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竹刀が重くて早く振れない
日時: 2007/10/22 14:35:25
名前: キティ

剣道の初心者成人女性です。剣術の稽古で日曜だけ剣道の討ちこみをしています。それがきっかけで2週間前から正式に剣道を習い始めました。ですが竹刀が重く全く早く振れません。早素振りなんてありえないくらい遅いです。サイズは38を使ってます。いつかは早く振れるようになるのでしょうか・・・自分は普通の女性よりも力がないのか、、、一生このままなのか、、、竹刀のサイズを落とすべきか、、、非常に悩んでます。

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Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.1 )
日時: 2007/10/22 15:31:01
名前: ママ

キティさん、はじめまして。
早素振りですか?私もできるかな???

私も、腕力ありません。(情けない話)

38を使っていて、以前社会人は39らしいとお話を聞いて、39にしようかと悩んだことありました。腕力ないので、昔はかなり38の竹刀を削って軽くして使っていた高校時代の私。ベスト365g・・・規定違反。
もっとも、右手打ちを矯正するためにこんなことやって、体を起こす苦肉の策です。試合のときはちゃんとやってますよ。(笑)

現在は、ちゃんと38が振れますけど、39に悩んで先生の相談したら、その先生が37を使っていらっしゃる。「どうして?」とお聞きしたら、「長い竹刀を使って形が崩れるくらいなら、短い竹刀で早く相手に対応した方が良い」とかおっしゃってましたっけ。それで、私は迷わず38。

キティさん、私は竹刀を思い切ってサイズを落としても良いと思います。重い竹刀は右手打ちを誘発しやすいので、初めのうちは37でも。そして、形が崩れなくなってから、38に上げてみたらいかがですか?恥でもなんでもないと思いますけど。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.2 )
日時: 2007/10/22 15:34:03
名前: マサ

私は前に剣道をやっていて、同じ道場に初心者の成人女性の方がいました。
その人も最初は「こんな重いの振れません〜!」などと稽古の度に嘆いていましたけど、1年たった頃には慣れたのか筋力がついたのかはわかりませんが、重いとか言わなくなってましたw
最初のうちは女性の場合38だと重く感じる方もいると思うので、もう少し下のサイズにするか、同じ38でも重さも様々ですので、自分にあった竹刀を剣道具店で相談して選んでいただいた方がいいと思います。
使って慣れてきたら、だんだんと重い竹刀にしていけばいいです。
筋力が付けば振るのも重く感じなくなるので、気にしなくて大丈夫ですよ。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.3 )
日時: 2007/10/23 09:52:51
名前: キティ

早速のお返事ありがとうございました。
確かに右手に力が入てる気がします。いつも面を打つ練習の時に
左手をもっと絞ってと先生にギュッと握りなおされます。
きっと重いので右手でかばっているんだと重います。
38でも重さが違うものがあるとは知りませんでした・・・探してみようと思います。
追加の質問ですが、摺り足の際、左足の膝は“常に"曲げずに伸びているものですか?
みんなのスピードについていくことに必死になってつい忘れてます。
自分の能力で、全ていっぺんには無理ですけどそれによって右足の踏み込む力か変わってくるのでしょうか?
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.4 )
日時: 2007/10/23 12:39:19
名前: ママ

伸びる?
>左足の膝は“常に"曲げずに伸びているものですか?
ごめんなさい、私は試合用剣道から入り、今は形をきれいに矯正しようとしているので、剣道のきちんとした先生から見たら言葉の表現が変かもしれませんが、すり足の時に限らず、中段の姿勢でもいつでもどこでも相手に掛かれる、相手の技に対処できるというのが基本と思います。

