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稽古の時
日時: 2018/02/28 08:16:25
名前: みかん

はじめまして。(かなり)成人してから剣道を始め3年、現在初段のアラフォー女性です。

先生方と稽古をするときに、瞬時にこいつは大して経験も無いと悟られるのか、打突部をまる空きにして待っている先生が時々います。ひどい時は3分くらいの稽古時間中頭を突き出して待っているだけで、まるで私の面打ちの稽古のようになり時間終了になるときがあるのです。

他の上手な生徒さんとの稽古では、先生もかかっていっています。

なぜ、こんなに差をつけられるのか、悲しくなります。まだ、初段ですが、基本はちゃんとついているつもりです。

段位が上の先生方、こういうことをする心理は何なのでしょうか?私が間違った剣道をしていたら、せめて指導をしてくれても良いのではと思う私が浅はかなのでしょうか?それともへたくそは引っ込んでいろとおもっているのでしょうか?先生にとっては稽古をつける価値も無い人間に見られているのかなと落ち込みます。

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Re: 稽古の時 ( No.1 )
日時: 2018/02/28 14:12:17
名前: だみ声< >

みかん さん こんにちは
成人してから剣道を始められた方には、すぐそれとわかる特徴が顕著に現れる方があります。 どうしても10代の
活発な運動神経と、素早い動作のできる頃に鍛えた筋肉を最高レベルに駆使してきた「経験の違い」とでも言いまし
ょうか、致し方ない所であります。

そういう方と稽古する時、上位の先生の中には、「面数」を重視し、「とにかく数を打ちなさい」と言う事を優先しま
す。 かかる側にとっては「いつでも打てる」状態なわけで、どんどん打てばいいと思います。 それも「面」だけ
で十分なのです。 とにかくたぁ〜〜くさん打っている内に、タイミングも、距離も、力の入れ具合も、それなりの
ものになってきます。
たぶんこの先生の考えは「数打て!」なのだと思います。 だから、間合いを正しくし、「打てる」と思う時にどんど
ん打てばいいはずです。 こう言う稽古を繰り返している内に先生から、ワンポイントアドバイスが時々あると思い
ます。 先生にとっては、稽古からわかってきたみかんさんの注意点を、優先順位を付けて指導してくださるための
基礎データを取っているのだと思います。

何しろ先生から、みかんさんに打ち込んでいくのは「指導」ではない訳ですから、打たせやすく構え、ひたすらかか
ってくる初心者を観察しているのだと思います。

>先生にとっては稽古をつける価値も無い人間
   たまにそういう「不真面目」な人もないではないですが、もうしばらくたぁ〜〜くさん打ち込んでいる内に、
この先生の指導方針が理解できてくると思います。 先生を信じて、ひたすら打ちかかってみてください。
信じて打ちかかることが大切です。 何しろ先生はこっちの心理は御見通しですから…

打ちかかって行く時は、来年は(今年中か?)二段に「一発合格」するのだ、と言う気概と迫力と情熱をもって一心
不乱にやってください。

僕が若い頃受けた指導は、ひたすら「振りかぶれ!」「前に出ろ」「振り下ろせ!」「止まるな!」「下がるな!」
でした。 そして「つばぜり合いするな」、「引き技は三段取ってからだ」でした。 54年前の教えですが、素晴
らしい教えだったと思っております。

追伸:
申し訳ないですが、僕のパソコン環境の再編成のため、明日から4月上旬まで「読み書き」出来ないので、ご了承く
ださい。
時々別のパソコンで書けるかも知れませんが、頻度は低いと思います。
Re: 稽古の時 ( No.2 )
日時: 2018/02/28 10:02:38
名前: せいちゅうせん

みかんさん

結論から申しますと、そのままどんどん面打ちの打ち込み稽古をさせていただいたらいいのです。
持田十段でさえ「私は剣道の基礎を体で覚えるのに五十年かかった」とおっしゃっています。

