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試合のお手伝い
日時: 2009/04/29 00:12:14
名前: なりとも

40過ぎてから剣道を始めた、おばちゃんです(^−^)

今度、ある大会の当番がうちの地区に回ってきたので
お手伝いをする事になりました。

剣道始めて4年になりますが、以前は仕事の都合でお手伝いをした事がなく
今度が初めてなんです。

練習は子供としておりますが、ちゃんとした試合経験もありません。

先日、小さい規模の催しで、練習も兼ねて皆でお手伝いをして
その時、タイムをはかる係を担当しました。

その事でお聞きしたいのですが

時間終了と同時に技が決まったら、ブザーはならさずに
一度構えなおして、始まると同時に、終了のブザーを改めて
鳴らすで良かったでしょうか。

ベテランのお母さんが、試合と同時進行で教えてくださったのですが
すごい緊張してて、確かそのように教えて頂いたような気が・・・

あと、気をつける事ってないでしょうか。

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Re: 試合のお手伝い ( No.1 )
日時: 2009/04/29 02:50:53
名前: 凛美優

『なりとも』先生。私もおじちゃんです。

剣道の試合は、通常、全日本剣道連盟の剣道試合審判規則とその細則および運営要領に基づき行われます。

剣道の試合において、時計係はとても重要な役割です。ご質問は『時間終了と同時に技が決まったらどうするか?』でいいでしょうか。

試合の進行は、すべて主審の『宣告』によって行われます。つまり主審が旗表示等を伴い口頭で宣告しない限り、如何なる状態でも、その直前の主審宣告の状態が継続しているものとみなされます。

よって、『技が決まる』というのは、3名の審判のうち2名以上の審判が紅白いずれかの同じ試合者の方に旗表示したことを意味するのではなく、あくまで『主審が一本の宣告をした時』を意味しますので、主審が『○○あり』と宣告
した状態を『技が決まる』と認識しなければなりません。

2名以上の旗表示が同一試合者へ表示がたとえあっても、主審が宣告していない場合には、その試合においてまだ有効打突として認定されていない訳です。主審の役割は、その試合の進行責任者ですし、2名の副審には『宣告権』はありません。よって、主審の『○○あり』の宣告と同時に時間期限が到来した場合には、時計係は、ためらわずブザーまたは笛により時間経過を主審に告知します。時計が進行し、時間経過してもブザー等で告知しないということは、あり得ません。

主審宣告とブザー・笛の告知が同時の場合は、その措置をどうするかは主審判断(稀に審判合議を経て対応)によりますので、時計係は自分で勝手に判断せず、とにかく時間経過すれば必ずブザーか笛で告知をします。時計係の時計が止まっている時には、必ず黄色の三角の旗を高く掲げて表示します。審判や試合者だけでなく、周囲の観戦者にも分かるように表示する必要があります。

通常は、主審宣告と時間到来の笛合図が同時の場合、その宣告は有効となります。勝負ありで試合終了ならば、そのまま終わる場合もありますが、主審が更に次の宣告(『二本目』または『勝負』)をする場合もありますので、その場合には、時計係は、宣告直後に、即座にブザーや笛で時間経過の告知を行います。当然、その場合も黄色の旗表示を明確に行います。即座にしないと試合者が有効打突を繰り出すかもしれませんので、即座にすることが重要です。

あと、時計係の注意点としては、
@ ブザーと笛の併用が好ましいです。主審にブザーが聞こえない場合があり ます。その場合は、主審は聞こえるまで(『止め』の宣告をするまで)、と にかくブザーを鳴らせ続け、ダメなら笛でも告知します。
A 時計が止まっている場合には、必ず黄色の旗表示を主審に見えるようしっ かり高く掲げることです。
B 試合進行中、主審が『別れ』の宣告して試合者を鍔競合いの硬直を解く場 合がありますが、その場合は、時計は止めません。時計を試合中に止めるの は、主審宣告の『止め』と『○○あり』があったときだけで、時計が再開す るのは、主審宣告の『始め』と『二本目』と『勝負』だけです。
C 時計係は必ずその試合会場の審判主任の隣に座ってやることです。分から ないことは直ぐに審判主任に相談します。たまにあるアクシデントとして、 時計が動かなくなったとか、電池切れとか、壊れたとか、時計の操作ミスを したとか、そういう場合があります。その場合には、直ぐに審判主任に進言 して指示に従います。

