Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.1 ) |
- 日時: 2009/11/04 09:01:07
- 名前: ちどり
- 凛美優先生、おはようございます!
昨日、初めて日本武道館に行って来ました。 子どもと一緒でしたので、2階自由席です。 小中学生は2階席に無料で入れていただけるというシステム、素晴しいですね。 (2階席に入る階段下付近に出ているテーブルに「小学生です」というと、チケットをいただけます) 2階席は遠いかしらと心配でしたが、とてもよく試合の様子が見えて、たくさん刺激をいただきました。 子どもには、試合そのものはもちろん、選手が面をつける様子、待っているときの所作などもまるごと拝見できたことが、大きな収穫でした。 以前、この掲示板で凛美優先生に教えていただいた「剣道試合・審判・運営要領の手引き」も、武道館の売店で購入してまいりました!
内村選手と米屋選手の試合、拝見していました。 私には、内村選手の動きよりも、米屋選手が足をひねったような格好になっていることに気をとられていました。 体勢を立て直したときはギリギリ線の中に立っておられたように見えたので、反則は意外でした。 あくまでも私の感覚ですが、主審の「止め」と、米屋選手の体勢を立て直すのとが、同時のように感じました。
この試合についてはわからないのですが、別の試合で、私と子どもの目に「今、押していたのでは?」と思われる場面がありました。 押した(ように見えた)ほうが反則ではなく、場外に出たほうが反則を取られてしまったため、子どもに「どうして? 押していいの?」と聞かれて、2人でもんもんとしました。 逆に、選手が押し出されるような格好になりそうなとき、早めに「止め」がかかった試合も見て、それはとても納得しました。
審判の仕事、本当に難しいですね。 大人になって剣道をはじめた私は、審判の立場にありませんが、子どものころから剣道をしている息子には、将来、選手としてだけでなく、いい審判ができる大人に育って欲しいと思います。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.2 ) |
- 日時: 2009/11/04 09:17:49
- 名前: ママ
- お久しぶりです。凛美優先生!!
全日本・・・・・
大変な事をしてしまいました。 我が家には、現在テレビがございません。悲しいかな、先日2台とも処分してしまったとんでもない私でございます。今、「あっ、しまった。大事なものが見れない」と気がついております。
ただ、当分テレビを我が家に置く気はございません。子供達に「今日の晩御飯は○○よ〜」「言ってたのと違う」「???」が最後のテレビの見納めでした。
テレビに熱中しすぎて、全く話を聞かなくなった子供達。江田島の士官学校の数学の先生だったおじいちゃんが「テレビは子供達にはいけない」と私のことを言っていたような事を思い出し、キッパリ処分!
でも、全日本選手権が見れない事をすっかり忘れていた〜!!! そして、あまりにも世間からはずれてしまい、昨日お客さまから「大橋のぞみちゃん」のCMの話をされ、「???」 何とかしなくては。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.3 ) |
- 日時: 2009/11/04 21:23:46
- 名前: 凛美優
- 『ちどり』先生。お元気でしょうか。
ナマで試合を観ておられましたか。いいですねぇ。
全日本選手権で審判を担われる先生は、全員八段で、全剣連公認の登録審判員の最上位クラスの資格をお持ちの方々で、その中から厳格に選抜されていると伺いました。
全日本選手権は、全国放送されるものでもあり、審判技術についても周囲で見ている人の模範になるように審判をしなければならないという大変難しい役割です。しかも選手は皆超一流の方ばかりで、一流同士が試合をする訳ですから、もう大変ですね。所作から判定まで、細かく周囲から見つめられているのですから、普通の人には出来ないですね。
日本剣道の規則では、その時、審判員が見て判定したことは絶対ですから、後からいろいろ言うのも大変僭越だったのですが、私、個人的に埼玉県の米屋選手を心から応援していましたので、つい書き込みをしてしまいました。
私、米屋選手とは全く面識もない他人なのですが、埼玉県へ関東地区の剣道講習会に行った時、埼玉県警機動隊の皆さまが勢揃いで、埼玉県の歴代の全国スター剣士もたくさんいて、その時、ほんのすぐ傍でお稽古をしたのをよく覚えています。
米屋選手はアキレス腱を断裂したにもかかわらず、不死鳥のように復活し、その後も埼玉県代表に何度もなって全国の場に出て来て、しかもそこで勝ち上がるというトンデモないハイグレードな剣士です。彼が断裂した数年前に私も同様にひふく筋を完全断裂して黄昏ていたのですが、彼のとてつもない頑張りを見て、自分も怪我を言い訳とせず昇段を目指そうと気持ちを入れ替えたのです。彼の怪我の前の剣風を何度も録画で見て、特に彼の独特な攻めの展開については、自分も真似しようと色々やっていたので、格段の思い入れがありますね。