>まだ、初段ですが、基本はちゃんとついているつもりです。

この気持ちは上達を遅らせます。
他の生徒がどうとかというのは、自分のことに集中できていない証拠なのです。

私の住む町の剣道連盟の一般稽古会でも、80歳を超えてもなお元立ちに立たれ、掛かってくる者全員に面を差し出され打ち込みをさせてくださる先生がおられます。

自分に厳しい方こそ、その先生に掛かってヘトヘトになるまで打ち込みをされています。
ラクを好む方はかかってはいきません。打ち込みはしんどいですからね。

そして、ヘトヘトになったところからの打ち込みを更に大事にするのです。
ヘトヘトで体に力が入らない状態で正しい姿勢の打ちを練るわけです。
無用な力が抜けた最も合理的な打ちを身につけるためです。
「もう嫌だ」という自分の弱さが出てしまいそうになるのをぐっとこらえて、心を平常に保つようにして打ち込み続けるのです。

「心は体に引きずられず、体は心に引きずられず・・・」
五輪書の水の巻にある「兵法心持之事」を是非読んでみてください。

敢えて自分から望んで、3分といわず10分かかるぐらいの気持ちでその先生に掛かり打ち込みを継続してみてください。
きっと、みかんさんの飛躍的な向上につながることでしょう。
Re: 稽古の時 ( No.3 )
日時: 2018/02/28 12:37:24
名前: クーガ115

みかん様



私は再開してまだ数回しか稽古に行っておらず、三年間続けてらっしゃる方に申し上げるのはおこがましいのですが、私も打ち込み稽古中、面しか打たせてもらえない事は多々あります。


その時は自分ではどこか体の動きや打ち方に悪い所があるのだと思い、よいと言われるまで頭の中で基本動作・足さばきを確認しながら打ち続けています。
もちろん、口で言ってくれる先生もいますが。


これは他の人と比較してどうだというのではなく、自分に対して稽古を付けてくれているのだと解釈し納得しています。


もし自分だったら面以外も打てるのを認めてもらうように頑張ります。
駄目ならひたすら面を打ちます。



Re: 稽古の時 ( No.4 )
日時: 2018/02/28 15:14:20
名前: みかん

だみ声様、せいちゅうせん様、クーガ115様、早速のお返事ありがとうございました。技術も、心もまだ成長していないのだと痛感しました。段位を取って、少し自分は上手いのだと勘違いしてました。

五輪書の水の巻読んでみます。

若い頃から運動はしてきましたが、剣道の独特の動きや筋肉を、今一つ体に憶えさすのに苦労しています。

奥が深いです。でも、剣道は大好きです。頑張ります。これからも困難にぶち当たったら、相談させてください。ありがとうございました。
Re: 稽古の時 ( No.5 )
日時: 2018/02/28 17:27:26
名前: せいちゅうせん

みかんさん

>剣道の独特の動きや筋肉を、今一つ体に憶えさすのに苦労しています。

なかなか大変なことだと思います。

踏み込み足を使って面を打つ際に、よく指導者が「手と足を合わせなさい。気剣体の一致だ」などと言ったりします。

しかし、これ、大きな落とし穴があるのです。実際の踏み込み足による面打ちのほとんどは、自分の竹刀の物打ちが相手の面を打ってから、自分の右足が床につくのです。
踏み込み足での面打ちで手と足を合わせようとすると、指導者から見ると「合っていない」と思われちゃうんですよ(;;)。

剣道指導で定着してる言葉と実際が合っていないことも多く、特に成人してから始める人は、感覚よりも言葉を大事にしちゃうので、動きがぎくしゃくしちゃうことも多いのです。

youtubeなどにはスローモーションの映像等もたくさんあるので、よく研究してみてください。自分の稽古の映像を見るのは最高にいい稽古ですよ。

楽しんでください!
Re: 稽古の時 ( No.6 )
日時: 2018/03/01 12:26:26
名前: クーガ115

せいちゅうせん様


〉自分に厳しい方こそ、その先生に掛かってヘトヘトになるまで打ち込みをされています。
ラクを好む方はかかってはいきません。打ち込みはしんどいですからね。

そして、ヘトヘトになったところからの打ち込みを更に大事にするのです。
ヘトヘトで体に力が入らない状態で正しい姿勢の打ちを練るわけです。
無用な力が抜けた最も合理的な打ちを身につけるためです。
「もう嫌だ」という自分の弱さが出てしまいそうになるのをぐっとこらえて、心を平常に保つようにして打ち込み続けるのです。