ですから、左足が伸びきってしまうと、前には進めないと思います。かと言って、曲げすぎると全体重が左足だけにかかり、待ちの姿勢になると思います。だから、いつも体の中心に重心をかけ(やや左足気味のときもありますが)、両膝とも軽く曲げ、軽やかにススススーっと進む感じにって考えています。ただ、指導の時、よく先生方が子供さんに「左足の膝を伸ばして」って言ってますよね。打ち込むとき、左足が地面から離れる瞬間には、伸びておかないといけないと言うことだと思います。右足の踏み込む力は変わってきますよ。

ちなみに、私は年とって、踏み込みの歩幅を小さくしようと矯正してます。昔は、「竹刀1本分を前に踏み込め」といわれておりましたが、筋力なくなっちゃいました。情けないなあ。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.5 )
日時: 2007/10/23 13:25:47
名前: tiki

キティさん、こんにちは。

>追加の質問ですが、摺り足の際、左足の膝は“常に"曲げずに伸びているものですか?

これですが、正確には左足の膝の裏ですね。膝の裏を『ひかがみ』といいます。
ひかがみを張り、左腰をグッと入れて構える。
そうすることによって、左腰も入り・・・簡単に説明すると見栄えもよく攻めの体制ができあがります:汗

ただし勘違いしてはいけないのは、ひかがみは張りすぎず(伸ばしすぎず)に若干余裕を持たせるようにしたほうが良いですね。
ただこの余裕という部分、初心者さんなどには最初は理解できないかもしれないので、左膝を伸ばしてとか常にひかがみは張っていること、などと先生方は説明するかもしれませんね。
厳密に言うと、ひかがみを張っていても打突に入るときは必ず屈伸作用によって少し膝が曲がりますから。

参考にならなかったら申し訳ありません。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.6 )
日時: 2007/10/24 10:16:00
名前: キティ

私の説明が変でしたね。。。そうです、膝の裏です(ひかがみと言うんですね)
左膝を伸ばすタイミングと言うか、曲げてもよいタイミングと言うかまだ
全く感覚がわかりません。
いつか意識しなくても出来るようになるものですか。
それとも意識して出来るようにするんでしょうか。

アドバイスを読みつつ試してみると、やはり左足が伸びている方が打ち込む
時右足に勢いが付くような気がしました。
人によっては右足の音がバンッとよい音をたてる人と、音がしない人(私のように)がいると思いますが、それもこの作用によるものなのでしょうね。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.7 )
日時: 2007/10/24 12:43:35
名前: tiki

キティさん。

>左膝を伸ばすタイミングと言うか、曲げてもよいタイミングと言うかまだ全く感覚がわかりません。

蹲踞から立ち上がりますよね。その時点でひかがみは意識的に張り(伸ばす)をもたせるようにしておきます。長い練習時間を積めば自然と張りすぎず、緩みすぎずといった状態になります。
*ただしいつも気にすることは必要と思います。また、ひかがみを張っているからそれが一番正しい!というものでもないと思います。この辺は三者三様ですね。

構えている時に左膝が折れて(折れすぎて)しまっている人を見てみて下さい。袴も一緒に折れているのですぐに分かると思いますが、姿勢の良し悪しがすぐに確認できると思います。

>人によっては右足の音がバンッとよい音をたてる人と、音がしない人(私のように)がいると思いますが、それもこの作用によるものなのでしょうね。

もちろん右足と左足の関係上因果関係はありますが、踏み込みの時に音がしないのは、単に踏み込みに力がないからかな?とも思います。慣れれば自然とできるようになるかと思いますが。

ごめんなさいね。一般論になっちゃいますね。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.8 )
日時: 2007/10/24 14:07:02
名前: キティ

構えている時に左膝が折れて(折れすぎて)しまっている人を見てみて下さい。袴も一緒に折れているのですぐに分かると思いますが、姿勢の良し悪しがすぐに確認できると思います。

↑今日お稽古なので早速注目したいと思います。

剣道の事で近くに相談できる人がおらず、一人でネットで調べるのも限界があり、納得行かずにスルーしてましたが、こんなにも多くの方がしかも即答して頂けるので、本当にありがたいし心強いです\(^o^)/
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.9 )
日時: 2007/11/01 11:04:08
名前: おっちゃん

