Re: 一拍子の打ち ( No.1 ) |
- 日時: 2008/11/30 00:50:39
- 名前: 凛美優
- 『ます』さん。はじめまして。
私は、外国の投資銀行に勤める会社員です。今年の世界的な金融大恐慌の打撃をモロに受け、大変な時期と環境に身を置いています。剣道をやっている場合ではないほどの激変と激動で、命カラガラってこんなことかと、日々緊張の連続です。まさに戦争です。武力こそ用いないけれど、人の生き死にに関わるほどの大きな変動です。明らかにこれは戦争です。もうストレスなど通り越し、少々では動じなくなる程、神経がマヒしてきている今日この頃です。
そんな中でも、人間性を維持するため、剣道修練だけはと思い、時間をお金で買うという手段も駆使しながら、激務の中でも私なりに剣道修業しているところです。
ちょうど一年前から昇段審査を受審しはじめ、何度も落ち続けています。自分なりには、都度、これはハッキリ受かったのではと思うのですが、結果を見るといつも不合格。定性的なもの多く、なかなか厳しいです。
私の昇段修練の一環で、不得意分野としてとりわけ主眼を置いてずっと取り組んできたもの、それは、攻め、間合い、合気、そして正面一本技です。どれも皆、一見簡単そうですが、相手も動き、相手も攻防する中で、誰が相手でも、勝を制するのはとても難しいです。そんな訓練を続けている中で、やはり一拍子の技というのは、大変、重要なものとなります。
前置きが長くてすみません。『一拍子』と言われ、表現として誤解してはいけない点があります。 それは、剣道を始めてまず竹刀の振り方や足捌きを練習しますが、その時に、
@『イチ』:振りかぶる A『ニ』:右足前に一歩踏み出しながら正面の高さまで振り降ろし左足を引き付ける B『サン』:左足から一歩後ろに下がりながら中段正眼の構えに戻る
という順番を『3拍子』とか、@とAだけをさして『2拍子』とか言っているのに対して、それとは違うという意味で、『1拍子』と表現しているということです。
つまり、『イチ』って言って、振りかぶりから打ちまで一気にやるって言うだけで、普通の『拍子』というリズムの意味ではありません。『イチっ!』って言っても、打っている時に『イチっ!』って言っているだけですから、順番を示しているものでもありません。
『1拍子』の打ちは、振りかぶりから1歩前進して正面の位置までの打つ振り下ろしを、素早く連続動作でズバっと行うことで、竹刀の振りもビュっと音がするような『冴え』のある振りをすることです。一挙動で打つということです。
これは、相手も動き攻防する中で、自分の技をもって勝を制する上で、大変大事な身体操作です。相手が一拍子で打ってくること前提に、自分が意図的に2拍子で打つということも展開としてありますが、まずは別の技ですから、ちょっと横に置いておきます。
この一拍子技をするには、まず全身しなやかに、局所的にこわばらず、姿勢まっすぐ、適度に安定した状態であることです。
そして、首・肩・肘・手首・手の内など左右偏りなく、ムチの動きのようにしなやかに連動するような感じでやるということです。振る動作においては、常に連動性があり、打ち終わったところ以外は、どこかでピタっと一回止まるというようなことはありません。振るスピードもゆっくりではなく、ズバっと素早く振るということ。
あとは気持ちを充実させて、集中することです。振りというか打ちにメリハリをしっかりと付けることです。振ることを目的とせず、打つこと、斬ることに主眼を置くようにお稽古されるといいと思います。
2人ペアで、一足一刀の間合いで、相互に前進・後退の正面素振りをして見て、相手の打ちと自分の打ちを比べて見たり、相手の打ちや自分の打ちをよく観察しながらやると、合気も錬ることができ、よく動きが見えてくると思います。とても大切な身体操作ですから、是非、頑張って体得してください。
私も、まだまだ上手く出来ず、練習しているところです。
|
Re: 一拍子の打ち ( No.2 ) |
- 日時: 2008/11/30 01:24:05
- 名前: だみ声<
>
- ます さん?
あなたは女の子? 男の子? 何歳? 何年生? 剣道の経験は何年ぐらい? 最初にこれを書いてくれないと答えにくいです。 それから先生は一拍子の打ちについてどのように説明しておられますか? 振り方も「こうやるんだ!」とやって見せてくれてませんか? 稽古法は・・・ など具体的なことも教わってるんじゃないですか? なぜ一拍子が大切なのかも全く説明はないのですか?
