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剣道の実力とは
日時: 2012/05/28 22:46:11
名前: だみ声 < >

どのような剣道をすれば「実力のある人」となるのでしょう?
一般的には、試合して「勝つ事が出来る人」で、結果として「勝率の高い人」となるでしょうが、それ
だけでいいのでしょうか?
そして勝率の高い人は「優れた剣道家」と短絡的に評価できるのでしょうか?  すぐれた武道家との
違いはあるのでしょうか?
剣道の理念を置き去りにした剣道屋ではないかと思いたくなる人がときどきおります。 正直こう言う
人とは、剣を交えたくありません。 勝利至上主義と言うのでしょうか、怪我しそうですし、打たれて
うれしくないからです。

単に試合の勝率だけで実力を語るなら、全日本優勝者でも、なぜ高齢の武道家への掛り稽古をするので
しょう? 戦いに勝つ技術だけなら、高齢の八段より優れているはずですが、あえて教えをいただきに
かかり稽古する理由は何なのでしょう?
それともそういう見方しかできない僕が未熟なのでしょうか?

一体剣道の実力って、どのように解釈し、位置づけすればいいのでしょう?

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Re: 剣道の実力とは ( No.1 )
日時: 2012/05/29 00:40:17
名前: いもむし

だみ声先生

 こんばんは。

 剣道で実力なんて位置付けはないでしょうね。自分には実力があると思っていたら、その人は稽古やる意味は無いし、人としての成長も望めないでしょう。

 優れた剣道家は、日常的に自分と誠実に向き合って、自分を昇華させようと精進している人でしょうね。剣道はそのための道標だと思います。

 簡単に言えばこんなことでしょうか?
Re: 剣道の実力とは ( No.2 )
日時: 2012/05/29 08:33:36
名前: ぎょにい

だみ声先生、皆さま

私は剣道を始めて、まだ1年足らずの者ですが、僭越ながら意見を述べさせていただきます。

およそ、人間活動のほぼ全てにおいて、それに携わる者の実力を示す指標として、試験の成績や肩書きがあります。

剣道では、段位や試合の勝率がそれに当たります。

剣道を形而下で捉えるなら、「剣術の竹刀稽古(撃剣)を競技化した武道」ということになります。(Wikipedia参照)

武道ですから、試合の勝ち負けは当然重要だと考えます。

しかし、それは、あくまでひとつのファクターに過ぎないのではないでしょうか。
以前、道場の人たちといっしょに、片腕の剣士のドキュメンタリーを見たことがあります。
この番組を見た後、先生はあまり多くを語りませんでしたが、剣道とは何かということを、自分たちなりに考えて欲しいということを仰っていました。

試合の勝ち負けだけで剣士の評価が決まるのなら、体にハンディキャップのある人は剣道を辞めなければならないし、私のような高齢者は剣道を始めるべきではないと言うことになります。

私は美術に携わっていますが、昔、骨董品や美術品を鑑定家が観て、それに値段をつけるという番組がありました。
しかし、「美しい」という概念に値段がつけられるのでしょうか。

私の先生や先輩方の段位はそれほど高くありません。また、先輩のひとりは、この前のラテンアメリカトーナメントでいきなり前回の優勝者と当たってしまい、負けてしまいました。

それでも、この先世界のどこに住むことになっても、先生はいつまでも尊敬すべき私の先生であり続けます。

私は剣道に真摯に取り組む人たちに人生の美を見ます。

「実力とは」と質問を投げかけられると、経験不足ゆえ的確な返答ができかねますが、今感じていることを正直に書きました。

それでは、失礼いたします。













Re: 剣道の実力とは ( No.3 )
日時: 2012/05/29 17:33:30
名前: キノ

こんにちわ、だみ声先生。

私も、いもむし様と同感です。

「実力のある人」と感じる根拠を割合で示しますと、
技術力と知識力が1〜2割に対して、
人格、言動、信念、身形、立ち振る舞いが8〜9割と
個人的に考えています。

私は私の師を尊敬していますが、
理由は、
師が「他者に対しても、自分自身に対しても、厳しく誠実である」と言う人格に
とても惹かれたからです。

色々な方の御意見を是非、お伺いしたいですね。
Re: 剣道の実力とは ( No.4 )
日時: 2012/05/29 17:59:44
名前: ・・・

僕が未熟なのでしょうか?・・・恐らくそ〜だと・・・。
失礼ですが、あまり深く考える問題ではないかと?
Re: 剣道の実力とは ( No.5 )
日時: 2012/05/29 22:55:02
名前: Kenoken

だみ声先生、

以前に「剣道とは」というスレッドがありましたが、剣道のとらえ方の違いが、「剣道の実力とは」に対する考え方の違いとして出てくるのではないでしょうか?

