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帯刀時の親指?
日時: 2009/11/04 13:39:21
名前: シン

はじめまして。
学生の頃を経て、剣道を再開したシンと申します。
ちょっと気になったので質問を。
お相手と対峙する時に、左手で竹刀を持ち、
腰にあて、前に進んで蹲踞しますよね。
で、その腰に当てる時に木刀稽古では親指を鍔に掛けますが、
防具をしている時(つまり籠手をつけている時)も親指を掛けている方を
時折お見かけするのですが、皆さんはどうしていますか?
学生の時分は周りでそうやっている方をお見かけしなかったので。
(気にもしなかったのかもしれませんが・・・)
掛ける意義は承知していますが、防具使用でも本来はするべきでしょうか?

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Re: 帯刀時の親指? ( No.1 )
日時: 2009/11/04 20:49:24
名前: ます

僕は高校生ですが親指はかけていません。

先生もかけてはいないので大丈夫じゃないでしょうか?
Re: 帯刀時の親指? ( No.2 )
日時: 2009/11/04 20:55:45
名前: 凛美優

『シン』先生。はじめまして。

私は、小手を付けて竹刀を持つ時には、親指をかけていません。私の場合、不自然なので、ぎこちないので、やってません。

私の記憶では、どちらでもいいとされているんじゃなかったかと思います。

意義は良く分かりますが、刀を抜く時も、左腰を後ろにきゅっと引いて抜きますが、竹刀で構える時には、抜くしぐさをせず、そのまま袈裟に斜め軌跡で構えます。ですから何でもすべて刀を抜く様子を真似なくてもいいのではとも思いますが、決めの問題かもしれませんし…?

どなたか事情等をご存知の先生がおられれば、私もご教示頂きたく存じます。
Re: 帯刀時の親指? ( No.3 )
日時: 2009/11/05 21:56:32
名前: 兵庫助< >
URL: http://www.kcc.zaq.ne.jp/hiranokendo/

私は、子どもたちに「小手をつけた場合は親指をかけなくてよい」と指導しています。

それで間違いないと確信を持って指導していましたが、このスレを見て、先ほど念のため
全日本剣道連盟発行の「剣道指導要領」で確認しました。

そのまま引用します。

「帯刀」姿勢
 左手を腰に引きつけて帯刀の姿勢になる。剣先は、後ろ下がり約45度、親指を鍔にかける
(小手をつけた場合は、かけなくてもよい)。

ということです。

凛美優さんの書かれているとおり、どちらでもいいということになりますね。
ただ、一般的には、特に子どもの場合は、小手をつけた左手の親指を鍔にかけるのは
かなり難しいことですし、見た目にもあまり美しいとは思えませんので、私は「かけなくてよい」
と指導していますし、あえていえば、「かけない方がいい」というように感じます。
Re: 帯刀時の親指? ( No.4 )
日時: 2009/11/07 07:12:19
名前: Kenoken< >

私は小手をつけているときも親指をかけています。
というか、かけるのが当たり前だと思っていました。
またこちら(アメリカですが)では、防具をつけた初心者にも親指はかけるように指導していますが、どちらでも良いと言うことでしょうか?
新たな発見です。

ですが、なぜ小手をつけたときは親指をかけなくて良いのでしょうか?
(質問されたときに答えられるように)

剣道形でお互いの礼の後に、木刀を持ち換えるのに、竹刀剣道では最初から左手に持っているのと同じように、略されてしまったのでしょうか?

Re: 帯刀時の親指? ( No.5 )
日時: 2009/11/07 18:38:39
名前: 兵庫助< >
URL: http://www.kcc.zaq.ne.jp/hiranokendo/

Kenokenさん、私の書き込みで混乱させたでしょうか、お詫びします。

指導要領での表現は「小手をつけた場合は、かけなくてもよい」となっていますので、例外規定と受け取れ、本来はかけるもので、かけないのは省略した形ということなのでしょうね。

なぜかけなくてもよいかとの質問への答えは、私も専門家ではありませんので、推測の域を脱しませんが、やはり小手をつけて親指をかけるのはやりにくいから(特に手が小さく、指の力がない子どもには)ということではないでしょうか。

