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「頭を使え」と言われるのですが
日時: 2012/06/14 21:39:29
名前: ジャム

初めまして。
剣道歴一年、高2女子です。

高1で剣道を始めて1年がたちました。
女子部員が少ないため、昨年の秋ごろから試合にも出場しています。
ですが、思うように技が出せずに、いつも「もっと頭を使って剣道しなさい」と注意されてしまいます。
地稽古などでも同じことを何度も何度も言われているのですが、注意されればされるほど、何をしていいかわからなくなります。

冷静に自分のやっていることを考えてみると、確かに、打ってはさがるの連続で、頭を使っているとは思えません。
試合のビデオなども見てみるのですが、何を参考にすればよいのやら・・・・・・
応じ技の練習などもしているのですが、いっこうに上達しません。

手本とすべき剣道がわかりません。
頭を使った攻め方とはどのようなものなのでしょうか?

不謹慎な質問かもしれませんが、困っています。

失礼しました。

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Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.1 )
日時: 2012/06/14 23:06:27
名前: だみ声< >

上手な質問文ですね。 具体的で良く分かります。 ではお答えします!
>もっと頭を使って剣道しなさい
   それでは頭を使った「頭突き」で相手を跳ね飛ばして、更に追い打ちかけて跳ね飛ばして… と
   いうのは剣道にはありませんね。 こんなの「反則」ですよね。

実は「頭を使う剣道」の前に、身体を使った剣道がどれだけできているかを、確かめるのが必要ではな
いでしょうか?
「基本打ち込み」の面打ちは、力強く打ったあと十分な体当たりか、すれ違ってしっかり「広く」稽古
場を走り回れているでしょうか? しかも基本打ちの竹刀は、左手主導で、しっかり真ん中を通ってい
るでしょうか?  大きな面、小さな面、小手面等の使い分けはどの程度できているでしょう?

「打突の成功率を上げる方法」、これが「頭を使った剣道」と言う事ではないでしょうか? 
これには、実はもう一つの「気(気迫)を使った剣道」が同時進行するのですが、分かるかなぁ?

頭を使わなくでも、「気迫」で相手を飲み込み、睨みつけて身動きできない状態(蛇に睨まれたカエル状
態)に相手を追いこんだら、頭を使うことなく一本をゲットできる事は知ってますよね?
でも、この「気迫」を十分発揮するためには、かなり頭を使いますね? つまりこれが「頭を使った剣
道」と言う事になるのだと思います。
剣道で求められるのは「頭と体」を同時に使う事です。 これなくして確実な「一本」になる打突は出
来ないのです。 そしてその組み合わせは、一瞬一瞬の間に目まぐるしく回転し、変化するのです。

一例ですが、こんなのも頭を使った打突につながる事ではないでしょうか? あくまで参考のための一
例で、フェイント技の一つですが…
ゲームに負けた子が、床に手を置き、勝った子がそれをたたくペナルティーがあるでしょ。 この時叩
く方の子は、打突確率を上げるために、一瞬たたく振りしてたたかず、慌てて逃げた子が手を置き直す
一瞬をたたく、という動きがあるでしょ。 これ、頭と体を使わないと成功しませんね。

同じ事を剣道で考えましょう。
「打つぞ!」と見せかけて打たず、相手が慌てて「守り」の後「何だ、打ってこないじゃん」と、構え
直そうとする一瞬に「パッと」動いて打突を完了し、しっかり残心する。 で、一本!!
というような作戦と行動が「頭を使った剣道」のほんの一例ではないでしょうか?

たくさん悩んで稽古して、工夫して繰り返して、それでもうまく行かず、でもあきらめない! で頑張
っていると、ある日ある時「パッ」とひらめくと言うか、動いたと言うか、「出来たっ」と言う日が来る
のです。 その時のうれしさは、言葉や文字には出来ないレベルです。 頑張って下さい!!

