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2種類の面打ち
日時: 2008/03/30 08:30:18
名前: ひでお

おはようございます。剣道歴2年半の遅剣です。昨年の9月に初段を
取りました。今は、今年の二段審査を目標に稽古しています。ちな
みに、30代半ばの男性です。

さて、悩みがあるので聞いてください。私の稽古は週に1回、土曜の
夜に2時間です。前半の1時間は子供も一緒の稽古で、M先生が教え
られます。かかっていく方になることもあるし、元立ちになることも
あります。

後半の1時間は、成人の地稽古です。人数が少なくて、たいてい6人
ぐらいで行います。ここで2ヶ月ぐらい前にS先生から小さな面打ち
というのを教わりました。で、地稽古で試しているのですが、大きな
面打ちに比べると打ちが弱くて、また、僕と同じレベルの大きな面を
打ってくる相手に比べても特に早く打突出来るというわけでも現状あ
りません。S先生は、試合では大きな面では遅いから打ち負ける、と
言われます。基本を教わったM先生は、大きな面打ちしか指導なさい
ません。

9月の二段審査では、大きな面打ちが必要になってくると思うので、
今みたいに地稽古で小さな面打ちの練習をしていていいのか悩んで
います。小さな面打ちは後回しにして、基本の大きな面打ちを稽古
した方が審査の練習になるし、自分自身基本が十分に出来ているとは
思っていないから、今は基本を身につけた方がいいのかも、と思って
います。

このように僕が考えていることについて、なにかアドバイスもらえ
れば幸いです。よろしくお願いします。

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Re: 2種類の面打ち ( No.1 )
日時: 2008/03/30 10:43:23
名前: tiki

ひでおさん、こんにちは。

まず基本は大きな面打ちです。足捌きから、背中の筋肉、肩、腕、手首、握りなどを全体的に意識して打突することが大切です。
で、小さい面打ちですが、大きい面打ちがきちんとできていることを前提として練習することがのぞましいでしょう。

ただし、だからといって小さく(早く)打つ技は練習しなくてよい、というわけではなく、基本練習をしっかり行いつつ小さく打つ技や応用技(応じ技)などを取り入れていくほうがよいと思います。

けれども、地稽古(相稽古)でいきなり小さい面打ちを練習するのはどうかと思います。基本打ちなどと一緒に行ったほうが、なぜ小さく打つ必要があるのか等の意味を理解できると思います。

基本はとても大切で高段位になったからやらなくてよい、ということはなくいつも一番大切な部分です。

剣道の理解を深めるという意味で色々試してみるのも良いと思います。
参考にならなかったらすいません。
Re: 2種類の面打ち ( No.2 )
日時: 2008/03/30 13:11:53
名前: だみ声< >

大きな面打ちと小さな面打ちとを分ける必要は、本当はないはずです。
いずれも同じ面技の延長線上のもので、稽古中の間合いやタイミングで使い分けられるも
のではないでしょうか?
基本は大きな面打ちで、これなしに小さな面打ちはあり得ません。

審査では日ごろの稽古による技の「錬度」を見る訳ですから、その場面にふさわしい技が出ればOKです。それがしっかり一本になってれば、確実に合格です。

お二人の先生の言われることはいずれも正しいことなのです。
M先生は大きな面打ちの完成度を上げるために、もっと「大きく」やりなさい、になり、
S先生は相手と速さで勝るためには、小さくコンパクトに、力強く打つ必要があることを指導されてると思います。

小さな面では、打ちが軽くなり、触るような打ちにしかならないのは、足腰との連携が不十分だからだと思います。腰から出る工夫をすれば、強い打ちになってくると思います。打ち込み台などで最初は近間から、数多く打ちこんで工夫されることをお勧めします。

審査官は、段位によって次第に複雑な技が出ることを期待しているので、単調にならないためにも、大、小、強、弱などを表現する稽古をなさるといいのではないでしょうか?
Re: 2種類の面打ち ( No.3 )
日時: 2008/03/31 17:39:39
名前: ひでお

アドバイス、ありがとうございます。

基本稽古は大きな面なのに、地稽古でいきなり小さな面を打っていたところに無理がありました。基本稽古から、小さく鋭い面を打てるように取り組みたいです。

小さな面なのですが、中段の構えを20度とすると、90度ぐらいまで上げて打っているのですが、上げすぎでしょうか?竹刀が真上になるぐらいまで上げています。それ以上小さくすると、力のない面しか現状打てません。
Re: 2種類の面打ち ( No.4 )
日時: 2008/03/31 18:29:12
名前: tiki

小さい面打ちの竹刀の角度を『このくらい』と表現するのはちょと難しいと思います(笑

大切なのは打突する際に手をぎゅっと絞ること(昔風に言えば雑巾を絞るように)と腰を入れて強く踏み込むこと。最初は別に無理に小さく打突することはせずに徐々に小さくしていく感じがよいと思います。

あまり角度などにこだわらずに、大きいところから自然に小さな(コンパクトな)打突に変化していけるようにするとよいと思いますよ。

ただしこれだけは理解していただきたいのですが、高段及び年齢が進むにつれて自然と大きく打突することがとても重要になってくると考えています。大は小を兼ねるではありませんけども、その辺りを少しでも理解していただけるとさらに充実した打突ができてくると思います。

