Re: 高校の剣道について ( No.1 ) |
- 日時: 2011/03/19 18:34:00
- 名前: だみ声<
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- まずはお子様の一流進学校への、進学決定おめでとうございます。
こう言うのもはばかられますが、よくお出来になる子は、それだけで親孝行でもあります。 ただしこれからも継続するか否かは、やはりお互いの心がけ(愛のある家庭)だと思います。 高校で剣道を継続する話題の前に、我が家でのこの時期の息子と僕の会話を思い出しまし たので紹介しておきますね。 僕 :「受かってよかったね」 息子:「まあそこそこやれたし…」 僕 :「中学校では」トップクラスと言われたかもしれないけれど、そう言う子たちだけが 集まって来た高校だから、今までより順位が下でもショックを受けちゃいけないよ」 息子:「がんばって、そこそこやって行くよ」 僕 :「頑張るしかないもんね」
一学年400人近い高校ですが、息子の最初の成績は、370番?当りでした。 流石にこの時の順位は、こっちもショックでした。 僕 :「追い抜く相手が大勢いるって、楽しみだねえ」 息子:「人ごとじゃないよ…」 僕 :「まあ合格の時に言った通りさ、がんばっておくれ」 息子:「人ごとじゃないのに…」 僕 :「他人事さ」 と言うものでした。
そんな息子も中学の部活でやった卓球部を継続し、今は34歳、一児のお父ちゃんです。
>中学の時は「剣道の合間に勉強する」生活でしたが、これからは「勉強の合間に剣道を >する」生活になります。 甘い!!! 好きな剣道、しかも10年近く体に染みついた剣道です。 勉強は稽古の合間にしかやりません。 いや! やれません。
息子は卓球で過ごしましたが、僕の剣道の教え子で今高校2年生、やはり小学1年生から道場で剣道を習い、今は高校剣道部でキャプテンやっている子ですが、彼はこの進学校から医学部を受けるそうです。 しかも文武両道の高校ですので、「有志」は自発的に早朝練習もあります。 顧問の話では 「休んだことがない」そうです。 剣道部も決して強豪校ではありませんが、部員はみんな伸び伸びと、きれいな剣道をしています。 弱小校でない事も確かです。 稽古時間は長い日は、午後7時を過ぎるのはざらです。 しかも顧問の稽古は「きつい」です。 更に時々「今日は学校の稽古ないので、道場に来ました」と言うのも有ります。
「勉強しているのか?」とたずねると「していません」「出来ません」と言う返事です。 ただし成績落とすと「部活停止」のペナルティーがあるのだそうで、「成績は下がっていない」そうです。 結局授業中に無駄なく吸収し、十分集中して稽古時間を稼ぎだして、励んでいるようです。
「若い力」なのだと、この話を聞いてうらやましく思う事が多いです。 そして「稽古がなくなると、成績が下がりそうな気がする」と言いますが、頼もしいいい青年になってきました。
23年度は当然インターハイを目標に頑張る事でしょう。 この頑張る姿と気持を見せてくれる彼を、ずっと応援し続けております。 勝敗など一瞬の旗の往来です。精いっぱい戦ってほしいだけです。
高校生ともなれば、十分に「自我」も形成されるでしょうし、親は健康や栄養面をしっかりフォローしておれば、おのずといいものを残してくれるのじゃないでしょうか?
