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道場での人間関係
日時: 2008/07/17 08:12:38
名前: ひとし

はじめまして。私は30代の男性です。剣道歴は約4年です。

剣道のことではなくて、道場の人間関係について悩んでいます。私の所属している道場は小規模でアットホームな感じの雰囲気で、そこが気に入って入門しました。

私は休みの日に稽古しているのですが、大人4〜8人、子供5人ぐらいで、合同で稽古しています。子供との接し方が分からなくて困っています。二段を取得してからは、有段者が少ないので元立ちに立つことも多いのですが、先生の指示通りただ打たせているだけでどのように指導したらいいのか分かりません。というのも、子供が元来苦手なのです。致命的ですよね。例えば、右手打ちになってたり、竹刀の振りが曲がってたりしても、そのまま打たせている状態です。こんなことでいいのかと悩んでいます。

また、まれに大人子供合同の食事会があるのですが、ここでも浮いています。子供と何を話したらいいのか分かりません。ただ、大人の人達とは先生含めて普通にコミュニケーション出来ているし、道場で親しい友人も出来ました。何か良い方法はないでしょうか?

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Re: 道場での人間関係 ( No.1 )
日時: 2008/07/17 16:19:29
名前: 剣道一本

ひとし先生へ

私は、人間関係には細心の注意を払いながら、
なるべく気にしないようにしているタイプの人間なので
ひとし先生の悩みについては、少しはわかるつもりです。

ひとつ、剣道歴4年で二段は早くないですか?
ストレートでいけば4年かかりませんが、大人で始めて
休みの日の稽古量で、素晴らしいと思います。

ですから逆に考えてもらうと、剣道における人間関係の
修行もまだ満たない(失礼ですよね)と考えてよいのでは
ないでしょうか?私は剣道は実技のみの二段ではなく、大人なら
なおさら、人間力も二段であるべきと考えます。

私は「物を上から見るような口の利き方」をするせいか
以前、他の親から指摘されたことがあります。少し悩みましたし
反省もしましたが、リーダーシップを発揮したり、イニシアティブを
とるためには、押すところは押さなければならないので、スタンスは
変えていません。ただ反省後は、だいぶ気をつけるようにしています。

そこでアドバイス(人格面を中心に)ですが、次の中から良いと
思うものを選んでみてはどうでしょう。
@自分を変える(良い方向に)ために、あえて下手でも子どもと接し、
何度も失敗やミスを重ねることによって、子どもとの接し方を見つける。
(当たって砕けろ方式です)
A大人が多いと思うので、その中で理想の大人を選んで目標とし、真似を
していく。また、アドバイスなどをいただく。
B今のスタイルを変えることなくこのままでいく。(その理由は十人十色
というように、ひとし先生のような大人がいて、その道場のバランスが
あるということもあります)指導者に相談したら意外とひとし先生の個性を
見抜いておられるかもしれませんよ。また、ひとし先生自身も全体が
見えるようになると三段も見えてくると思います。


それから指導の面ですが、<右手打ちになってたり、竹刀の振りが
曲がってたりしても、そのまま打たせている状態です。>
これについては、自分の中で自信のある所はしっかり注意して、
それ以外は、あとの指導者に任せたり、子ども自身が直していくことも
ありますから、あえて無理せず「注意しよう」とか「指導しよう」とか
思わなくてよいと思います。簡単な方法としては、よい所をどんどん
ほめてあげてみてはどうでしょう。

私の通う道場は高校生がよく来てくれるのですが、子ども達は大変
慕っていますので、高校生は小・中学生に注意しています。
そこで私は必ず良かった所や良かった事を言うようにしています。
最近、高校生も良かったことを言うようになってきました。

大人のあり方一つで子どもたち(高校生)も変わってくると思うので
ひとし先生も、あまり神経質にならず、どんどん成長して欲しいと願います。
Re: 道場での人間関係 ( No.2 )
日時: 2008/07/20 00:48:02
名前: だみ声< >