私は剣道の中の竹刀剣道の部分は、どうでしょうか、半分くらいを占めていると思います。ただその竹刀剣道の中で、勝ち負けはほんの一部だと思います。勝った、負けたはあくまでも結果(過去のもの)で、問題はその結果から何を学んで、次につなげるかだと思います。そしてこれは延々と続くのだと思います。これは剣道を道だと考えるからです。

結果重視という考え方もありますが、これは剣道をスポーツととらえている人たちで、それはそれで良いと思います。そういう時期があってもいいと思います。

と、前置きが長くなりましたが、私の思う剣道の実力のある人とは、

1.剣道をしているときもしていない時も、尊敬できる人。
2.高段者になっても、打って反省、打たれて感謝、の心構えが見て取れる人。
3.一生懸命稽古をする人。

だと思います。

長くなってすみませんでした。


Re: 剣道の実力とは ( No.6 )
日時: 2012/05/31 19:27:15
名前: キース

だみ声先生

恐らく色々な事を考えられての書き込みと推察致します。
単純に「実力」だけ捉えると強さ(勝敗)になると思います。

よく大会や道場で耳にする、段位が高くて立居振舞ができている方が負けた時に、「彼は実力はあるんだけどねー」という言葉を耳にします。

人それぞれ実力の捉え方は違うと思いますし、やはり最後は己の中で完結すべき問題かと考えます。

ちなみに私の場合は、
 ・武士道精神に則る
を軸にしています。

よって、強いだけや段位至上主義の方は・・・です。

少し話がそれますが、私がお世話になっている道場では七段八段の先生方と四段五段の先生方とで大きく意見が分かれる事があります。
私自身リバ剣3年目という事で上位段を取得していないにも関わらずインターハイ出場者で多少は強いという事もあり、道場に行くたびに座る位置でもめ事が発生します。

小中学生をメインで指導されている四段五段40代の先生方は、段位至上主義とまでとは言わないまでも、三段の私が正面に向かって右に座る事を認めません。理由はここは四段以上が座る所だからとの事です。(大学生も座っています)
かたや七段八段の先生方は正面に向かって左の小中学生及び高校生と同じ所に座る事を認めません。有している段のみではなく年齢やそれに伴う人間としての行動を元に判断されています。
正直私はどちらでも構わないのですが(笑)、この様なやりとりを見る度に自分の事で意見をかわして頂いているにも関わらず恐縮ですが、皆それぞれ考え方やポリシーがあるんだなと感じます。

人により見方や考え方が違う以上自分の中で基準を定め邁進していく事により、実力の定義は定まると考えます。

ちなみに、居合の道場では試合が無い為、実力=研鑽の結果であり解りやすいです。
(私の場合は切り口と抜刀、及び刀の取扱を基準にしています)

つらつらとすみませんでした。
Re: 剣道の実力とは ( No.7 )
日時: 2012/05/31 23:32:30
名前: しま< >

こんばんは。今夜も稽古に行って来ました。今夜は次男と一緒です。帰り道「おかんは剣歴何年だ?」「10年ブランクあるから28年」「自分の剣道に納得してる?」「まだまだ。多分死ぬ時まで納得はしないよ」…こんな会話が…
私はいつも「剣の道は人の道」という言葉を胸に思ってますが、今夜は裕二と「剣の道は蕀の道」だよね?という結論でした。じゃあ何故そんな剣道を続けるのか?
これは、私が勝手に思っているだけで、人様に押し付ける気もないし、笑われるのも承知ですが…
剣道は「道」ですから。「竹刀スポーツ」じゃないですから。「道」である以上ずっと歩き続けて、終わりはないです。
実力ということは本当に試合に勝つことですか?私は、継続こそ力だと思います。一生懸命継続して稽古する、真面目に厳しく楽しく前向きに努力することが真の力だと信じてます。
言葉を並べるだけは簡単だし、好き勝手な事言うのは自由です。でも私は、時間の許す限り、稽古をし続けます。それが「力」だと信じて…
だみ声さんや皆さんと語り合えて楽しかったです。ありがとうございました。これからも一生懸命頑張ります!!
Re: 剣道の実力とは ( No.8 )
日時: 2012/06/03 22:39:54
名前: 凛美優

