は打ち込み台に向かって練習しています。
親ばかかもしれませんが、素人目に見てもかなり早くなってきました。
1.2というような感じでは無くなってきています。

息子も変に頑固でして、これで勝つって努力しています。

他の子達(親も含め)が老先生の指導では試合に勝てない。
というような事を言っているらしく、それが嫌みたいです。
すみません、面の打ち方というより、愚痴みたいになってしまいました。
Re: 面の打ち方 ( No.5 )
日時: 2007/05/10 23:16:30
名前: だみ声< >

そのこだわり 僕は好きです。
目先の雑音に惑わされず、尊敬する老先生の教えで一本取ってくる!「えらいっっ!!」 細かい事言っても仕方ないので、是非これで一本取れるまで、こだわるのも良い修業だと思います。

たとえ取れなくても無駄にななりませんからご安心を。 と言うより、ある時この大きな振りかぶりの「面」が決まるような気がします。 それは打突は必ずしも早いばかりではないからであり、相手の「居付き」にタイミングが合った時、偶然であるかないかは別として、かなり見事に「ぱかっ」と決まりますよ。 

毎日200本も打ち込み台相手に稽古するなんて、そこら辺のおさぼり選手に見せてやりたいです。 打ち込みの時の足裁きも同時に意識して下さい。 

これで一本決まったら、本人の喜びは当然ですが、老先生も大喜びされる事でしょうね。 修業時間のレベル差は仕方ありませんが、 一本が決まるという部分は、修行中であれ、極意であれ見た目には同じですからねえ。

多少時間はかかるかも知れませんが、 良いこだわりですね。「守破離」の「守」を実践しておられる。
Re: 面の打ち方 ( No.6 )
日時: 2007/05/11 00:09:59
名前: 豆剣親父

だみ声さん、ありがとうございます。
息子にもそのように伝えます。
お聞きしてばかりで申し訳無いですが、若い先生の時の練習ではどうすれば良いでしょうか?
と、言いますか、何て言ってやれば良いでしょうか?
「そういう打ち方も稽古すれば良いんだよ」
って今の所、言ってます。
でも素人なので、これで良いのか悪いのか、解りません。

本人は警察官を目指してましてそれで、剣道を習っています。
ですから、本人も今、小学生のうちは試合は重視していません。
老先生も試合は重視していません。
若い先生が試合の勝敗を重視していまして、道場じたいがその雰囲気にあるのが残念です。
うちの息子の取組み方が特殊といえば特殊だと思いますので、私としては他の子供達と保護者さんや若い先生の取組み方を否定してはいけないな、
とも思っています。
Re: 面の打ち方 ( No.7 )
日時: 2007/05/11 01:36:46
名前: だみ声< >

若い先生の教えも、方向性で間違いではありません。 短期間にそこそこ勝てる方法として、決して悪いわけではありません。

しっかり、素早い一拍子もマスターします。 難しいし、僕らも工夫してますが、一朝一夕には行きません。 老先生の教えと、若先生の教えが、いずれ一致しますからそれまで努力するしかありません。 ただ小学生の内にこんなテーマに出会っておられる御子息は、 見上げたものです。 普通なら早く勝てる若先生になびいていくのですが、 そうでない所に、大物になられるのではないかと密かに期待しております。 
Re: 面の打ち方 ( No.8 )
日時: 2007/05/12 01:03:20
名前: こうへい

剣道暦20年の30歳です。私としては小学生のときは老先生の打ち方でいいと思いますが。勝負ということでは若先生のいうこともあります。基本は一拍子でうてればいいですね。全日本に出られてる先生方は練習では一拍子ですよ。試合になれば若先生のように勝つための打突になります。お子さんが将来のことまで考えているのであれば今のままでいいと思います。ただ、若先生の練習では怒られるわけですよね。私は本人が怒られてもそれでも打ち方にこだわるにならそれでいいと思います。勝てるまでは時間がかかると思いますが、老先生の打ち方のほうが将来生きてきます。私は練習では大きく振りかぶっていますね。振りかぶっても他の人より早く振れるようになればいいことです。そうなるまでにはかなり努力が必要ですけどね。私は高校時代に恩師から「努力すれば必ず達成できる」と言われました。息子さんも努力していることですし達成できると思ってすきにさせてあげるのもいいかもしれません。

最後にいろいろ生意気なこと書いています。すいません。

以上です。

Re: 面の打ち方 ( No.9 )
日時: 2007/05/13 20:00:05
名前: とらのすけ< >

こんばんは。

豆剣君の場合、振りかぶった状態になってから、右足始動での打突なのですね?
心配な事は試合の勝ち負けに拘っていないからと言って蚊の飛んでいるようなスピードの遅い振りはしない事の意識を忘れないように注意してあげて下さい。
しかし早いスピードでの振りを意識しすぎて肩に力が入らない事も注意してあげて下さい。
足よりも腕の方が早いスピードでの動作が可能です。
ですから振りかぶった状態で動作が止まってしまう可能性もあるのではないでしょうか?
莫大な稽古や経験をしてこられた先生方ですと、攻め合いでのかけ引きで勝負が終わっている状態になるかもしれませんが、豆剣君の場合ですとこれからの稽古や経験ですのでいろいろな壁が発生してくると思います。

