剣道人口増やしたいロゴ
なんでも掲示板のトップページ > 過去ログ > スレッド閲覧

子供・・・地稽古が上達しません
日時: 2014/07/12 00:58:30
名前: Kパパ

子供の剣道の稽古について、質問させてください。
1年生女子、剣道を習い始めて2年、防具をつけて1年になります。
基本稽古はまあまあ形になっているようで、皆の前で手本をさせてもらうことも よくあります。スピード、スタミナもあるので、かかり稽古は得意のようです。
しかし、肝心の地稽古の進歩がまったく見られません。
打つのは面ばかり、しかも打ったあと、前に抜けることはほとんどなく、
つばぜり合いのような押し合いばかり・・・たまに引き技が出る程度です。
先生は、「本人が気づくまで放っておく」という主義のようで、
地稽古への指導はほとんどありませんし、まだ幼いこともあるのでしょうか、少しでも研究と思い、子供の地稽古の動画を撮ったりしていると、「勝てるわけないのに力入りすぎ」と鼻で笑われてしまいます。
そんな雰囲気なので、先生に相談もしづらいです。
教えられなくても、色々な技をどんどん試し、どんどん上達していく子達が多い中、1年近く、ほとんど変化のない我が子は、戦いのセンスがないのでしょう。
でも、毎日の素振りも欠かさず、真面目に稽古している娘なので、なんとかしてやりたい親心です。
・打たれてもいいから前に抜けなさい
・いろんな技を試しなさい
・押し合いは剣道じゃない
と家で口やかましく言っているのですが、効果がありません。
稽古は同じ年の子供たちばかりでいつも行っています。

上達のヒント、なにか教えていただけないでしょうか。

Page: 1 |

Re: 子供・・・地稽古が上達しません ( No.1 )
日時: 2014/07/15 18:10:28
名前: せいちゅうせん

Kパパ様

小学1年生ってことですよね。

はっきり申せば、あくまで私見ですが地稽古や試合などする必要もないという意見です。

少年指導の経験上、幼児は体が竹刀に振り回されるので
3〜4年生になるまでは基本動作のみでよく
相手との駆け引きは考えさせない方が指導効率は上がると考えてます。

いや、もっといいますと、小学生に試合はいらないとも思います。
小学生同士の地稽古も不要で、基本稽古以外は
指導者が元立ちになる稽古のみという稽古が私には理想です。

娘さんの道場が全体練習が中心なら、稽古メニューに地稽古があるので
参加せざるを得ない状況なのかも知れませんが、
基本的には参加せずに打ち込み台に打ち込む方が余程効果的でしょうね。

御父兄が「勝ってくれ、上達してくれ、センスないのか」と口やかましい
ようでは「期待に応えないといけない」という心理ばかりが働いて、
剣道そのものが楽しくなくなるという最悪の結果となるでしょう。

Re: 子供・・・地稽古が上達しません ( No.2 )
日時: 2014/07/15 23:34:19
名前: Kパパ

せいちゅうせん様

とても納得できるご回答、ありがとうございます。
娘の道場では、とにかく前へ出る闘争心のある子供が褒めてもらえます。
振り上げた竹刀が斜めでも、踏み込みと打突があっていなくても、とにかく向かっていくことができる子供が褒められ、指導してもらえるのです。
入会後数ヶ月で、レギュラー争いしている低学年も多いです。

そんな中にいますので、真面目にコツコツやっても、気持が弱いとだけ言われて、
放置されている娘が、不憫です。
タイトルをとってほしいとか、レギュラーに選ばれたいとは思わないのです。
ただ、褒めてやってほしい、認めてやってほしい…
先生に認めてもらうには、アグレッシブな地稽古をしてアピールするしかないわけで、、地稽古がなんとかならないかと思うのです。

せいちゅうせん様のご意見と、我が道場の方針は正反対なのかなと思います。
しかし、一度入門してしまいましたので、この中で、どのように娘をサポートし、モチベーションを保てばよいでしょうか…
Re: 子供・・・地稽古が上達しません ( No.3 )
日時: 2014/07/16 10:54:44
名前: せいちゅうせん

Kパパ様

「基本稽古はまあまあ形になっているようで、皆の前で手本をさせてもらうことも よくあります」

これは間違いなく褒めてるんですよ。
手本やらせて指導者が無言であるわけがなく
「ほらここがいいだろ。みんな真似てみなさい」
というような指導をしているはずです。

娘さんは絶対に嬉しいはずですよ。

そこで親が稽古後に「手本、かっこよかったなあ。やるなあ」なんていってもらえれば最高ですね。

「前に出る」ことを褒めて効果ある子もいれば、
「前に出よ」と言うと間合いがメチャクチャになって
基本動作が崩れてしまう子もいますので、
指導者は個人個人に合わせて声かけするものなんです。

また、子供と一番心を通わせられるのは、指導者が元立ちになって子供と直接稽古するときです。

「今のはダメだ。もっと大きな声をだそう」
「そうだ。いい声が出るじゃないか」とか、

「真っ直ぐ思い切って」
「よし!今のは格好良かった!いい打ちだ」なんていいながら
子供の気持ちを引き出す「引き立て稽古」をするわけです。

悪い打ちは打たせず、良い打ちを打たせて褒めるという見極め判断が元立ちの力量が問われるところです。

そうやりながら1人1人の個性に合った指導をするわけです。
娘さんの道場も「手本をやらせる」なんて気の利いた褒め方をしてるわけですから心配ないものと思います。

それに子供は自分が信頼した大人に褒められたいのです。
その中で最も褒められたいのが親なんです。

親に褒められ認められてることを強く実感できれば剣道だけでなく
全ての学びがワクワクするものになっていくと確信します。

まずは娘さんを信じて成長を待ってあげてください。
他の子との比較ほどアテにならないことはありません。
まだ小学1年生なので、指導者も「この子はいつ化けるかな」と
楽しみにしながらガミガミいわずに成長を待っている時期だと思います。
四年生ぐらいで初めて一本取ってそこからグンと伸びる子もいます。

小学生なんて可能性の固まりなんです。
1本の打ちで「あ、これか!」と気づく瞬間が、これから無限にあるのです。

剣道が好きでさえいてくれたら、小学、中学、高校、大学、社会人のどこで
化けても不思議じゃないのが剣道なんですよ。
だから剣道家は80歳90歳になっても上を目指しているわけです。

親も指導者も焦らぬ事です。(^^)
Re: 子供・・・地稽古が上達しません ( No.4 )
日時: 2014/07/17 00:35:08
名前: Kパパ

せいちゅうせん様

ああ、、、そうだったんですね。
我が子もしっかり、褒めて貰えていたんですね。
華やかさや派手さばかりに気をとられ、我が子にも、先生にも、申し訳なかったなと思いました。
他者と比べないを胸に刻み、子供が剣道をどんどん好きになっていけるようなサポートの仕方を考えていこうと思います。

このたびはありがとうございました。

Page: 1 |