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中学生の剣道はこれでいいのでしょうか。
日時: 2007/10/24 22:10:54
名前: あび

先日、千葉県内で行われたK地区の中学校剣道大会新人戦(県大会の地区予
選も兼ねる)のことです。
私は剣道には詳しくはないのですが、大会パンフレット等を見ると、公式の
剣道大会の団体戦においては、一般的に競技規則により「出場選手4名の時
は、次鋒を空欄とし、3名の時は、次鋒・副将を空欄とする。」こととなっ
ていて、あらかじめ出場メンバーに登録した選手で先鋒〜大将までのオーダ
ーが決められているようですが、当日ケガや病気で欠場する選手が出た場合
で、補欠が無く出場選手が5名に満たない場合に限り、その選手の欄を空欄
とする運用が取られているようです。
今回の大会では、S中学校女子剣道部は、5名で選手登録されオーダー表が
出ていましたが、大将に登録された選手は、出場登録前から既に退部してい
た(聞いた話)そうで、大会当日出場の予定は無かったそうです。また、も
う1名の選手についても退部者で今回は応援での出場だったそうです。(2
名とも個人戦にエントリーなし)同じ学校内での応援出場はまだしも、最初
から出場予定のない選手を大将に登録して、他のチームとの大将戦を回避し
大将戦の不戦敗の分を次鋒戦で勝利して、勝者数での不利を無くそうとする
のは、出場選手が5名に満たない他のチーム(次鋒欠、副将欠)との公正を
損ねるばかりか、試合の結果のみにこだわる姿勢は、なによりも、剣道の理
念にもとる行為ではないでしょうか。
また、S中学校女子剣道部は個人戦において、「平成19年度日本中体連剣道
競技部の重点事項」等にある「三所隠し,くっつきにくる行為」とも取れる
「安易に左拳を中心線から外す防御姿勢」を頻繁にとっていたのも気になり
ました。(夏総体でも同様)
しかし、S中学校女子で上位入賞を果たしたある選手は、素人目にはとても
鋭い小手打ちを繰り出す技巧派で、それだけでも十分に他の選手を圧倒する
するすばらしい実力者に見えました。
策を弄することなく、正々堂々と勝負しても十分に優勝できたチームだと思
いました。
それだけに今回の試合ぶりはとても残念に思えました。
これらのことが顧問の先生(この大会で審判長をなさっていました)の方針
だったとするとこの学校の生徒たちがとてもかわいそうに思えました。
試合である以上勝つことは大切ですが、他に5名に満たない出場校が複数あ
っただけに、なんともすっきりしない感じでした。
近隣の地区では、先鋒・中堅・大将の3名で地区予選を勝ち上がって県大会
出場を決めた中学校もあります。
まとまりのない話が長くなってすみません。気になっているのは次の2点で
す。
・当日であっても欠員が出た場合は次鋒を空欄とする運用にはなならいので
 しょうか?
・三所隠しをなくすには指導者の姿勢の向上を待たなければならないのでし
 ょうか?
 それとも、相手の三所隠しには、左小手・逆胴で積極的に攻めるよう子供
 たちに教えるべきなのでしょうか。

(平成19年度日本中体連剣道競技部の重点事項)
「剣道の理念」をより深く認識し、高い水準の剣道を目指すため、「正しい
 攻防の指導」を徹底させる。そのためには、安易に左拳を中心線からはず
 す防御姿勢をとらせない。
○左拳を頭上に持ってくる防御姿勢に逃げ込むと
 ・相手が攻撃しようとしているのは、面、小手、胴なのかを感じ取り、
  それを適切に処理する練習(鍛錬)を放棄することになり、
  貧しい剣風になる。
 ・剣道の一番おもしろい緊張場面でリラックスして技を使う練習(鍛錬)
  の場をあきらめることになる。
 ・驚・恐・疑・惑の四つの病(戒め)を永遠に克服できなくなる。
 以上のようなことからも、安易に左拳を中心線から外す防御姿勢をとらせ
 ない指導をする。