お子さまには、是非、『ちどり』先生から温かく色々教えてあげてください。また、機会あれば積極的に審判をやってみてください。審判技術の向上は、経験しかありませんから。また、お話ししましょう。寒くなってきましたので、怪我のないよう頑張ってください。私も頑張ります。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.4 ) |
- 日時: 2009/11/04 21:41:09
- 名前: 凛美優
- 『ママ』先生。お元気そうで何より。
先生、江田島って、もしや広島の…?私が高校生の時、広島県下高校剣道の強化合宿が行われていた所です。今はないかもしれませんが…。
しかし、テレビ撤去って、思い切りましたねー…。でも最近の子どもって、やたらとDSだのPSだのとゲームばっかりやってますね。私が子どもの頃、インベーダーゲームってのが流行って、そればっかりやると不良とか言われてましたが、今は、何ともないですし、それ以上のゲームが普通になってますもんね。ちなみに私、このトシになって、PS2でインベーダーゲームのソフトを買って、完全制覇しました…。自慢じゃないですケド。
よく読むと、処分って書いてありますね…。テレビ、捨てたってことですか。うーん…、もったいない。
でもそんな熱血お母さんっていいですね。見ていてとっても健全のように見えますもん。折を見て、許してあげてください。うち、テレビないって、子どもが言ったら、変に周囲から同情されてもいけないですし。
またいろいろご教示ください。楽しみにしています。
ちなみに、インターネットでユーチューブっていう動画サイトに剣道って結構出てるじゃないですかね。見逃したやつ、検索して見てみたらいかがでしょう。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.5 ) |
- 日時: 2009/11/05 04:03:26
- 名前: わちゃ〜
- 凛美優先生、こんばんは。
11/3は毎年子供の試合があり帰宅後家族みんなで、試合を振り返りながら全日本を見るのが恒例になりました。
今年は、会場が遠かったので録画ビデオでしたが(DVDrecほしい)
内村選手、小手の後ダダダと攻撃的に米谷選手に向かう。 米谷選手、線ギリギリで左足を踏ん張るがここで内村選手がさらに1回ドン! 右足がつり?(右足も踏ん張ってたんでしょう)跳ね上がり、1歩も下がれない左足耐えきれず崩れ(袴で隠れる)左ひじ場外に付く。 ここで主審「やめぃ」
う〜ん仕方がないのかな? いや全日本というレベルの舞台ではどうなんでしょう?
以下、大阪体育大 作道正夫教授のコメント ちょっと聞きづらい個所がありましたが・・・。
「相手にタンタンといってそして体をポンと体当たりで預けたんですね。 そしてそのまま場外にポンと行ってしまったもんですから反則になるんですね。」 「あれが押し出しだと駄目なんですよ。ヨイショヨイショと押し出してしまうと押し出しで反則になるんですけれど。あれは技を出した後の余勢でポンと体当たりで行っているもんですから・・反則になるんですね。」
小走りで元の位置に戻り一瞬天を仰ぎ、主審の宣告に自分を言い聞かせるように頷き蹲踞、礼で下がる米谷選手。無念。 しかしどこか納得いかないような内村選手のアップ。満足感はうかがえなかった。
因みに当日の息子の試合では、勝ちを目指す強豪道場は必ず押している。知っている道場では押さないと後で指導者から「なぜあそこで押さん!」と叱られるようだ。
線ギリギリで小3の息子のお相手は、足をとめたまま両腕でゴンゴンと複数回押しても倒れて出た息子が「反則1回。」 「団体ならまだしも個人戦でやめてよね」とは、こちら側ママさんたち。 「まあ仕方ないよね」 試合再開後の仕返し?即効コテに胸がすく思いをしましたけど。
レベルは全然違うけれどいつもあの光景を見るともう少し審判サイドの「判断」は、もう少し何とかならないものかと思ってしまう。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.6 ) |
- 日時: 2009/11/05 11:51:26
- 名前: たく
- この話題、必ず出ると思っていました。
私も現場で見ておりました。
押し出しか、技を出した後の余勢か。 アリーナ側から見ていた私には押し出しに見えました。
しかし審判の判定は、反則。 仕方ないのかも知れませんが、日本一を決めるあの舞台にはちょっと残念だったような気がいたします。
この試合だけでなく、倒れた相手への打突もありました。 一緒に見ていた家内があれいいの?と素朴な疑問。
ルール上は問題ない。と答えましたが、家内が一言。 でも、なんかかっこ悪いね。
はい。私もそう思います。
たくさんの少年少女剣士が見に来ていました。
決勝戦の最後の面もそうですが、ちょっとフラストレーションがたまりました。
最高に良かった試合。 私的には、寺本対内村戦。
一本先取されてからの制限時間いっぱいでの巻き返しの面。 見事でした。
あくまで個人的な感想です。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.7 ) |