この場をお借りして大変申し訳ないのですが、今将に自分にはこの言葉が必要でした。
正直後ろに下がって息を整える事もあります。

体力不足から本当に苦しいのですが、支えにさせていただきます。


Re: 稽古の時 ( No.7 )
日時: 2018/03/01 13:11:08
名前: せいちゅうせん

クーガ115様

参考になれば幸いです。

ただ、青年期を過ぎてからの稽古は、やみくもにハードであってもいけません。
「徹底的に丁寧に」を意識しながら、どうやれば無用な力が抜けるのかを研究しないといけないと思います。

ついつい「筋力アップが必要だ。筋トレしよう」「持久力アップが必要だ。走りこみをやろう」という短絡的な思考になりがちです。
年齢を否定して若い肉体に近づけようと努力しても、技術は上がらないのです。

まずは体のすべての関節が動くように1年以上かけて錆びを落とすようにすること。バレーリーナのように可動域を広くする必要はありませんが、例えば背骨の1つ1つが順番に動かせるようになりましょう。
始めは、腰骨と肩甲骨ぐらいしか感じられないのではないでしょうか。
私はそうでしたから。

同じ打ち込みをするにしても「体力筋力アップ」を目的にしてかかるのと、無用な力がどこに入っているのか感じつつそれを排除することで持続力を持たせる技術を身に着けることを目的にするのかで、外見上は同じように見える稽古でも真逆の内容の稽古になります。

燃費の悪いすごいパワーのエンジン開発をするよりも、各パーツの精度と運転技術をを上げるのを優先するということです。

楽しんでください。
Re: 稽古の時 ( No.8 )
日時: 2018/03/02 12:25:56
名前: クーガ115

せいちゅうせん様



そうですね。血気にはやらないで少し長い目でがんばります。

今はすぐ息が上がってしまい腕も足も上がらなくなってしまいます。


実際先生にも力が入りすぎている、打つ前に変な呼び動作がある、振りかぶって打ってないなど言われてしまいますので、緊張と力みすぎが体に出ているのかもしれません。


また、高校まで続けていた剣道の記憶なら下手くそだったんですね。



アドバイスありがとうございました。
大変励みになりました。
Re: 稽古の時 ( No.9 )
日時: 2018/03/05 23:15:22
名前: 剣之介

みかんさん

始めまして。
私から見るといい先生だと思います。
折角、打ちなさいと指導していただいているのですから、足を止めずに打ち込みます。きついですが、先生があけてくれているところをめがけて打ち込み、一足一刀の間合いで振り返り、次にあけてくれているところを打ち込み、先生が止めをかけてくれたところで、一呼吸です。
 多分、みかんさんに地力がないのではないのではないでしょうか?
打ち込み稽古が進めば、掛り稽古をしてくれるようになると思います。
掛り稽古も耐えられるようになれば、相掛稽古になり、さらに進めば、たまに稽古(地稽古)をしてくれると思います。

 私の先生は、地稽古は稽古ではないと言われていました。必ず、基本打ち、技の稽古、打込み稽古、掛り稽古、相掛稽古で終わります。
 私も、子供たちへの指導は地稽古は試合前にさせるくらいです。
 稽古は、楽ができるので地力が付きません。
 攻めて、約0,6秒で打突が決まるのでいかに足さばき、打ちの正確さを稽古してないと競技として成立しません。

 私も、5段を取るまで稽古(地稽古)はしていません。同段位ではしていますが、先生とは、前述の稽古のみです。
 5段を取って半年くらい過ぎたときに、打ち込みのあと「稽古しましょう」と言われて、聞き直したくらいです。それ以来時々、稽古をしていただいています。

 4段くらいになると剣道もより、面白くなるので頑張ってくださいね。
ぜひ、試合にチャレンジしてみてください。

 稽古は苦しいですが、稽古で技が決まった思っても試合では審判が認めて一本なので、一本決まった時の喜びが大きいので、剣道を楽しんでください。
Re: 稽古の時 ( No.10 )
日時: 2018/03/06 07:37:55
名前: みかん

剣之介様、

かっこ良いお名前ですね。

お返事ありがとうございます。基本をもっと身に着けるよう頑張ります。稽古がおわり、先生方にお礼、アドバイスを聞きに行くと、その先生はいつも何も言わずありがとうございましたで、終わります。それもあって、もやもやしていました。でも、良い方に考えて、地道に素直な剣道を目指して頑張ります。

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