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Re: 中学生の剣道はこれでいいのでしょうか。 ( No.1 )
日時: 2007/10/27 00:11:47
名前: デカ剣士のパパ

こんにちは。
久しぶりにここに寄らせていただきました。せっかくだから感想を書かせてください。
私は10年前に稽古を子供らと再開しましたが、中3の息子は受験で引退し中1の娘は中学は陸上部に入って「幅跳びのほうが楽しい(^。^)」といわれて少し落ち込んでいる中年剣士です。
(娘の6年間の剣道生活は友達が増えてそれなりに楽しかった様子でしたが)

娘の中学(千葉県内)の剣道部女子は3年生の引退で3名になり、先日の新人戦には顧問にも頼まれて助っ人の副将で参加したので見学に行きました。せっかく参加するのだからと何週間か剣道部で練習していました。
娘の中学は出場選手4名で次鋒を空欄としましたが、一回戦相手校は3名で次鋒・副将が空欄でした。結果は先鋒から「×−×○−」となって一回戦敗退でした。娘は不戦勝のためだけに助っ人に行った形になりました。

・当日であっても欠員が出た場合は次鋒を空欄とする運用には賛成です。
お話に出てくるS中学校のような運用が増え、且つ女子剣道部員が少ない現状が続くと各校の実力と関係ない顧問の姑息な工夫で上位進出がなされるとの懸念は私も感じます。大会規則に「次峰以外の者が欠場したときは、その欄に次峰を当てること。次峰不在のときは副将をもって欠場欄にあてること。」の一文を追加すればよいのにと思います。

・三所隠しをなくすには指導者の姿勢の向上を待たなければならないかも。
以前審判講習会に参加した際に「三所隠しは戦意が無いものとして・・・」といった議論になりました。そのときの先生方から「避けるのが上手い相手をどう攻めるかも技術のうち」とのお話が出て、確かに不正ではないと考えました。三所隠しも身を屈めて横から小手を打つのも勝つための有効な技術です。似たような理念に反するような技は他にも沢山あり、身に着ければ勝てるのに我慢させるのは小中学生には難しいかもしれません。ただ、それだけではすぐに勝てなく、上達しなくなります。それゆえに心ある指導者は基本もきちんと教えているのだと思います。

私は「三所隠しをする奴等は突け!あれには突きが有効的だ」と娘に教えたら「そんなことしないでも勝つわ」と娘に怒られました。
Re: 中学生の剣道はこれでいいのでしょうか。 ( No.2 )
日時: 2007/10/29 20:21:07
名前: あび

デカ剣士のパパさんコメントありがとうございます。
時間も経ち、いろいと考えましが、やはり剣道は 正々堂々 ですね。
こそくな手段で勝っても 快くはありませんね。

三所隠しには、左小手、逆胴で行けと子供には説明しました。

真正面から 相手の一瞬の隙を逃さず打つ そんな一本が見たいです。

また、試合を見学に行きたいと思います。

Re: 中学生の剣道はこれでいいのでしょうか。 ( No.3 )
日時: 2007/10/30 12:28:01
名前: 剣道一本

あびさん・デカ剣士のパパさんへ
基本的には指導者に任せて良いことだと思います。
しかし、剣道部の顧問が素人だったり、つい親として
口をはさみたくなったりするものですよね。よくわかります。

まず5人戦の場合、5人で戦うのが基本なので、
一人でも相手がいない場合は、有利となり、こちらが
少ない場合は不利となるわけです。
したがって、少ない人数で戦う場合は、まず不利な状況からの
戦いだということをしっかりと理解して、相手のでかたについては
どうであろうと「作戦」と理解して望むことで、それを
子どもの前では、卑怯だとか言われないほうが良いと思います。

そして、クラブ顧問に相談して大人的な解決方法として
<「次鋒以外の者が欠場したときは、その欄に次鋒を当てること。
次鋒不在のときは副将をもって欠場欄にあてること。」
の一文を追加すればよいのにと思います。>
に賛成します。
ただ<顧問の先生(この大会で審判長をなさっていました)>
とありましたので、難しい問題を解決しようということに
なるかもしれませんね。

5人そろうチームが多いか、そろわないチームが多いか
にもよりますので、顧問の先生と相談してみてはどうでしょうか?