『しま』先生。他のスレッドで、ヒートしているのを見ていたら、先生の書き込みを完全に見落としていました。すみません。

先生の言う通りです。本当にいいこと言うなぁ…、って感動しました。本当にその通りです。先生の言われる

『剣道は「道」ですから。「竹刀スポーツ」じゃないですから。
 「道」である以上ずっと歩き続けて、終わりはないです。
 実力ということは本当に試合に勝つことですか?
 私は、継続こそ力だと思います。
 一生懸命継続して稽古する、真面目に厳しく楽しく前向きに努力すること が真の力だと信じてます。』

これは名言です。先生の言葉や単語の一つ一つに深く強く共感するものがあります。

私は、自分がなかなか人間出来ていない状態が続き、本当に進歩がないので、更に上位の昇段を目指して修練しています。最近は、少年少女剣士やその両親、中高生や大学生の青年、若い20歳代30歳代の社会人剣士、同僚の先生や上席の先生など、接する人の幅が増え、多くのことに出会い考え取り組んでいます。分かってくるのは、自分の剣道の修練や他の人への剣道指導というものは、本当に厳しく難しいということばかり。私も修練の度合いが足りないなぁ…、って。

そのヒートしているサイトを見ていて思ったのですが、色々言っている方いらっしゃいますが、修練というか何かが明らかに足りないと感じますね。自分には、知らないことがたくさんあって、限られた見識等でしか物事を見ていないはずだという自分に対する自重と謙虚な気持ち。そして、人の気持ちや痛み等を推察したり理解し考えようとする努力や姿勢。

つまり、先生の言われる『一生懸命継続して稽古する』『真面目に厳しく楽しく前向きに努力する』が励行されていないってことだと思いました。各々が、見て感じただけで、考えず取り組んで経験もしていないまま、軽々に物をいっていたのでは、こじれるばかり。剣は道。剣は心。常連だの新参だの、それぞれあってよいのに、不毛な話しを見るとがっかりします。

先生のお言葉は、中核を突く本当に素晴らしいものだと感じました。ありがとうございます。私が少年時代に通っていた道場の道場訓。
『剣は心なり。心正しからざれば剣また正しからず。剣を学ばんと欲すれば、まず心より学ぶべし。』
私は目指して努力していますが、程遠い段階です。それと道場の誓いの言葉。『勉強します。剣道をします。礼儀正しくします。根性を養います。教えを守ります。』少しは出来ている部分もありますが、やっぱりまだまだです。

私は、剣道は自分との闘いに勝つ修練の道だと思っています。私も先生と巡り会うことが出来て(このサイト内だけで直接的な面識はございませんが。)、本当によかったと思っています。貴重な教えを頂き本当に感謝しています。私もこれからも頑張って、自らの手足と身体で少しずつ進んでいきます。
Re: 剣道の実力とは ( No.9 )
日時: 2012/06/04 00:37:37
名前: 凛美優

『だみ声』先生。
先の私の書き込みで、先生のスレッドなのに、先生にお返しするものが何も書かれていなかったことに気付き、寝る前に、お詫びをと思いまして書き込みました。すみませんでした。

どこかしらのスレッドで、先生が身の振り方を考えているといった意味の書き込みがあったと思います。結論から申しますと、私は、先生は先生のありのままでいいのではないかと思います。気にせず従来通りでいいのではないでしょうか。

私は、最近、色々な縁があって、一般の方から『先生』と呼ばれるような立場になってしまいました。中身は薄っぺらなのに、立場上『先生』って…。

剣道人として、人として、年齢や社会的立場からも、本当に多重多層な人々を、それぞれのあり方や水準に合わせて、接していかなければなりません。本当に大変だぁ…。責任重大だぁ…って、思っています。

『だみ声』先生は、見も知らずの一現の人(しかもサイト限定)に、どれ程の時間と労力をかけてご指導されてきましたか。そして、一体何人の青少年剣士や一般剣士や関係者の悩みや相談にお応えしてきましたか。それらの多くの蓄積されたご経験等から、先生としてこう接するべきと判断されて、良かれと思い、指導的見地に立って丁寧にやってきた訳じゃないですか。何人もの剣士が、先生の支えで助けられたのではないですか。(助けられたと感じた人、前に出てきてください。)

普段からどれ程の幼少年や青少年の剣士に剣道指導している方だか知れませんが、このサイトでもあまり見たことがない方から、突然の批判をされても、そういう人がいるんだなと斟酌する程度でいいのではないかと思います。なぜなら、先生の書き込みは、そもそもそんな批判をする人に向けて発信している助言や指導コメント等ではないからです。

外野や傍観者や立ち寄りの人が、あれこれ言っても、所詮すべて一時のもの。一般社会の世界ならば、見解の相違、という一言理由で相手にされないか、無視されるか、どちらかです。それら一時的な方々は、先生が親身に応えようとしているスレッドの照会者のことを何か考えて、親身にコメントなり指導なりを普段からしていますか。何もしていない人に物を言う資格はないです。それは、このサイトに限らず、社会でもどこでも世の常です。言わなくても当たり前の水準です。