参考にならなかったらすいません。
Re: 2種類の面打ち ( No.5 )
日時: 2008/04/02 18:27:36
名前: ひでお

tikiさん、コメントありがとうございます。

そうですね。徐々に小さくしていくつもりで稽古しようと思います。無理に形だけ小さくしないで、大きな面打ちを自然と小さくしていく感じでいきます。
Re: 2種類の面打ち ( No.6 )
日時: 2008/04/03 14:24:05
名前: ママ

小さい面打ちと大きい面打ち・・・

刺し面(漢字合っているか?)って言うのが小さい面打ちなのかな?中段の構えから、面を打った時の位置まで手を相手の面を刺すように打つと言うか。これは、高校時代に教えてもらったのです。

実は、これ今の私も悩んでいます。と言いますのも、結局小さいも大きいも相打ちになった時、あまり変わらないのかと。私の打ちが悪いと思いますが、なぜか小さく打つより大きく打った方が、相打ちで届いているような気がします。理屈から言うと、小さい方が早いような気がする。

ですが、高段の先生と打っていると、この小さい面がネックになり、「えいや!」って大きく眼の位置くらいに左手を挙げて打った方が決まる。あれは、たぶん、小さい面の私の態勢が崩れているからじゃないか?って思います。「何で、私の方が早いはずなのに・・・」とこの頃ジレンマに陥ったりします。真上からと下からの違いか?????腕力を鍛えたら、良いのか?

ひでおさんがおっしゃっている鋭い打ち、手首のスナップが大事です。小さいからと言っても、当たる瞬間には手首のスナップを効かせれば、必ず大きい面に近い打突があるはずです。「パコン」って面から音も出ます。それと、手から出るのではなく、身体全体で相手に突進する感じです。腰から出ろとか、足から出ろとか言われてました。

Re: 2種類の面打ち ( No.7 )
日時: 2008/04/03 18:53:22
名前: ひでお

>ママさん
教わったのは、その刺し面というものです。僕も同じで、相手は大きな面で僕が小さな面、僕の方が早いはずなのに打ち負けることもしばしばです。むしろ、大きな面の方がすかっと決まるような気もします。う〜ん、どうやって稽古するか、ますます悩みます。。。
Re: 2種類の面打ち ( No.8 )
日時: 2008/04/03 18:57:59
名前: デカ剣士のパパ

ひでおさん、こんにちは。

このサイトの剣道関連本コーナーにある
剣道上級者の打ち方を身につける方法
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4789975126/kendojinko-22
に小さい面(小さい振り上げでの打ち方)が載っています。少し前に見たのと今手元に無いので誤解があるかもしれませんが、スナップを効かせる為の手首の鍛え方的な内容まで載っていたはずです。上級者にはいらない内容で、且つ初心者には惑わせる内容かもしれませんが、大人の目で冷静に読み解くなら役に立つのではないかと思います。
ちなみに2段取得すこし前だった息子に見せたところ、
「極めてよく似た内容を出稽古先の XX先生に教わった」
と言っていました。その先生は勝つ剣道を教えるタイプでした。

と紹介しながらなんですが、2段をとるなら基本にこだわるM先生の教えを徹底されたほうが良いような気がします。
市民大会で高校生に勝ちたいなら刺し面と出小手の練習と思いますが、昇段審査は同年代と当たりますし、打って出て体制が崩れない(ぼろが出ない)方が良いような気がしています。
Re: 2種類の面打ち ( No.9 )
日時: 2008/04/04 18:26:38
名前: ひでお

ふむふむ。なるほど。私にとって今年最大の目標は、9月の2段審査なのですが、7月に年1回の市民大会があります。段別なので、初段の部には最初で最後の出場かも知れないし、初めての試合、チャレンジしようかと思っています。出る以上は勝ちたいし、小さな面と出小手は必須ですよね。難しいです。
Re: 2種類の面打ち ( No.10 )
日時: 2008/04/10 11:24:32
名前: tatu

はじめまして。
まず、構えから見直されてはいかがでしょうか?
例えるならば、ミサイルの発射台とでも申しましょうか。
発射台が傾いていたら、当然ミサイルも上手い具合に飛んで行きません。
中段の構えにおいて重要なのは、左手の収まり具合、又、握り方です。
左手がきちんと収まっていないと正しい打ちは望めません。
そして、軸となる左足です。
膝の裏に位置する、「ひかがみ」の張り具合はどうですか?
適度な張りでないと、攻防が一体となった構えは望めません。
つまり、「ここだ!」と思った時に打てない。
攻められても対応出来ない事になります。
ひかがみを、意識すると稽古もかなり辛くなります。
(一分ないし一分半、縄跳びの要領で毎日ジャンプし続けると格段に違います)
もうひとつ、脇が甘いのもいけません。

素振りですが、振り上げた時、左手の握りが緩んではいませんか?
身体の中心を通っているか?(木刀で振って刃筋を見ると良いです)
肩甲骨を使って振れているか?
振り切った後、ふらついていないか?(足さばきと身体の重心)
一挙動で振る素振りも入れているか?
等を気をつけてみると良いかと思います。
出来れば、素振りは毎日やるとよいのですが、何回も振っているうちに御自分で「今の振りだ」と気付くと思います。
やはり、プラスαを求めるなら、足腰の鍛錬も非常に重要になってきます。

最後に「打つ」から、「打ち切る」に意識を変えていかなければ昇段は難しいですし、試合で一本を取るのも容易ではありません。
大きく早く打てないと、一本となる小さい打ちは実現しません。

頑張って下さい!



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