三所隠しについては、あびさんは、
<左小手、逆胴で行けと子供には説明しました。>
とありましたが、デカ剣士パパさんは、
<「そんなことしないでも勝つわ」と娘に怒られました。>
というくらいですから、結構こどもたちには大きなお世話で、
自分の稽古や試合を積むことによって強くなっていくのでは
ないでしょうか?今、弱くても! ただデカ剣士パパさんの
娘さんは陸上部に入ったということなので、もう必要ないかも
しれませんが・・・

二人のコメントより、日曜日に行われた中学生大会で私は
審判をしたときに心がけて「三所隠し」についてよくみていたのですが
優勝したチームは短い時間ですが「三所隠し」を繰り出し、
相手に攻めていくので、試合巧者で私以外の審判がどうしても
一本としてあげてしまうので、困ったもんだなぁと感じました。
二人のコメントを読んだだけに少しでも「剣道を良くする為に」
と思ったのですが、あまり貢献できませんでした。ゴメンナサイ。
しかし、審判を終えた後は、審判主任や一緒に審判した先生には
場面を振り返って反省点をあげたりはしたので、試合だけの審判に
ならない様に心がけています。審判も向上すべきですからね。

私も中1の娘が試合に出ましたが、家庭では剣道の話はしませんね。
父親になっています。稽古も他の先輩や先生にしっかりと教えてもらえば
良いと思って、他の先生や先輩の指導力をあげることに専念しています。
それは、他の先生が我が子に対している姿をみて、「あれは嫌だな」・
「あんな父親にはなりたくないな」と思ったことがたくさんあったからです。

よく、「剣道の先生の子どもは強い」なんて言いますが、
私は子どもに言いすぎて、無理に強くさせられているケースも
多いのではないかと思います。
「親の背中を見て育つ」なんて言うじゃないですか?
それを信じて多くを語らず、自分の信念でやってます。
その証拠に、ほんとうちの子は弱いですよ。
年中から始めましたが、「辞めたい」と言ったことはないです。
他の先生や先輩・後輩のことが大好きみたいです。
それでよいかなと思っています。

試合と三所隠しから大きく、それましたね。ゴメンナサイ。では・・・
Re: 中学生の剣道はこれでいいのでしょうか。 ( No.4 )
日時: 2007/11/05 20:25:42
名前: 初心者

全日本剣道大会でも三所隠しみたいな防御と、間合いを取らない反則とか・・・あれが正しく美しい剣道というなら、学生の試合剣道も正しいと言わざるを得ないのではないでしょうか。誰も批判してないですから。
Re: 中学生の剣道はこれでいいのでしょうか。 ( No.5 )
日時: 2007/11/07 11:51:28
名前: 剣道一本

初心者さんへ

<間合いを取らない反則とか>の意味がよくわかりません。

三所隠しと反則はいけません。

しかし、全日本の場合、初心者さんから見て<三所隠しみたいな防御>

に見えますよね。だからおもしろいなぁと思いました。

試合会場で見られましたか?会場でしたらその場にはたくさんの

観衆ならびに経験者がいたはずですから聞いたら良いと思います。

テレビでの観戦でしたら、道場の指導者や先輩に聞いてみたら良いでしょう。

また、全日本のような学生剣道なら正しいのではないですか?

少しずつ、ずれが起きたり間違ったりするのは、われわれ大人であったり

指導者だったりするので、心配ないですよ。

それよりも、大人と悪い指導者について、もっと批判してください。

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