そんな一時的な人々の軽い書き込みを受けて、先生が謙虚な気持ちで自重してこのサイトから去り疎遠になる、というのはよくないです。

よく分かっていない悩める若い剣士が、このサイトに雑に飛び込んできて、それに一時的な立ち寄り傍観者の方々がバシバシと無責任な書き込みをし、歪曲した理解で完結したり、そもそも理解しないまま消えていったり、あるいはそもそも返信さえ限定的となり、得られるものが全くない、といったケースが増えるのではないかと懸念します。それは、そもそも剣道の普及という目的に効果として反するものです。

私は、今までの『だみ声』先生の寄与度は大変大きなものだと感じますし、過去を見てきて知っているだけに、剣道人として立派だと思っています。是非ともまた、積極的な書き込みがあることを願っています。

またお時間ある時に、このサイトでお話ししましょう。生涯剣道ですから。生きている限り、お互いにやることはたくさんあります。
Re: 剣道の実力とは ( No.11 )
日時: 2012/06/04 07:26:54
名前: 剣道人口< >
URL: http://kendojinko.com/

管理者として、だみ声さんには戻ってきてもらうように、伝えております。

1つ前の書き込みは削除させていただきます。
Re: 剣道の実力とは ( No.12 )
日時: 2012/06/04 19:43:14
名前: 姫香

こんばんは

凛美優sの書き込みの中に
『(助けられたと感じた人、前に出てきてください。)』
と 書かれていたので 出てきました←

初めての書き込みから、だみ声sにはお世話になっていますm(_ _)m
誰に対しても事細かに一から教えてくださるだみ声sの書き込みに、私は何度も助けられましたよ。

掲示板の書き込みをやめてしまうのでしょうか・・?
はっきりしたことが分からないのですが 私はこれからもだみ声sに助けていただきたいですね(笑

また交流できる日を楽しみにしています。

Re: 剣道の実力とは ( No.13 )
日時: 2012/06/04 22:32:17
名前: 蒼天

こんにちは。

私も姫香さんと同じく
『(助けられたと感じた人、前に出てきてください。)』
ということで出てきました。

だみ声さんにはメールでもお話ししましたが、
やはり私の思っていることは
一応言った方がいいかと思ったので
だみ声さんへの返信のメールが
私の掲示板への思いが凝縮したものなので
少し書き方を変えてここに出します。

===================================

私が今まで継続して書き込みを続けていられたのは
質問や、級や段を受けた・受かったなど・・・・。

それこそ部長になり、弱音を吐いた時も
だみ声さんが毎回慰めてくれたり、アドバイスをくれたりしていたからです。

私はこのたびたびある
「書き方はどうなんだろうか」というスレに
あまりいい気はしませんでした。

荒しのような悪意のある書き込みは少ないのですが
「ローカルルール」という言い方は何か違う気がしましたし、
「掲示板としての常識」なのではないかと思っていました。

確かに軽い雰囲気での投稿は楽かもしれません。
それは【掲示板のことをよくしたい】
という考えのもとというのを信じて。

私の考えでは、気軽に投稿できるのはいいとは思います。
「軽い質問」に「軽く答える」ならいいのですが

本当はものすごく考えていることで、悩んでいて。
でも言葉ったらずで、一見読んだだけでは
「軽い質問」に思われてしまい、「軽く答えられた」ら
私だったら嫌ですし。

それが煽りのようなものになってしまうのは
一番避けなければならないことだと思います。


今の中学生は同年代の私から見ても、
「そりゃ、おかしいでしょ?」「年上の人にそんな態度!?」って
言うことはかなり多いです。
増しては、同い年の仲間へはもっとひどいものです。

そこを叱ったり、教えてくれるのが、
先生方や先輩なのではないかと思うのですが
そこにさえ「感謝」できず、甘えて「反抗」してしまう人ばかりです。
(反抗期なのですねー・・・。)

そんな人が少ないのは、剣道はじめ、武の道を歩む
武道人なんじゃないか。先生方、先輩、年下、相手を尊重していく。
人間形成していく人なんだから。
・・・・・と。思っていました。


