Re: 手の内の使い方について ( No.1 ) |
- 日時: 2012/11/04 05:29:13
- 名前: いもむし
- て様
こんにちは。
できれば、年齢を教えて下さい。 剣道歴1年で手の内を理解するのは、なかなか難しいですね。
「剣先に力が乗るような」や「的が外れる」等のことから右腕に力が入って打突しているものと思われますが如何でしょうか?面打ちの際に相手の右側(自分から向かって左側に竹刀がずれるのであれば右手に力が入っています。
剣先に力が乗るような打突とは、私はあまり表現しませんが、恐らく腕だけの振りでは無理で、体全体を使った打突、姿勢正しく腰から打突すると剣先に力が乗る打突が可能と思います。
ですので、手の内に絞って書いてみます。 まず、「剣先に力が乗るような打ち方」は忘れて下さい。(先生ごめんなさい。)剣先に力を乗せようとして右手打ちになっている可能性があります。 代わりに打突の瞬間に相手の面を押し切り、うーんと相手の頭の上(面がねと面布団の境目あたり)で竹刀を瞬間的に滑らせるイメージをもったほうがいいと思います。
ここから手の内ですが、大きな面打ちで説明します。 竹刀を振りあげる時は、竹刀の重心を回転させる必要があります。竹刀の重心位置は鍔から大体15cmぐらい先でしょうか。確認して下さい。そこを回転させるように左手を最短距離で自分の額の前まであげます。重心位置より先はないものだと思ったほうがいいかも知れません。わかるまでやってみて下さい。(竹刀の重さを感じないで振り上げられるはずです。)
そして竹刀の振り上げ角度は45度です。それより振り上げても無駄です。 45度まで竹刀が傾いたところで左手の小指、薬指をグッと握ります。すると竹刀が前方に倒れていきますね。
ここまで右手は、力を入れてません。左手だけです。右手は真っ直ぐ振り上げるために軌道修正するため、そっと添えているだけです。
竹刀が前方に倒れていく時に、右手の親指の付け根のもっこりしているところ(ちょうど柄皮の縫い目のところにあるはず)で押します。
そして、振り切った瞬間(打突の瞬間)に左腕肘を瞬間的に伸ばし、右手の小指、薬指をぎゅっと握り、右手親指を相手の目に突き刺すようにします。
ちょっと長くなりましたが、ゆっくりやって見て下さい。これで早く振れる様になると打突の瞬間に竹刀がスッと前に伸びて、剣先がピョコっと上にはねる筈です。
これに、足、腰(特に左腰)等の鍛錬を積めば、剣先に力が乗るような打ちができるようになるはずです。でも簡単ではありませんから相当時間はかかるとおもいます。ですからあせらず、周りはあまり気にせずにマイペースで稽古して下さい。
すこしずつでも上達していく事を楽しんでいれば、いつの間にか出来るようになったり、急にぱっとひらめいたりすると思います。
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Re: 手の内の使い方について ( No.2 ) |
- 日時: 2012/11/06 02:27:06
- 名前: だみ声<
>
- 「て」さん(せめて二文字程度でHNを示していただく方がなじみやすいです。ごめんなさい)
「手の内」をどのように表現すればいいか考えている所に、いもむしさんがコメントを書いて下さいま した。 大筋でこの通りだと思うのですが僕なんか、いまだに「手の内」の本当の理解に至っているのかどうか はなはだ心もとない自分でおります。 解ったと思ってあれこれやっている内に更なる疑問がわき上が って来て、「ハテ??」の繰り返しです。
失礼ながら、お幾つなのか書かれておりませんが、剣道を始めて1年程度では、おそらく分からないの が当たり前だと思います。 僕なんか、その言葉すら知らずにいた期間も相当ありますゆえ…
従ってここでは理解に至ろうといつも心がけながら稽古に励んでいただくのが得策で、「その内分かる」 と言うのが正直な答えではないかと思います。 基本的にはいもむしさんの内容である事に間違いはあ りません。 「俺はあいつの手の内を知っている」「手の内を読む」「手の内を探る」等の言葉の語源であろうと思 いますし、きわめて複雑でしかも曖昧な要素を含んでおります。 要は「感じ取るもの」で、感じた時が理解の扉の一つを開いた事なのだと思います。 そして更にその 奥にも扉があると言う事の繰り返しのようなものだと僕は感じております。
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Re: 手の内の使い方について ( No.3 ) |
- 日時: 2012/11/06 17:21:52
- 名前: あすなろ
- て様、
こんにちわ、はじめまして。
私も剣道を初めて数年しか経っていません。
今回のご投稿に大変感謝をしております。 と言うのも、私も同じ疑問を抱いておりました。
いもむし様のアドバイスが、非常に解りやすくて 早速参考にさせて頂いております。
お互いに頑張りましょう。 これからも宜しくお願いいたします。
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Re: 手の内の使い方について ( No.4 ) |
- 日時: 2012/11/12 18:13:03
- 名前: cheap jord<
>
- URL: http://www.ok-cheapshoes.com/
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今回のご投稿に大変感謝をしております。 と言うのも、私も同じ疑問を抱いておりました。
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Re: 手の内の使い方について ( No.5 ) |
- 日時: 2012/11/20 05:41:22
- 名前: とんろう
- て 様
はじめまして、 私は、剣道のルーツの一つと言われています北辰一刀流をやっています。 少し記述します。 剣先に力を乗せるには、具体的に述べると、まず(丹田)腹に気を入れる(力ではない)筋肉を働かすのは胸の筋肉からです。 この表現では非常に難しいかもしれませんが、まずは心に留めていてください。 理論的には、丹田が発した気から胸に力が入り、その力が肩の下の脇を通過して腕の下側を通り手の小指に伝わります。 この力が手の内を介して剣先に届くことになります。 打突の瞬間に、この力の流れがスムーズになるような体制、手の内が要求されます。 この体制とは、実際に相手の面を打った時の形で止めます。 注意することは、 @胸を張っているか。---肩が前に出ていないこと。 A肩の関節が下に入っているか。---胸の筋肉で肩を下に引き下げる。 B手首の断面の長尺が上下方向を向いているか。 以上の体制が決まったら、胸→肩(下側)→腕(下側)→手首→小指の順番に力を充分に入れていき、その形を筋肉に記憶させます。 この時、必ず肩関節は関節のボトム(底)になければならない。 筋肉が記憶したら、試しに振りかぶって面を打ってみます、打つ瞬間に記憶した形になるようにします。 あなたの道場の先生がおっしゃった、”インパクトの瞬間に左手の小指に力を入れるように”するとは、竹刀(刀)に左手首によるスナップを入れることです。 これで少しは剣先に力が乗ると思います。 北辰一刀流では、実は剣先に力を入れる方法は当流の極意に相当するものです。 この場合は剣先に自分の全体重を乗せるまで訓練します。理論が解れば誰にでも出来ます。 今は出来なくても、いつかは思い出してください。 手の内の説明は、刀の場合で説明します。竹刀も刀と同じ手の内です。
手の内については”「雑巾絞り」と「茶巾絞り」”の質問の中に記述しました。参考にしてください。
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Re: 手の内の使い方について ( No.6 ) |
- 日時: 2015/04/03 20:10:46
- 名前: キムキム
- 小さい面を手首デはなく、ふって速くすると言われたのですが手首以外で、どーやって速くすればいいんですか?
教えて下さい 申し遅れました。高校で、今剣道をやっている剣道歴4年の男子です
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