ちょっと気になったので・・・。

竹刀が重い、左足の構えに悩んでいるのですか。

まず、
・両足をそろえてまっすぐに立ちます。

・右足を前に出して、左足のかかとを竹刀の隙間ほど上げて体の中心を左右の足の真ん中に重心を感じるように力を抜いて竹刀を構えます。(竹刀は、左右共鷲握りで軽く小指薬指中指に力をそえる。)

・右足のひざを少し曲げていくらか重心を前のめりにします。(左足の膝が伸びている感じになると思います。)

・足の感覚をそのままの状態で、おなかを出すような感覚で状態をゆっくり起こしていきます。(左足に重心が移ってくるのわかると思います。)

・体が弓なりになり、腰をいくらかそっている感覚になった構えができたと思います。(右足を上げれば、自然に前に出る感覚。)

・右手で竹刀をあまり引き上げようとせずに、右手を中心(てこの点)に左手を前に出すような感覚で、足と竹刀の振りを同時に行う。

上記の方法で打ち込み稽古をすると、竹刀の長さ、重さを意識することなく打ち込み稽古が出来ると思います。

 ちなみに、素振りの稽古は日本剣道形の上段の構えのように大きくひじを開いて、肩、肘、手首を使って竹刀を絞り込むように大きく振る事が大事です。

 剣道は、奥が深いので「まずは、打ち込むこと、次に、打ち抜けること」を身に着けることが肝心です。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.10 )
日時: 2007/11/01 15:51:31
名前: キティ

足さばきと竹刀の振り方は考えれば考えるほど難しいですね。
打ち込みの練習の時も皆様のアドバイスを思い出しながらやってます。
昨日のお稽古は、左足のひかがみの伸びを意識しすぎて足がもつれてしまいました(笑)。
構えの所まではなんとなく分かるような気がします。
最後のアドバイスが一番私の課題です。
竹刀を振った後、竹刀を握っている左手は大体どの辺りにあるべきなのでしょか。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.11 )
日時: 2007/11/01 21:41:26
名前: ほおずき< >

初めまして。
私は高校一年の時から剣道を始めた成人男性です。
竹刀を振った後の左手の位置についてですが、ちょっと長くなるので箇条書きで失礼します。
@竹刀の柄を上から握り(縫い目に掌を重ねる感じです)、上段に構えます。
A自分の中心線をなぞるように、縦一文字の太刀筋を描いて竹刀を振ります。
B振り切った時、両手で雑巾を絞るようにして柄を握りこみ(手の内を使う、絞るなどといいます)右手が自分の肩の高さで止まるようにします(この時点で、竹刀の柄尻を握っている左手は竹刀の長さにもよりますが、みぞおちあたりに来ていると思います)。
C握りこんだ右手の力を抜きます。
振り切った時の左手の位置は、左手そのものを意識するよりも『右手を肩の高さで止める』『右腕がまっすぐ水平に伸びている』ことを意識ようにすると良いと思いますよ。

竹刀が重くて振りにくいとのことですが、マサさんのおっしゃるとおり、同じサイズの竹刀でも真竹、唐竹、カーボンなど素材の違いや厚みにも違いがあり、重量にも関係してきます。
まずは防具屋さんと相談して唐竹で軽めの竹刀を選ばれると良いかと。
それに慣れて筋力がついたら少し重い竹刀を選ぶのも良いと思いますし、スピードを維持するのなら継続してその竹刀を使い続けるのもアリだと思いますよ。
またトレーニングをして剣を振り続けられる、振りやすい身体を作るというのもテです(胸周り、上腕の筋肉をつければ『脇を締める』という感覚をつかみやすいので)が、そこまで鍛えるとどうしても筋肉が張ってしまうのでスタイルを気にする方にはあまりオススメはできません。