そして考えるより先に「体が反応する」という領域になると、一皮むけたと剣士と言われるようになり
ますよ。
Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.2 )
日時: 2012/06/14 23:37:56
名前: いもむし

ジャム様

 こんばんは。はじめまして。

 剣道はじめて1年ですから、頭使えって言われてもわかりませんよね。

 僕なんか若いときに頭使ってたかなぁ。ただメッタ打ちしてたような、してないような。
 
 そうも言っていられない状況のようなので、そうですねフェイント
で行くしかないかなぁ。面にいくつもりで剣先をちょっと上げて、相手が面を打ってきたら、出小手か胴とか。

 あとは、自分が打って出るときを客観的に観察してみるといいかも知れませんね。
 打つときに、相手に打たされてる時があると思うのですが、相手がどのような動きをしたから自分が打ちにいったのかを考えてみて、同じことを今度は自分がやってみるということです。

 攻めなんて、何十年も剣道やってるおじさんたちだって追及し続けているんだから、そんなに簡単ではありませんから、あせらずに稽古して下さい。

 参考にならないかなぁ。 他の方のご意見も参考にして下さい。
Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.3 )
日時: 2012/06/15 00:53:38
名前: リック< >

ジャムさん

こんばんは。はじめまして。

今年5月に35年ぶりに剣道を再開したばかりのリックと申します。

書き込みを読ませていただいて私もよく「考えて剣道をしろ!」

っと言われたことを思い出しましました。

というのも、私は当時体も大きく(今でも大きいですが)試合となるとただ

ただ力任せにメッタ打ちしてました。つばぜり合いなんかになろうものなら

相手を力任せに突き飛ばしひるんだ隙にめためたに打ちまくったりしてまし

たから。

「考えろ!」と言われた時はどうやったら良いか判りませんでしたから。

ジャムさんがわからないのも無理ないと思います。

だみ声先生やいもむし先生もおっしゃってますが、やはりフェイントなどで

相手が構えを崩した時に隙をつくとか。

竹刀の先を相手の竹刀にちょこちょこ当てて相手を苛立たせたり。

地稽古などで試してみてはと思いますが。

とはいっても相手も同じ様なことを考えていたりしますのですべてがうまく

いくわけではありませんが。

あまり参考にはならないともいますが、まだまだお若いので日々の稽古で自

分の戦い方を模索してみてはいかがでしょうか?
Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.4 )
日時: 2012/06/15 04:49:08
名前: 遅剣

ジャムさん、はじめまして。

頭を使う、つまりよく考えろとの事ですね。

表を攻めて裏
裏を攻めて表
上をせめて下
下を攻めて上

といったような事や

あえて下がって間に入ったところや
中心をあえてとらせて応じる。

などなどあげたら沢山ありますが、

地稽古の際に打突の機会をつくるために
押さえる、払う、巻く、捌くなどの動きをみせてから
技の選択。
またその後のお相手が防御するなら空いたところ、
打って出るなら応じる。

単に打つではなく、こう攻めてこうして、こうなったらこうする
てな感じでいろいろなパターンを試してください。

簡単な例では、
表からやや強めに抑えて小手
裏から小手を意識させて面

などをたくさん試し引出しを自分の中に増やしていくといいでしょう。

最初は考えながらのため、うまくいかない時が多いかも
しれませんが、根気よく続けていれば、速い打ち合いや
試合展開の中で、ポッと稽古の成果が出てくれますよ^^
Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.5 )
日時: 2012/06/15 11:36:17
名前: こてまる

はじめまして
私も「頭を使って攻める」は皆さんがおっしゃるような
相手の動きを先読みする事

自分がこうしたら  相手はこうしてくるだろう  だからこう打つ
下を攻めたら    小手を警戒するだろう   だから面を打つ

みたいなことかなぁと思いました。
しかし、剣道初めて1年というのが気になりました
1年でここまで出来たらかなりの大物ですよ^^

それで、もしかしてと思いまして
「頭を使って剣道をする」を、ジャムさんの環境に置き換え言い換えると
「理解して剣道をする」になるのではないでしょうか
考えるではなく、理解するです。

「ただ打ってるだけじゃだめ考えなさい」
「あの場面で面を打ってもあたらないでしょ考えなさい」
なんて注意されませんか?