素振りでの面は、 振りかぶると同時に右足を前に出す。
         振り下ろすと同時に左足を引き付ける。
実技での面の場合、右足を前に出すと同時に振りかぶり、
         右足を着地させると同時に竹刀は打突部位を打つ。
         と、同時に(間髪を入れず)左足を引き付ける。

と高段者の先生から教えを頂き、私自身も実践しつつ、子供達にも指導しています。これは面に限らず、小手や胴も同じだと思います。

但し、初心者に指導する場合は、上半身と下半身を別々に意識させる事により、両方に対して意識する事が可能ですので、老先生の指導法を用いて指導をする事は私もあります。
『構えて、そのまま足は動かさないで、振りかぶりなさい。』
『振りかぶったら、竹刀と右足を一緒に前へ出しなさい。』
という具合に。

しかし続け過ぎると右手に力が入ってしまい、右手打ちになる可能性がありますのでご注意を。

しかし自分の好きな打ち方の方が伸びる場合と、自分自身はぎこちなく感じても、結果的に修正する方がよい場合があります。
どちらを選択するかは、本人が経験を積みながら選択をしていく法がよいのではないでしょか。

長文 申し訳ありませんでした。
Re: 面の打ち方 ( No.10 )
日時: 2007/05/14 02:01:47
名前: 豆剣親父

とらのすけさん、こんばんは。
>豆剣君の場合、振りかぶった状態になってから、右足始動での打突なのですね?

すみません、素人の上、文章表現が難しいので解り難いと思いますが。
(老先生の説明プラス本人にも聞きました。)
老先生指導での実技での打つと決めてからの動きは細かく書きますと。

1.右足を少し浮かせる。(見ても解らない、左足押し出しの為の準備だそうです。)
2.振りかぶり。(右足は前に行きません)
3.左足で前に押し出しながら振り下ろす。
あとはとらのすけさんの「実技での面の場合」と同じです。
1〜3が一瞬(同時?)に行うとのことです。竹刀が頂点で止まらないです。
動作のポイントのイメージは左足で、振りかぶりも前に飛び込むのも左足始動で行う。
老先生いわく、「左足で地のエネルギーを吸い上げ、その力を竹刀に伝えて打つ。右足は自然にじゃ。」
解りやすく簡単に言うとそうらしいのです。(先生の会話は飄々としてまして、まさに師匠という感じです。)
私にはちんぷんかんぷんなのですが、息子は合点がいくのか、えらく気に入っています。
初心者の子にはここまで言わずに基本の基本だけです。
しかし、老先生は体の動きで言えば基本の素振りと実技は一致しています。
まずは、そのままを磨けと言われるらしいのです。
それで、息子の今の課題は間合いによっての振りかぶり量を考えて稽古せよ。とのことで。
他の子の面打ちに関してはそれもあるなと特に矯正はしませんが勧めもしません。

「若い先生は前に行きながら振りかぶって打つ。」
これも説明を付け加えます。突きの軌道から手首のスナップで面を打つ。らしいのです。
ですから、振りかぶってという表現が正しくないのかもしれません。
高学年だと面の打ち込みはこれしかしないみたいです。
息子は家での打ち込み台だけじゃなく、道場でも週1に老先生から言われている課題を稽古したいらしいのですが、週2の若い先生の稽古の時はできない。
ってぼやいていたんです。
低学年の時はあまりしなかった打ち込み台でしたが、今は大活躍で製作者の私としては少し嬉しいです。

言い忘れていましたが、息子は2年生から剣道を始めて今は5年生です。
もともと2年ほど前までは土曜日昼の週一の剣道クラブでしたが、若い先生のお子さんが入ったとほぼ同時に若先生が平日の夜に教えるようになりました。(土曜は来られません)
今では試合にも頻繁に行くようになり、稽古日が週1が週2にへと週3にへと増えてきました。
Re: 面の打ち方 ( No.11 )
日時: 2007/05/14 09:06:33
名前: オッちゃん< >
URL: http://www.geocities.jp/gionbukenkai/

豆剣親父さん、こんにちわぁ。
剣道の動作表現はホント難しいですねぇ。

若先生の面打ち、中段の構えから左足で踏み切り、剣先が相手の喉元にきたところで手首のスナップで面を打つ!でいいのですかね?(自分では解ってるつもり・・・)
この打ち方は、相手にとって威圧感があり、結構怖い感じがします。そして、最短の打突コースなのです。

老先生の面打ちに対して、豆剣君の振り上げ方はどうなんでしょう?
腕を真上まで振り上げているのでしょうか?それとも、剣先が中段の構えより少し上の顔の前あたりなのでしょうか?