ひとしさん
子供の何が元来苦手なのでしょうか? 苦手とは、子供は「嫌い」という意味でしょうか?
よく分析してください。
僕はひとしさんと逆で、元来子供が好きです。 というより本音見え見えの子供のほうが、
大人より気持ちを通じ合いやすいと思っています。

お役に立つかどうかわかりませんが、子供に接する時の僕のスタンスは、「この子の年齢の
頃、僕は何をしてたか?考えてたか?」で判断しました。 今では癖になって子供の心理
が感覚的に分かる気がしてます。
そして自分の気持は、この子の精神年齢より「少し上」を意識しています。

自分の大人としての存在は、子供と別なものではなく、子供だった自分の延長線上にある
ととらえてます。 線上にあるのだから、辿って行けば子供の自分を思い出して、彼らと
接することができます。

剣道でなくとも、指導において、始めからうまく納得させる内容で語ることが出来るとい
うこと自体不可能なのです。 指導者側も育って行かねばなりません。
何事も「初めから上手にできる」人はいません。 みんな上手になりたいと思って頑張る
から、だんだん上手になるのです。 これは教わる側の、子供達も同じですね。

では先生から言われる通り、うまく打たせるように打突部位を示して上げて、打たせてあ
げれば、それで十分ではないですか?
打ち方の上手下手や、まがった振りかぶりの指導が、うまく出来ないなら、やらないでい
いと思います。
ただし、「良い打突」「きれいな打突」「理にかなった打突」だと感じた時、打たせた瞬間に
「うまい!!!」と聞こえる声で叫んであげてほしいです。

なぜ「うまい!」だけでいいかと言うと、ご自身習い始めのころを思い出したら分かると
思いますが、大勢に「ここ悪い、大きく、前に出て・・」など言われてるとき、たまたま
かもしれない一撃に「うまい!」と言われた時のうれしさって思い出しませんか?

これなのです、よくないところの指摘は、大勢が言ってますから、ひとしさんが良かった
ところを強調して「うまい!」と大声で言うことで、彼らは自然とよそで言われた良くな
い点を思い出して修正してきます。

そして、だんだん慣れてくると、「うまい! 大きく打てましたね」とか「左手がよく効い
てたね」とかが言えるようになるんです。

子どもとの付き合いが苦手なのは、「延長線上」の考えで、子供と同じ目線を作って克服し
ます。
悪い点を指摘するのは大変だから、いい点を大声でほめることで、子供たちから好かれる
ようになることです。
子どもたちは好きな人の言葉は、よく聞いてくれます。 こうなれば後はご自分に、さら
に磨きをかけることで、いずれ「立派な指導者」へと育って行くのです。

初めから上手は、教える側にも教わる側にもおりません。 お互い諦めないで、真剣に取
り組んでいるうちに、感じることや見えるものがあるのです。

偉そうにこんなことを言う僕だって、指導は毎回、試行錯誤の連続なのです。
お互い工夫を凝らして頑張っていきましょう。
最後にお伝えしたいのは、指導の修行は「昇段」への大きなステップになりますよ、と断
言できることです。
これ、剣道一本さんがおっしゃる「人間力」そのものなのです。
Re: 道場での人間関係 ( No.3 )
日時: 2008/07/28 15:03:46
名前: 剣道一本

ひとし先生 悩みは解決しましたか?

そうこうしてる間に、こちらに大問題が発生しました。

こちらの道場で熱心に指導されておられる20代の四段の

先生が8月で剣道をやめるというのです。

厳しくもあり、若いということで、とても子どもたちから

信頼され、保護者も安心できる存在だけに道場としては

とてもダメージが大きいです。

やめられると40代の先生が一人で指導されることになるし、

先生が忙しいと指導者がいないという状況も生まれます。

やめる理由ははっきりしません。たぶんひとし先生と同じく

指導面での行き詰まりではないかと保護者は想像しています。

寿や体調や仕事が原因でないことはわかっているのですが、

話してくれません。

とりあえず、やめないでほしいので、これからもっと説得に

かかろうと思います。

ひとし先生の悩みがうらやましいです。

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