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本当に剣道が好き?
日時: 2013/08/24 23:59:13
名前: だみ声 < >

あなたはどの程度剣道が好きか?
  剣道「好き度」チェック

一言に「剣道が好き」と言っても、そのレベルには個人差があるのではないか? 更に、「本当は嫌い」
と言う人もいるのではないか? 
それだけでなく、ある時期は何も考えなかったり、いやでいやで仕方なかったり、少し面白味を感じた
り、激しい稽古をする指導者を恨んだり、さりとて緊張感の無い稽古ほどつまらない事もない。 など
など、稽古年月の行程の中で、いろんな思いが錯綜しているのではないでしょうか?
はたしてあなたの剣道に対する「好き度」はどんなレベルなのでしょう? 

1.剣道を始めたきっかけ
    親に連れられて、道場に行き、訳のわからないまま、竹刀持たされてここまで来た。
    友達の道着袴姿に嫉妬して、あいつのカッコ良さが許せなくて、ここまで来た。
    喧嘩に強くなりたいために、剣道を選んで、ここまで来た。
    武士道にあこがれて、気持ちの中で「サムライ」に成りたくて、ここまで来た。
2.稽古日の心理
    又稽古行かねばならない…
    今日は「ここ」を重点にして、意識した稽古をしよう!
    稽古休んだ理由を聞かれるのが嫌で、稽古した。
    今日は稽古日だ!で、ルンルン気分で出かける。
3.着替える時の気持ち
    やれやれ、まあ稽古時間をこなして今日一日を終わろう。
    指導者としては、習いに来る子がいるのだから、逃げる訳にいかない。
    俺って、指導者に向いているのだろうか?と、自問自答している。
    よしっ!、今日もいい剣士を育てるために、心血を注ごう!
4.稽古中の気持ち
    夏は超―暑いし、冬は暴れて暖をとるしかない。
    一向に上達したと思えない。 こんなのでいいのか?
    だんだん上達して来た子たちを眺めると、こっちも元気が出る。
    基本稽古は、いつも本当につまんない。 でもこれやらねば上達しない。
    稽古で好きな順番は、地稽古、基本稽古、掛り稽古だ。 特に掛り稽古は早く終わりたい。
5.稽古後の気持ち
    やれやれ、やっと終わったぜ。 疲れたなぁ〜。
    新メニューの、打ち込み稽古は面白かった。
    今日もサボらず稽古した自分を褒めておこう。
    次回稽古に来るの、いやだなあ〜。
    課題が出来たので、今度稽古するのが楽しみだ、また頑張るぞぉ〜。

一時期、何も考えないで、ただ「好き」でたくさん稽古に通ったり、「スランプ」を感じて、捨て鉢な
気分になったり、「もうやめた!」と決めたのに、次の稽古日にはやはり稽古しているとか、結局「や
るっきゃない」でやっている。

それでも、こんな感じで剣道を続けると言うのが、一般的な「好きもの」の内ではないでしょうか?
そんな事はない! 僕は、私は、今まで「剣道大好き」で来ました。 と言う方も多いでしょうが、そ
う言う方も、10年、20年の修業期間を通じて振り返ると、上記1〜5の様な変遷は大なり小なりあ
るのではないでしょうか?

問題なのは、それでも「続けているではないか」と言える人は、総じて「好きもの」と言えるのではな?いでしょうか?
そしてそれでいいのだと思います。

むしろここで思案していただきたいのは、思い返せば自分も「好きもの」だったのに、ほんの些細なこ
とがきっかけとなって、ある時期「辞めた」となっている人です。
心のどこかで、あの時もう少しの辛抱で、「継続出来ていたのに」と思っている方も結構大勢いるので
はないでしょうか?
きっかけが、卒業、転居、健康、結婚、出産、怪我、先輩、指導者、経済的な事、など様々でしょうが、
今一度思いなおして、道場や部活へ復帰すると言う事をなさってはいかがでしょう?

こんな事を書く僕も、まさに紆余曲折の末、今に至っているだけで、決してほめられた剣道ライフを歩
んできた訳ではありません。
こんな事を書くきっかけになったのは、昨日の稽古日に、今年高校に行って、「剣道やめたはず」の子
が、防具持って道場に現れたからなのです。

聞けば、マネージャーになって見たけれど、そばで見ていると無性に竹刀を持ちたくなったそうで、こ
の夏休み、思い立って道場に来たと言う次第なのです。 
今後どのように展開するかは知りませんが、こう言う子が育っている事を無性にうれしく思い、自分が
やってきた指導の方向性は、そんなに捨てたものでもないのではないかと言う思いがしております。

決して「強くなれ!」とのみ指導した訳ではなく、「きれいな剣道を心がけなさい」と言い、審査合格
率は結構良かったと思います。 そして今年夏の中体連では、男女とも地区代表として県大会にまで、
コマを進めたと言う事も影響しているのかなと思っている次第です。

結果としては、せっかくかかわった剣道を忘れないで、どこかのきっかけで大した抵抗感を持たずに
「剣道再開」して、末長く剣道を、楽しみながら修業して行く人を大勢輩出したい物だと思っております。

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