老先生の
@、間合いを詰めながら気を溜める。「よし!いつでも打ってやるぞ!」
A、間合いに入ったら2と3の動作を同時に行い打突!剣先が頂点で止まると、2拍子になります。
剣先が顔の前まで上がってるのであれば、相手の剣先より上がれば、小手、小手面、面を狙えると思います。

私は剣道歴2年で、豆剣君よりは後輩です。
地稽古の時、面一本取りに行く時は若先生の打ち方、間合いを詰めて、相手の出方を見ながらという時は、老先生の打ち方っぽくなっているような気がします。
ですから、両先生のどちらが、いい、悪いを評価できません。どちらも正しいから・・・
豆剣君がやっていることは間違えでないのでいいと思います。いつか、若先生の言っていることも理解する時がくると思います。

長々書いて参考になればいいのですが・・・指導することの難しさがつくずく身にしみます。
Re: 面の打ち方 ( No.12 )
日時: 2007/05/15 11:45:09
名前: 豆剣親父

オッちゃんさん、こんにちは。

>若先生の面打ち、中段の構えから左足で踏み切り、剣先が相手の喉元にきたところで手首のスナップで面を打つ!でいいのですかね?

そういう感じです。

>老先生の面打ちに対して、豆剣君の振り上げ方はどうなんでしょう?

No.10 で書きましたが、間合いによって大きく小さくを変化するそうです。今はこれを稽古中です。
若先生の打ち方を否定ではなく、ごく単純に老先生の出す課題を稽古したいということだと思います。
とまどいながらも一応、週2で若先生の指導のもと、稽古はしています。

私も剣道は素人で深くは解りませんが正直、試合の勝った負けたよりも小学生のうちは基本をきちんと習って欲しいと考えていますし、実戦的にもどうかなと疑問はあります。
私は子供の時に空手、学生時代にボクシングをしていました。
そういう違う格闘からなので見解の相違があるかもしれませんが、若先生の面打ちは避け易いのではないかと思っています。
家で息子の面打ちを竹刀で受けてみたのですが、よけ難いものがありました。
(打って来るまでは普通に構えてます)
打って来いって言わずにいつでもどうぞという感じで受けてみると一瞬、ひやりとすることもありました。
逆に若先生の打ち方ですと、受けやすいのです。(息子は未熟だからかもしれません)
目の前から来るので見えやすいですし、外しやすいです。竹刀を少し上に立てると外せました。
竹刀の軌道が前方向なのでステップでもかわすのも簡単でした。
老先生の打ち方ですと竹刀を頭の上で横にして受けないと受けきれません。
(ステップでかわすと肩に当たるので痛くて必然的に竹刀で受けざるをえません。)
素人だからかもしれませんが、面が来ると解っていても動かずに振りかぶられるとタイミングが解らず、竹刀で受けるのが間に合わず、びびる時があります。
これを間合いを変化させ、その上、振りかぶりの大きさを変えられると、近い間合いで小さい振りかぶりで来られたらやばかったです。
(もうやめよって思わず、言ってしまいました。)
これに小手や胴が加わるとしたら・・・よけれないですね。剣道っておもしろいですね。
大人は突きもあるんですよね。

長文になりましたが、私自身やってないのに老先生の剣道の魅力にはまってるように思います。
(それが息子にも伝染したのか、息子から私に伝染したかのかは定かではありません。)
仕事の都合をつけて習いに行こうかと思っています。
話が脱線してしまい、すみません。
Re: 面の打ち方 ( No.13 )
日時: 2007/05/15 13:04:40
名前: とらのすけ< >

こんにちは。

実は先日の稽古で私は先生に怒られてしまいました。
それは何かと言うと、『君は振りかぶらずにスナップで面を打てるのに、振りかぶって打っているから遅くなってるよ。』という内容でした。
結局、豆剣君と同じですね。
しかし私の場合は、自分から突きを意識して振りかぶらない打ちもします。
理由は振りかぶる時に竹刀を浮かせない為です。

『構え』から『打突』までの動きが早ければ、振りかぶっても振りかぶらなくても同じです。
振りかぶらない方が竹刀の軌道は最短で打つ事が可能ですが、振りかぶる方がバランス・打突力は効果大です。
そのような関係で私は『最初に振りかぶる打ち方で全体的に確認を行い、小さな打ちでバランスを確認、再度振りかぶる』という確認稽古を行う時が多いですかね。
小さな打ちでのバランス確認は『腰の入りにくい小さな打ちで腰が入れば、大きな打ちでは楽になる』の感覚です。

もし利用出来れば、参考にして下さい。
そしてダメな場合は教えて下さい。再度勉強します。
ちなみに足ですが、『右足を浮かせて』ではなくて、構えの時点で、左足に蹴りの意識をさせて、右足はそれを止めるという役目です。

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