そして今の質問をいつも稽古してる先生になぜ尋ねないのですか? 目の前でやりながら説明してくれる先生のほうが、僕がいくら書いてもきっと理解しやすいですよ。
さて、「一拍子の打ち」とは? 普通、竹刀は振り上げてから振り下ろすものです。 振り上げる動作が1です。 振り下ろす動作が2です。 イチ・ニッ という掛け声です。 お餅をつく時の杵(きね)の振り上げと振り下ろしがこんな感じですね。 お餅をつく時は、杵を振り上げてる間に手返しの人が、お餅を引っ張ったり、ひっくり返したり、お湯を付けたりするでしょ? そして手を引っこめた所に打ち下ろした杵が落ちてきますね。 振りかぶってる間に手返しの人がお餅に触れてると言うことは、剣道で考えると「打たれた」わけです。打たれた後振り下ろしても「時すでに遅し!」です。
つまりイチ・ニッとやってると相手に打つチャンスを与えてしまいます。それを与えないのが「一拍子」なのです。 イメージとして「早い打突」ですね。どのようにイメージするかですが・・・ 「振りかぶりつつある竹刀の先端は、まだ上昇中なのに手はすでに振り下ろし動作を始めている」という感じですがいかがでしょう? 掛け声で言うと、「イ」で振りかぶって「チッ」で打突が終わってる事になります。「ニッ」はありません。 僕の文章力ではこれ以上の説明はありません。 先生によーーく教えてもらって下さい。
|
Re: 一拍子の打ち ( No.3 ) |
- 日時: 2008/11/30 11:10:30
- 名前: ます
- 凛美優さん。とても分かりやすいお答え有難う御座いました!!
やはり、どんなものも習得するには練習あるのみって事ですね!
|
Re: 一拍子の打ち ( No.4 ) |
- 日時: 2008/11/30 11:28:54
- 名前: ます
- 高校一年生の男子で、
小学生の三年間 と 今年四月からの半年間くらいです。
小学校の時は親にやらされている感じで、剣道が好きだとは思っていなかったと思います・・・
でも高校生になった時、何故かとても剣道がしたくなり今はとても剣道が好きです!!
先生は、振り方は竹刀なしの手だけで教えてくださいますが、いざ打ってみると、「遅い」や「もっと大きく」などの注意を受けてしまいます。
稽古法は、元立ちに向かって自分の一足一刀で打てる間合いまで近づき、自分のここだと思ったところで打つ、という様な方法です。
大きく、かつ速く打つのには、筋力が必要となってくるのでしょうか? 僕は、剣道では筋肉はあまり必要ないと思っているのですが
|
Re: 一拍子の打ち ( No.5 ) |
- 日時: 2008/12/01 22:57:29
- 名前: だみ声<
>
- ますさん
>高校一年生の男子で、 >小学生の三年間 >と >今年四月からの半年間くらいです。
上の文は実は、 (僕は)高校一年生の男子で、(剣道経験は)小学生の三年間と、(高校生になって今日までの)半年間くらいです。 という風に起承転結をはっきりさせると誰がいつ読んでも理解されやすいですよ。
剣道と筋力の必要性ですが >大きく、かつ速く打つのには、筋力が必要となってくるのでしょうか? >僕は、剣道では筋肉はあまり必要ないと思っているのですが
剣道上達の条件は、「一眼二足三胆四力(いちがん、にそく、さんたん、しりょく)」と言われております。 力(筋力)は不要ではありませんが、順番としては4番目だと言うことです。 だから君が(剣道では筋肉はあまり必要ないと思っている)のは、それで良いと言えますね。
ついでだからそれでは、他の3つの意味はどういうことか、調べて見てごらん。 剣道の面白さが見えてきますよ。
|
Re: 一拍子の打ち ( No.6 ) |
- 日時: 2008/12/01 22:44:57
- 名前: ます
- 早速調べました!
一眼「剣道で一番大事なことは相手の思考動作を見破る眼力であり洞察力である。」とありましたが、
先生にお稽古をお願いし、打っていっても出鼻を狙われる、という様な事が「眼」と思って良いのでしょうか?
これからもどんどん先生にお稽古をお願いして、どんどん注意を受け、一日一日一生懸命練習し、強くなっていきたいと思います!!
|
Re: 一拍子の打ち ( No.7 ) |
- 日時: 2010/09/03 15:30:20
- 名前: 303
- 一拍子のリズムに合う
言葉はありませんか?
|