Re: 相手の間合いが近いときどうします? ( No.1 ) |
- 日時: 2011/06/08 03:16:13
- 名前: 凛美優
- 『kica』先生。
もうそろそろ寝ようかと思ったら、こちらにもスレッドが・・・。大事な内容だと思ったので、少しだけ。
ご指摘のお稽古展開は、率直に言って非常にマズイものだと思います。あくまで想像の域を超えませんが、恐らくお稽古にならないと思います。
有段者の指導稽古は、やはり触刃の間合いからの攻防あっての打突展開が王道であり、交刃の間合いから一足一刀の間合いへの展開をもって、後ろ足(左足)による身体の押し出しを十分に効かせた踏み込みをしっかりやって掛かって行かないと、お稽古になりません。それは、典型的な攻防なき待ち剣道の展開です。そこからきちんとした有効打突は生まれません。
自己の間に入ったらバンバン打突していいと思います。十分、理に適っています。『もっと溜めなきゃ〜・・・』なるコメントは、少しどうかと思います。自分が相手に打突されている限り『溜め』なんかありません。恐らくその言葉の意味が十分に理解されていない可能性があります。
『溜め』とは、待つことではないです。自己の主導的な攻めの中で、自分の攻めのペースに相手を乗せて、瞬間的な時間の間を不規則に置くことで単調な連続性を排除し、予測不能の攻めの展開を生み出し、その中で相手の技を引き出す、合気を外す、あるいは相手に剣道四戒を誘発させ、打突の好機を狙う瞬間的な技術です。
相互の間合いが接近し、相手に打突されている限り、その方の『溜め』は無意味となり全く効果として効いていないっていうことになります。また、間合いに入り打突が有効となっている限り、いちいち『溜め』を出す必要はありません。(『溜め』の練習をしているのならば、話しは別ですが・・・。)
基本的に、間に入ったらしっかりと何回でも打突する、でいいと思います。先生にとっては、今はそちらのお稽古の方が大事だと思います。
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Re: 相手の間合いが近いときどうします? ( No.2 ) |
- 日時: 2011/06/08 15:15:09
- 名前: kica
- 凛美優先生
丁寧なご回答、ありがとうございます。 仰る通り、稽古になりません(-_-;) 子ども相手なら良いのでしょうが…。
二段取り立ての若輩者ですが、年齢から(アラフォーです)いって 大人の剣道を目指しております。
先生のおっしゃる「溜め」のご解説、無駄のなくリズムのよい 読んでいて心に染み渡るお言葉でございました。 溜めも単なるフェイントではなく、一つの技なのですね。
道場の先生が何を言おうが、間合いに入ったら打突の好機ととらえ 打込んでいく攻めを研究したいと思います。 ありがとうございました。
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