Re: 白さん へ ( No.1 ) |
- 日時: 2021/01/21 18:23:05
- 名前: 白
- 返信ありがとうございます。
右利き向けになっているのかを考えると、一言で言うと剣道がスポーツではなく、武道だからだと思います。
一人一人に手は右利きですか?左利きですか? 足は右利きですか?左利きですか? 眼は?と、言うように事細かに聞き、その人に合わせて指導していくには一度に多くの人を教えるには無理があるからかと思います。
もう故人ですが、子供たちの前に立って教える時にまるで鏡の様に左右反転した動きで、子供たちが戸惑わない様にされていた先生がいらっしゃったそうです。
それに剣道では、一対一ですが戦場では集団になりますし、そうなれば陣を組む事になります。 陣に関しては、日本で考えられたものも在るでしょうが、多くは先の儒教や仏教の様に中国から伝えられた事の方が多いでしょう。 陣が考えられた頃の中心は、兵車戦だったと思います。 その兵車にはおおむね、御者、指揮者、車右が乗り込み車右が兵器を持って攻撃をするものだったそうです。 字の様に兵車の右に乗った者が攻撃をするので、陣を組む時も右翼の方が攻撃力が高く、左翼はそれに備え守備力が高くなったと考えられます。 その後、移動力を上げるために直接騎馬するようになっても陣には大きな変化を求めなかったのか、馬上で剣等を扱い左手で手綱を扱う様になったのだと考えられます。 刀剣の様な高価な武器を使えるのは、ある程度以上の武将だと考えれば、多く右手で刀剣を扱う事が求められる一因になったと思います。
そして、日本では少ないですが、他国の様に盾と剣を持って闘う時にも多く左手で盾を握り守ります。 これは、人間の最大の弱点でもある心臓を守る為でもあるかと考えられます。 この心臓の位置は、陸上のトラック競技が反時計回りにも関係があるのかもしれません。
槍は、基本は左手を軸に右手で操作する為に左手、左足前だそうですが、相手の得物や構えに対して柔軟に左右持ち替えられるそうです。 薙刀も左右持ち替えられますね。
槍等に関しては、ひょっとすると利き目にも影響されているのかもしれません。
少しにするつもりでしたが、取り留めもない長文になってしまい申し訳ございません。
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