すり足、踏み込みの際の左足の形についてですが、これは右足で踏み込むというより、左足で床を蹴って前進、踏み出した右足の踵に左足の親指を素早くひきつけるといった感覚で取り組まれればよいと思います。
構え、すり足、踏み込みの時に大切なのは、両足の親指、人差し指、中指が相手の方に向いていることです。
左足のひかがみは伸ばさず、緩めずが一番良いと言われますが、これには足腰の粘りが必要不可欠になってきます。
私の場合、トレーニングに併用して、稽古に古流剣術の素振りの方法と素振り用の木刀を用いて足腰と太刀行きの速さを鍛えるようにしています。
長文、失礼しました。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.12 )
日時: 2007/11/02 16:56:43
名前: キティ

『右手を肩の高さで止める』『右腕がまっすぐ水平に伸びている』ことを意識・・・・成る程です。

竹刀については先日、道場の先生と武道具屋さんに行って、選んでもらいました。
同じ売り場に同じように置かれている竹刀でも、持ったときの印象が違うのには驚きました。(ド素人ですみません)
私の使っていた竹刀は、特に前の方が重く感じる竹刀だったようです。
新しいものは以前に比べると振りやすいです。
だからと言って直ぐにスピードが変わるかと言ったらそれは無理なので、先生に選んでもらったから変なプレッシャーです。

『踏み出した右足の踵に左足の親指を素早くひきつける』これも道場で聞いた事あります。
最初のうちは意識しているんですが、疲れ果てて足とかくたくたになると
そうもいかなくなります。。。。(汗)
というか、必死で忘れてるかもしれません。

この掲示板に書込む事によって忘れる回数も減ると思います。
本日もお稽古なので今日の目標を決め頑張りたいと思います!

因みに10/9入門で11/18に1級試験です。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.13 )
日時: 2007/11/12 00:17:02
名前: ほおずき< >

竹刀選びは全く同じ品番でも、材料が竹ですから重心などがものによってまちまちだったりしますから難しいですね。
私も剣道を始めた当初は先輩と防具屋さんに選んでもらっていました。
自分の手になじむ道具を見つけるのは、やっぱり時間が掛かります。

もう一級審査ですか、ペース早いですね!
『頑張る』ではなく、『力まずに』審査に臨んでくださいね。
特に形は緊張しますから・・・。
私は剣道を始めた年に四級を取って、その後ずっと審査を受けずにいたのですが、就職で一旦道場を離れる時、「一級を持っていれば、段審査を受けられるから」と先生に勧められて一級を取りました。
結局、仕事などでその後の段審査は都合がつかず、もう何年も一級のままなのですが・・・(汗)
そろそろ、きちんと受けないといけませんね。
私も気合を入れなおして稽古に望もうと思います。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.14 )
日時: 2007/11/05 15:21:23
名前: キティ

私は本番に弱く、真っ白になっちゃうタイプですので大変危険です。
考えすぎないように気楽に行きたいです。
それができれば苦労はしませんね。。。。。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.15 )
日時: 2007/11/12 00:19:41
名前: ほおずき< >

形は相手との呼吸も大事ですが、それ以上に反復練習とイメージトレーニングが大切です。
自主練習だと相手がいないので、タイミングなど掴みづらい点もあると思いますが、まずは一連の流れを身体に叩き込むことです。
本当はもう少し練習期間があればいいんですけどね・・・
気負わないようにして頑張って(審査は落ち着いて!)稽古してくださいね。

ちなみに私の通う道場は基本的に胴打ち禁止なので、七本目の仕太刀で胴を抜くタイミングが掴めずにえらく苦労した覚えがあります(笑)
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.16 )
日時: 2007/11/07 12:55:45
名前: キティ

私の道場は週5回お稽古を行っているので、入門してから殆どさぼりなしで
お稽古に励んでます。
人間緊張すると何をしでかすかわかりませんからね〜。

胴打ち禁止とありますが、地域によって形は違うのですね。
びっくりです。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.17 )
日時: 2007/11/08 12:45:01
名前: 剣道一本

ほおずきさんに質問なのですが、

なぜ<基本的に胴打ち禁止>なのですか?