私も一応受験生なので
あまり頻繁には来れませんが少しづつ顔を出して、読んでいって。

私はあのスレには参加していないので
今まで通り、時にオブラートに包んで
掲示板の文面、書かれてることに突っ込んでいきたいと思います。

==================================

一部、口が悪いのはお許しください。
これでもずいぶん直したつもりです。

だみ声さんにはぜひ戻っていただきたいですが
もし、今の掲示板自体に嫌気がさして……という場合でしたら
少し時間をおくべきかなぁ、と思います。

私は今のこの雰囲気ではコメ・スレはあまりしたくはないのですが
「もう我慢できん!」ってなったら口出しさせてもらいます。

乱文、長文にて失礼致しました。
Re: 剣道の実力とは ( No.14 )
日時: 2013/01/17 21:44:01
名前: 忘れ人< >

本日はじめてこの語り合いを観ました。鹿児島出身大阪在住のの還暦近い人間の戯言を述べます。剣道4段です。
【だみ声先生】は2段くらいまでの意見にすぎません。剣道屋なる言葉で試合を勝つ人間を誹謗するのは弱い剣道選手の意見に過ぎません。
個人戦で優勝するにはトーナメントに限っても6回戦、7回戦と勝ち残った故のものです。稽古を怠らない実力ある人間の無心の境地が決勝戦に進めます。【剣道の理念を置き去りにした剣道屋ではないかと思いたくなる人がときどきおります。 正直こう言う人とは、剣を交えたくありません。】 
と意見を述べておられますが、実力があればこの程度の選手には余裕で勝てるはずです。
私が4段であるのは、家庭ができ、仕事も忙しくなったのも一員です。
大人になって3回決勝戦まで勝ち進みました。一番多かったのは9戦目が決勝戦でした。
【単に試合の勝率だけで実力を語るなら、全日本優勝者でも、なぜ高齢の武道家への掛り稽古をするのでしょう? 戦いに勝つ技術だけなら、高齢の八段より優れているはずですが、あえて教えをいただきにかかり稽古する理由は何なのでしょう?それともそういう見方しかできない僕が未熟なのでしょうか?】に至っては【語るに落ちる】でしょう。
品格を学ぶために稽古を教えてもらうのです。段位の高い人は年齢に限らず学ぶべきものももっておられます。


Re: 剣道の実力とは ( No.15 )
日時: 2013/01/17 23:45:14
名前: だみ声< >

忘れ人さん
>【だみ声先生】は2段くらいまでの意見にすぎません。
    最近の僕の実力なんて完全に2段以下だと思っております。 高校生の2,3段には結構打た
    れておりますし、彼等と相撲とっても、100m競争しても、競泳しても、縄跳びしても、腕
    相撲しても勝てる種目などありません、「剣道だけ」勝てているとはとても思えません。
    それでも稽古後、彼らは僕にアドバイスを求めて来ます。 僕はいつも「強さと一緒に心を学
    びなさい」と話しております。 「剣道の理念」の意味を常に研究しなさいと話します。

>剣道の理念を置き去りにした剣道屋ではないかと思いたくなる人がときどきおります。
    多くはありませんが、いまだに僕の周囲にはこう言う人がおります。 だから素直な感想を書
    き込みました、「こんな人とは稽古したくない」と。   勝てる勝てないの話ではなく「剣
    を交えたくない」と言っているのです。

>剣道屋なる言葉で試合を勝つ人間を誹謗するのは弱い剣道選手の意見に過ぎません。
    誹謗したつもりはないのですが、そう取られたのなら謝ります。  そして僕は自分は弱い剣
    道家だと思っております。 だから、あえて僕が投げかけたのは、「剣道の実力」ってどうい
    う剣道をする人なのだろう? なのです。
    だから僕を批判なさった後にでも、ご自身のお考え(「私の思う剣道の実力とは」忘れ人著)
    を述べていただきたいと思います。

>全日本優勝者でも、なぜ高齢の武道家への掛り稽古をするのでしょう? あえて教えをいただきにか
  かり稽古する理由は何なのでしょう?
    忘れ人さんが書いておられる  >品格を学ぶために稽古を教えてもらうのです。 
    だと僕も思いますし、更に「剣道の理念」を研究するためだと理解しております。

>段位の高い人は年齢に限らず学ぶべきものももっておられます。
    剣道の技術に於いてはそうだと思いますし、上手に伝授して下さる方もおられますが「人間形
    成」面においては必ずしもそうではない高段者も僕の周囲には見受けられます。

以上のような状況の中で、僕が投げかけたのが、昨年5月の書き込みとなりました。
僕も還暦を7年も過ぎ、体力的にも衰えを感じる中で、いつまで剣道にかかわり、同じ道場の床の上で、
若い剣士と対等に渡り合えるのか(ここでは勝敗抜きです)? 彼らの足手まといで口だけ達者な邪魔
者にだけは成りたくないなと思っておる所です。(既になっているかもしれませんが…)
Re: 剣道の実力とは ( No.16 )
日時: 2013/01/19 06:09:36
名前: いもむし


