剣道人口増やしたいロゴ
なんでも掲示板のトップページ > 過去ログ > スレッド閲覧

昇段審査をうけるべきでしょうか?
日時: 2009/11/16 13:09:57
名前: 莵剣士 < >

はじめまして。莵剣士と申します。
約10年ぶりに剣道を再開して1年近くたちました。
剣道歴は高校3年間と大学1年間で、現在2段です。

再開時は道場に加入していたのですが、仕事の都合で、現在はだれでも自由に参加できる稽古会で汗を流しております。

最近、昇段審査をうけなさいと、稽古をつけていただく先生方にいわれることが多く、受けるべきか悩んでいます。

悩む理由としては、
@ 段位が剣道の上達に結びつくのかが疑問であること。
  ※練習は大好きですし、もっともっと上達したいと剣道本も読み漁って   おりますので、段位審査を目標にする必要があまり感じれません。
   
A 剣道型を練習する時間が取れないし、する場所もない。
  ※最初に所属した道場に行くべきなのでしょうが、だいぶ疎遠になって   いるのでいまさら行くのも気が引けて。。。(道場の先生方はやさし
   く道場に不満もありません。)
   稽古会は地稽古のみです。

大きくはこの二つです。
大人の稽古では地稽古ばかりで、基本稽古をしないのが非常に不満ですが、剣道をしているだけで充分幸せを感じれます。
さらなる上達にはやはり昇段は必要なのでしょうか?

ご意見をよろしくお願いいたします。

Page: 1 |

Re: 昇段審査をうけるべきでしょうか? ( No.1 )
日時: 2009/11/16 14:04:26
名前: 竹光(たけみつ)

受けられてはいかがでしょうか?
@審査を受けることで第三者に自分の剣道を客観的に評価されます。剣道は「剣の理法の修錬による人間形成の道」ですから、自分の剣道が正しいかどうかを、見てもらうことは大切です。相手を打てるようになった=上達したではないこともあると思います。
Aより上達するためには、敢えてやらねばならないこともあると思います。
先生方は暖かく迎えてくれるはずですから、形の学べる状況を作るためにも勇気を出してみてはいかかですか?
剣道は教えられる側がやがて教える側になるものです。そうやって恩返しをしながら、剣道の普及や伝承を皆で行っているように思います。
やがて兎剣士さんが指導者になった時、二段の中学生は、同じ二段の大人の忠告をなかなか素直には聞けるものではないように思われます。
ご自分のためにも、剣道全体の将来のためにも、審査を受けられることをお勧めします。
Re: 昇段審査をうけるべきでしょうか? ( No.2 )
日時: 2009/11/18 11:55:46
名前: だみ声< >

昇段審査を受けるかどうかが問題ではなく、段位は指導者になったとき、指導を受ける者
の安心と納得を与えるのに効果的であると考えております。
しかも剣道をつづける限り、かならず指導を要請される状況があり、そのとき何を指導す
ればいいのかさっぱり分からないのでは、自分のためにも良くありません。

同時に間違った指導をしてしまわないためには、自己研鑽を欠かす訳に行きませんから、
自然と昇段につながる修行を積むことになりますので、自分の今のレベルを知るバロメー
ターとしては、段位は大変好都合であると思いますがいかがでしょう。

かなり剣道本も読み漁っておられるようだから、そのへんの素地も出来てるし、ここは一
つ「昇段」を目指すのが、御自身の剣道の質も技も向上することに繋がると思います。

僕は、昇段は剣道の理合いを求め、攻防を学び、打突から残心に至る表現力を高める物で
あり、そこに有効打突が加わって完成すると思っております。
従って昇段するためには、打突技術を高めるだけでは不十分で、剣士としての錬度を高め
る必用があると思っております。

そして頑張っていたのに、昇段に失敗して「悔しさ」を味わい、そこから真剣な「工夫」
が始まり、発見を経験し、「合格」を手にしたときの嬉しさは、他にない感覚であります。

そういう訳ですから、上達に昇段が必用なのではなく、昇段は自分の錬度を知って更に上
を目指して修行に励むための指標として大変具体的な物だと思っていますがいかがでしょ
う。

昇段審査を受けるために必用な諸手続については、以下の通りです。
1. 地元の剣道連盟の会員であること。(武道具店に尋ねると大抵分かります)
2. 個人での審査申請はせず、道場なり団体なりを通じることになる。従って所属の稽古
会からの申請になるのが普通です。
3. 現段位を証明する書類。(二段 右授与する)の賞状のコピー。
4. 現段位を取得した県名と年月日。(不明なら取得時の県の剣道連盟に問い合わせる。)
5. 基本稽古や形稽古は、周囲の先生方にお願いすれば付き合って下さいます。
   この場合、基本や形稽古の時間や場所がないのではなく、「基本やりたい、形教えて」
という要請をしておられないことが多いのではないでしょうか?

前の稽古場が疎遠になって敷居が高いというのは、本人の感じ方であって、「久し振りに来
ました。サボっててすみません。審査を受けたいので、基本と形稽古をお願いします!」
でOKだと思いますがねえ。

望むと望まないとにかかわらず、いずれ指導お願いします。と言われる剣士にならねばな
らない訳ですから。今からその準備のためにも、自己の錬度を高め、結果としての昇段を
遂げて行かれることを希望します。

かく言う僕も、ある時期稽古後に「おいしいビールが飲めれば満足」と思っていた時期が
ありました。 そうじゃなく、正しい事を教えられる指導者になることと、昇段によって
求められるその段にふさわしい「生き方」が大切。と年下の先輩(段位が上)に言われて
気が変わった一人です。
Re: 昇段審査をうけるべきでしょうか? ( No.3 )
日時: 2009/11/19 15:49:40
名前: 莵剣士< >

書きっぱなしで返信が遅れまして申し訳ございません。

>>竹光先生、だみ声先生
ご教示ありがとうございます。
道場に通いだしたのは今年の4月からで、疎遠といっても4ヶ月程ですので、通ってみようと思います。
恥ずかしい話ですが、あまり人付き合いが得意なほうではないので、気楽に参加でき、なおかつ多くの高段者の先生に稽古をつけていただける稽古会が自分には非常に落ち着ける空間でもあります。

高校からはじめたため、後輩も9割以上が経験者であり、常に教えられる立場にしかなかったためか、私には指導者としての感覚は0に等しいです。
ただ、先生方がおっしゃられるように、いやがおうにも自分の年齢はあがりそういう目で見られる日がくるのですね。

だみ声先生に詳しく書いていただきましたが、個人でなんとか受験できないかと調べましたがだめなのですね。
剣道手帳もありますし、2段の取得年なども全てわかっております。都道府県も変更はありませんので、あとは気持ちのみです。がんばります。

たしかに基本稽古の要請はしておりませんが、最低でも1時間はじっくり面、小手、小手面、胴、突き(胴と突きはならったことがないので特に入念に)やりたいのが本音であり、知り合いもおらず、道場の練習自体が不慣れな私には提案しづらいのが現状です。
同年代がいればといつも思いますが、生活スタイルからか時間がとれて稽古に参加される先生はほぼ高齢であり、先生方を相手に発言するなんてとんでもないという気持ちもあります。
基本稽古だけは母校に稽古にいこうかなと考えてもおります。

心技体、全てに充実した剣道生活が送れるよう精進したいと思います。
ありがとうございました。




Page: 1 |