したがって、あくまで「かけなくてもよい」と説明すべきで、前の私の書き込みの「かけないほうがいいように感じる」との表現は、私の好みの問題で、指導の際の説明としては適切ではないと思われます。ですから、そちら(アメリカ)で親指をかけるように指導されていることは正しいわけですが、例えば(実際に調べた訳ではありませんが)世界選手権出場選手でも多くが親指をかけていないのではないかと思われ、そういう現実を踏まえれば、初心者の混乱を避けるためには、原則的には親指をかけるが、小手をつけた場合はかけなくてもよい、と説明するのがよりていねいな指導ではないでしょうか?

竹刀剣道で最初から左手に持つことに関しても、正式に専門家の先生に確認したことはありませんが、教室での指導上、私の考え方として次のように説明しています。

@正座時、木刀は刀と同様、右側に刃部を内側にして置くが、これは礼儀として相手に対して敵意がないことを示すものである(私は居合も嗜みますので、時々居合刀を持参して、実際に正座の左側に刃を外側にして刀を置き、抜きつけて見せ、いかに抜きやすいかを示し、逆に右側に刃を内側にして刀を置けば、いかに相手に切りつけにくいかを説明します。本来武家社会では他家を訪問して、太刀を持ったまま相手と対面するとは考えられませんが、そういう状況に遭遇した場合として説明します)。

A一方、防具着用の竹刀剣道では、最初から相手との立ち合い、あるいは試合を想定しており、いわば合戦の場と考えられ、正座時も今から立ち合うという意味で、竹刀は左側に置き、立礼時も「これから立ち合います、よろしく」との意味を込めて、左手で堤刀し、礼をすると説明します(専門家の先生方の中には、竹刀も正座の右側に置くよう指導される先生もおられますし、あくまで私の解釈として説明しています)。

以上、あくまで素人の私個人の解釈と説明です。

教室を運営し、老若男女を問わず、初心者にわかりやすく説明する必要があり、全剣連の指導要領や講習会資料、剣窓その他資料を参考にしながら、講習会等も受講し、それでも不明のところは、これまでの経験から自分なりの解釈を加え、その部分はあくまで個人的解釈であることも付け加えながら説明しているところです。
Re: 帯刀時の親指? ( No.6 )
日時: 2009/11/08 00:21:53
名前: Kenoken< >

兵庫助先生、

良く分かりました、ありがとうございます。

こちらにいると、なにせ色々と質問され、「日本人だから知っているんだろう」と思われ困ります。自国の文化だと何の疑問も無く受け入れられることも、そうでない人たちにとっては色々と不思議に感じるのでしょうね。そして不思議に思うことは尋ねるのがアメリカらしいところなんですけどね。

分かりやすく説明するのは本当に難しいです。今後もご指導宜しくお願いいたします。

因みに私の通う道場では、稽古前後の正座のとき、竹刀は右側に置いています。
Re: 帯刀時の親指? ( No.7 )
日時: 2009/11/09 11:35:41
名前: 旧牛若丸

私も兵庫助先生と同じ(理由も同じ)で小手をつけた場合かけてもかけなくても良いと指導しています。ちなみに私は親指をかけています。
但し親指をかける人にはかける位置を説明しています。
親指のかける位置は木刀で説明すると鍔の上部ではなく鍔の凹部分にかけるよう指導しています。理由は竹刀も木刀も刀として扱うべきであり、もし
真剣で鍔の上部に親指をかけた場合鯉口を切ったとき親指を傷つけるからです。
Re: 帯刀時の親指? ( No.8 )
日時: 2009/11/10 01:36:38
名前: 凛美優

『旧牛若丸』先生。

ナルホドっ…! ありがとうございます。
Re: 帯刀時の親指? ( No.9 )
日時: 2009/11/10 01:41:32
名前: 凛美優

『兵庫助』先生。

うーんっ!なるほどっ!ありがとうございます。

警視庁の皆さま方は、全員、着座する時、竹刀は右に置いていますね。『兵庫助』先生のお考えと同じようなことを、誰だったか、どこかの長老の大師範に聞いたことがあります。なので、やっぱりそうなのかぁー、と思って拝読しました。

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