 横槍です。

 私は実力なんて定義しないほうがいいといいました。しないほうがいいと言うよりも流動的でしょうね。その時々です。

 私も学生の頃4年ちょっとの剣道経験の中で決勝戦は4回いきました。4回優勝しました。

 もちろん無心なんて、知りもしませんでしたよ。

 そして今は、その頃の面影もなく、毎日稽古にあけくれて先生方にバシバシ打たれています。心がきれいになるまで打たれつづけることでしょう。

 2段の剣士は2段の実力の中で精一杯頑張っていると思いますよ。「2段くらいのまでの意見」とはいささか失礼と言うよりも傲慢ではありませんか。

 人の誹謗をする前に、せめて稽古のあるときは、毎回まず誰よりも先に道場にいって道場内外の清掃、稽古の準備をして先生をお迎えする。という事が出来ていますか。そのようなことを毎回怠らずに実行することが本当の実力だと思いますよ。

 
Re: 剣道の実力とは ( No.17 )
日時: 2013/01/19 11:30:04
名前: あすなろ

こんにちわ、皆様、

「剣道の実力」ですか。面白い議論をしていますね。

「実力」を定義するのは、難しいんじゃないですかね。
皆それぞれ異なる「実力」を持ってますもん。

(と言ってしまえば、終わりですか(^_^;))

一般で言う「実力のある剣士」とは所詮、
第三者が独自の思想や経験を基に創り上げた剣士像と
偶然一致した、実在の剣士に過ぎないと僕は考えます。

素人剣士の戯言で大変失礼致します。















Re: 剣道の実力とは ( No.18 )
日時: 2013/01/20 02:11:09
名前: けむし

「剣道」の強さ(競技としての)だけに限って言うのか、
それとも、その他の人間性云々を含めているかの違いでしょう。

よく言われる人が多いですが、
剣道に関係する者は皆、礼儀正しく云々・・・・であることが、
もちろん理想です。
私もそうであれば良いと思いますけど、それは剣道を贔屓目で見すぎてます。

だって、例えば野球をやってる人は、
野球をやっている人は上下関係が分かっていて、
高校野球のイメージのように爽やかで、昔の巨人軍みたいに硬派で・・・
ってのが、野球をやってる人の良いイメージ。

というように、基本的にはどのスポーツでも総じて良いイメージが理想としてあるけど、理想であって現実じゃないのは誰もがわかってること。

で、その理想とかけ離れた人間性であっても、競技としての実力が高い人がいるのも、誰もがわかってることでしょう。

変に実力=理想の人間性も含めてしまうから、おかしくなってくるんだと思いますよ。

だみ声さんが書かれた剣を交えたくない人は、私から言えば、
剣道の実力はあるけど、人間性が尊敬できないから相手したくないってことだという意味に思えます。

剣道の実力は、単純に剣道の強さや上手さ、あと私個人的には綺麗さも含めたいですが、そういう事じゃないですか?

性格や人間性とは別として考えないと、おかしな事になりますよ。
Re: 剣道の実力とは ( No.19 )
日時: 2013/01/20 02:31:26
名前: けむし

追記しますが、
試合で優秀な成績をあげている人について。

人の好き嫌いはあるでしょうが、現実の話。

おそらくですが、だみ声さんは67歳で、
自身の剣道は2段のレベルにもないとおっしゃった事から、
推測ですが、遅剣の方で段位は4〜5段くらいでしょうか?
違っていたらすみません。

おそらくですが、
本格的な、血ヘドを吐くようなレベルの稽古は経験ないのでは?

勝っている人は、勝てない人が知りもしないほどの、
努力と時間を剣道に費やしているから勝っているというのは事実ですよ。
Re: 剣道の実力とは ( No.20 )
日時: 2013/01/20 03:03:45
名前: いもむし

 けむし様

 だから実力なんて定義はないと思うのですが。

 本来の剣道の強さというのは人間性も含むと思いますけど。
 別として考えたほうがおかしなことになるのではないですか。

 理想があって(どのようなのが理想なのかまだはっきりわかりませんが。)それに向かって精進していくことが大事なのではないですか。

 ですから生涯剣道というのでしょう。

 今の自分達は理想と言われるものにはほど遠いかも知れませんが、一生をかけてそれに近づきたいと思いませんか。

 剣道にはその力があると思います。ゲームとは違いますからね。
 剣道で事理一致の理をもっと勉強しながら稽古を続けると、事もおのずから綺麗なものになってきて、事を自得すると理もわかってくるというのもありますね。