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Re: 高校の剣道について ( No.2 ) |
- 日時: 2011/03/19 22:27:31
- 名前: 宮木
- だみ声先生、お返事ありがとうございます。
>中学の時は「剣道の合間に勉強する」生活でしたが、これからは「勉強の>合間に剣道を>する」生活になります。 >甘い!!! 好きな剣道、しかも10年近く体に染みついた剣道です。 勉>強は稽古の合間にしかやりません。 いや! やれません。
そうかもしれません。勝手なもので、今度は勉強優先で過ごして欲しいなぁ、という親の願望ですね。 実際、夏の引退試合のときに、子供は初めて市体の個人戦で表彰台に上がり、「もうこれで剣道に未練はない、やり切った」と思ったそうなのですが、先日もちゃっかり道場で練習しておりました。 (あいさつに伺うだけ、と言っていたのに) 段審査だけ、とか、剣道仲間との交流だけ、というわけには行かない、、、ですか、、嬉しいような、嬉しくないような(苦笑)
先生のところの息子さんのお話、ありがとうございました。また、教え子さんは、素晴らしいですね。そういう子供に育ってくれればとも思いますが、うちの家では高望みかもしれません。
ちなみに進学先の高校の剣道部は、強くはなさそうです。学校見学のときに剣道部にもお邪魔したそうなのですが、武道場に行くと、「おおー!初めての訪問者だ!」と言われ、「君が入ってくれれば、男子5人揃って団体戦に出られるんだ。うちの高校に来たら、是非入部してくれ」と、入部=レギュラーも獲得??のようだった、とのことです。 平日は同じく7時まで部活動だそうですが(授業が7時間のため)、土日は、学校開放でずっと勉強だとも聞いております。塾にも行く必要がないくらいサポートして下さる学校です。 (でも、高体連の試合には出るのだと思うのですが) 公立も学校の特色を出して生き残る時代、とよく言われますが、県のトップ校としての誇りと責任を大学受験にかける覚悟がいるようです。
>高校生ともなれば、十分に「自我」も形成されるでしょうし、親は健康や>栄養面をしっかりフォローしておれば、おのずといいものを残してくれる>のじゃないでしょうか? そうですね。確かに、勉強をメインにして欲しいと思う気持ちが大きいですが、せっかく剣道をまた続けるのに、最初から勝負を諦めて試合に臨んで欲しくない、という気持ちもやはりあります。
子供は、見た目、未だに小柄でひ弱そうなので、先日も新しい竹刀(3尺8寸)を武道具屋さんに買いに行ったところ、初対面の店員さんに、「あ、高校から初めて剣道するのね?」と聞かれたそうです(汗)。 細々続けるのか、突然変異で剣道命で頑張るのか。どちらにしても だみ声先生のおっしゃるとおり、いいものを残してくれると信じて、少し離れて応援していきたいと思います。
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Re: 高校の剣道について ( No.3 ) |
- 日時: 2011/03/21 19:22:20
- 名前: だみ声<
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- おかあさん 実は僕の父親は、暴れると「心臓に悪い」と言って、激しく運動することを避ける人でした。 バス停に、走れば間に合う状態の時も「次のバスでいい」と言う人でした。 小さい時も、親子ではキャッチボールもしませんでした。 従って僕は球技は今でもヘタクソです。
その代わりと言うのも変ですが、この父は船(ヨット)を手作りしてヨットハーバーに置き、瀬戸内海で、多くの海とかかわる経験をさせてくれました。(と言うか、自分がやりたい事の助手を息子の僕にやらせたわけです。 手作りヨットの木ねじ締めは、僕の仕事でした。) 高校受験前の秋〜初冬まで… 早い話が10月下旬まで、休日はよく船出しました。 おかげで真っ黒に日焼けしておりましたし、大変元気でおりました。 高校生になっても3年間ほぼ同じ生活でした。 友人もヨットを介して大勢出来、今も付き合っております。
従って僕は、高校では文化部(演劇)で過ごしました。 剣道漬けになったのは、進学と共に、家を離れ、山間地(丹波篠山)の大学に入学してからなのです。
正直言って、暴れて汗をかく事の気持ちよさを知ったのは、剣道を始めてからなのです。 「疲れたら休め」「無理はするな」と父からわれないようになって初めて「疲労」の心地よさを味わったのです。
小さい頃から剣道を習い、部活で剣道部と言う子にとって、高校生になってリズムを変えない方が、きっと心身ともにいいのじゃないかと思います。 >子供は初めて市体の個人戦で表彰台に上がり やり切った! と思った数日後から実は「次の欲」が芽生えて来ます。 羨むべき 若さの「躍進力」なのです。
体格もいずれ成人化して、パワーも身について来るでしょう。 >進学先の高校の剣道部は、強くはなさそうです。学校見学のときに剣道部にもお邪魔したそうなのですが、武道場に行くと、「おおー!初めての訪問者だ!」と言われ、「君が入ってくれれば、男子5人揃って団体戦に出られるんだ。うちの高校に来たら、是非入部してくれ」と、入部=レギュラーも獲得??のようだった、とのことです。 これもチャンスです。 少ない部員で最初からレギュラー取れて、とにかく試合を 数多く経験できるのですから、まじめに稽古に取り組んでおれば、そこから得るも のも多いと思います。
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Re: 高校の剣道について ( No.4 ) |
- 日時: 2011/03/22 22:56:20
- 名前: 宮木
- だみ声先生、ありがとうございます。
他のスレッドでも新高校1年生さんが書いておられましたが、 かなり体力は落ちているようです。 ちょっと道場の練習に参加しただけで 体のあちこちが筋肉痛で痛い、と嘆いております(笑)。
いくら進学校と言っても、すぐにレギュラーなんて 思い上がっていたと思い知ることになりそうな感じです。
真面目は彼のとりえなので、 きっと勉強も剣道もこつこつ続けてくれることを期待して 見守っていきたいと思います。
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