剣道には「打突の機会」というものがあります
簡単にいうと「相手のスキ」「自分が打つチャンス」です
それを有効打突で打つ事で一本になります

応じ技はその打突の機会を的確に打つ技です
出小手は起こり頭、小手ぬき面は技の尽きた所
打突の機会はもっとあります調べてみて下さい

上記先生方がおっしゃっているのは、自分から仕掛けて相手にスキを
作る、打突の機会を切り開く方法です

こうゆう事を理解すると試合運びもわかってくると思います
それには、頭で理解するだけではなく、頭と目と体で慣れるという感じかな
地稽古で、なぜ打たれたのかなぜ打てたのか、を反省し考えると
紐解けるのではないでしょうか
Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.6 )
日時: 2012/06/15 20:39:46
名前: ジャム

助言してくださった皆様、ほんとうにありがとうございます。

よく考えれば基本打ちやすり足もまだまだ未熟で、残身がとれていないと注意されることもしばしば。
基本を磨くことが第一かなあと思います。
全部いっぺんに、というわけにはいかないので、基本の見直しと、しっかり相手の動きをみるということから始めていきたいです。
地稽古では、相手から学ぶということを心掛けて精進したいです。

お一人ずつコメントできなくて申し訳ありません。
Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.7 )
日時: 2012/06/19 00:00:24
名前: だみ声< >

ジャムさん
だれしも始めから上手な子はいません。 習う前はみんな「簡単にできる」と思いがちなのですが、い
ざやってみるとそうは問屋がおろしません。
小さい時「自転車」は、またがれば乗れるものだと思っていませんでしたか? ところがどっこい、ち
ゃんと道を走れるようになるには、思いもよらない訓練(練習)が必要だったですね? 
一輪車はどうでしょう? 自転車より簡単な構造ですが、乗れる技術は自転車とは比較にならない訓練
を要求されますね。

では、剣道で「一本になる打突」が出来ると言う事は、最終的には体が覚え込めばいい事ですが、技術
レベルは相手との「相関関係」が大きく関わってきます。 同じにやっても一本になる相手と、相手が
先に一本にしてしまう時とが出来てしまいます。  だから頭を使ってやる訳です。
でも、その先には体が自然に動いて、「気が付いたら打てていた」の方がより高度な「技」となる訳です。

こう言う技の技術レベルを上げて行く方法には、「一足飛び」はありません。 来る日も来る日も、工夫
と思考を繰り返し、ひたすら稽古するしかありません。 しかもスランプと言う時期までありますから、
やってもやっても、一向に進化が見えない期間まであります。

それでもあきらめないで、悩みながらも真剣にやる事が「上達」への道であり、それ以外ないのです。
形や表現は違いますが、指導書の内容や指導者のことばは、それらを凝縮した内容を含んでおり、必ず
上達するのです。 だから「継続は力」と言う言葉に凝縮されております。

しかももう一つ厄介なのは、出来た時と言うのは、ある日突然パッと飛びあがったかの如く簡単にでき
るものなのです。 そしてまた、それが繰り返しやれるかどうかを検証する工夫へと、遥かな稽古の日々
につながります。

特に80歳になっても現役として、若い人と一緒に楽しめる剣道には「生涯剣道」と言う言葉がありま
す。 死ぬまで工夫と稽古の毎日なのです。 終点はありません。

頑張ってくださいね!! 僕みたいなオジンも頑張っていますよ。
Re: 「頭を使え」と言われるのですが ( No.8 )
日時: 2012/06/19 09:40:00
名前: おっちゃん

ジャムさん

・まず一歩前に出る勇気を!

剣道暦一年のジャムさんはこれしかないです。
触刃の間から強い気持ちでまず一歩前に出る事を心掛けてください。
そうすれば次の展開が見えてきます。
強い気持ちで一歩前に出る⇒相手が打ってくる、相手が下がる、
             相手が手元を上げる又は相手が首を傾ける。
次の展開⇒相手の上記の動きを瞬時に見て打突部位を決め打ち込む。

一歩出る事は大変勇気が必要ですが次のステップ(有効な打突)を
踏む為にはまずこの動作をして下さい。
簡単な動作ですが相手を引き出す強い気持ちが必要。(動作+勇気)
頑張れ!

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