理想と現実は違うといって諦めてしまっては、そこでおしまいではないですか。

 剣道ってもっと奥が深くて、真剣にやれば理想の人にもなれると思いますよ。ですから昔の人たちが、剣術から剣道に昇華させたのでしょう。

 
Re: 剣道の実力とは ( No.21 )
日時: 2013/01/20 14:41:18
名前: けむし

いもむしさん

ご意見は一方向からみれば最もですが・・・。
実力の定義はない というご意見も、イチ意見としては結構ですが、
剣道技術の上手い下手はあるわけです。

人間的に尊敬できて、且つ剣道技術も素晴らしい腕前であれば何も言うことないのですけどね。


でも、いもむしさんの仰るのは理想としてその通りです。

が、no18で書いた通り、
剣の道を極めようとすれば素晴らしい人間になれるというのは、剣道を贔屓しすぎです。

日本一になっても・・・な事になった人もいれば、
剣道技術は下手でも人間的に素晴らしい人もいる。
剣道だけでどうこうなるものじゃないし、
仮にそうであれば、昔の武士は全員善人で素晴らしい人だったと言うことになりますね。人切りと恐れられていた悪党でも。
これは極論過ぎるでしょうけど、あくまで剣道の実力というのであれば、
剣道技術の上手い下手だと、私の個人的意見としてですが、そう思います。

いもむしさんのご意見も、いもむしさんのイチ意見として私は否定しているわけではないですよ。理想としては、私も賛成ですもの。
Re: 剣道の実力とは ( No.22 )
日時: 2013/01/20 18:39:32
名前: いもむし

けむし様

 こんばんは。

 実力ってその時々だと思うのです。三級、初段、2段...、10代、20代、30代...と。

 10代、20代は、中々理合いを理解するのは難しいですね。それより体力のある内にがんばって試合に勝つ。
 これを目標にがんばってもいいと思います。そして試合の結果が実力としてもいいのでしょうね。

 30代以降は、ある程度社会経験も積んで、家庭を持ったりすると少しづつ剣道も変わると思うのです。(全ての人ではないですけど)
 いつまでも体力任せというわけにもいきませんしね。

 そうなってくると、理合いと言うところにもすこしづつシフトしてきて、心のありかたによって剣道が変わると思います。

 けむしさんが言われる強くて綺麗な剣道をする人って、心のあり方に重点を置かれていると思います。「剣道は心なり」と言いますしね。

 ですからある程度、昇段して、年齢もいった剣士は、人間形成に重点を置いて稽古をしてもらいたいと思います。

 まあ、個人的な考えです。時間がたったらまた変わると思います。 

 
 
Re: 剣道の実力とは ( No.23 )
日時: 2013/01/20 23:30:55
名前: キース

けむし様

初めまして。
けむし様の見解では剣道技術=試合の勝敗(のみでは無いですが)ないしは試合の技術と推察されます。
あくまでも文章からの読み取りで違っていればすみません。

さて、剣道には段位修得において木刀を使った形があります。
空手のように形の試合はありませんが、そこに理合いは発生します。

従って、剣道技術には理合いの理解による実践も含まれてくると思います。
更には立居振舞や着装も同様かと。

私は人間性は別だと定義した場合でも、試合の勝敗=実力ではないと考えています。

否定的な意見だけ述べるのもなんですので、敢えて同じ定義で考えた場合、剣道技術とは試合の勝敗、理合いの理解も含めた形の実践、立居振舞が上げられるかと思います。

ちなみに私自身高校時代にインハイに出場しておりますが(そりゃもう血の滲むようなお稽古は当然、血の小便も何度も汗)勝敗に拘っていた時よりも、道を追求している今の方が本当に少しですが実力は上がっていると感じています。

興味深い書き込みでしたのでレスをさせて頂きました。
Re: 剣道の実力とは ( No.24 )
日時: 2013/01/21 00:01:41
名前: けむし

いもむしさん

そうですね。
考え方も年齢で変わるでしょうね。
色々考えて取り組むことが楽しいと私は思うんです。


キースさん

一概に試合の勝率だけにこだわっている訳じゃないですが・・・。
また、キースさんが仰っている形については、私としては綺麗な剣道に含まれているつもりです。

試合が強くて、汚い剣道はどうなの?といいたいのでしょうか・・・・?
はっきりいって、明らかに汚くて勝てる試合って、所詮その程度のレベルの試合だと思うのですけど、違いますか?
理合、攻めを考えて追求しなければ、試合も勝てないし、昇段審査も合格できないと思うのですが。
ひとえに試合といっても、レベルはピンキリですよ。