- 日時: 2009/11/06 00:45:45
- 名前: 凛美優
- 『わちゃ〜』先生。
やはり審判員の審判技術の問題かなぁ…って思いました。子どもでも大人でも審判がとにかく境界線を踏み越えたら反則ってやってたら、反則2回=1本なので、勝負の結果を決する事項になるので、その獲得を求めるのも無理はないですよね。子どもにどうしてなの?って聞かれたら、本当に詰まりますよね。 『わちゃ〜』先生も剣道人としてたくさんの魂を背負っておられて、すごい立派ですね。
うーん…。私は…。勝ちを目指す道場は必ず押している…。知ってはいるけど、拙速には支持したくない事実。やっぱり審判の問題かなー…。
ふーむ。
結局、私は個々人の剣道観の問題として、他の人のあり方が自分と異なっても拙速にそれを批判しない、っていう自己整理でやってます。
『道』と『スポーツ競技』。
『正々堂々』という言葉。
『交剣知愛』の精神。
『柔道』と『JYUDO』の違い。
相撲道で、相手が土俵を割ったら、相手を突き飛ばさず、むしろ相手を支えてあげる様子。
例えばこれらの点で、何か感じるものがあるかないか、っていう所で各々の剣道観が異なってくるのではないかと思います。正しいか間違いかではなく、自分が歩む道の理念のあり方の問題と思ってます。
場外反則で勝ったのと、捨てて打ち切って勝ったのと、結果だけ見て同じとするか、違うとするか。その勝った本人がどう認識するかって所です。得点主義か、剣理合主義か。うーん。
やっぱり私は、たとえ試合でも、勝ちの結果を最優先というあり方には馴染めません…。
また、私が審判員を務める場合には、これからも、境界線でもつれて、いずれかの試合者に場外反則を意識した動きを感じたら、先に危険回避事由に基づく『止め』を宣告しますし、意味無く技でない意図的な押し出しに起因する場外は反則としないと思います。他の2人が反則を取っても、私は取らないと思います(主審なら規則通り、宣告しますケド)。
子どもの剣道の指導者や引率者や保護者の方々は、本当に悩ましいですよね。子どもは心身共に不完全で発展途上のこれから将来に向けて伸びていくものですから、子どもの頃は、取り敢えず、勝負主義で結果重視のあり方で徹底して、年齢と共に徐々に理合や武道理念などを教えていくというのも、方法論としてはありかなとも思います。このやり方でも、長所はたくさんありますからね。
またいろいろお聞かせください。いつもとても勉強になります。ありがとうございます。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.8 ) |
- 日時: 2009/11/06 00:59:15
- 名前: 凛美優
- 『たく』先生。
先生のご指摘はごもっともだと思います。
私もテレビですが、同じく大阪・寺本選手の一本は、思わずおーって声を出してしまいました。無心の捨てた一本だと思います。
場内の人がどよめいたのがテレビでも聞こえました。
場内の観衆がどよめくような感動の一本は、最近の選手権では本当に少ないですね。今年の決勝も、おーっっていう一本というよりは、何か当たったって感じの一本でしたから、場内の感動も限定的だったのではないでしょうかね。
試合者の方は、試合中は無心で必死ですから、よく分からないのかもしれませんが…。感動のために試合をしている訳ではないですしね。 昔、例えば、近本選手の面技とか、栄花選手の宮崎選手から奪った小手とか、石田選手の引き面とか、西川選手の出頭面とか、東選手の上段からの面とか、今でも忘れられない感動の技ってありますけど、最近、少なくなってちょっとつまらない感じがしているのは私だけですかね…。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.9 ) |
- 日時: 2009/11/06 11:14:13
- 名前: たく
- 当日沢山の試合を見させていただきました。
見ていて、うーん、どうかなかなーっ、と思うのが、よけの構えで相手に近づきつばぜり合いになり、離れる、の繰り返しの試合です。 そういう試合に限って長い。
試合ですから勝たねばなりませんが、捨て身で打つという技の基本を私のような素人に是非見せて頂きたいと思ってしまうのは、ちょと我儘ですかね。
あれだけの一流選手が集まる中で、立ち姿が美しく、声が大きく美しい選手が強いという基本中の基本を再確認できただけでも、現場で見た甲斐がありました。
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Re: 本日の全日本選手権(TV) ( No.10 ) |
- 日時: 2009/11/17 17:24:55
- 名前: とら
- 全日本という最高の舞台なのに、どの選手もすぐ竹刀を上にして守り、裏交差して竹刀を押し付けながら間合いを取ったり、勝つことが第一だから仕方ないのでしょうか?押し出そうが、倒れた相手に打ちこもうが、反則とられなければ何でもありでは、ただの竹刀競技者ということではないかと残念です。
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