時計係は、試合を公明正大に進行させるための重要な役割です。しっかり頑張ってください。
Re: 試合のお手伝い ( No.2 )
日時: 2009/04/29 19:14:42
名前: 剣道一本

『なりとも』先生へ

簡単に答えますね。

> 時間終了と同時に技が決まったら、ブザーはならさずに <

は、ならしてください。

同時の場合は有効打突となりますので、

もう一度ならさなくてはいけません。

したがって、> 始まると同時に、終了のブザーを改めて


鳴らす < で良いです。

よくあることなので気をつけてください。
Re: 試合のお手伝い ( No.3 )
日時: 2009/04/29 23:40:12
名前: なりとも

凛美優先生、ありがとうございますm(__)m

すっごい詳しくご教授頂き、ありがとうございます。
このまま、プリントしてとっときたいくらいです。

他にもいろいろお手伝いする事もあるのですが、まず時計係を
しっかり覚えたいと思っております。

ところで、以前から気になっておりまして、今さら大変失礼な
質問をするかもしれないのですが、すいません。
お名前の読みは、どう読むのでしょうか。
もしよろしければ、お教え願えませんでしょうか。
Re: 試合のお手伝い ( No.4 )
日時: 2009/04/29 23:44:25
名前: なりとも

剣道一本先生、ありがとうございますm(__)m

そうです。良くある事じゃないかなぁと思って、すごく気になって
おりました。
初歩的な事かもしれないし、質問しても良いかなぁと迷っておりましたが
丁寧に教えて頂き、とても感謝しております。

Re: 試合のお手伝い ( No.5 )
日時: 2009/05/01 00:44:19
名前: 凛美優

『なりとも』先生。

先ほどお稽古から戻り、一段落して先生のスレを拝読しました。

HNは、そのままの読みで、『りんびゆう』です。男性です。

『凛として美しく優しい剣道』というのが、私の目指している剣道なんです。しかし、恐らく自分には一生実現し得ないだろうなって思っている剣道の様です。私の夢なのです。

『凛』という言葉は、女性向きの言葉ですが、もともと体力も気力も少ないけど、道場にいる時や剣道する時には、しっかり胸を張って顎を引いて、謙虚でいながら気位十分として、ピシッとしなきゃと思い、性別にかかわらず、使っています。

『美』という言葉は、着装は勿論ですが、剣道の技と構えや攻めの姿について、そうあったらいいなって思っている言葉です。剣の理合に適った自然として美しい構え・攻め・技を繰り出して剣道をしたいということです。

『優』という言葉は、前出の技をした結果、打突した方も、打突された方も、相互に称え合えるような心ある活人剣をやりたい、ということです。力技や瞬発力でガンガン打って、ひるんだ相手にたまたま叩いても、それはつまらない。勝敗の比較優位を誇示したり、先人や先輩を見下したり、老人や子どもや青少年や女性を軽んじたりするようなことは決してなく、剣道人として一歩引いた心持ちで剣道したいということです。

私は、まだまだ未熟で、いずれも全く実現できません。せめてHNだけでも思い、使っています。
Re: 試合のお手伝い ( No.6 )
日時: 2009/05/01 20:55:36
名前: なりとも

お忙しいのに、申し訳ございません。
そして、ありがとうございます。

>勝敗の比較優位を誇示したり、先人や先輩を見下したり
>老人や子どもや青少年や女性を軽んじたりするようなことは決してなく
>剣道人として一歩引いた心持ちで剣道したいということです。

剣道だけでなく、人として大事にしたい事ですね。
剣道のお稽古だけでなく、保護者同士でもいろいろあるので
悩みがつきないのですが、私も「凛美優」を胸にちょっとでも
続けていければと、思いました。
ありがとうございます。

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