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勝ってから打てっ!
日時: 2022/09/15 19:38:13
名前: だみ声 < >

格闘技にもいろいろありますが、「勝ってから打て」と言う教えは剣道だけなのでしょう
か?
剣道以外の格闘技と言えば、柔道、空手、ボクシング、相撲、レスリングなどが思い浮かび
ますが、いずれも戦った結果勝利しておれば勝ったわけですが、その前にすでに勝っている
(相手は負けている)とはどういう事なのでしょう? 剣道に似た格闘技のフェンシング
の試合にも「勝ってから突け」と言う教えはあるのでしょうか?

そもそも戦う(打ち合う)前にどうやって勝った事を認識するのでしょう?  更に、相手
は「負けた」と認識しているのでしょうか?  僕の修行が足りないのでしょうか?

格闘技には、攻める、崩す、誘うなどの教えもあり、剣道でも同じなのですが、「勝ってか
ら打て」は剣道以外では聞いたことがないように思います。 たとえば柔道なら「勝ってか
ら投げろ」、ボクシングなら「勝ってからパンチを出せ」という事なのですが聞いたことな
いと思います。

試合の「始めっ」の号令から戦いは始まっており、どの格闘技も同じはずなのですが、なぜ
剣道だけ「勝ってから打て」と言う指導があるのでしょう? 「始めっ」の号令後は、心理
的な攻防が繰り広げられるのも全ての格闘技に共通しているはずです。

ではなぜ剣道だけ……    実は中学生から尋ねられて、満足な答えを見出せないでい
るのです。 彼らに何とかニュアンスだけでも感じてほしいと思っています。

中学生にどのように説明したらいいのでしょう?

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Re: 勝ってから打てっ! ( No.1 )
日時: 2022/09/16 12:54:52
名前: sky

だみ声様

こんにちは!
『勝ってから打て』初めて聞きました(笑)
まだまだ修練が足りませんね…。

でもニュアンスは伝わります。
打つ前の剣先の攻防で相手に中心を取られず、自分がしっかり中心をとって攻め勝ってから打つ…
とかそういうイメージを私は持ちました。
あとは気持ちや気迫、攻める姿勢でしょうか。
一本取るにはまずそこができないとダメ、上手く打てたと思っても旗上がらない、など打つ前の剣道…
私は声で負けてるとか、中心の取り合いで負けてるとか、攻められてばかりで自分からもっと攻めないと、とか、打ちが弱いとか言われます(汗)大人になってからの初心者には声を出すことすら難しいものです。相手がいるスポーツを授業以外でしたことがなかったので、相手に向かっていく駆け引きなども難しいです。

高段者の先生よりも、私のようなひよっこ剣士の方がこの教えはしっくりくるのかもしれませんね。
きっと高段者の先生方は、試合ではお互いに十分な気剣体で打つのでしょうから、勝つとか負けるという感覚はないのでしょう。

他の格闘技をはじめとしたスポーツでも、相手の体勢を崩すとか、自分の流れに持っていくとか、他の対戦型のスポーツはやったことないのでよくわかりませんが、そういうことが勝ってから打つでいう『勝つ』なのかなぁと思いました。気持ちで負けたら負けとかはどのスポーツでも聞きますし…そういうメンタル的な部分もあるのかもしれませんね。

だみ声さんの求める答えには、私には到底たどり着けませんが、とても考えさせられました。ありがとうございました。

私が考えたことをただ書いただけのコメントになってしまいましたが、何かの役にたてれば幸いです。
Re: 勝ってから打てっ! ( No.2 )
日時: 2022/10/01 20:51:00
名前: 名前は未定

逆から考えてみます。

負けた状態から打って行っても一本にはなりません。
日ごろから勝った状態で打たないと一本を取ることは難しいと思います。

勝ったと思っていたら誘われていたりもあるわけですから、
難しいところですが、一本を取る確率を上げるには、必要なことだと思います。
Re: 勝ってから打てっ! ( No.3 )
日時: 2022/10/03 03:54:22
名前: だみ声< >

Sky さん   こんばんわ。 返信が遅くなって申し訳ないです。 家庭内に事情が発生し
たため、書き込みできませんでした。  返信ありがとうございます。 さて……
返信をいただいて1週間以上が経ちましたが、他の方の書き込みもないようです。 と書いた
ら「名前は未定」さんから届いていました。

>相手の体勢を崩すとか、自分の流れに持っていくとか、他の対戦型のスポーツはやったこ
とないのでよくわかりませんが、そういうことが勝ってから打つでいう『勝つ』なのかなぁ
   僕もそのようなことなのだろうと漠然と捉えています。 この漠然とした部分を上手
   に言葉にしないと中学生に理解されないわけで、その点を苦慮したという事です。

>そういうメンタル的な部分もあるのかもしれませんね。
   「勝つ」と言う具体的なものがない時点での話ですから、100%メンタルと言っていい
   と思います。 ただしその結果負けていた場合「勝った」と感じた所に甘さが存在し
   ており、そこを克服するための心理的な修行が必要なのだと思います。 おそらく永
   遠に解決しない奥の深い感覚なのだと思っています。

中学生剣道部員には上のような説明をしましたが、「すぐに分からなくていいから、その理由
を求めて一生剣道を続けてみろ。八段になっちゃうぞっ」と締めくくりました。

一方…
2020.11.25 に「せいちゅうせん」さんご投稿の「持田先生の言葉」も解釈が難しいです。 
以下に抜粋しますが…

“持田先生の「打たずに打たれなさい、受けずに打たれなさい、避けずに打たれなさい
力を抜いて柔らかく、相手と仲良く穏やかに、姿勢は美しく匂うがごとき残心を」“ですが
打たれ方、負け方の説明ではないかと思ってしまいます。 一方に剣道の「奥の深さ」を感
じます。

この返信も本筋から離れた内容になってますねえ… あとは「修行あるのみ」という事にし
ましょう。
Re: 勝ってから打てっ! ( No.4 )
日時: 2022/10/03 03:56:35
名前: だみ声< >

名前は未定さん 返信ありがとうございます。
逆から考えるという論法も面白いのですが、「負けた状態」をどのような時を想定すればいい
でしょう?  このとき相手は「勝った状態」と言う関係でしょうが、相手は果たして勝っ
たと感じているでしょうか?

>勝ったと思っていたら誘われていたりもある
   この場合は両方が「勝った」と感じているんじゃないでしょうか? ただしそのレベ
   ルは相手の方が上で、こっちはまんまと「誘われて」しまったことになりますね。

>日ごろから勝った状態で打たないと一本を取ることは難しい
   まさにその通りなのですが、悲しいかな我々は「打って見たら当たったので勝てた」
   状態が多いのではないでしょうか?

攻めて、崩して、居付き状態にさせて、姿勢も崩れず、美しく一本を決める。そして「匂う
が如き残心」姿勢を取る…… 一度こういう状態を実感できる一本を打ってみたいです。
Re: 勝ってから打てっ! ( No.5 )
日時: 2022/11/07 12:11:50
名前: たりーず

剣道の用語は理解しにくいものが多いですよね。
打ち勝つ方が勝率が上がりやすい中学生からすると尚更だと思います。

個人的には、要は「急いで打つな」という戒めだと伝えてはどうかと思います。
その次の段階としては「相手の隙を見つけて打て」「隙が無い場合は隙を作って打て」というように伝えてはいかがでしょうか。

本質から一部外れる部分もあるでしょうが、高段者をめざす大人とは違うアプローチでの説明の方が理解を得やすいと感じました。

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