そうではなくて、剣を交えれば、「できる人」かどうかわかりますよね。
それが剣道の実力だと思いますが。
抽象的ですみません。

Re: 剣道の実力とは ( No.25 )
日時: 2013/01/21 06:34:06
名前: キース

けむし様

綺麗な剣道に含まれている。なるほどです。了解しました。

汚い剣道というよりかは、試合に特化したテクニックを駆使したスポーツ剣道は如何なものか、という感じですかね。

試合のレベルが上がれば上がる程必要となってくると思います。

果たして武道としての剣道をそれだけではかれるか、と思う次第です。

剣を交えて「できる人」と思える方はあまりにもたくさんいらっしゃるので何とも言えませんが、おっしゃっている事は凄くわかります。
確かに抽象的かも知れませんが、これは大事だと思います。

まず気持ちで圧倒されますしね。

こうやって色々考えると中々面白いですね。

ご返信ありがとうございます。
Re: 剣道の実力とは ( No.26 )
日時: 2013/01/21 12:52:29
名前: むさし

様々な意見があり、どれも共感するところありますね。

以前仲間と会話したことを思い出したので、参考までにコメします。
思い出すついでに検索してみると、

・『実力』とは(デジタル大辞泉より抜粋)
1 実際に備えている能力。本当の力量。「―がつく」「―を発揮する」
2 目的を果たすために実際の行為・行動で示される力。腕力・武力など。
 「―にうったえる」「―で排除する」

・『定義』とは(デジタル大辞泉より抜粋)
一般に用語の意味を明確に規定する文章(式を含んでもよい)を定義という

従って、『剣道の実力』についてももう少し焦点を絞ると意見もぶれない
と思いますね。

以前『実力の定義』とは何ぞや?という会話になりネットで調べたところ、
とある方のブログで、
〜〜〜
『「実力」とは、あるレベルの業績(目標、成果)を偶然ではなく、意図
して反復して繰り返し達成する能力、たとえば100メートルをいつでも10秒
台で走れる選手がいるように、ある業績を必ず達成できる能力を「実力」
と考えることができる。』
(太田隆次「アメリカを救った人事革命コンピテンシー」経営書院1999より)

成程と思いました。

いつでも出来る。
必ず出来る。
イコール「実力」。
という訳です。
〜〜〜
という記事が検索したら、まだありましたw

その時あっさりと納得しましたが、また違った考え方もあるんでしょうね。

で、定義は様々で、人間性、技量、、、等々様々ですが、それを剣道を通
して、結果をすぐさま出せるか、実行出来るかが『剣道の実力』なのでは
ないでしょうか。
Re: 剣道の実力とは ( No.27 )
日時: 2013/01/22 08:06:26
名前: いもむし

むさし様

 こんにちは。

 面白い書き込みありがとうございます。実力の定義は仰る通りでしょうね。

 いつでもできる。必ずできる。まさにその通りで、私なんぞも先生にたまに面を打っても偶然ですのでね。満足はできません。

 私の考え方ですと、短期的にはこの定義であてはまるかも知れません。そして剣道はやろうと思えば生涯出来ますね。稽古すればするほど深化してゆくと信じていますので、きちっと定義はしないほうがいいのだろうな。と思うのです。

 剣道ってずーと出来ていたことが出来なくなったり、逆に急にできる様になったりすることもありますしね。成長の過程だと思うのですが。

 日々の稽古では、むさしさんの仰る定義を意識して稽古すればいいのでしょう。そして剣道はなが−くできますから、心の隅にでも「稽古を続ければもっと成長できる、深化できる」と置いておけばいいのかなと思います。

 なんだかんだ言いますが、私も日々の稽古では、むさしさんの仰るとおりこの技がいつでも誰にでもできる様にとの意識をもっています。

 
Re: 剣道の実力とは ( No.28 )
日時: 2013/01/24 21:11:02
名前: dummyvoice

「わからない理想に向かい精進する」かなり貴重な人がいるものですね。

剣道の実力のある人とは、一般的に人間性は関係ないでしょう。
小手・面・胴・突きの特定部位を、当てられるより、いかにより多く当てる事が出来るようになった人でしょう。

全日本剣道で上位の成績を残すことが出来れば実力がある人と認定されるでしょう。
小学生の大会でも、中学生の大会でも、高校生の大会でも、大学、社会人でも優秀な成績を残す事が出来た人は一般的に実力があると認定されます。
高段者の先生方も実力者として認定されています。
高段者の先生方は人間性も御立派です。

今、TVでとっておき日本で極真空手の師範が皆強くなることを目的として精進している、強くなれば他人に優しくなれるそうです。

私は、強くないのでわからないですが。
判る事ができるように頑張ります!

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