初心者のうちは禁止で、しだいに打たせていくのですか?

面と比較して小手や胴は姿勢が崩れやすいので、打たせない

という先生もいると思いますが、基本打ちとしては、

胴も打たないと剣道の幅も広がらないと思うのですが・・・

きっと理由があるはずですよ。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.18 )
日時: 2007/11/10 22:07:54
名前: ほおずき< >

『胴打ち禁止』の理由について・・・
まず、前の書き込みに際して『胴』としか書かなかった私の不慮をお詫びさせていただきます。
以下は右胴に限定しての話ですので、ご了承ください。
まず「初心者のうちは打たせない」ということではなく、私の通っている道場では稽古を積んだ門下生でも基本的に右胴は打ちません。
これは大先生の方針なのですが、第二次世界大戦にも出兵している老齢の先生で中西派一刀流、北辰一刀流を学ばれた方なのです。
一刀流系諸流派では『中心線を外さない攻め』が原点、極意とされているそうで、この事から私の通う道場では横に竹刀の流れやすい右胴打ちは禁じられ、面、小手面といった縦の太刀筋を描く技や突きを重点的に稽古しています。
剣道一本さんの言われた通り、姿勢が崩れやすいという点も右胴を打たせない理由の一つです。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.19 )
日時: 2007/11/13 10:44:42
名前: キティ

ほおずきさんの道場のみなさんは、試合では胴を打たないと言うことなんですか。
私の道場では突きの練習はそんなにしません。
試合で突きはどのくらいの頻度で使うのですか。

表題の件、道場の一人の先生が私の振り方をみて「手首を意識したほうがよい」との指摘がありました。
手首を使っていなかった(弱い)ようです。
でも、私以外の他の人(大人から始めた初心者)はよく手首を使う事が分かったなぁ・・・と関心します。
Re: 竹刀が重くて早く振れない ( No.20 )
日時: 2007/11/14 01:39:19
名前: ほおずき< >

そうですね、使っても鍔迫り合いからの逆胴です。
試合での突きの使用頻度は、私が知る限り、そんなに高くありません。
突き技は相手の中心が空いている場合に使われる事が多いのですが、実力不足は別として、試合に出るような剣士は『誘い』以外で簡単に中心を空けないからです。
突きの練習の頻度が少ない道場も多いようですね。
理由はいろいろとあるようですが、私の体験と先生、先輩から聞き及んだ事を元に書かせていただきます。

@面、小手、胴の三箇所を狙う太刀筋は刃部を使用して線を描くのに対して、突きは切っ先を使用した点の太刀筋となります。
真剣を使った実際の斬り合いならともかく、有効打となる部位に打突を加えなければならない試合に際しては、動き回る相手の喉元のみを捉えて突くよりも、面や小手を狙った方が効率的なんですね。

Aいくら防具をつけているとはいえ、喉は人体急所の一つです。
慣れないうちは急所を突くという行為に対して心理的なブレーキが掛かってしまい、結果的に急所を攻撃するのは危険だから使わない、練習しないという暗黙の了解にまで発展してしまう事例も確かに存在します。


手首の意識についてです。
私も入門当初は「手首が硬い」とよく言われました。
私がキティさんと同じ悩みを持っていた時、「竹刀は引いて切るのではなく、前に押して切るように使う。相手の面を押し切るようなイメージで打ち込む」と先生からアドバイスを戴きました。
それを実践するには・・・と手首を前方に倒して(倒すより伸ばすに近いですが)打ち込むことを意識して練習に取り組んだところ、手首はやわらかくなりましたよ。
ただ、今まで使っていなかった部位を急に酷使すると筋を傷めますので、入浴時に手首を回すなどして、普段から柔軟性を高めていくことが大切ですね。

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